台風15号の影響で、千葉県でも断水・停電等が続き大変な被害が出ています。
被災された皆様には、心からお見舞い申し上げます。
現在、震つなメンバーが現地入りし、情報収集や今後必要な支援について検討を
重ねています。
一方で、佐賀県の水害被災地も過酷な状況が続いています。
以下、9月9日~10日にかけて佐賀県武雄市入りした浦野からの報告です。
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★『おもやいボランティアセンター』
https://www.facebook.com/omoyaivc/
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佐賀県武雄市では、地元の支援者による民設民営型VC「おもやいボランティアセ
ンター」を立ち上げ、震つなメンバーもこれを応援しています。
立ち上げ直後の土日には述べ800人近いボランティアが駆け付け、主に朝日町を
中心に活動。現在は、次の3連休に向けた受入準備の他、長期的支援を見据えた
体制づくりに向けて話し合いを重ねています。おもやいVCは、市社協VCと連携
を図りながら活動しています。
おもやいVCの活動は大きく「作業支援」と「生活支援」に分かれています。
「作業支援」は家財道具の運び出し、床下の処理(床板はがし、泥かき、消毒な
ど)、「生活支援」は、子ども支援、相談会開催、サロン活動、食事(炊き出し)
提供、健康支援など、生活基盤を支えるために必要な支援をテーマ別で洗い出し、
活動可能な支援団体と共に取り組みを進めています。
RSYは、常に震つなメンバーである被災地NGO恊働センター、NFP、ピースボー
ト災害ボランティアセンター、災害NGO結に加え、OPEN JAPANらと連携協働
し、『災害後の生活を考える生活再建のためのミニ相談会』開催に向けた調整を
行っています。
現在までに、
・9月13日(金)18:30~ 高橋公民館
・9月14日(土)10:00~17:15 朝日公民館(△)
・9月15日(日)10:00~17:15 橘公民館(△)
・9月16日(月・祝)10:00~17:15 北方公民館(△)
での相談会の実施が決まっています。
△印は、市が設置する罹災証明書等申請受付窓口に併設する形で開催。
佐賀県の弁護士会や建築士会にも、全面的に協力頂いています。
会場には、地元支援者と共に無料喫茶や炊き出し、足湯などもオープンし、休憩
スペースや相談に関するフォローの場として機能できるよう準備を進めています。
現在までに、住民からは以下の困りごとについて声が上がっています。
・り災証明って何? 何に活用できるの?
・乾燥させるといっても、どこまで乾かせばいいの?
・消毒用にと消石灰が配られているけど、取扱いに注意が必要、と言われてもど
うしたらいいのか・・・
・和室は床を外せたけど、洋室はどうすればいいのか
・工務店に見積もりとってもらったら、3か月待ちといわれてしまった。それま
でにやっておかなくてはならないことがあるなら、今からやっておきたい
大まかな掃除がひと段落ついた今、修繕、お金、食事等の基本的な生活環境の整
備、疲れや不安、焦りなどへの心身のサポートが求められます。
9月上旬に、激甚災害に指定され、被災者生活再建支援法の適用も認められました。
とはいえ、多くの世帯が半壊以下の被害判定が想定されるため、受けられる支援
制度も少ない中で、自力再建を余儀なくされる方も多いと予測されます。
住民の皆さんの不安が少しでも軽減できるよう、専門家との連携や、悩みを気軽
に相談したり、一息つける場づくりに力を入れ、心身の活力の低下を防ぎ、先の
生活に見通しが持てるような取り組みの重要性を感じています。
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★被災者の声
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・8日の相談会に参加して、床下を乾かすことがどれだけ大切なのかとてもよく
分かりました。1か月以上かかるのよね。頭の中で次はあれ、その次はこれって、
ずっと考えているから気持ちが落ち着かなくて。夜は体が疲れているから早く寝
ちゃうんだけど、朝は早く起きて1日中作業をやっているの。できる限り自分や
家族でなんとか進めて、どうしても無理なところだけはボランティアさんにお願
いしようと思っています。でも乾燥を待つこの数か月が焦りますね。乾燥以外何
も進められないのがもどかしい。早く床板で蓋をして、家具も全部収めてしまい
たいんだけど。でもここで焦ってはダメなのよね。。。(60代・女性)
・ライオンズクラブが作ってくれた炊き出しをお弁当にして届けた。みそ汁もつ
いてるんだけど、一杯の豚汁に「あったかいものが食べれて本当に嬉しい」と言
っていた。夏場でも温かいものを求めるんだと思い、食の支援も優先順位が高い
と感じた。(過去の災害では、台所が使えたとしても日々の疲れで、買い物に行
ったり料理を作る気力がわかない、かといってコンビニの総菜は続くとしんど
い、などの声が多く聞かれている)(40代・地元支援者)
・水害にあってから子どもたちが家の片付けも手伝ってくれて少しずつでも進ん
でます。病院にも行ってるよ。押し車で出かけてる途中、すごい雨がふったじゃ
ない?やっぱり当時のことが蘇るね。すごく怖かった。洗濯機の水が出なくて困
ってたけど、ボランティアさんが直してくれるって。本当に助かる。
(80代・女性)
・大工さんに連絡したら、修繕に取り掛かるまで半年以上かかるって。その間、
このまま床を外しっぱなしにしてたら生活できないから、最低限の予算で自分で
できる範囲の効果的な修繕方法を知りたい。半年たったらもう冬ですよね。この
ままにしておけるわけがない。畳が入るのは春ぐらいになるのかなぁ。
(30代・男性)
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★RSYの今後の対応
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9月16日(月・祝)~17日(火)に再び浦野を派遣。
『おもやいボランティアセンター』の活動サポートとして、引き続き相談会開
催、足湯やサロン、炊き出し等の場づくりに重きを置いた生活支援プログラム実
施に向け、環境整備に努めます。当面は年内までの中期的な支援を視野に入れ、
愛知・名古屋を中心とした東海地域からのボランティアの派遣なども検討してい
きます。
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▼RSY活動支援募金について(随時受付中)
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この支援金は、スタッフの現地派遣や情報発信、被災者への生活支援プログ
ラムのために活用致します。
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