RSY・令和3年8月豪雨水害への対応について(第12報)

みなさま

お世話になります。RSY事務局です。
RSYは8月27日より、8月11日からの大雨で被災した佐賀県武雄市を中心に支援活動を継続しています。

私たちは、毎月武雄市の久津具地区で開催されている、地域共生カフェ(NPO法人みつわ主催)と、あったかごはんプロジェクト(一般社団法人「おもやい」と連携)を通じて、住民の皆さんとの交流の機会を持たせて頂いています。しかし、残念ながら1月はコロナ蔓延に伴い、両方開催中止となりました。

このような状況下でも、お互いのつながりを感じられる方法はないかと考え、久津具と長野と名古屋の3拠点をつなぐ、オンライン企画を行いました。

また、カフェのお手伝いができない代わりに、みつわさんが地区の方へ行う配食支援のタイミングに合わせて、名古屋から「節分セット」をお届けしました。

以下、RSYの1月の活動報告です。

※この度の取り組みは、赤い羽根共同募金「ボラサポ・令和3年8月豪雨」の助成金を頂いて実施しています。

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地域共生カフェ支援
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1月21日(金)に、NPO法人みつわさんが、久津具地区64世帯にお弁当の配食支援を行いました。翌日に予定していた地域共生カフェが、コロナのため中止となり、RSYから毎月送っていたボランティア派遣も見送りとなりました。しかし、転んでもただでは起きないのがRSYボランティア。6人が知恵を絞り「コロナ・災害退散」を願って、節分セットをお贈りすることにしました。

久津具の皆さんの健康を願ったメッセージに、節分豆が栄養価の高い防災食になることや、節分の歌、名古屋の節分文化などを添えて、少しでもホッと季節を感じて頂ければと考えました。当日は、区長さんや民生委員さんをはじめ、地区のボランティアさんの手によって、各戸に届けて頂きました。

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長野市ボランティア委員会との交流
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2019年、武雄市で水害があったすぐ後に、台風19号の襲来で千曲川が決壊し、

長野県も大きな被害に遭いました。RSYは長野市豊野区の自主避難所のサポー
トや「およりなしてあったか食堂(炊き出し支援)」などを通じて、長野市ボ
ランティア委員会や豊野区の皆さんとの交流が深まりました。今回、武雄市が
2度目の被害に遭ったことを受け、長野の皆さんから支援のお申し出を頂き、
RSYがおもやいや、NPO法人みつわさんへの、仲介役を担わせて頂いていま
す。

★ねこ半纏プロジェクト
「少しでも温かい冬を迎えて欲しい」と、長野の11人のボランティアさんが、ひと針ひと針想いを込めて制作して下さいました。久津具地区全64世帯に、2着ずつ贈りたいということで、寝る間も惜しんで作業に当たって下さっています。そこで1月19日(水)、オンラインにて、おもやいの鈴木代表と、みつわの荒川代表から、長野の作り手さんたちへ、武雄の被害状況や、ねこ半纏を受け取った住民の方の様子をご報告頂きました。

久津具の皆さんからは「とても暖かい」「毎日着てる」「本当に嬉しい!」と大好評だったようで、長野の作り手さんたちも喜びの声を直接聞き、ホッとされた様子です。代表のKさんからは、「現地には行けない私たちにもできることを考え、やらせてもらえたことが嬉しかった。みんな自分の好きなことを通じて、人の役にも立てるということを実感でき、モチベーションもアップしたと思う」とコメントを頂きました。ねこ半纏が、今後も久津具と長野をつなぐ架け橋となってくれれればと思います。

★くつく・ながのオンライン交流会
1月22日(土)、今抱える地域の「気になること」を共有し、次の災害への備えと地域の居場所づくりに向けて、できることを考える場として、久津具・長野・名古屋をつなぐオンライン交流会を開催しました。

当日は、武雄から、荒川さん、鈴木さんをはじめ、久津具地区自治会役員の皆さん総勢7名、長野からは豊野区の「まちの縁側ぬくぬく亭」から2名(他、オブザーバー参加多数)、RSYより浦野が参加しました。

久津具の役員の皆さんは、2年前に続きほとんどの方が被災されています。しかし直後は、自宅の被災や家族の安全の心配があるにも関わらず、ポンプ場の対応など地区のために奔走し続けました。「今地域の中で気になることは?」という質問に対しては、

「高齢化が進み、若い力が確保できず地区の文化行事や(災害対応を含めた)様々な役割の担い手がいない」
「一人暮らしや寝たきりの方々をどう避難させればいいのか」

「2年立て続けの被災で大きなリフォームを強いられた。建物は修復しても、メンタルがやられたのが一番大変だった。ボランティアさんが大きな支えとなった」

「一昨年の水害ではポンプがあるからと安心していたが被災した。わずか1年半で同じ地域の同じ人たちがまた被災。直後は人と話すことも辛かったが、同じ思いの人がいるはずと気づき、動かなきゃ!と思った。こういう時、普段からお互いのコミュニケーションが取れる場があることが大事だと思うが、そのような場をどうやって作ったらよいか分からない。でもこれがいざという時に、相談したり、声を掛け合ったり、頼れる先にきっとなるはず。でもサロンは敷居が高いと思っている人もいるから工夫が必要かも知れない」

など、様々な意見が出ました。
これを受けて、鈴木さんからは、おもやいで取り組んでいるサロンの防災研修や、簡易トイレや食料などを箱に詰めた防災グッズなどをご紹介頂きました。

また、長野の皆さんからは、水害後にできた地区の寄合所「まちの縁側ぬくぬく亭」の成り立ちや、活動の様子などをご紹介頂きました。特に、Sさんの「ぬくぬく亭はあらゆる垣根を越えて、みんなが自由に集まれる場所。そこから繰り広げられる雑談の中から、自然とやりたいことが生まれ、それを実現している感じ。地域はごった煮がいい。煮込めばその人の味が出る。そんな地域活動を目指したい」という言葉が印象的でした。また、支援が必要な人を把握するための防災マップづくりなどにも取り組んでいるという一方で、防災リュックなどは個々で揃えるに止まっているので、おもやいの防災グッズを参考にしたいとおっしゃられていました。

いずれもすぐに答えの出るものではないですが、こんな風に、お互いに思っていることを言い合って、たまに外の風も取り入れることが、次のアイデアや行動への糸口をつかむきっかけになるかも知れません。そのためにも、このような「場」を、今後も継続的に作っていくことの意義を感じました。

また、避難行動要支援者の避難誘導や、地域の担い手不足など、久津具の課題は、私たちの地域の課題でもあります。悩みや混沌とした思いも含め、被災地からの発信が、「自分の地域はどうするのか?」という問いを考え、分かち合うきっかけを作ってくれるようにも思います。

久津具地区はこれだけの被害に遭いながらも、地区を出ようという方は1世帯もありませんでした。それほどの愛着と共に、ある種の覚悟も感じます。「みんなで助かる地域づくり」への一歩を、どうすれば踏み出せるのか。
荒川代表は、「今後もこんな風に雑談を通じてみんなができることを考えていければ。ぬくぬく亭を参考にして、地域共生カフェがそんな場づくりの役割を担っていきたい。また、団体としても地区の方にも使って頂けるよう、拠点に備蓄品を用意したいと思っている。」とお話されました。
鈴木代表は、「2度も大きな被災に遭われた人たちが、久津具をはじめ、こうやって今でも踏ん張っている姿は大きな希望なのではなかろうかと思う。今後、どこかで同じような被害が起こるか分からないが、武雄や大町の人たちがここまで頑張ってきたんだよ、という姿をこれからどうやって見せられるのかを、地区の皆さんと一緒に考えていきたい。その中で、少しでも安心できる地域づくりに一緒に取り組めればと思う」とお話されました。
RSYも地元の皆さんと共に悩み、チャレンジしていければと思います。
●おもやいでは、「おもやい協働基金」への協力を募っています。
https://omoyai.org/shien/
これは、遠くからでもできる支援。ぜひともご協力お願いします。
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RSY活動支援募金にご協力ください!
(随時受付中)
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この支援金は、スタッフの現地派遣や情報発信、被災者への生活支援プログラ
ムのために活用致します。<銀行振込>
三菱UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※「カツドウキフ 寄付者のお名前(カタカナ)」とご入力ください。
<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード

【第2報】津波注意報・七ヶ浜の状況について

みなさま

RSY事務局です。
昨夜南太平洋のトンガ沖で発生した海底火山噴火について、東日本
大震災以降、RSYも支援に関わっている、宮城県七ヶ浜町の津波の
影響、住民の皆様からの声について、続報です。

今回の影響で、仙台港で70㎝の津波到達が予測されていたことから、
七ヶ浜町にも津波注意報が発令されています。RSYにより、住民の
皆様から、今回の津波注意報による影響について聞き取りをしたと
ころ、以下のような声をお聞きしました。

「注意報の発生を受けて、避難所を開設することになった。けれど
も、避難しにくる人が誰もいなかったため、朝8時には閉所した。
花渕の港には東日本大震災後、しっかりとしたゲートが作られたの
で、あまり心配がいらなかった。町の中央にある国際村と中央公民
館は、今現在も避難所を開設している。」
(花渕浜M・Sさん 男性)

「今日はちょうど、新しく町に整備された『ながすか多目的広場』
で、七ヶ浜の新海苔のフェアを行う日だった。夫が観光協会の役員
をしていて昨日から準備でばたばたとしていたが、安全確保のため
イベントは中止となった。海の様子は、高台から眺めてみたところ、
いつもどおりの穏やかな松島湾といった感じ。愛知県も海に面して
いるので心配していました。」
(吉田浜店舗Kさん 女性)

「私は仙台港近くのホームセンターでパートをしているんだけど、
津波注意報の影響で今日は臨時休業になってしまった。
夫が消防団員なので何度か見回りに出たが、特に被害の情報は入っ
ていないみたいです。」
(菖蒲田浜K・Sさん 女性)

「今夜、漁に出る予定だったが待機中になった。漁港に行って、防
潮堤から海を見たら、湾のところどころで渦が巻いていて、潮も速
い感じだった。漁船の移動まではしていないけど、ヘリコプターも
たくさん飛んでいて、消防も厳重体勢になっている。津波に関して
は、舐めてかかってはいけないという教訓があるので、慎重に行動
していこうと思う。」
(菖蒲田浜漁師N・Sさん 男性)

今回の津波注意報については、七ヶ浜町では今のところ大きな影響
は見受けられないようですが、2011年の東日本大震災での教訓を受
け、迅速な避難所の開設や安全確認のための、イベント・漁業関係
の判断がされているようでした。

愛知県沿岸部でも、引き続き津波注意報が発令されております。
津波警報・注意報が出ている間は海に近づかず、引き続き、安全な
場所で避難を続けて下さい。

津波注意報・七ヶ浜の状況について

RSY事務局です。
昨夜南太平洋のトンガ沖で発生した海底火山噴火の影響を受け、2011年東日本大震災で12.1mの津波被害を受け、RSYも支援に関わっている、宮城県七ヶ浜にも津波注意報が発令されています。
今回の影響で、仙台港で70㎝の津波到達が予測されていたことから、東日本大震災で大きな被害を受けた菖蒲田浜地区の災害公営住宅に住むWさんと連絡を取ったところ、「今のところ大きな変化はないが、七ヶ浜では避難所が開設され、災害公営住宅の自治会長が詰めている。私は、住宅で独りで心配な方に電話をかけたり、個別訪問をして、避難所が開設されたことを知らせ、何かあればすぐに避難するよう声がけをした。」ということです。
七ヶ浜の皆さんはじめ、沿岸部の多くの地域の方々は、夜中で周囲も真っ暗中、突然の津波警報・注意報発令に、震災当時の記憶が揺れ戻されて、眠れぬ夜を過されたことと思います。しかし、各地ではWさんの事例のように、地域で助け合いのもと、素早い避難や声かけが行われており、10年前の教訓を活かそうという地域の方々の姿勢に、改めて私たちが学ぶべきことも多く見られました。
津波警報・注意報が出ている間は海に近づかず、引き続き、安全な場所で避難を続けて下さい。これ以上被害が拡大しないことを祈りつつ、RSYは引き続き、状況把握に努めていきます。

RSY・令和3年8月豪雨水害への対応について(第11報)

みなさま
さて、RSYは8月27日より、8月11日からの大雨で被災した佐賀県武雄市を中心
に支援活動を継続しています。いまだ収束の兆しが見えない感染症や、気候変
動への拍車は、私たちの支援の在り方にも大きく影響を及ぼしています。
しかし、どんなに社会情勢が変わろうとも、公的制度が適切かつ効果的に運用
されると共に、そこからこぼれ落ちる方々への民間セクターの多様なサポート
や、先災地からの恩送り・恩交わしの活動が継続されることが、被災された
方々の生きる力の下支えとなることに変わりはありません。
RSYは、被災された一人ひとりに対し、できるだけ複数の選択肢を見出し、そ
の方自身の選択が尊重される環境づくりのために、必要なお手伝いを積み重ね
ていきたいと思います。RSYがこれまでご縁を頂いた、先災地の皆様、会員・
ボランティアの皆様、各分野のスペシャリスト、各種ネットワークの皆様に
は、引き続きのご指導、ご協力を頂ければ幸いです。
また、震がつなぐ全国ネットワークや、全国災害ボランティア支援団体ネット
ワーク(JVOAD)、各地で実直に被災された方々と向き合う仲間たちと共に、
新たな局面を迎えるこれからの時代に沿った連携と協働の在り方を模索してま
いりたいと思います。
以下、RSYの12月の活動報告です。
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【12月の活動】
報告者:RSYボランティア/加藤さん・宮島さん・RSY浦野
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あったかごはんプロジェクト
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●日時:12月18日(土)10:00~14:00
●場所:武雄市北方町Kさん宅
●ボランティア
Tさん・Kさん(西九州大学3年生/オカベース)
Rさん(おもやいボランティア/管理栄養士)
RSYボランティア(加藤さん・宮島さん)、RSY浦野
(取り組みまでの経緯)
オカベースのTさん、Kさんたちは、2年前の水害から、足湯やサロンなどを
通じて、被災された方々の一番近くで生の声を聞き続けていらっしゃいます
RSYもオカベースの皆さんとの活動を通じて、その眼差しや向き合う姿勢に、
沢山の住民が励まされ、日々の大きな支えとなっていらっしゃることを目の当
たりにしてきました。
その学生さんたちが、ふと「被災された方の中には、いつもしてもらうばかり
では申し訳ない、という気持ちを持たれている方がいる」とお話されました。
生きるための最低限の生活環境を整えことすら、自力では進められないという
現実の中で、多くのボランティアの支援を受けて生活が整っていくことがあり
がたいと思う反面、「してもらう側ばかりに立つ辛さ」もあることを知った、
ということでした。
私たちも同じように、過去の災害で何度も直面してきたこの課題に対し、熊本
地震の御船町の仮設住宅や、台風19号災害の長野市豊野区の自主避難所で行っ
た「あったか味噌汁プロジェクト」の事例を共有させて頂きました。味噌汁を
一緒に作って、一緒に食べるというだけのシンプルな取り組みですが、武雄で
もやってみたいというお申し出を頂き、「あったかごはんプロジェクト」の立
ち上げに繋がりました。
(取り組みの様子)
この活動には、おもやいボランティアのRさんも参加して下さいました。Rさ
んは管理栄養士でもあるため、非常に心強い助っ人です。メンバーで相談し、
今回は次の目的でプロジェクトを進めて行こうということになりました。
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水害によって心身の健康状態や生活機能、活力の低下がみられている世帯の
方々と、一緒に食事を作り、一緒に食べることを通じて、その方が本来持つ持
つ暮らしへの意欲や、人と関わる場を通じた楽しみや喜びを創出し、活力回復
の機会につなげる。
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今回お邪魔したのは80代のKさん夫妻宅。ご主人は体調を大きく崩し、食も細
く、ベッドからほぼ動かない毎日を送っていらっしゃいます。また奥様はご主
人の対応に疲れ、家の修繕も重なり落ち着かないご様子でした。おもやいでも
生活サポートを継続されていたため、RSY看護師チームも毎日通っていまし
た。
ボランティアがカレンダーに事前に丸印をつけていたのえで、数日前からこの
日を楽しみにしてくれていたようです。
当日のメニューは、九州地方の家庭料理「だご汁」。
事前の申し合わせとして、調理や食事の場づくりにおいては、ボランティアが
一方的に動くのではなく、Kさん夫妻と一緒に取り組むことを共通認識しまし
た。具体的には奥さんと料理を一緒に作る、もともとカメラ好きなご主人に活
動記録用の写真撮影を担って頂くことを目標しました。
奥様は野菜の切り方、だんごのちぎり方、味のつけ方などをボランティアに教
え、意欲的に一緒に取り組む姿が見られました。「こんなに大人数の料理は本
当に久しぶり」とお話されました。
ご主人は、「写真なんかとらんでええ」と、最初は怪訝そうな表情でしたが、
台所で人が動く姿を見たり、ボランティアから声をかけたりすることで、手持
ちのデジカメを取り出し、真剣な面持ちで調理の様子を撮影して下さるように
なりました。「カメラを持ったのは2年ぶりだなぁ」と一言。水害が影響して
止まっていた時が、再び流れ出したかのようでした。
この様子から、これまでの『してもらうことへの感謝』という一方向の関係
性が、『みんなと共に在る』という双方向へ関係性に大きく変化したようで
した。さらに、ご近所のMさんも遊びに来てくれ、一緒に調理し、食卓を囲
んだことで、『人への配慮やもてなしの気持ち』をご本人たちなりに表現す
る機会にもなったのではないかと思います。
今回の活動はとても小さく、ささやかなものでした。しかし、ボランティア
や近所の人たちと共に創り出す場こそが、無理のない形で「自分でもできる」
という自信と気づき、そして「やっぱりこの地域に住んでいてよかった」と
いう思いを生み出していくのかも知れません。
このような安心感や信頼感が、もともとご本人の中に潜在的にあった暮らし
の感覚を呼び起こし、結果的に活力向上と自尊心の回復に向けた可能性を広
げてくれるのではないかと感じました。
(ボランティアの感想)
★RSYボランティア(加藤さん)
・ご主人は、いつもとあきらかに顔つきが違った。「今日は顔色いいね」と声
をかけると、「みんなが来てくれてすごく嬉しい。いいなぁ。みんながいるの
は。こんな風に、『たまに』を、『時々』にしてくれるといいなぁ。普段はば
あさんと二人。だから今日は沢山人が来てくれてすごくうれしい」とのこと。
・普段はかなり食が細く積極的に食べようとしない方だが、だご汁に口をつ
け、「おいしかー!」と言ってくれた姿が印象的だった。帰りも「また来てく
れよな!」と言ってくれた。
・記録の写真撮る時の姿は、とても楽しそうだった。★RSYボランティア(宮島さん)
・ご主人は「写真はとても好きだったけど、2年間とってないなかった。前は

飼っている猫や花などよく撮影した。家の2階に現像する機械もある。これま
でもいろんな人が来て、写真とらせて!と言ってくるが、撮った写真を見せて
くれたためしがない。」とのこと。オカベースの二人が記念のアルバムボード
を作成予定だそうで、それを伝えると「楽しみだなぁ~」と言っていた。
・夏よりも奥さんの動きがとてもよくなっていた。人がいることが張り合いに
なっているのか、ちゃっちゃと動いている姿が印象的だった。水害当初の様子

から比較すると「あんなに動けるんだ!」と驚くほどだった。

★Rさん(おもやいボランティア/管理栄養士)
・ご主人の食の細さが気になり、どうにかして食べて頂ける方法はないかと思

った。
・奥さんと話す限り、甘いものがお好きな様子。今朝のごはんはクリームパン
と牛乳だったそう。今後またこのような機会があったら、甘いものもご用意で
きるとよいかも。
・奥様には、「作り方を教えてください」とお願いしたところ、沢山お話しし
ながら、料理にも積極的に参加して下さった。だご汁は楽しそうに作り方を教
えてくれた。「野菜は煮すぎ!」などの辛口コメントもあってボランティアと

の関わりがよい刺激になっている様子だった。

★Kさん(オカベース)
・最初にKさん夫妻と会った時、ご主人が「もう死んでもいい。足も動かない

から何しても無駄」という言葉を吐露された。しかし、ボランティアの介入
で、自らカメラを持ち出し、当初お願いしようとしていた「記録係」の役割を
見事に果たしてくれた。働きかけ方次第でこんなに気持ちや行動がかわるんだ
ということを知った。外の人が関わることで、自分の本音を言えるところがあ
るかも知れないと思った。
・近所の人、地域の人とのつながりがあり続けるということ、その人が家に来
て一緒にご飯を囲むということが、今後のKさん夫妻の安心感につながるとよ
いなと思った。
・学校で習う配慮の考え方と、今回自分が体験した配慮の考え方には違いがあ
った。よく、施設内の利用者さんと関わる時には、職員の方に利用者さんとあ
まり親しくしすぎると(呼び方、言葉遣いなど)「そのやり方はダメ」と注意
されるが、ここの現場では必ずしもそれがいけないことではないということが
分かった。親しく話しかけたら、沢山しゃべってくれるようになった。(「孫

やでね」と言ってもらえた)

★Tさん(オカベース)

・ご主人は、最初人が沢山きたので、「騒がしい!」という反応だった。で
も、最後には、「もう帰ると?」名残惜し気な感じだったので、楽しんで頂け
たのかな?と思った。このお宅にお邪魔するのは、今回で3回目。ご主人は
は、いつもよりおしゃべりも多かったように思う。
・夫婦間については、お互い結局いろいろ言い合っているものの、お互いのこ
とがよくわかっていて、支え合えている様子が見て取れた。
・ご近所のMさん(一人暮らし・床上浸水世帯)を食事にお誘いしたところ、
立ち寄って下さったので、一緒に団子をちぎって手伝って頂き、一緒に昼食も
食べた。プロジェクトの目標の一つにあった、『ご近所が集ってみんなで食べ
る』という場づくりが実現でき、その効果を感じることができた。二人の話も
盛り上がり、地域のつながりを確認したり、深めたりできる機会になったので
はないかと思う。
・このプログラムは、家でやるからいいのだと感じた。あまり人と関わること
に積極的に見えなかったご主人が、「こたつを動かせば居間に集まってみんな
で(顔を合わせて)食べられる」と言って下さった。普段は言いたくても言え
ない言葉が、外から人が来たから言えるということもあるのかな、と思った。
また、家で一緒に時を過ごすことで、生活の様子を垣間見れるのが一番よかっ
た。
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後日談・・・・・・
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翌日、RSYボランティアがアフターフォローの訪問に伺いました。
★加藤さんからの報告
お二人ともお元気な様子で、「楽しかったなぁ」という言葉を何度もおっしゃ
っていました。また、普段食の細いご主人は、夕食時におはぎ2個とだご汁の
残りを食べ「うまかった」と言っていたということで、一つのきっかけがもた
らす生活の変化に驚きました。
また、1週間後には、オカベースTさんが、再訪問して下さいました。
★Tさんからの報告
ご主人が玄関まで歩いて出迎えて下さいました!すごくお元気そうで表情もと
ても明るかったです。写真を見て、「おいしかったもんね!」とおっしゃって
いました。ご主人がカメラを指さして「こればっかりしよったもんね」と言わ
れていました。ご主人にとって、カメラは本当に生きる楽しみなのだと実感す
ることができました。
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サロンサポート
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●日時:12月19日(日)/13:00~16:00
●場所:久津具公民館
当日は、26人(幼児4名)が参加しました。たません作りが間に合わない位に次か
ら次へと住民の方がお見えになり、お友達も連れて来られた方も見えました。
【住民の声】
・やっと明日で工事が終わる。皆に助けてもらって有難たかった。ここに来る
と皆が明るく笑っているから沈んでいられないって思うの。でも1メートル位
浸かったのよ。支援金は少なかったからお金がかかる。だから家具は一切買
わないことにしたの。衣装ケースくらいで服もいらない。(60代女性)
・名古屋から美味しい物が来ていると聞いたので来てみた。暖かくて美味しい
ね、わざわざ名古屋から有難い。鍋も捨ててしまったので、幅広い料理が作れ
ないのよね。(70代女性)
●おもやいでは、スマートサプライを通じて募金をまだまだ
受け付けています。
https://smart-supply.org/projects/omoyai-202108
これは、遠くからでもできる支援です。ぜひともご協力お願いします。
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RSY活動支援募金にご協力ください!
(随時受付中)
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この支援金は、スタッフの現地派遣や情報発信、被災者への生活支援プログラ
ムのために活用致します。<銀行振込>
三菱UFJ銀行 本山支店 普通3505681
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00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード

RSY・令和3年8月豪雨水害への対応について(第10報)

みなさま
新年あけましておめでとうございます。RSY事務局です。
本年もよろしくお願い致します。

さて、RSYは8月27日より、8月11日からの大雨で被災した佐賀県武雄市を中心に支援活動を継続しています。

水害発生から約4か月半。季節は夏から秋、そして冬へと移り変わりました。被災された方々は、経済的不安や次の災害を懸念しながらも、毎日の生活の営みは続いていくため、立ち止まることなく家屋修繕や寒さ対策などに追われています。

短期間での2度の水害は、人口流出や、これに伴う高齢化や地域の担い手の減少、生活困窮世帯の増加など、従来課題の進行に大きく拍車をかけたとも言われています。

私たちはこれまでの活動を通じて、住民の方々が、あまりにも過酷な現実を前に、諦めたりくじけそうになったりする心と必死で闘いながらも、日々をひたむきに生きる姿を目の当たりにしてきました。

そんな中、「一般社団法人おもやい」や「佐賀災害支援プラットフォーム(SPF)」などの地元団体は、今後の生活設計において、自ら選択肢を見出し、選ぶことが難しい方々に対して、「それでもこのまちで生涯を終えたい」という願いを尊重し、一緒に悩み、不安や辛さを分かち合いながら、解決のための方法を懸命に模索し続けています。

また、県外団体受け入れのガイドラインを作成し、家屋保全のみならず、最後の砦ともいえるボランティアとの出会いや、励まし、気遣い合える「ひとの関係性」が絶たれない方法を、最善を尽くして考えて下さいました。

このような幾重にも連なる地元の勇気あるチャレンジや配慮と、全国各地の人々の関わりが、住民の方々の日々の生活を支えています。以下、RSYの10月~11月の活動報告です。

★この取り組みは、日本財団助成金「令和3年8月豪雨」からのご支援を頂き実施しています。

12月の活動も追って配信致します。

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64世帯中、54世帯が被災し、9割が床上浸水の被害を受けた武雄市久津具(くつく)地区。RSYはおもやいを通じて、10月から月1回、この地域に拠点を置く福祉系NPO法人「みつわ」が主催する、『地域共生カフェ・駄菓子屋笑美屋』のサロン活動をお手伝いしています。
みつわは、災害後から、おもやいや県外団体らと連携して、生活物品や炊き出しの提供を継続しており、住民が集い、情報交換やボランティアとの交流の場として、10月からサロン活動を開始。代表のAさんは、このサロンを助走に、来年度以降、災害復興と福祉のまちづくりの地域拠点に発展させていければと前向きな想いを語られています。RSYはこれに共感し、今後も、活動をサポートしていきます。

【10月の活動】
報告者:RSYボランティア/加藤さん・藤井さん
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1.個別訪問
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8月よりおもやいを通じて個別訪問をさせて頂いた要配慮者世帯を再訪問。健康チェックと生活環境の改善を行い、気になることはおもやいスタッフへ報告しました。

また、駄菓子は「レジで半額」に。大人も子ども、じっくり品定めしながら買い物を楽しみ、懐かしのお菓子を手に、笑顔も見られました。他にも、おもやいのコーディネートのもと、引き立てコーヒーの提供や看護チームによる健康チェック、物資配布提供、マッサージコーナーもあり、一つひとつの丁寧な関わりが住民の皆さんの癒しや安心感につながっていると感じました
★住民の声
・畳屋さん、大工さん、電気屋さん、仏具店さん等々、来客が途絶えず、水害から家を空ける事が出来なかった。今日もこれから人が来るからゆっくりはできない。料理は何とかやっている。でも、みつわのお弁当配布はありがたかった~。(60代・女性)
・土日の休みに人が沢山来るね~。何でかな、熟睡が出来ない、途中で目が覚める。料理もまだする気にはなれない。(60代・女性)=========================================【11月の活動】
報告者:RSYボランティア/加藤さん・菊池さん・RSY浦野
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1.サロンサポート
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●日時:11月28日(日)/12:00~15:00
●場所:久津具公民館
当日は、大人25名、子ども3名が参加しました。恒例の駄菓子屋コーナーは、西九州大学の学生サークル「オカベース」から2名の学生さんがサポート下さいました。
今回、RSYは、水害から3か月が経過してもなお、なかなか解決の目途が立たない食と健康の課題について頭を悩ませていたところ、熊本県御船町の「みふねしあわせ日和~ごはん日和~」の皆さんから、炊き出しのお申し出を頂きました。
御船町はRSYが地域拠点「かたらんな交流館」を通じて、避難所や仮設住宅、子どもの交流、分散した集落のサポートなどに関わらせて頂いた地域です。
温かく、栄養いっぱいのおかずやスープと、御船町が誇る吉無田高原の湧き水から作られたおいしいお米をおにぎりにして、100人分の昼食を提供を頂きました。この活動には、浄土宗テラネット、DRT JAPAN NAGASAKIにもご協力頂きました。また、フードバンク熊本様より、健康茶やみかん、ラーメンやレトルトカレーなどの食品や生活物品の提供も頂きました。
「私たちが受けた恩を少しでも皆さんにお返しできれば」というリーダーのMさんの想いに答えるように、地域の方からは「ボリューム満点でおいしい!」「遠くからわざわざ来てもらってありがとう」「御船町の恐竜博物館に行ったばっかりだよ!」などのコメントがきかれ、つかの間の交流を楽しまれました。沢山の人の手を介して作られた、真心一杯の手の食事は、住民の方々の心と身体を温めてくれたようでした。災害の種類は違えど、被災することの辛さや、これまでの苦労にお互い想いを寄せながら、ねぎらいの言葉をかけ合う姿に、被災地と被災地がつながる意義を改めて感じました。当日会場に来られなかった方には、個別訪問にてお届けすることができまし
た。
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2.あったかごはんプロジェクト準備会
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サロンや個別訪問を通じて住民の皆さんとお話する中で、食環境がなかなか整わない課題の背景が垣間見えてきました。
キッチンの修繕が進まず物理的な調理環境が整っていない、料理を作るという気力が沸かない、食事を作ったりみんなで食卓を囲んで楽しむ機会や余裕を自ら作れない、経済面の負担により食事にお金がかけられない、もともと孤食・・など、事情は様々なようです。
RSYも皆様からのご協力で食料品の提供をさせて頂いておりますが、単なるものの提供だけでなく、食事の場を介して、作る・食べる楽しみを思い起こし、人との関わりを感じながら、暮らしの感覚を取り戻すお手伝いができないかと、「あったかごはんプロジェクト」を実施することになりました。オカベースのKさん、Tさん、おもやいボランティアのRさんたちとの共同企画として、12月に実施することとなりました。
★住民の声

・棚も来て、布団もきて、徐々にやっと落ち着いてきました。建具も入って、扉も閉まるようになったので、久しぶりに1階の畳の部屋に寝られてよかった。これまで2階で娘とひとつの布団で二人で寝ていたのでようやくゆっくり寝られます。でもこれからどんどん寒くなるからね。暖房器具を買うのも大きな出費になるからどうしようかと思っていました。それに最近、食が細くなって、体重も45㎏を切ってしまったの。最初はやりたいこともあったけど、今回いろんなものが水害で流されたから、もう欲しいと思うものはなくなっちゃったな。前はお裁縫もやってたんだけど、ミシンもなくなっちゃったし、お正月用に新しく買ったもちつき機も。でもいつまでも後ろを向いちゃだめなんだ。前を向いて頑張るしかない。(80代・女性)

・大工さんに修繕に入ってもらっていますが、作業は部屋ごとに少しずつ進んでいくので、私たちは家の中を転々している状況です。1階は断熱性もまだ低いから寒くて。これから雪も降るし、暖房器具が無いと耐えられないだろうな。でもやっとキッチン回りが整理されて、料理が作れるようになりました。でも、夫と一緒に早寝早起きして、体調には気を付けていたのに、夫が病気が発覚して心配で夜眠れないの。私は前回の水害でも被災したの。家の修繕をしている間、私たちはアパートに一時滞在してたんだけど、狭くて閉鎖的な空間だし、知り合いも近くにいないから寂しくてね。今回はそれが嫌で、不便だけど自宅にとどまる選択をしました。やぱり地域のつながりって、何より大切だと思います。(70代・女性)

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3.くつく・ながのオンライン交流会
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2019年に千曲川の決壊で被災した長野市。この災害でご縁を頂いた『長野市災害ボランティア委員会』の皆さんに武雄市の状況を報告したところ、「とても他人事とは思えない。武雄の皆さんと恩交わしがしたい」と申し出て下さいました。当日は、みつわ代表Aさんと、委員会の9名、RSYより2名が参加し、現状報告と、長野での復興のまちづくりに関する取り組みについて意見交換しました。

その結果、被災した農地を再生した「ベジじばファーム」から新鮮野菜のお届け、寒い冬を温かく乗り越えるための「手作り猫はんてん」の制作、RSYも立ち上げのお手伝いをした長野市豊野区の地域拠点「まちの縁側ぬくぬく亭」との交流、1月のサロンへの参加が決まり、今後の継続的な関係づくりへの足掛かりとなりました。
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4.作業系活動のサポート
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おもやいには、現在も作業系ニーズが寄せられています。今回、RSYボランティアのKさんが、コミサポひろしまの皆さんと一緒に、壊れた石垣の積み直し作業を手伝わせて頂きました。いずれも行政の制度では対応しきれない案件ばかり。制度の隙間を埋める取り組みに果敢に挑む、地元団体の想いを垣間見たようでした。

●おもやいでは、スマートサプライを通じて募金をまだまだ
受け付けています。
https://smart-supply.org/projects/omoyai-202108
これは、遠くからでもできる支援です。ぜひともご協力お願いします。
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RSY活動支援募金にご協力ください!
(随時受付中)
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この支援金は、スタッフの現地派遣や情報発信、被災者への生活支援プログラ

ムのために活用致します。<銀行振込>
三菱UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
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