宮城県七ヶ浜町報告【第156報】ボランティアバス65陣報告(3/14~17)

みなさま

お世話になります。RSY事務局の松永です。

ボランティアバス65陣は、3月14日【金】に名古屋を出発し、15日【土】は宮城県七ヶ浜町で「3.11メモリアル企画 UMI-TSUNAGU」に参加、16日【日】は福島県会津美里町にある宮里仮設住宅にて交流会を開催し、17日【月】の早朝に名古屋に帰着しました。以下、ボランティアバス65陣の活動報告です。

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▼3月15日【土】 宮城県七ヶ浜町での活動

終日、宮城県七ヶ浜町で「3.11 メモリアル企画 UMI-TSUNAGU」に参加しました。

3.11メモリアル企画 UMI-TSUNAGUの報告は→【こちら

このイベントは、震災から三年が経った今、ボランティアは「ボランティア活動が少なくなり、現地に行くきっかけがない」、住民からは「ありがとうを伝えたい。あのボランティアさんとまた会いたい」などの声があり、ボランティアと住民の再会の場として、住民とボランティアの協力して企画しました。ボランティアバス65陣は、この企画に参加し、またエコステーション担当、折鶴コーナー担当、受付担当に分かれ、イベントのお手伝いをしました。

 

イベント終了後は、翌日の宮里仮設住宅での交流会に向けて、福島県猪苗代町に移動し、「玉の湯旅館」に宿泊しました。旅館店主より、「風評被害によって、常連さんが震災後に少なくなった。最近は、八重の桜で持ち直してきたが、親子の利用が極端に少なくなっている。」と現状についてのお話もお伺いしました。

 

▼3月15日【日】 福島県会津美里町での活動

福島県会津美里町の宮里仮設住宅で、住民とボランティアの交流会を開催しました。

宮里仮設住宅自治会のブログ(交流会の記事)は→【こちら

震災以降、福島県楢葉町の住民が会津美里町に避難をし、宮里仮設住宅で生活をしています。昨年秋に宮里仮設自治会長W氏と繋がりができ、同12月に第一回目の交流会を開催し、今回のイベントは第二回目となりました。「震災の風化やボランティアの減少などで、支援が少なくなり、寂しい。仮設に残る年配の方を対象にしたイベントを行ってほしい」という声をきっかけに、定期的に会津美里町を訪問するようになりました。

 

交流会では、4つの企画(炊き出し、モノ作り、喫茶、足湯)を通して、ボランティアと住民の交流を目的としています。

今回の炊き出しメニューは、白魚のかき揚げ、カニ汁、わかめとめかぶのしゃぶしゃぶ、おにぎりです。すべて宮城県七ヶ浜町産の新鮮な食材を使用しました。昨年12月に開催した第一回目のイベントの参加者アンケートの中に、「楢葉町は、海が近くて新鮮な魚が食べれていた。」という声がありました。そのため、RSYが七ヶ浜町で繋がった、七友会の七ヶ浜漁師鈴木さんご協力のもと、新鮮な魚を仕入れ、交流会で提供させて頂きました。

 

さて、準備が終わり交流会の始まりです。まずは、住民と一緒に、新鮮な海の幸を堪能しました。七ヶ浜のわかめなどの海の幸の話から、福島県の名物で「会津は果物がすごく美味しくって、特にこの地域で取れる「みしらず柿」が有名なんだよ。」と、会話が盛り上がっていました。今回のイベントでは、住民40名とボランティア30名の計70名ほどで交流会を行いました。

わかめのしゃぶしゃぶを食べた住民は、お湯にサッと通すと、茶色から鮮やかな緑色に変わるわかめを見て、「楢葉町は、海が近かったけど、しゃぶしゃぶは始めて!」と、驚いた様子でした。

食事会の後は、協力団体である「福島大学災害ボランティアセンター」の学生さんにキーボードと歌による演奏会を披露頂きました。

その後は、足湯、モノ作りコーナー(オリジナル写真立てやドリームキャッチャー作り)、喫茶などの企画を行いました。平素より当法人にご協力頂いている、ブラザー工業株式会社様よりカッティングマシンを提供頂き、オリジナルの写真立てを、ボランティアと住民で協力しながら作成しました。ボランティアと一緒に撮った写真を、完成したばかりの写真立てに飾る住民の方もいらっしゃいました。

 

この宮里仮設住宅では、震災の風化やボランティアの減少、仮設住宅入居者の減少も重なり、残る住民が「寂しい」と口を揃えて話していました。イベントの中では、住民の楽しく元気な姿が見られますが、個人的に話を聞く中で、様々な不安や問題・課題を抱えていることを知りました。そして、「帰りたくても帰れない」「生きている間に、地元に帰りたい」とこぼす住民が多くいらっしゃいました。2014年度の関わりについては模索中ですが、開催したイベントの中で出た住民の声やニーズを整理し、今後も寄り添った活動を続けていきたいと考えています。

 

【参加者(住民)の声】

復興、復興って言うけれど、本当の復興って何であるのか。原発を、あと1・2年でどうにかすると政府は言うが、きっと戻れない。放射線の影響は30年後。自分はもう生きていないと思うが、これからの未来を生きる子どもたちが心配。戻れない生まれ故郷なんて寂しすぎる。<年配女性>

雪はもういらない。家に帰りたい。もう帰っていいよーって言われたらすぐ戻るけど、今は帰れるときに1泊したい。<年配女性>

前は農家だったの、小さいけどね。(仮設での生活が)二年が三年になって、いつ出られるのかな、あと二年、三年で終わるのかな。つらいな。<80代女性>

 

【協力団体(会津美里町でのイベント協力)】

サポートみさと/宮里仮設住宅自治会/楢葉町社会福祉協議会/東日本大震災支援全国ネットワーク(JCN)/福島大学災害ボランティアセンター/生活協同組合連合会アイチョイス、あいち生活協同組合、コープ自然派くらぶ生活協同組合

 

※本年度の七ヶ浜町へ向けたボランティアバスは、生活協同組合連合会アイチョイス様、あいち生活協同組合様、コープ自然派くらぶ生活協同組合様からの寄付助成で運行しています。

 

宮城県七ヶ浜町報告【第155報】月刊つぶやき@七ヶ浜[第8号](2014年2月1日~2月28日)

皆さま

お世話になっております。
RSY七ヶ浜事務局です。

宮城県七ヶ浜町の住民の声「つぶやき」2014年2月号をお伝えします。つぶやきからは被災者の様々な現状をうかがい、知ることができます。

2月中旬には関東/東北地方を寒波が襲い、七ヶ浜町も雪が積もりました。
2013年度はガレキ撤去活動も少なくなった結果、ボランティアはほとんどいなくなり、
住民の皆さんだけで協力し合い、雪かきを行ないました。
間もなく建設から3年にもなる仮設住宅は、損傷も出ていて修繕をしながら使用を続けている状況です。
今回の雪の重みで雨どいや倉庫など、一部の設備が壊れてしまった家もありました。
『仮設に入居した時には「あと何年ここに住むのかな?」と言っていたが、3年経ってまだ仮設にいる。予定ではあと2年は仮設にいることになりそうだ。』
とため息もつく住民の方も。
今の想いに耳を傾け、住民の皆さんのためにできることを。
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雪は歩くところだけかいた。(昨日の大雪で)
前いたところの仮設の集会所でも足湯をやってくれたよな。
前いた仮設の場所はいま、きれいになった。たまに車で通るんだ。
ここの仮設は他の仮設から引っ越してくる人たちもいるから最後まで残るんだ。
中学校の校庭を空けないとダメなんだ。俺は高台移転するんだ。
(70代/男性)
※以前住まわれていた仮設住宅から、別の仮設住宅へ引っ越した方

わたしはここ(仮設)がなくなるまでいるつもりだよ。あと2,3年かな。
その時までこうやって足湯来てくれたら嬉しいな。若い人がいると元気が出るね。
(80代/女性)


息子の嫁が女の子を産んだ時はとても嬉しかったわー。その時ははしゃいでいたのよ。
一緒に暮らしている下の孫は、夜勤明けにもかかわらず私の心配してくれてるのよ。
とっても優しい子なの。
(70代/女性)


家では寒くて靴下ぬがないんだ。床から底冷えするから、寝る時は湯たんぽしてねてるよ。
(右足の足首が)震災のときやけどしてしまって冷えると痛いんよ。長距離歩くとはれるしさ。
病院とか買い物行くのにバスがほしいんだ。
そこ(集会所前)にバスひっぱってきてほしいって町長さんに頼んだけどダメだった。
(70代/女性)


この歳になると、段差が大変で、仮設のお風呂の段差がこんなに(手を広げたくらい)あるのよ。
「転んじゃダメだからね。」って娘によく言われるの。お母さんにも言ってあげてね。
最近、手の色が悪くなってきたんだよ。
(70代/女性)
毎日朝6時に起きてテレビのラジオ体操をしているのよ。
寝たきりにはなりたくないからね。
昔は畑をしたりしていたけど今はプランターぐらいしかできなくて
それでも転んで入院してからしてないわ。
娘が来る時はスーパーに買い物に行くけれどしばらく来ない時もあるから餓死しちゃうわね。
魚屋さんなんかが移動販売に来るから助かるわ。
(70代/女性)

手足・足先が特に冷えるけど、ベッドに防寒シートを敷いているよ。
土地の買い取りで、登記書では〇〇坪だったのにずっと少なくなっていたんだ。
その分、隣の家の敷地は広くなって測量されたんだ、おかしいよね。
今までその広さで税金を払ってきたんだからさ。
(70代/男性)
孫が3人、ひ孫が5人いるの。
子どもたちは家を建てなきゃいけないから忙しくしているよ。
(80代/女性)

【急募】⇒中断いたします。 広域避難者支援事業担当スタッフの募集について

みなさま

★★★この募集は、応募者があったため、中断いたします。★★★

★★★募集を再開する場合は、改めてお知らせいたします。★★★

 

 

お世話になっております。RSY事務局です。
この度、新規スタッフを急ぎ募集することとなりました。
求人内容をご確認いただき、ご興味ある方、またお近くの方へのご紹介等よろしくお願いいたします。

 

 

宮城県七ヶ浜町報告【第154報】3.11メモリアル企画「UMI-TSUNAGU 10万人の七ヶ浜人共に」

皆さま

お世話になっております。RSY七ヶ浜事務局 郷古です。

去る3月15日(土)に3.11メモリアル企画「UMI-TSUNAGU 10万人の七ヶ浜人と共に」が開催されました。この企画は全4回行った実行委員会打ち合わせによって作られたもので、まさに町民/ボランティアと想いをひとつにして作ったものなのです。
RSYボランティアバス65陣もボランティアスタッフとして参加をして、企画の運営を行ないました。

※3.11メモリアル企画意見交換会の様子はコチラ
※実行委員会打ち合わせの様子はコチラ

前日は雨だったので、不安でしたが・・・メモリアル企画当日は快晴!!!
お天道様は見てくれていました!
午前10:00の始まりの会で七ヶ浜ぼっけ倶楽部七友会代表の鈴木さんの
「震災後はボランティアさんたちと一緒に歩んできた七ヶ浜町。今が在るのはボランティアさんたちのおかげだと思っている。この縁を大事にして、これからも一緒に復興に向かって頑張っていきたい。」 というご挨拶から企画がスタート!
開始と共にたくさんの町民の皆さん/ボランティアさんが来て下さいました。正確な数字は計っていませんが、少なくとも500名以上が会場となる中央公民館と七の市商店街に来場されたようです。

朝8時にスタッフ全員集合受け付けの風景

【体験交流コーナー】では山形県朝日町からキャンドルリンクネットワークの皆さんに来ていただいて蜜蝋キャンドル作りワークショップやしちがはまレクリエーション協会による交流レクダンスなどを行ないました。
どこのコーナーも順番待ちするほどの大盛況で会場は人でいっぱいです。
町民とボランティア一緒になってレクダンス!蜜蝋キャンドル復興千羽鶴折りコーナー。老人センター以外にも会場各所で行ないました。

【展示コーナー】では七ヶ浜町紹介マップや復興計画、震災前の七ヶ浜の風景、被災食後の写真、ボランティア活動、また2011年と2014年で同じ場所から写真を撮り、復興の経過写真などが展示されており来場された皆さんは七ヶ浜町の今の状況を目で見て確認されておりました。また、七の市商店街前でも販売コーナーが展開されており、来月4月13日に行なわれる復興グルメF-1大会で出店予定の「七宝汁」の販売などが行われました。
七ヶ浜ぼっけ倶楽部七友会ブースでは、七ヶ浜産の生ワカメのしゃぶしゃぶコーナーが大人気で長蛇の列が出来ていました。

館内には被災写真やボランティア活動写真、復興計画などを掲示した。書いていただいた寄せ書きはボランティアセンターに飾ってあります。参加者が作る七ヶ浜マップ。おすすめスポットを参加者が書き込んでいきます。

わかめしゃぶしゃぶは「ポン酢」か「めんつゆ」で!にぎわう七の市商店街七ヶ浜の食材を使った復興グルメ「七宝汁」

お昼になると【食の交流コーナー】が一層賑わいを見せていました。
七ヶ浜のお母さんたちが作った「炊き込みご飯」と「つみれ汁」、長野県からボランティアで来られている、ながでん観光/連合長野の皆さんによる「ひんのべ汁」と「おやき」、忘れられた被災地:長野県栄村で作った「福幸そば」が振る舞われました。
どちらも満員御礼ですべてなくなりました。
提供時間開始の12時前には長蛇の列が・・・。七ヶ浜のお母さんたちの手作り!つみれ汁!

 

午後からの【語り継ぐコーナー】ではNPO法人七ヶ浜の100年を考える会代表の我妻さん、いきいきサロン代ヶ崎の伊藤さん(どちらも町民の方です)による語り部交流会が開かれ、お二人の「震災直後、今、そしてこれから」と体験談と復興に対する思いをお話していただき、参加されたボランティアさんたちは時々涙しながら聴いていました。

七ヶ浜町マップを見ながら、被災状況なども説明をしてくれた。「これからこういった町にしていきたい」なども話してくれた。

【追悼コーナー】では13:00から追悼コンサートを行ない、14:00から追悼式でキャンドルを灯しながら(午前中に作成した蜜蝋キャンドルと来場者に書いてもらった復興ろうそく)、七ヶ浜の中学生が書いてくれた作文を読んでいただき、14:46に来場者、スタッフ全員で震災で犠牲になられた方々に黙とうを捧げました。
キャンドル点灯式 14:46 黙祷

終わりの会では東北学院大学災害ボランティアステーション学生代表の長島さん、いきいきサロン代ヶ崎の伊藤さんからまとめの言葉を頂き、閉会となりました。
この30団体以上で作られた実行委員会は今回限りで終わらせず、横のつながりを大事にして様々な活動で連携を取って活動を行なっていきたいと思います。
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【お客さんの声】

・今日はボランティアさんたちのバスがいっぱい来ていて賑やかだね。嬉しいねぇ。
※町民

・七ヶ浜町内にいるけど、他の地区がこんなに被害を受けていたなんてしらなかった。
※町民(被災された写真を見て)

・こういったイベントがないと、なかなか外に出ない。行けば友達とも会えるしとても楽しい。
※町民

・初めて七の市商店街で出している七ヶ浜復興バーガーとか七宝汁を食べた。
七ヶ浜町内にいてもしらないことばっかりだ。
※町民

・ガレキ撤去以外のボランティアいいですね。こんなに住民の皆さんが喜んでくれた。こちらも嬉しい。
※県外から来たボランティア

・これだけお客さんが来てくれて嬉しい。準備を頑張った甲斐があった。これからも七ヶ浜町でできることをしていきたい。
※県外から来たボランティア
3.11メモリアル企画「UMI-TSUNAGU 10万人の七ヶ浜人と共に」3.11メモリアル企画「UMI-TSUNAGU 10万人の七ヶ浜人と共に」

【報告】ボランティア大交流会2014を開催しました

みなさま

 

お世話になります。RSY事務局です。
本日、ボランティア大交流会2014を開催しました。

  

 

ボランティア大交流会は、東日本大震災をはじめとする災害に対して、被災地を想い続けることや、他人事ではなく、私たちにも襲いかかる災害に負けないために、みなさんと一緒にできることを共有していきたいと思い、昨年より開催しています。また、会員・ボランティア同士の、新たな出会いや再開の場にできればと思っています。

今年も実行委員(ボランティア)を中心に、週一回のペースで事務所に集まり当日に向けて準備を進めてきました。実行委員には県内の多くの大学生も関わり、学生らしい目線と積極性で新しい流れを作りだしていきました。また、名古屋工業大学高度防災工学センターに共催いただき、講堂内の会議室をお借りし、60名近い参加者とともに交流を深めさせていただきました。

 

まずは、11:00の開場に合わせるように、各ブースが準備を進めます。
今年のテーマを「衣・食・住」とし、様々なブースが出されました。

 

<出展ブース>
● 七ヶ浜町きずな工房商品などの販売
● (株)みちのく屋さん出張販売「東北物産展」
● ボランティア活動用資器材の展示、資器材でわかるあなたの性格「資器材診断」

   

(株)みちのく屋さんには、当日限定の東北産を使った「ボランティア弁当」をお願いし、快く引き受けていただきました。気になる中身は、及川のさんま巻寿司・シソ巻味噌・茎ワカメ・秋田名産のいぶりがっこ・大船渡さんのカキ酢〆。販売開始と同時に列ができ、みんなで美味しくいただきました。

 

● 水害ボランティア作業マニュアルの表紙を立体化、気になる名前も発表しちゃいます
● 災害時に役立つ「ものつくりコーナー」、ティッシュやサラダ油でライトが、調理まで可能!?
● 何を用意すればいいのかな?備えている人は何を備えているの?よくわかる「非常持出袋」
    

災害ボランティセンターなどで、目にしたことがある方も多い「水害ボランティア作業マニュアル」
なんと、ボランティア大交流会に合わせ3D化に成功しました!そして、気になる名前公募も同時に実施。参加者の拍手によって決められた名前は、その名も「災害ボラえもん」。以後お見知りおきを。

 

● 避難所ってどんなところ?が体験できる「避難所体験コーナー」
● RSY会員向け会報紙「あるある」のご紹介。魅力たっぷりな未来を語る災害情報紙です!
● 液状化の仕組みや、竜巻のでき方など目で見て仕組みがわかる「実感コーナー」
● RSY活動紹介、東北の今を伝えるパネル展示

    

避難所体験コーナーでは、ボランティアのFさんが被災された石巻市の方々から直接お聞きし声をまとめた展示や、実際にダンボールなどで区画した避難所の一角を参加者に体験していただきました。そんな避難所の一角では、お昼にカップ麺を持込み食べている人も・・・。

 

12:00からは、ランチ交流会の始まりです。
みちのく屋さん特製のボランティア弁当や、お昼を持ち寄り和気あいあいとしたひと時が流れます。また、事務局スタッフ浜田が所属する弦楽四重奏「バンビーノ」のみなさんによる生演奏が行われました。奏でられる一つひとつの音色が、優雅なひと時を醸し出していました。素敵な演奏をありがとうございました。

    

 

さていよいよ13:00となり、交流会プログラムの開会です。
司会はこの2人、名古屋工業大学の正彌(しょうみ)さん&名古屋学院大学の金子さんです。

  

 

事務局スタッフの高木による開会挨拶後、参加者&スタッフ全員参加の「お知り合いタイム」に突入。名札の裏に記されている同じマークの人を探してペアになろうという仕掛けをし、ペアを探していろんな人とお互いに自己紹介をしていきました。晴れてペアが見つかったのも束の間、ペアになった方はどんな方ですか?と相手の紹介をしなければならない場面になり、ペアを探すのに必死で相手の言っていたことが右から左へ通り過ぎている方もチラホラ・・・。ご愛嬌です。

    

 

次のプログラムは、RSYで支援を続けている「宮城県七ヶ浜町のみなさんからのビデオメッセージ」上映です。RSYは、先日七ヶ浜町で行われた、3.11メモリアル企画「UMI-TSUNAGU」に合わせボランティアバス65陣を運行しました。その際、3年を迎えた住民のみなさんからお声を頂戴しました。メッセージの中に、「復旧は目途がついてきて、これから復興へと向かっていく。復興は私たち七ヶ浜町のみんなが中心になって頑張っていかなければならない。名古屋からも引き続き応援してほしい」、「震災後多くのボランティアと出会った。また遊びに七ヶ浜へ来てほしい」などが聞かれました。

  

七ヶ浜町からのメッセージの後は、ブース紹介と次のプログラム「パネルディスカッション」の準備です。コーディネーターを務めていただく、名古屋工業大学秀島教授(RSY理事)とパネリストの学生たちの最終打合せがアツい。

 

13:50よりパネルディスカッションの始まりです。「災害ボランティア活動へ一歩踏み出してみるということ」をテーマに、登壇者が話し合いました。

●パネリスト
名古屋学院大学 金子さん   名古屋学院大学 戸高さん
名古屋工業大学 岡さん     日本福祉大学 久保さん   中部大学 佐藤さん

●コーディネーター
名古屋工業大学 秀島教授

登壇した学生からは、「東日本大震災をテレビや写真で見たり、被災者から直接話を聴いて、地震や津波の怖さを知った。以前は地震が来たり、揺れても特に意識しなかったけど、先日の瀬戸内の地震で震度2の揺れを体験した時、今までにない怖さを感じて身体が震えた。危機感や恐怖を忘れてはいけない。そのことを伝えていきたい。」と発言がありました。「学生と地域のつながりをどう持つことができるか?」など、聴講者から質問が投げかけられ、会場全体を巻込みアツい1時間が繰り広げられました。

  

 

休憩&自由時間の後、パネルディスカッションで温まった参加者&スタッフ総出でワークショップを行いました。参加者より、話し合いたいテーマを募り、7つのグループで話し合いました。

①防災への関心をどう持ってもらうか  ②様々な世代と、防災を通してのつながりをどう持つか
③体力と防災  ④避難所で備えておく備品は何がいいか
⑤防災に役立つモノの応用などの知恵  ⑥防災ボランティア人口を増やすには
⑦RSYやRSY758と一緒にこんなことをしてみたい

それぞれのテーマで出された意見を、他のグループの方がぐるぐると回り、イイねと思う意見に印をつけていきました。出された意見は・・・

    

    

 

そして、グループで話し合う真剣なまなざしの数々。

    

    

ワークショップの最後に「私の宣言」として、これからの決意を記していただきました。

 

16:30からは最後のお楽しみ「大抽選会」の始まりです。今回の抽選会は、実行委員の大学生たちが行います。ただクジを引くというものでなく、「非常持出袋」に入れておきたいアイテムを9つのマスに参加者それぞれが書き出していきます。水やラジオなど多くの人が書きそうなアイテムをNGワードと設定し、事前に実行委員で用意した入れておいてほしいものを引いたり、参加者から自身が書きだしたアイテムをひとつ言ってもらうなど、備えにつながる一工夫がされています。予想外なアイテムが出されると、参加者から「なるほど」「おー」という歓声も上がっていました。

  

見事ビンゴした方には、七ヶ浜Tシャツなどが入った「事務局セレクトセット」や、カンパン・水で戻るお餅・ビスケットの入った「非常食セット」、東北物産詰め合わせの「みちのくセット」が渡されました。

 

最後にRSY代表理事の栗田より閉会挨拶があり、ボランティア大交流会2014は幕を閉じました。ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。また、企画・運営を担ってくださいました実行委員会の皆さまもおつかれさまでした。

 

4月より新年度を迎えるRSYですが、2013年度も多くのボランティアの皆さまに支えられ活動を続けてくることができました。ボランティア大交流会にご参加いただけなかった皆さまにも、この場を借りて御礼申し上げます。来年度もよろしくお願いいたします。

 

    

    

    

 

 

 

【大募集】ボランティア大交流会まであと3日!

みなさま

お世話になります。RSY事務局です。
ボランティア大交流会の開催まで、残り数日と迫ってきました。
当日の企画のご案内です。

お申し込みはコチラから → http://p.tl/oqth

 

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ボランティア大交流会2014
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● 日時/2014年3月21日(金・祝) 13:00~17:00
※11:00開場、入退場自由
● 場所/名古屋工業大学 講堂内・2階会議室
● 参加費/500円
● 主催/特定非営利活動法人レスキューストックヤード
● 共催/名古屋工業大学高度防災工学センター
● 企画運営/ボランティア大交流会実行委員会、RSY758

 

<プログラム>
11:00~ 開場・受付開始
★以下の出展ブースでお楽しみいただけます
12:00~ ランチ交流会
★当日50食限定!みちのく屋さんによる「ボランティア弁当」。
★RSYスタッフ浜田とお仲間による生演奏もあるよ
13:00~ 開会
★開会挨拶、趣旨説明などオープニング
13:15~ 自己紹介タイム
★ボランティア同士新しい出会いとつながりを作ろう
13:30~ 宮城県七ヶ浜町からビデオレター
★RSYで支援を続け、多くのボランティアが関わった七ヶ浜町
地元の方々からの心温まるメッセージをお届けします
13:50~ パネルディスカッション
★名古屋工業大学の秀島教授をコーディネーターに向かえ、
学生が災害ボランティアについて熱く語る60分。
これからの社会を支える若者と一緒に考える60分。
14:50~ 自由時間
★遅れてきても大丈夫!各ブースまだまだ元気にやってます。
15:10~ ワークショップ
★参加者みんなで災害や防災について考えよう。
16:30~ 豪華景品があたる大抽選会
★ただの抽選会ではございません。
学生たちによる楽しく学べる一工夫をお楽しみに。
景品は本当に、、、豪華です。
17:00~ 閉会・挨拶
★代表理事の栗田より、感謝を込めてご挨拶いたします。

 

<出展ブース>
● 七ヶ浜町きずな工房商品などの販売
● (株)みちのく屋さん出張販売「東北物産展」
● ボランティア活動用資器材の展示、資器材でわかるあなたの性格「資器材診断」
● 水害ボランティア作業マニュアルの表紙を立体化、気になる名前も発表しちゃいます
● 災害時に役立つ「ものつくりコーナー」、ティッシュやサラダ油でライトが、、調理まで可能!?
● 何を用意すればいいかな?備えている人は何を備えているの?よくわかる「非常持出袋」
● 避難所ってどんなところ?「避難所体験コーナー」、避難所の様子の移り変わりも紹介します
● RSY会員向け会報紙「あるある」のご紹介。魅力たっぷりな未来を語る災害情報紙です!
● RSY活動紹介、東北の今を伝えるパネル展示
などなど

 

企画モリモリ、企画メンバー元気モリモリでお届けする一日です。
当日まで参加者どしどし募集中です。

お誘い合わせの上、ぜひご参加ください。
実行委員一同、みなさまとお会いできますことを楽しみにしております。

 

   

 

ボランティア大交流会限定「ボラ弁」限定50食!

皆様

もう、ボランティア大交流会への参加登録はおすみですか?

その日しか、食べられない「ボラ弁」(みちのく屋さん特製)

たったの500円(参加費別)!

しかも限定50食!!

その中身をここだけの話、ご紹介しますね。

・さんまの巻き寿司
・いぶりがっこ(非売品)
・シークレット食材(当日のお楽しみです)

ボランティア大交流会に来た人しか、食べられませんよ。

まだ、お申込みでない方は、以下に申込み案内があります。

お早目に~!

●参加申込み:
①お名前、②電話番号、③メールアドレスを、info@rsy-nagoya.comまでお知らせください。
または、下記URL、チラシ内のQRコードからもお申込みいただけます。
http://bit.ly/LSJNu7

 

水害ボランティアマスコットに名前をつけてください

みなさん

昨年は、全国で水害が頻発し、水害ボランティアも各地で活躍しました。

この人↓、行く先々で、見かけたことありませんか?

水害ボランティア作業マニュアルの表紙の人です。

この人を名前で呼びたいんです。

楽しくボランティアしたくなるような名前で。

イラストをクリックして、投票ページに進んでね。

3月17日まで、好評受付中!!!

名前が決まったら、このHPで発表しますよ。

待ってまーす。

名古屋事務所【本日、臨時閉所(14~16時)のお知らせ】

皆様

RSY名古屋事務局です。

本日、久屋大通公園久屋広場にて営まれる

「東日本大震災3周年犠牲者追悼式」にスタッフ全員参列のため、

事務所を一時的に閉めさせていただきます。

直前のお知らせで、ご迷惑をおかけいたしますが、なにとぞご了承ください。

(3月11日(火)14:00から16:00までの2時間)

【ご参加ください】東日本大震災3周年犠牲者追悼式を行います

みなさま

 

お世話になります。RSY事務局です。

 

東日本大震災からまもなく3年。
犠牲になられた方々へ追悼の意を「あいち・なごや」から。

 

来る3月11日(火)『東日本大震災3周年犠牲者追悼式』を久屋広場にて行います。
本追悼式は、亡くなった被災地の方々へ純粋に哀悼の意を捧げたいと、愛知県から東北支援を行っている様々な団体・機関が集まり開催されます。
本追悼式の実行委員会にRSYも関わらせていただいており、当日も参加させていただきます。

 

みなさまもぜひご参加いただき、お気持ちを東北へ寄せていただけますと幸甚です。

 

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●日 時:3月11日(火)
●時 間:14:30~14:50

※追悼式は上記時間に黙祷を含め行わせていただきます。
当日は、キャンドルの点火・献花・記帳を19時まで行っていただけます。
お仕事帰りなどにぜひお立ち寄りください。

●場 所:久屋大通公園 久屋広場
●内 容:約2万本のキャンドルの点灯、献花、記帳 など
●その他:少雨決行・申込不要

●主 催:東日本大震災3周年犠牲者追悼式あいち・なごや実行委員会
●後 援:愛知県、名古屋市、福島県、岩手県、宮城県(予定)
●賛同機関・団体:チラシをご確認ください
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また、当日の運営ボランティアのご協力もお願いしております。

 

○時 間:10:00~13:00
○集 合:10:00に久屋広場
○内 容:①キャンドル並べ ②キャンドルの点火 ③その他設営

 

ご協力いただける方は、
info@rsy-nagoya.com(担当:高木)まで、
お名前とお電話番号をお教えください。

 

犠牲になられた方々へ追悼の意を「あいち・なごや」から。