RSY・令和3年8月豪雨水害への対応について(第11報)

みなさま
さて、RSYは8月27日より、8月11日からの大雨で被災した佐賀県武雄市を中心
に支援活動を継続しています。いまだ収束の兆しが見えない感染症や、気候変
動への拍車は、私たちの支援の在り方にも大きく影響を及ぼしています。
しかし、どんなに社会情勢が変わろうとも、公的制度が適切かつ効果的に運用
されると共に、そこからこぼれ落ちる方々への民間セクターの多様なサポート
や、先災地からの恩送り・恩交わしの活動が継続されることが、被災された
方々の生きる力の下支えとなることに変わりはありません。
RSYは、被災された一人ひとりに対し、できるだけ複数の選択肢を見出し、そ
の方自身の選択が尊重される環境づくりのために、必要なお手伝いを積み重ね
ていきたいと思います。RSYがこれまでご縁を頂いた、先災地の皆様、会員・
ボランティアの皆様、各分野のスペシャリスト、各種ネットワークの皆様に
は、引き続きのご指導、ご協力を頂ければ幸いです。
また、震がつなぐ全国ネットワークや、全国災害ボランティア支援団体ネット
ワーク(JVOAD)、各地で実直に被災された方々と向き合う仲間たちと共に、
新たな局面を迎えるこれからの時代に沿った連携と協働の在り方を模索してま
いりたいと思います。
以下、RSYの12月の活動報告です。
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【12月の活動】
報告者:RSYボランティア/加藤さん・宮島さん・RSY浦野
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あったかごはんプロジェクト
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●日時:12月18日(土)10:00~14:00
●場所:武雄市北方町Kさん宅
●ボランティア
Tさん・Kさん(西九州大学3年生/オカベース)
Rさん(おもやいボランティア/管理栄養士)
RSYボランティア(加藤さん・宮島さん)、RSY浦野
(取り組みまでの経緯)
オカベースのTさん、Kさんたちは、2年前の水害から、足湯やサロンなどを
通じて、被災された方々の一番近くで生の声を聞き続けていらっしゃいます
RSYもオカベースの皆さんとの活動を通じて、その眼差しや向き合う姿勢に、
沢山の住民が励まされ、日々の大きな支えとなっていらっしゃることを目の当
たりにしてきました。
その学生さんたちが、ふと「被災された方の中には、いつもしてもらうばかり
では申し訳ない、という気持ちを持たれている方がいる」とお話されました。
生きるための最低限の生活環境を整えことすら、自力では進められないという
現実の中で、多くのボランティアの支援を受けて生活が整っていくことがあり
がたいと思う反面、「してもらう側ばかりに立つ辛さ」もあることを知った、
ということでした。
私たちも同じように、過去の災害で何度も直面してきたこの課題に対し、熊本
地震の御船町の仮設住宅や、台風19号災害の長野市豊野区の自主避難所で行っ
た「あったか味噌汁プロジェクト」の事例を共有させて頂きました。味噌汁を
一緒に作って、一緒に食べるというだけのシンプルな取り組みですが、武雄で
もやってみたいというお申し出を頂き、「あったかごはんプロジェクト」の立
ち上げに繋がりました。
(取り組みの様子)
この活動には、おもやいボランティアのRさんも参加して下さいました。Rさ
んは管理栄養士でもあるため、非常に心強い助っ人です。メンバーで相談し、
今回は次の目的でプロジェクトを進めて行こうということになりました。
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水害によって心身の健康状態や生活機能、活力の低下がみられている世帯の
方々と、一緒に食事を作り、一緒に食べることを通じて、その方が本来持つ持
つ暮らしへの意欲や、人と関わる場を通じた楽しみや喜びを創出し、活力回復
の機会につなげる。
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今回お邪魔したのは80代のKさん夫妻宅。ご主人は体調を大きく崩し、食も細
く、ベッドからほぼ動かない毎日を送っていらっしゃいます。また奥様はご主
人の対応に疲れ、家の修繕も重なり落ち着かないご様子でした。おもやいでも
生活サポートを継続されていたため、RSY看護師チームも毎日通っていまし
た。
ボランティアがカレンダーに事前に丸印をつけていたのえで、数日前からこの
日を楽しみにしてくれていたようです。
当日のメニューは、九州地方の家庭料理「だご汁」。
事前の申し合わせとして、調理や食事の場づくりにおいては、ボランティアが
一方的に動くのではなく、Kさん夫妻と一緒に取り組むことを共通認識しまし
た。具体的には奥さんと料理を一緒に作る、もともとカメラ好きなご主人に活
動記録用の写真撮影を担って頂くことを目標しました。
奥様は野菜の切り方、だんごのちぎり方、味のつけ方などをボランティアに教
え、意欲的に一緒に取り組む姿が見られました。「こんなに大人数の料理は本
当に久しぶり」とお話されました。
ご主人は、「写真なんかとらんでええ」と、最初は怪訝そうな表情でしたが、
台所で人が動く姿を見たり、ボランティアから声をかけたりすることで、手持
ちのデジカメを取り出し、真剣な面持ちで調理の様子を撮影して下さるように
なりました。「カメラを持ったのは2年ぶりだなぁ」と一言。水害が影響して
止まっていた時が、再び流れ出したかのようでした。
この様子から、これまでの『してもらうことへの感謝』という一方向の関係
性が、『みんなと共に在る』という双方向へ関係性に大きく変化したようで
した。さらに、ご近所のMさんも遊びに来てくれ、一緒に調理し、食卓を囲
んだことで、『人への配慮やもてなしの気持ち』をご本人たちなりに表現す
る機会にもなったのではないかと思います。
今回の活動はとても小さく、ささやかなものでした。しかし、ボランティア
や近所の人たちと共に創り出す場こそが、無理のない形で「自分でもできる」
という自信と気づき、そして「やっぱりこの地域に住んでいてよかった」と
いう思いを生み出していくのかも知れません。
このような安心感や信頼感が、もともとご本人の中に潜在的にあった暮らし
の感覚を呼び起こし、結果的に活力向上と自尊心の回復に向けた可能性を広
げてくれるのではないかと感じました。
(ボランティアの感想)
★RSYボランティア(加藤さん)
・ご主人は、いつもとあきらかに顔つきが違った。「今日は顔色いいね」と声
をかけると、「みんなが来てくれてすごく嬉しい。いいなぁ。みんながいるの
は。こんな風に、『たまに』を、『時々』にしてくれるといいなぁ。普段はば
あさんと二人。だから今日は沢山人が来てくれてすごくうれしい」とのこと。
・普段はかなり食が細く積極的に食べようとしない方だが、だご汁に口をつ
け、「おいしかー!」と言ってくれた姿が印象的だった。帰りも「また来てく
れよな!」と言ってくれた。
・記録の写真撮る時の姿は、とても楽しそうだった。★RSYボランティア(宮島さん)
・ご主人は「写真はとても好きだったけど、2年間とってないなかった。前は

飼っている猫や花などよく撮影した。家の2階に現像する機械もある。これま
でもいろんな人が来て、写真とらせて!と言ってくるが、撮った写真を見せて
くれたためしがない。」とのこと。オカベースの二人が記念のアルバムボード
を作成予定だそうで、それを伝えると「楽しみだなぁ~」と言っていた。
・夏よりも奥さんの動きがとてもよくなっていた。人がいることが張り合いに
なっているのか、ちゃっちゃと動いている姿が印象的だった。水害当初の様子

から比較すると「あんなに動けるんだ!」と驚くほどだった。

★Rさん(おもやいボランティア/管理栄養士)
・ご主人の食の細さが気になり、どうにかして食べて頂ける方法はないかと思

った。
・奥さんと話す限り、甘いものがお好きな様子。今朝のごはんはクリームパン
と牛乳だったそう。今後またこのような機会があったら、甘いものもご用意で
きるとよいかも。
・奥様には、「作り方を教えてください」とお願いしたところ、沢山お話しし
ながら、料理にも積極的に参加して下さった。だご汁は楽しそうに作り方を教
えてくれた。「野菜は煮すぎ!」などの辛口コメントもあってボランティアと

の関わりがよい刺激になっている様子だった。

★Kさん(オカベース)
・最初にKさん夫妻と会った時、ご主人が「もう死んでもいい。足も動かない

から何しても無駄」という言葉を吐露された。しかし、ボランティアの介入
で、自らカメラを持ち出し、当初お願いしようとしていた「記録係」の役割を
見事に果たしてくれた。働きかけ方次第でこんなに気持ちや行動がかわるんだ
ということを知った。外の人が関わることで、自分の本音を言えるところがあ
るかも知れないと思った。
・近所の人、地域の人とのつながりがあり続けるということ、その人が家に来
て一緒にご飯を囲むということが、今後のKさん夫妻の安心感につながるとよ
いなと思った。
・学校で習う配慮の考え方と、今回自分が体験した配慮の考え方には違いがあ
った。よく、施設内の利用者さんと関わる時には、職員の方に利用者さんとあ
まり親しくしすぎると(呼び方、言葉遣いなど)「そのやり方はダメ」と注意
されるが、ここの現場では必ずしもそれがいけないことではないということが
分かった。親しく話しかけたら、沢山しゃべってくれるようになった。(「孫

やでね」と言ってもらえた)

★Tさん(オカベース)

・ご主人は、最初人が沢山きたので、「騒がしい!」という反応だった。で
も、最後には、「もう帰ると?」名残惜し気な感じだったので、楽しんで頂け
たのかな?と思った。このお宅にお邪魔するのは、今回で3回目。ご主人は
は、いつもよりおしゃべりも多かったように思う。
・夫婦間については、お互い結局いろいろ言い合っているものの、お互いのこ
とがよくわかっていて、支え合えている様子が見て取れた。
・ご近所のMさん(一人暮らし・床上浸水世帯)を食事にお誘いしたところ、
立ち寄って下さったので、一緒に団子をちぎって手伝って頂き、一緒に昼食も
食べた。プロジェクトの目標の一つにあった、『ご近所が集ってみんなで食べ
る』という場づくりが実現でき、その効果を感じることができた。二人の話も
盛り上がり、地域のつながりを確認したり、深めたりできる機会になったので
はないかと思う。
・このプログラムは、家でやるからいいのだと感じた。あまり人と関わること
に積極的に見えなかったご主人が、「こたつを動かせば居間に集まってみんな
で(顔を合わせて)食べられる」と言って下さった。普段は言いたくても言え
ない言葉が、外から人が来たから言えるということもあるのかな、と思った。
また、家で一緒に時を過ごすことで、生活の様子を垣間見れるのが一番よかっ
た。
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後日談・・・・・・
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翌日、RSYボランティアがアフターフォローの訪問に伺いました。
★加藤さんからの報告
お二人ともお元気な様子で、「楽しかったなぁ」という言葉を何度もおっしゃ
っていました。また、普段食の細いご主人は、夕食時におはぎ2個とだご汁の
残りを食べ「うまかった」と言っていたということで、一つのきっかけがもた
らす生活の変化に驚きました。
また、1週間後には、オカベースTさんが、再訪問して下さいました。
★Tさんからの報告
ご主人が玄関まで歩いて出迎えて下さいました!すごくお元気そうで表情もと
ても明るかったです。写真を見て、「おいしかったもんね!」とおっしゃって
いました。ご主人がカメラを指さして「こればっかりしよったもんね」と言わ
れていました。ご主人にとって、カメラは本当に生きる楽しみなのだと実感す
ることができました。
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サロンサポート
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●日時:12月19日(日)/13:00~16:00
●場所:久津具公民館
当日は、26人(幼児4名)が参加しました。たません作りが間に合わない位に次か
ら次へと住民の方がお見えになり、お友達も連れて来られた方も見えました。
【住民の声】
・やっと明日で工事が終わる。皆に助けてもらって有難たかった。ここに来る
と皆が明るく笑っているから沈んでいられないって思うの。でも1メートル位
浸かったのよ。支援金は少なかったからお金がかかる。だから家具は一切買
わないことにしたの。衣装ケースくらいで服もいらない。(60代女性)
・名古屋から美味しい物が来ていると聞いたので来てみた。暖かくて美味しい
ね、わざわざ名古屋から有難い。鍋も捨ててしまったので、幅広い料理が作れ
ないのよね。(70代女性)
●おもやいでは、スマートサプライを通じて募金をまだまだ
受け付けています。
https://smart-supply.org/projects/omoyai-202108
これは、遠くからでもできる支援です。ぜひともご協力お願いします。
————————————————————–
RSY活動支援募金にご協力ください!
(随時受付中)
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この支援金は、スタッフの現地派遣や情報発信、被災者への生活支援プログラ
ムのために活用致します。<銀行振込>
三菱UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※「カツドウキフ 寄付者のお名前(カタカナ)」とご入力ください。
<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード

RSY・令和3年8月豪雨水害への対応について(第9報)

みなさま
いつもお世話になっております。RSY事務局です。
RSYは8月27日より、8月11日からの大雨で被災した佐賀県武雄市を中心に支援活動を継続しています。RSYが当初から支援を受け入れて頂いている「一般社団法人おもやいボランティアセンター」は、カビや寒さ対策などの家屋保全に関する作業支援、修繕や支援制度、生活全般に関する相談窓口、お弁当や総菜、生活物資等の提供、地域巡回型サロンの企画・運営、子どもの遊び場を通じた親子支援など、多岐にわたる支援プログラムを展開し、日々、被災された方々の命と暮らしに向き合っています。

水害から2か月半が経ち、現地も朝晩すっかり冷え込むようになりました。季節が変わったことで、衣類や電化製品も冬支度が必要になります。おもやいでの活動を通じて、私たち出会った住民の皆さんからは、

「せっかく気にいったものを買っても、また次も被災するかも知れないかと思うと、もう間に合わせのものでいいやって思ってしまうの」

「うちの壁はベニヤのままでいい。高い金払ってせっかく直しても、結局は水に浸かる。周りからは『ベニヤの家は金がない』って思われるかも知れないけど、もういいんだ。次も被災するってことを前提に直していくしかない」

「私たちの家に大工さんが入って、住めるようになるのは多分春頃ね。2階はぐちゃぐちゃ。慌てて運んだから何がどこにあるかさえ分からない。もうその光景を見るのもいや」などの声が聞かれています。
本来、床や壁、家電や家具など、生活空間やインテリアを整えることは、健康を守り、暮らしに彩を添え、心を豊かにする作業。一日、一日の生活を丁寧に積み上げていく時間の中で、日々の暮らしに愛着が生まれ、心が落ち着き、沢山の想い出と共に、安心して過ごせる空間へと変化していく過程があります。
しかし、今回の2度目の水害は、そんな暮らしを取り戻そうと踏ん張る力を、あからさまに削ぎ落していく状況がありました。活動中何度もお聞きした『情けなか』という言葉からは、「今まで私は何のためにあんなに頑張ってきたんだろう」と、これまでの自分をも否定するような響きを感じました。

さらに、「もう期待しない」「あきらめる」「家が傷つくことを前提に考える」という言葉。それは、これ以上自分の心が折れないようにと、自分自身を守るための、精一杯の心の持ち方を表していたのかも知れません。一方で、支援の最中に畑で出会った女性が「水害にあってから初めてお味噌汁を自分でつくったの!まな板とか買ってきて。今日畳も入って、ようやくそんな気になれた。だからね、すごく嬉しい。」と声を弾ませてお話されました。

一杯の味噌汁を自分で作ったという事実が、こんなにも喜びや活力、充実感を生み出す力があるということを、改めて教えて頂いた出来事でした。

また、建築士さんへの相談やサロンでの様々な人の関わりを通じて、少しずつ不安や問題が解消され、ホッと一息ついたり、一歩進んだという実感を持たれる方も大勢います。

おもやいでの活動を通じて、改めて、ひとりにつながる人の関わりと支援のパイプを、どれだけ工夫して増やしていけるか。そのための選択肢をできるだけ用意し、ご本人の意思で選べるように整え、支えていくことが、本当の意味での自立支援なのではないかと考えました。

決して、「被災者なのだから」と、粗末な寝床や粗末な食事で我慢し続けることが自立なのではないということです。
RSYは、おもやいをはじめとした、佐賀の支援者の皆さんのこの実践を学び、応援し続けていきたいと思います。

★私たちは、佐賀災害支援プラットフォーム(SPF)が提示している
県外支援者のガイドラインに従って現地入りしています。
佐賀災害支援プラットフォーム(SPF)のHP
https://peraichi.com/landing_pages/view/spf20180901/

★この取り組みは、日本財団助成金「令和3年8月豪雨」からのご支援を頂き実施しています。

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RSYの活動
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★看護師・おもやい運営ボランティア派遣【終了】
8月27日~10月17日までに、17名(のべ約150日)のボランティアを派遣し、要配慮者世帯の個別訪問や、食料・物資、作業支援ボランティアのお手伝いをさせて頂きました。名古屋からの帯派遣は、10月17日をもって終了ました。

★食料支援【継続】
家の感想や、カビ対策、修繕の遅れにより、いまだに十分な調理環境が整わない方や、日々の疲れの蓄積で料理に気持ちがどうしても向かないという方が数多くいます。既に、ビタミン・ミネラル・食物繊維・タンパク質の接種につながるレトルト食品や長期保存の効く食材の提供は行ってきましたが、少しずつ自力調理に向けて支援内容を展開していけるよう、引き続きサポートしていきます。

★久津具地区でのサロン活動サポート【継続】
地区の9割が被災した久津具地区には、地域で小規模の宅幼宅老所、デイサービス、有料老人ホームを営んでいる「NPO法人みつわ」さんがあります。10月から来年3月まで、月1回この地域に通い、おもやいと共に、サロン活動をお手伝いすることになりました。RSYは、駄菓子屋コーナーや名古屋の風を感じるお楽しみブースを出展予定。また、2016年熊本地震で支援させて頂いた御船町からも「元気が出るあったかい汁もの」を作りに来てくださるというお声も頂いています。

10月24日(日)13:00~16:00に開催されたサロンには、RSYから2名のボランティアが参加しました。地域の方々約30名が参加。RSYは駄菓子コーナーと名古屋が誇るB級グルメ「たません」を提供し、「初めて食べた!」「おいしくてサイコー!」と大好評でした。ちなみに駄菓子はレジに行くと半額になるという特典付き。子どもたちも喜んでくれました。

★令和3年8月豪雨水害支援・RSY中間報告会【終了】
10月6日(水)19:00~20:30、RSYのこれまでの活動について、派遣されたボランティアさんによる報告会を開催し、約40名の方々がご参加くださいました。登壇者は、おもやいに派遣されたRSYボランティアさん3名。名古屋の防災ボランティアさん、看護師さん、学生さんそれぞれの視点から、武雄での経験を共有し、継続的な支援の必要性をお話下さいました。

【参加者の感想】
・SPFの仕組み、コロナ対策のいい見本になると思う。
・おもやいが2年前から継続して支援をしていたからこそできた、丁寧な取り組みだったということがよく分かった。
・レトルトやカップ麺など、送る側が送りやすいものになりがちなのは気をつけないといけないと思った。
・90代は、経済的にも気持ち的にも引っ越しできない。若い世代は、手放すことを考えている。それぞれサポートするべき内容が違うのだということが分かった。
・県外から来ているボランティアだと伝えお話すると「ご近所さんには話せいがもうここに住めないと感じている」といったこの地域の人じゃないから話せるといった話が聞かれた。子どもについても親の大変な様子を見ているせいか、中々言いたいことや気持ちを表現するのをためらわれている様子あった。自分らしさを発散できる場必要だと感じた。

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RSYから派遣したボランティアさんの感想
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★秋田有加里さん

(愛知淑徳大学コミュニティ・コラボレーションセンター(CCC))
2021年9月16日~20日の短い期間でしたが入らせていただきました。物資支援の受け取りでの受付やご自宅訪問の中で高齢のご夫婦に出会いました。90歳、89歳と長く連れ添われたご夫婦は2度の災害にあったとしてもこの地で過ごすしかありません。大切にしてきた我が家の床は剥がれ、多くのものは水に浸かっています。食事ものどを通らず、過ぎる日々を何とか送ってみえる状態でした。そんな中でも3日目に泥だらけの皿を洗わせていただいている際、近所の方が様子を見にみえていました。「どなんしちょっとよ~。」この、ご近所さんの声かけが、どれだけお2人の心の支えになっていることでしょう。愛知ではなくなってしまった‛つながり‘がここには存在している。災害が起こって、復興していくときに1番必要なものが身に染みて分かりました。★菊池遼(日本福祉大学教員)
私が武雄に入ったのは災害発生から3週間ほど経ってからでした。おもやいボランティアセンターで物資支援をしつつ、いらっしゃった方のお話を伺っていましたが、毎日来る人もいれば「初めて来ました」という方も毎日数名いらしていました。どこでおもやいボランティアセンターをご存知になったのかを聞くと、大概はお知り合い伝手に知ったという方がほとんどでした。もし、情報を伝えてくれる人が近くにいなければ、我慢した生活を続けている人が今もどこかにいるのではないかという気持ちにもなりました。そして、「初めて来ました」という方も、2年前の災害ではおもやいボランティアセンターに繋がっておらず、今回の災害でも3週間経ってようやく支援の手が繋がったということでもあります。「受援力」という言葉も東日本大震災以降によく耳にするようになりましたが、災害時には情報を手に入れることがいかに大切かを改めて感じた活動でした。★後藤凛(日本福祉大学学生)
今回、佐賀県武雄市で活動するにあたって、学生で今まで被災地でのボランティアを本格的にやったことない私が活動に参加していいのだろうか?役に立つことができるのだろうか?とすごい不安でした。実際4日間活動に参加して、確かに地域の方からと関わる中でどんなニーズがあり、どう対応していくべきかというのを自分自身で考えることは私にはまだ出来ませんでしたが、先輩方の動き方、地域の方との関わり方を学生の時に近くで見て学ぶことができたのはこれからに生きていくのではないかと思いました。今回活動をして、被災した地域について「知る」ということがとても大切だと感じました。まだ私には広い視野を持って行動をすることは未熟ですが、今回の貴重な経験を今後にも活かしていけたらと思います。★池口真美(RSY個人会員)
9月22〜25日、主におもやいの支援物資担当として活動。奥の保管庫がかなり雑然としていたためその整理と食料など取りにいらっしゃる方の対応。床下の泥出し経験はあったが、そもそもこういった内容のボランティアは初めて。被災者の方とどう接すればいいのかも分からず、最初にお邪魔した老夫婦の奥様が肩を落として泣かれる姿にただ背中をさすることしかできなかった無力さ。
物資支給でも消費期限が近いものが大量にあるのに、たくさん持っていかれる方の行動に目を光らせ数を制限する理不尽さ。きっと困っているから持っていくのだし、近所の方にお渡しするのかもしれない。お互い様精神で他の人の分も残しといてあげてというのもわからなくないが、正直もやもや感が残った。

引っ越して2ヶ月で浸水した若いお母さんの話。「以前もここは浸かったというのは百も承知。でも小学校に上がる子どものことを考えて、1年以上も悩んで移り住んだ。もしもに備えて2階に色々運んであったけどダメだった。どかーんと水が押し寄せるというよりじわじわだったので、幸いにも子どもの心的ストレスにはなっていない。一日中歌をうたったりしてなるべく楽しく過ごそうとしたけどもうダメだと思って救助してもらった」。老夫婦にしても移り住んだ若い家族にしてもそれぞれそこを離れられない理由があることを知りました。

★根岸恵子(こどもNPO)
この度、初めて災害後の現場に入りました。物資調達要員として派遣されましたが、直接、現場で生の声を聴かせていただく機会をいただきました。特に印象的なのは、被災者の方の落胆とあきらめの声です。地形も起因のひとつになる水害は、気候変動に伴い、同じ地に起こる頻度が高まることが予想されます。地元の方からは度重なる水害被害の経験から、「もうこの地に住むことはあきらめようと思っている」「がっかりしていたが、高校生の子たちが訪問してきてくれて、そういうつながりがあると、ここにとどまる気持ちもまた出てくるけど、、やっぱりきびしいなあ」「親族から移住を考えろと言われている」「前に家なおしたのに、またこれだよ。もうお金使い果たしたよ」など。

一方で気になっているのは、子どもたちの声が拾いづらいこと。お手伝いベースでお家の方と来ることが多いのですが、大人の大変さを目の当たりにして、自分の率直な思いを表現することに臆する様子や雰囲気を感じました。地元の支援者の取り組みや、しくみづくりについても、お話を聴かせていただく機会がありました。地元に根差して、継続的に関係づくりやつながりを生み出すキーパーソンの存在の重要さを改めて感じ、実践事例として、大変学びになりました。学んだ事例から自分の地元でも平時からできることからやっていきたいと思います。

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RSY活動支援募金にご協力ください!
(随時受付中)
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この支援金は、スタッフの現地派遣や情報発信、被災者への生活支援プログラムのために活用致します。<銀行振込>
三菱UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※「カツドウキフ 寄付者のお名前(カタカナ)」とご入力ください。
<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※通信欄に「活動寄付」とご記入ください。

RSY・令和3年8月豪雨水害への対応について(第8報)

お世話になります。RSY事務局です。
RSYは8月27日より、8月11日からの大雨で被災した佐賀県武雄市を中心に支援活動を継続しています。
武雄市の災害ボランティアセンターは9月30日で閉所し、市の週3日、要配慮者世帯へのお弁当提供(夕食のみ)も10月1日をもって終了となりました。これとは別の曜日に、地元の飲食店がおもやいを通じてお弁当の提供を行っていますが、こちらも10月10日でひと区切りとなります。以降は、従来の福祉サービスにつないだり、自力での対応に委ねられることになりますが、今後の寒さ対策や心のケアなども含め、被災地は新たな局面を迎えようとしています。

RSYは、現地の受け入れ団体である「一般社団法人おもやいボランティアセンター」に対し、16名(のべ活動実数131日/10月3日現在)のスタッフ・ボランティアを切れ目なく派遣しています。これらの活動を継続するにあたり、様々な助成団体・企業・個人の皆様からも多大なるご支援を頂いております。心から感謝申し上げます。

尚、10月8日から再び常務理事・浦野が現地入りし、今後の支援の方向性について、地元団体の方々と意見交換する予定です。

★私たちは、佐賀災害支援プラットフォーム(SPF)が提示している
県外支援者のガイドラインに従って現地入りしています。
佐賀災害支援プラットフォーム(SPF)のHP
https://peraichi.com/landing_pages/view/spf20180901/
★この取り組みは、日本財団助成金「令和3年8月豪雨」からのご支援を頂き実施しています。
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令和3年8月豪雨水害支援
RSY中間報告会
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RSYのこれまでの活動について、派遣されたボランティアさんによる報告会を開催します。ぜひご参加ください。
・日時:10月6日(水)19:00~20:30
・参加方法:Zoomによるオンライン
※申し込みを頂いた方には、前日までにURLを送付致します。
【参加申し込み】締め切り:10月6日(水)正午
以下のURLから申し込みフォームにご入力ください。
【お問い合わせ】
認定NPO法人レスキューストックヤード(RSY)
〒461-0001 名古屋市東区泉1-13-34 名建協2F
 TEL:052-253-7550 
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★武雄市でのRSYの活動
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1)看護師ボランティアの派遣
RSYとつながりのある看護師ボランティアさん4名を継続的に派遣しております。主には、おもやいで把握している要配慮者世帯の見守りや健康チェック、けが人病人の早期発見と処置、おもやい看護チームおよび、地元保健師や福祉課との連携と、定期的な情報共有を行い、必要に応じて従来の福祉サービスにつなぐなどのお手伝いをしています。
2)おもやいボランティアセンター運営ボランティアの派遣
●物資コーナー
おもやいでは、センターの一角に物資コーナーを設けて、被災して衣食住の生活環境が整わない在宅避難者の方々に対し、食料品や衣類、生活物品を提供しています。この場所は、「震災がつなぐ全国ネットワーク」の仲間たちと一緒に、共同運営しています。入口ではアンケート調査を行い、自宅の再建状況や、心身の健康状態を聞き取りながら、タイムリーなニーズ把握に努めています。また、RSYのネットワークに呼びかけ、不足している物資の一部を順次補充させて頂いています。

●個別ニーズ
おもやいに寄せられるニーズに対し、おもやい技術系ボランティアに同行して、家屋のカビ取りや床板はがし、障子貼りなどのお手伝いをしています。

●おもやいサロン・物資提供カー
水害から1か月半以上が経ち、少しずつ住民の方々の生活は落ち着いてきたものの、疲労の蓄積、今後の再建への不安や経済的プレッシャー、失った物への喪失感など、精神的な落ち込みや、ストレスを訴える方が多くいらっしゃいます。そこで、おもやいは、被災地域を巡回する「おもやいサロン」の開催や、「物資提供カー」の運行を通じて、取りこぼされる方がいないよう、きめ細かい目配りを続けています。RSYは、看護師ボラの同行と、サロンの運営サポート、お茶菓子提供などを行っています。●子どもの「あそびば」
おもやいは、被災した子どもたちや、ママ・パパへの支援として、毎週日曜日に「あそびば」を運営しています。おもやいからの要請もあり、遊び道具を流されてしまった子どもたちに新しいおもちゃをプレゼントする企画を立ち上げました。この取り組みには、今回RSYからのボランティア派遣に参加して下さった、こどもNPOや、愛知淑徳大学の学生さんが協力しています。3)地元福祉系NPOの地域拠点回復支援

武雄市内で高齢者の福祉施設を運営している「NPO法人みつわ」さんは、水害前から地域の居場所づくりに取り組んでいましたが、新型コロナウイルスと今回の被災の影響で、その機能が一時的に停止してしまいました。周辺地域は9割が被災しているため、今後長い道のりとなる復興期においては、早急にこの機能を回復させることが住民の大きな支えになるだろうと考え、できる限り応援していきたいと考えています。

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活動資金・物資提供等に協力頂いている皆様

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ご協力、ありがとうございました!【個人・団体・企業】
・生活共同組合連合会アイチョイス様(食材・サロン購入費支援)
・株式会社ガッツ・ジャパン様(レンタカーの無料貸与)
・こどもNPO「子どもの声が届くまちづくり事業」様(おもちゃ支援)
・愛知淑徳大学コミュニティ・コラボレーションセンター(CCC)様(おもちゃ支援)
・名古屋市東区社会福祉協議会様(食材支援)
・2019年長野水害・長野市豊野区リンゴ農家様(食材支援)
・RSY専門職アドバイザー(愛知医科大学准教授・佐々木様)(医療器具の提供)
・RSYボランティア(椿様)(医療器具の提供)
・日本福祉大学学生有志様(要配慮者用食材支援)【助成金】
・READYFOR×ボラサポ 災害支援基金「災害支援を専門とする非営利団体に対する緊急助成プログラム」様
・日本財団「令和3年8月大雨被害に関する支援活動」助成様
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被災者の声
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以下、RSYボランティアが活動中にお聞きした住民の方々の生の声です

多くの家は、泥かき等が終わり、送風機などで家屋内の乾燥を行っています。また、順次大工が入り、主な部屋から床板や畳が入り始めた世帯もあります。一方で心身の疲れがピークに達し、食事づくりや不眠など、日常生活に支障をきたしている方も少なくありません。心配な方については、おもやいがこまめに状況把握をし、継続して必要な支援を届けています。これから秋から冬に季節が変わり、修繕途中の自宅での寒さ対策が次の大きな課題になりそうです。

【9月19日】
・「あそびば」に参加し、子どもも久しぶりに身体を動かして笑顔がでて嬉しい。コロナや水害で子供も遠出も出来ないから、武雄温泉楽の無料入浴チケットを頂けたのはとてもありがたいです。(30代・女性)

【9月23日】
・夜中、かび臭くて眠れない。サイドボードが浸水して、引き出しが開かなかったので、力任せに引っ張ったら、カビで真っ白くなった色々な物が出てきた。袋に入れて捨てたり、サイドボードをきれいに拭いたりしていたら、いつの間にか夜中の3時を過ぎてしまった。 朝から何も食べていない。家の再建や作業の進め方についても家族と意見が合わず本当に疲れる。(疲れ、なかなか進まない作業、家族との折り合いでストレスが高まっていたため、ボランティアが1時間程度ゆっくり話を聞いたところ、落ち着かれた)(80代・女性)

・2~3日前に下痢、腹痛、手指の震えで救急搬送された。(看護師ボラより、水分の小まめの摂取を勧める)。

・最近めっきり耳が遠くなった。夜8時には2階の寝床に入っているが、夜中に目が覚めて眠れない。水害当日はお寺に避難。宿泊できないから、ボートで北方の体育館に避難した。水害後は身体がきつい。ボランティアさんが来て、家の片づけはしてくれたので助かった。市役所の人がいろんな手続きの書類の説明をしてくれたから、来週記入したものをバスに乗って市役所に持っていくつもり。(90代・男性)

・しばらく夜眠れなかった。朝まで度々目が覚める。とにかく考えることが一杯で、身体がきつい。娘に1日に4~5回同じことを聞いてしまう。自分でも明らかにおかしいと思う。「今日の作業はここまで」と自分で決め、スローペースで片づけをしている。でも、天気の良い日は作業したい。何もしないのはもったいないと思ってしまうので、つい作業に没頭してしまう。食事は疲れすぎて作りたくない。カップラーメンや、レトルトカレーなどになって、偏りが気になる。

30年前に新築の家に引っ越して2か月で被災。そしておととし、今回で3回も被災した。「もうここにいたくない。もう嫌だ」と本気で思う。今回は先立つものがない。また来年も被災するのではと考えずにはいられない。

六角川のポンプを閉めたと聞いた時点で「もう水が来る」と確信した。荷物を少しずつ2階に上げながら、浸水は免れないとあきらめた。14日6時過ぎからじわじわと玄関から水が入り、色々なものが流れてきた。床下収納から「ボコボコ・・・」という鈍い音がして、とにかく家にいろんなものが当たる「音」におびえた。できることはなにもないのに落ち着かず、家の中をただウロウロしていた。本当に情けない。これまで沢山の労力やお金をかけたのに。人間の力ではこれ以上防ぎようがない。なので、タンスや食器棚など木製のものは買うのをやめた。次の災害を考えると、「どうせお金を捨てるようなものだ」と思うから、不便でもプラスティックや金属のものを選んでいる。

2年しか使っていない家具、父親から代々受け継ぎ、70年以上大切に使ってきたタンスを失ったのが本当につらかった。少しでも長持ちするように、こまめに補修し、拭き掃除をして丁寧に扱ってきた。父との思い出と共に、これまでの人生の大切な時を一緒に過ごしてきた、自分の体の一部のようなものだったので、それがもぎ取られるようで本当につらかった。踏ん切りがどうしてもつかず、親族にも相談し、「お父さんもこれまで使ってくれてありがとうと言ってくれるよ」という言葉で、処分を決意した。こんなことをお話したのは初めて。(涙を流しながら)。でも、話ができてよかった。(70代・女性)

【9月25日】
・ガス等ライフラインは使えており、お風呂も入っている。市から、週三回お弁当を届けてもらって、他の日は自分で作っているけど、片付けをしていると

うしても疲れてしまう。おもやいさんのお弁当を頂ければありがたい。入れ歯なので固い物がたべれず、お粥、柔らかい物を刻んで食べている。息子は仕事でいつも遅い。(80代後半・女性)

・今日初めてきました。床下浸水で1人で片付けをした。なんとか終わったがとても疲れた。少しの雨ならいいが、大雨が降ってると心配になり途中で目が覚める。ずっと自炊をしていたが疲れが溜まってきた。パックご飯やレトルト食品、とてもありがたいです。(70代・男性)

【9月28日】
・整形病院で股関節の手術を両方したので、脚にボルトが入っている。今は歩けるようになった。今回の水害で家財が全部ダメになってしまった。改築工事が終わったらまた購入するつもり。今までお風呂に入れなかったけど、給湯器が直って今は入れるようになった。でも、送風機を毎日使用しているから、電気代がいつもの4倍になって、請求書をみてビックリした。業者に、シロアリ駆除をお願いしようとしたら40万円かかると言われた。妥当なのか分からないから、おもやいの方に相談しようと思う。今一番したいことは、1週間寝ていたい。(80代・女性)

【10月3日】
・キッチンや電子レンジがまだ使えない高齢の方が来所。カップ麺や惣菜を食べている為胃もたれを感じると話していた。その為RSYから届いていた高齢者向けのあっさりしたお惣菜などを配布しました。(物資コーナーにてボランティア聞き取り)
・「マッサージで体がスーッとして楽になった」「気持ちがよかった」「一人やけん、次は施設、それまでは人づきあいがよかけん、ここにおる」(おもやいサロンの会場にてボランティア聞き取り)
・最近、けが人がまた増えてきていると感じる。根太(ねだ/住宅の床を張るために必要となる下地材)から落下して、肋骨にひびがはいったり、骨折・裂傷などがみられる。身体の疲れもピークで、筋力低下や注意散漫になっているのかも知れない。(看護師ボランティア聞き取り)
●おもやいでは、スマートサプライを通じて募金をまだまだ
受け付けています。
https://smart-supply.org/projects/omoyai-202108
これは、遠くからでもできる支援です。ぜひともご協力お願いします。
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RSY活動支援募金にご協力ください!
(随時受付中)
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この支援金は、スタッフの現地派遣や情報発信、被災者への生活支援
プログラムのために活用致します。<銀行振込>
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RSY・令和3年8月豪雨水害への対応について(第6報)

お世話になります。RSY事務局です。
佐賀県に派遣しているスタッフ・ボランティアの活動報告をいたします。

現在は、岡田さん(RSY看護師ボラ)が活動中です。菊池さんは9月7日、RSY看護師ボラ・加藤さんは9月8日に帰名しました。

以下、活動報告です。

★私たちは、佐賀災害支援プラットフォーム(SPF)が提示している
県外支援者のガイドラインに従って現地入りしています。
佐賀災害支援プラットフォーム(SPF)のHP
https://peraichi.com/landing_pages/view/spf20180901/

★この取り組みは、日本財団助成金「令和3年8月豪雨」からのご支援を頂き実施しています。

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「おもやいボランティアセンター(おもやい)」
(武雄市)運営・活動支援
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現在、RSYボランティアは、おもやいボランティアセンターを中心に、下記の3つの活動を展開しています。

①RSY看護師ボラによるおもやいの衛生環境整備(コロナ対応も含む)と、個別訪問による被災者の健康チェック(検温・血圧・脈拍・食事と睡眠等)、見守り

②おもやいに来所される在宅避難者への物資提供(受付・在庫の棚卸・受け渡し・話し相手など)
③今後地域の支援拠点として活動する意向のある、地元支援団体「NPO法人みつわ」の拠点整備支援
おもやいには、震つな会員等、普段からつながりのある団体が支援に入っているため、随時情報交換や共有を行っています。

またおもやいでは、8月31日~9月3日の間で、物資提供に来所された方に対し、生活実態に関するアンケート調査を行いました。その結果、健康状態については「疲労がたまっている」が最も多く、次いで、「気持ちが落ち込む」「不安が強い」、食事内容については、「カップ麺系」が最も多く、次いでスーパーの総菜が半数以上を占めました。「自炊をしている」と答えたのは3割程度でした。睡眠については、6割が「睡眠時間が減った(眠れない)」と答えており、RSY看護師ボラからの報告では、血圧上昇や怪我等も目立ってきているとのこと。

中には、「病院に行って少し休んだ方がいい」という家族からの声かけに対して、険しい表情で「俺は大丈夫」と、かたくなに頑張り続ける方もおられ、おもやいスタッフやRSY看護師ボラの粘り強い働きかにより、表情が緩和し、周囲の言葉も少しずつ受け入れてくれるようになったということでした。

先日降った夜中の大雨では、「被災直後を思い出した」「怖くて眠れなかった」「胸がザワつく」など、心のケアの必要性を感ずる言葉も多く聞かれたそうです。

おもやいでは、丁寧な個別訪問による見守りに加え、家の補修や要配慮者宅への炊き出し支援、武雄市への要望書の提出と対応策に関する意見交換の場の設定なども展開しています。改めて思うのは、被災地復興は、官民両者の協働がなければ進んでいかないということ。これらの教訓を、地元愛知でどう展開していくのかを考えつつ、RSYは9月末までの毎日、継続的にボランティアが派遣できるよう人員を確保しています。皆様のご支援を、よろしくお願い致します。

【被災者の声】
・家に虫が出るようになった。咳が出たり調子が悪いです。でも、仕事も忙しくて本当に今の生活がやっと。(40代女性)
・2年前の水害のあとに、今の家に住み始めたけど、まさかまたこんな豪雨になるとは思わなかった。着る服ももうほとんどなくなった。(50代男性)・1階が被災して、2階の部屋に六畳一間に5人で寝泊まりして本当に狭い(40代女性)
・床下にボランティアさん入ったりするの?私は、こういうの頼めないわ。泥だらけになって、タダでそんなことやってもらって、申し分けなくなる。私はそういうのお願いできないから、業者にやってもらう。(70代女性)・お皿も2年前にやられてほとんど捨てちゃって、今回の災害でまた使えるお皿なくなっちゃったんです。(30代女性)
・野菜なんてね、しばらくまともに食べれてない。(60代女性)
・部屋(2階)が狭くて、アパートも自分で契約して借りた。やっときれいになったのに、またやられちゃって、やる気がなくなってしまって……。子どもの学校があるから引っ越したくはないから、底上げして再建しようかなと考えている。(50代男性)・2年前に水害に遭ってフローリングを張り替えたんだけど、今回はリビングの床を剥がして、床下を乾かしている。廊下のフローリングも凸凹していて、大工さんには乾いたら戻るよと言われたけど、全然戻らなくてどうしたらいいんだろう。(60代女性)
・2年前に農機具がやられたから今回は早めに逃してたんだけど、車は今回もやられてしまった。保険で車借りてたんだけど、もうすぐ返却期限がきてしまうので、それ以降が不安。(70代女性)

・7人家族で生後2ヶ月半の赤ちゃんと子どもがいる。今日初めて来ました。今育休中で、家に籠りがち。1階部分は床板も一部を剥いで床下を乾かしている。(家族7人が2階で生活している様子)(30代女性)
・2階に住もうにも5人家族であまりに狭いので、別にアパートを自分で契約した。まだ罹災証明書が発行されていない。2年前も水害に遭っていた。やっと自宅を再建したところで、今回の水害。(落ち込んでいる様子)引っ越しも検討したが、子どもの小学校の関係で、引っ越しはしたくないという気持ちがあり、家をすべて取り壊して、嵩上げして再建しようかと悩んでいる。(40代男性)

・車が被災して、保険でレンタカーを借りることができたが、もうすぐ返却期限がきてしまう。(不明)
ここは水が30年はきてないから大丈夫だよと言われて家を5年前に建てたけど、2回も水がきてしまった(40代女性)
・車がなくて、買い出しなんかも自転車で移動してます。もう、不便ですね。(60代男性)
・うちの後ろに一人暮らしのおばあちゃんいるんだけど、こないだ行ってみたらエアコンが暖房になってたの。ちょっと心配だわ。(70代女性)

・昨日も来てくれてありがとう。食欲も出てきて食べれる様になった。一昨年と今回の水害で少し気分が落ち込んでしまっていた。水害前の生活に戻り暮らしたい。(70代女性)
・こういうところ(物資配布)って、本当に食べられない人しか来ちゃダメだと思ってました(50代男性)
・業者の人にポンプで水を吸い上げてもらったんですけど、床下が汚れていて汚くて。十数万円も取られました。床下だけだったカビも床上まであがってきちゃって。私、喘息持ってるんで酷くて。床下に潜って自分で掃除しようと思ってたんですけど……。(50代女性)

朝起きて動いていると疲れ11時ごろから二階に上がって横になっている。食事は、ガスが使用できないのでカセットコンロで調理しているので思うようにおかずができない。コンビニでおにぎりとお味噌汁で食べている。息子は、二年前から引きこもりになってしまった。でも少しずつ手伝ってくれるようになってきた。(70代女性)
・ストレス解消に週一デイサービスに体操等楽しみに通っている。自宅は、ガス、水道、電気は使える。二階で寝ていて、トイレに行くのが大変だった時に、おもやいの方が段ボールトイレを持ってきてくださった。本当に嬉しかった。(80代女性)・(昨日から血圧が高い)大工さんが今日明日休みなので横になっていた。食欲があまりなく、おもやいからお弁当を届けてくれるが半分も食べれない。病院受診を勧められたが、病院行くのは嫌。(看護師ボラの「しばらく毎日血圧測定に来ましょうか」というこえかけに「ぜひ来てほしい」)。(80代)
・頂いた洗濯機の使い方がわからない。足首ひねったので痛いし身体がふらつく。一階の部屋は床下が剥がした状態。夜は避難所に行き、昼間だけ帰ってきている(少し認知症の疑いもあるため、介護保険の利用等も検討中)。(不明)●おもやいでは、スマートサプライを通じて募金をまだまだ
受け付けています。
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これは、遠くからでもできる支援です。ぜひともご協力お願いします。●武雄市避難所支援について
・浦野がアセスメント調査および、環境改善に関わった避難所については、その後もSPFが訪問し、掃除や衛生環境の整備と、足湯ボランティア等の生活支援を継続して下さっています。世帯数も少なくなり、日中は人がいない状況が続いているそうですが、要配慮者が(高齢者・妊婦)がいることもあり、行政への丁寧な働きかけや避難者の見守りを展開して下さっています。

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オンライン情報共有会議への参加
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・SPF主催の「佐賀県情報共有葉隠会議」(水・土開催、19:00~)
・Fネット主催の「福岡県における大雨災害に関する情報共有会議」

(月・木開催、18:00~)に、毎回参加し、情報提供も適宜行っています。

★佐賀災害支援プラットフォーム(SPF)のHP
https://peraichi.com/landing_pages/view/spf20180901/

★災害支援ふくおか広域ネットワーク(Fネット)のHP
https://saigaishienfnet.wordpress.com/

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RSY活動支援募金にご協力ください!(随時受付中)
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この支援金は、スタッフの現地派遣や情報発信、被災者への生活支援

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RSY・令和3年8月豪雨水害への対応について(第5報)

みなさま

RSY事務局です。

佐賀県に派遣しているスタッフ・ボランティアの活動報告をいたします。現在は、ボランティア1名・看護師ボランティア1名が活動中です。浦野以下4人は9月2日に帰名しました。

以下、活動報告です。

★私たちは、佐賀災害支援プラットフォーム(SPF)が提示している県外支援者のガイドラインに従って現地入りしています。

佐賀災害支援プラットフォーム(SPF)のHP

https://peraichi.com/landing_pages/view/spf20180901/

★この取り組みは、日本財団助成金「令和3年8月豪雨」からのご支援を頂き実施しています。

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RSYの活動(1)「おもやいボランティアセンター(おもやい)」

(武雄市)運営・活動支援

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★物資班レポート

平日は、週末の半分くらいの方々(40~50人)が来所されています。ご寄付を頂いた方々への感謝の気持ちを込めて、品物等とお礼のメッセージを添えて写真を撮り、随時おもやいのSNS等にアップしています。一つひとつの丁寧な取り組みが、息の長い応援へとつながっており、寄付者は毎日後を絶ちません。

当初、名前と連絡先を書くだけだった受付アンケートは、被災状況が詳しくわかるように、項目が少しずつ増えてきました。台所は使えますか?お湯は使えますか?冷蔵庫は使えますか?など物資選びに役立つ項目を拾いながら、サポートしています。

食欲があるか?眠れているか?も聞いて、心配な兆候がみられたらおもやいスタッフか看護師ボランティアなどにつなぐようにしています。

2年前にも水害に遭っているためか、カビ対策のためにも部屋を乾燥させなければならないということをご存知の方も多いです。おもやいには、中古の扇風機の寄付がいくつかあり、それらを借りて床を乾かしたいという方もいらっしゃいました。

また、住民さん同士で周囲の人を気にかける様子もありました。おもやいに「あそこの人が気になるんだよね。あそこで物資が貰えるよと紹介しておいたから」という会話が以前あって、それを伝え聞いた方が初めておもやいに物資を受け取りに来てくださいました。

【被災者の声】

・一人でいるとね、夕方くらいになると気分が下がってきちゃって、食事なんかは簡単につくれる非常食みたいなのがいいんですよ。 被災する前は自炊もちゃんとしてたんですけどね(50代男性)

・2年前よりも今回のほうがひどかった。タンスの2段目ぐらいまで水があがってきた(70代男性)

・不安なんていったらね、もう不安だらけよ(70代女性)

 

★看護師レポート

夕方、熱中症とみられる救急搬送から戻った方を訪問しました。被災された方々の様子を見ていると、ボランティアの支援はとてもありがたいと思う反面、汗や泥まみれになって働く横で自分だけ休むわけにはいかないと、片づけるものを指示しなければと気を遣う面もあるようです。それ故に、身体が疲れていても頑張りすぎてしまい、体調を崩す方も多くなっているということでした。おもやい代表の鈴木さんも、早くからそのことに気づいておられ、「途中休みの日を入れるなどして、被災者の状況に合わせたボランティアの派遣ペースを検討していきたい」とおっしゃっていました。私たちも住民の方の心情を読み取りつつ、「今日と明日はできるだけ安静にしましょうね。また明日も体調確認のため、訪問させて頂きますね」とお伝えしました。

●おもやいでは、スマートサプライを通じて募金をまだまだ受け付けています。

https://smart-supply.org/projects/omoyai-202108

これは、遠くからでもできる支援です。ぜひともご協力お願いします。

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RSYの活動(2)

避難生活支援アドバイザーとして浦野を派遣

★この取り組みは、中央共同募金会のREADYFOR×ボラサポ災害支援基金「災害支援を専門とする非営利団体に対する緊急助成プログラム・令和3年8月豪雨助成事業」のご協力を頂き実施しています。

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★浦野レポート

浦野は、内閣府・JVOADの協働事業の一環として、JVOAD避難生活改善に関する専門委員会メンバーである辛嶋氏(PBV)、地元支援団体「佐賀災害支援プラットフォーム(SPF)と共に、大町町・武雄市の避難所のアセスメント調査を行いました。

今回のアセスメントは、避難所の長期化と新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、災害関連死や深刻な健康被害を防ぐための、適切な生活環境が整えられているのかを確認し、改善に向けた支援を行うことを目的としています。

大町町は2か所の避難所に、23世帯・42名が避難。武雄市は4か所の避難所に12世帯・20名(現在は3か所に統合)が避難していました。今回対象となった2つの市町は、2年前の水害でも被災しており、その教訓が生かされていた面もありましたが、いずれの避難所も、5割~7割程度「改善が必要」という結果となりました。

新型コロナの感染症予防のための、受付での検温・アルコール消毒・健康チェック、専用スペース、パーティション・段ボールベッドの設置、共用スペースの定期的な消毒は適切に対応されていました。一方で、居住スペースやトイレの土足禁止化、ゴミの分別・汚染ゴミの処理方法、食品や使い捨て容器の衛生管理、換気方法等については、改善が必要でした。

また、過去の災害でも同様の指摘をされ続けてきた、温かく、栄養バランスの取れた食事と布団やリネンの提供なども、適切な対応が取れていないという現状がありました。

このような結果の背景には、

①マンパワー(行政職員も被災している)

②保健師の確保(新型コロナ・ワクチン対応等で手いっぱい)

③行政の災害救助法ならびに生活再建支援法の適切な運用知識やスキル

④避難所として活用される施設管理者(公民館等)との災害時の施設利用ルールの相談

⑤避難所を利用する一般市民への理解促進

⑥在宅等避難者の支援拠点機能も想定した人員配置と環境整備の検討

などの不足が原因として見えてきました。

これは、当該市町だけではなく、どこの自治体でも起こりえる課題だと実感し、それ故に、日常からの官民協働の関係づくりや、人づくりが一層重要だと認識しています。

特に、専門委員会としても、食事と寝床の改善は、コロナ蔓延前から、災害関連死を防ぐために優先すべき課題であることを言及してきましたが、どの被災地でも改善までに長い時間がかかります。

この課題には、被災規模や委託業者の確保等、様々な物理的要因が絡んでいます。しかし、過去の災害では、食事等を改善しない理由の一つとして、運営支援者から「避難所の食事や寝具を整えると居心地がよくなって、避難所から出ようとしなくなる。それが避難者の自立への妨げになる」という声が聞かれました。

災害救助法の中で、その必要性や運用については明文化されているにも関わらず、これらの提供が「わがままの助長」と捉えられる要因がどこにあるのか、今一度、その究明に力をいれなければと思います。

今回の結果を受け、浦野は、JVOAD専門委員会メンバーの頼政氏(被災地NGO恊働センター)と、地元SPFと共に、具体的な避難所の環境改善にも取り組みました。

今後は、SPFを通じて環境維持と、足湯やサロン等、被災された方々に寄り添った生活支援プログラムの継続が検討されています。

RSYも、引き続きオンライン等を活用しながら情報共有し、サポートを続けていきます。

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オンライン情報共有会議への参加

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・SPF主催の「佐賀県情報共有葉隠会議」(水・土開催、19:00~)

・Fネット主催の「福岡県における大雨災害に関する情報共有会議」(月・木開催、18:00~)

に、毎回参加し、情報提供も適宜行っています。

★佐賀災害支援プラットフォーム(SPF)のHP

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★災害支援ふくおか広域ネットワーク(Fネット)のHP

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この支援金は、スタッフの現地派遣や情報発信、

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RSY・令和3年8月豪雨水害への対応について(第3報)

みなさま

RSYは、8月27日より佐賀県にスタッフ・ボランティアを派遣し、28
日より本格的な支援を開始しました。

以下、活動報告です。


★私たちは、佐賀災害支援プラットフォーム(SPF)が提示している
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佐賀災害支援プラットフォーム(SPF)のHP
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RSYの活動(1)

「おもやいボランティアセンター」(武雄市)運営・活動支援

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おもやいボランティアセンター(おもやい)は、一昨年の被災時に民間のボランティアセンターを開設しており、2年間被災者の復興に寄り添い続けてきた信頼関係から、「あそこなら、支援や情報がえられるかもしれない」と頼りに立ち寄る住民が途切れることがありません。

また、おもやいがこれまで丁寧に紡いできた全国の支援者からも、物資提供の申し出や情報提供などが相次でいます。

★藤井(RSY専門職スタッフ・訪問看護師)レポート
おもやいのスタッフに同行して、在宅避難の血圧や健康状態を確認をしました。
5軒9人の在宅避難者を訪問し、大半の方の血圧が普段より高めでした。
水害発生から2週間が経ち、疲労が溜まって来ているのと同時に、ストレスによる血圧上昇も懸念されます。
挨拶もそこそこに、この2週間余りの体験を矢継ぎ早にお話される方もおり、
とにかく話を誰かに聞いてもらいたい、という切迫した心境であることがうかがえました。
過去の災害を振り返っても、この時期は、気を張り続けることに
体が悲鳴を上げる時期であり、少しでも、心配な症状のある方には、かかりつけ医への受診を勧めました。
しかし「大丈夫だから」と、気丈にふるまい、また作業に戻る方もあり、
それは、今にも折れそうなギリギリの心を、必死に奮い起こし立て直そうとする姿にも見えました。

また、床板を自力で剥がし、根太がむき出しになっていたお宅では、根太をつたって戸締りをしに行った奥さんが滑って落下し、あざをつくっていました。
私たちもこれまで、西日本豪雨の際の関市や令和元年東日本台風災害の長野市でも同じような事故を見てきました。中には、骨折や裂傷などの大けがをされた方もいました。
おもやいスタッフの話では、このような事故を防ぐための応急処置として、
コンパネを敷けば、家の中を安全に行き来できるようになるということです。

●おもやいでは、スマートサプライを通じてコンパネ募金を開始しました。
https://smart-supply.org/projects/omoyai-202108
他にも、被災地で必要な物資も掲載しています。これは、遠くからでもできる支援です。ぜひともご協力お願いします。

【被災者の声】
・ちょっと片付けると動悸がするんだ。だから、休み休みやってる(70代前半男性)
・自分で板を剥がして、冷房を強にして乾かしている。できることは自分でやるんだ。(70代男性)
・一昨年の水害から今日でちょうど2年経つんだよ。ちょっと早く、また来ちゃったなぁ(70代男性)
・(片付け作業の傍で)わたしちょっと休むわ(60代女性)
・一昨年に続き、また今年も被害にあった。もう情けなくて、情けなくて・・・。涙(70代男性)
・朝は「今日は頑張るぞ」と思うんだが、お昼を過ぎる頃には、疲れちゃう。ご飯も食べたくなくなって、ごろっとしてしまうんだ。電子レンジを届けてもらったけど使い方がわからん(80代男性)
・2年前も被災して、だいぶ金かけて直したばかりだったのに。もう引っ越そうかと思っている。

★椿(RSYプロジェクトスタッフ)レポート
おもやいの事務所で、物資の配布をお手伝いしました。
物資には、靴、衣服(Tシャツ、女性下着、大人用オムツ、乳幼児オムツ、離乳食、食料、飲料、タオルなどがあり、ひっきりなしに地域の方がいらっしゃいました。
10月に3人目の出産を控えた方や、生後1ヶ月の赤ちゃんのご家族など、土曜日ということもあり、お父さんも一緒に訪れる家族も多かったです。
男性は「何をもらっていけばいいかわからん」と呟くのと対照的に、
女性はお買い物感覚でじっくりと品定めする姿もあり、ちょっとした気分転換の場にもなっているようでした。

【被災者の声】
・(保育園の制服を着た、ちびっ子兄弟を連れた家族)被災した家庭のために、先生も被災している中、直後から園を開けてくれましたが、登園した子どもたちは少なかったです。(30代女性)
・車を2台避難させましたが、その先の道が冠水していたので、
2台ともダメになっちゃった。軽トラを借りられたので実家と行き来ができるようになって、生活はなんとか継続できています。(40代女性)
・一昨年も被害に遭い、今回も。前回”学習”したから、水が引いてから出すものは出して、
床掃除してなんとか生活はできているけど、2度目のことでつらい(50代女性)
・一昨年も水に浸かり1階の電化製品がダメになって、
また今年も同じで電化製品の購入になる。がっかりです(50代女性)

 
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RSYの活動(2)
避難生活支援アドバイザーとして浦野を派遣
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JVOAD避難生活改善に関する専門委員会メンバーの常務理事浦野は、
内閣府とJVOADの連携事業として取り組まれている、避難生活支援アドバイザーの派遣制度の一員として同委員の辛嶋氏(PBV)と共に現地に派遣されています。今後避難所の長期化が見込まれる大町町と武雄市を中心に、「中長期支援に向けた避難生活環境アセスメント」を実施。SPFメンバーらと避難所を巡回して、今後の課題と改善方法をお伝えしながら、当メンバーらが伴走しつつ、現場で改善に取り組めるよう行政と調整しています。★浦野レポート
【8月28日訪問先】
大町公民館:14世帯24人
大町町総合福祉保健センター美郷:9世帯11人水害から2週間余り経っていますが、食事はアルファ化米やカップラーメンなどが中心です。グリーンコープ生活協同組合さがからバナナや納豆、野菜ジュースなどが届けられているものの、健康を維持するために必要な栄養素が摂取できているとは言えない状況でした。

そこで、公民館の調理室を使って婦人会がおにぎりや煮物などの炊き出しを調理していました。以降も、食生活改善推進員や外部支援者による炊き出しが予定されているようです。コロナ禍でも安全に炊き出しを行うためのルール化と共に、本来、避難生活の食事は、災害救助法の中で賄えるという仕組みがあるため、これらを最大限に利用できるよう、町をサポートしています。

また、寝具は簡易ベッドと、急性期用の日赤救援物資安眠セット(キャンピングマット、枕、アイマスク、耳栓、スリッパ、靴下など)と座布団が一部配布されているにとどまっているため、疲労の積み重ねが心配されます。

明日は、武雄市の4つの避難所を巡回する予定です。

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震災がつなぐ全国ネットワーク(震つな)

会員の活動把握
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種村(RSY震つな担当スタッフ)と松井(プロジェクトスタッフ)は、
大町町に入っている震つな会員の活動現場3カ所を回りました。
(風組関東、レスキューアシスト、ピースボート災害支援センター・PBV)
技術系専門ボランティアの活動現場が主なこともあり、住民の声も家屋保全に必要な機材(送風機など)を借りたいといった内容が多いようです。
一昨年にも被災した方は、片付け方などに経験がある一方、「罹災証明なんて、申請してもあまり役立たない」といったあきらめムードも見られます。
また、一昨年は被災しなかった住民は、初めての経験で何から手をつけたらよいのか
途方に暮れている方もあり、資機材や情報の提供の仕方にも工夫が要るようです。
(震つなより詳細報告別途)
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RSY活動支援募金にご協力ください!(随時受付中)
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この支援金は、スタッフの現地派遣や情報発信、被災者への生活支援プログ
ラムのために活用致します。
<銀行振込>
三菱UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※「カツドウキフ 寄付者のお名前(カタカナ)」とご入力ください。
<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※通信欄に「活動寄付」とご記入ください。

8月豪雨水害への対応について(第2報)

みなさま

はじめに、令和3年8月豪雨水害(仮称)で犠牲となられた方々と被災された方々に心からお見舞い申し上げます。また、懸命に復旧作業に取り組んでおられる全ての皆様に、エールを送ります。

被害の大きさが明らかになりつつあると同時に、新型コロナウイルスの感染第5波の波が拡大の一途である中、RSYは、被災地との情報共有につとめ、また、内閣、JVOAD、震つな、NPOネットワークを通じ、県外支援者として出来うる事、現地入りの要件を整えてまいりました。

本日(8月27日)より9月1日まで、常務理事の浦野以下、5名が佐賀県に入り、武雄市を含む杵藤地区を中心に支援活動を行います。

◆なお、今回の現地入りは、佐賀災害支援プラットフォーム(SPF)が提示している県外支援者のガイドラインに従って事前申し込みを行い、支援要請を受けての現地入りです。

※現時点では、県外からの個人ボランティアは、いずれの災害ボランティアセンターでも受入れを表明しておりません。

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「避難所アセスメントチーム」として活動

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JVOAD避難生活改善専門委員として、RSY常務理事の浦野が災害関連死や健康被害を防ぎ、活力と尊厳が守られる中長期的な避難所環境の整備にあたります。

まずは、避難所環境のアセスメントを行い、その結果を地元行政や支援者らと共有の上、今後の伴走型支援も視野に入れて、改善に向けた対応策の提案などを行います。

なお、この行程には、同専門委員、内閣府との連絡員および地元中心メンバーが同行されます。

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地元活動団体「おもやいボランティアセンター」(武雄市)の運営・活動支援

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おもやいボランティアセンター(おもやい)は、一昨年の被災の際には民設のボランティアセンターを立ち上げ、ボランティアの受入れとニーズマッチングをされました。その際、RSYから支援に入ったスタッフが今回も伺います。また互いに震つな会員どうしでもあります。

この度の被害は、一昨年より浸水深も範囲も広く、おもやいの事務所自体が被災したこともあり、おもやいメンバーが物資支援や在宅避難者への生活再建相談などにできるだけ注力できるよう、後方支援を中心に行います。

★被災者の声:「こがんももろてよかと?」「離乳食が本当に助かります」「近所の人のも渡してよかですか?」(おもやいのFB発信より)

★被災者の声:一昨年はそれでもなんとか頑張って、8ヶ月かかって保険もどうにか下りることになって、せめて10年は水害も大丈夫だろうと思ってたけど、こんなになってしまって。台所にあるカウンターの上に電化製品も置いて、水が入ってもいいように対策したのに、今年は前回以上の水位で結局全部ダメになってしまった(おもやいのFB発信より)

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震災がつなぐ全国ネットワーク(震つな)会員の活動把握

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震つなの事務局をRSYが担っています。

現在、震つな会員(家屋保全の技術系専門団体など)が佐賀県内で活動していますが、その状況把握の情報収集を行います。先行貸出している床下清掃資機材の状況や、新たな物資の必要性についての最新情報や、被災者の生の声を拾う予定です。

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資機材・衛生用品の送付

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「おもやい」からの要請で、8月24日に、床下排水・清掃・乾燥用資機材を搬出しました。排水ポンプ、送風機、工場用扇風機など14個口。また、今回の現地入りに際しては、感染症予防対策用品等をお届けします。

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オンライン情報共有会議への参加

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・SPF主催の「佐賀県情報共有葉隠(はがくれ)会議」(週2回水・土開催)

・Fネット主催の「福岡県における大雨災害に関する情報共有会議」(月・水・金隔日開催)

に、毎回参加し、情報提供も適宜行っています。

現地での活動については、報告を予定しています。

★佐賀災害支援プラットフォーム(SPF)のHP

https://peraichi.com/landing_pages/view/spf20180901/

★災害支援ふくおか広域ネットワーク(Fネット)のHP

https://saigaishienfnet.wordpress.com/

★全国社会福祉協議会・被災地支援災害ボランティア情報

https://www.saigaivc.com/202108202/

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RSY活動支援募金にご協力ください!(随時受付中)

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この支援金は、スタッフの現地派遣や情報発信、被災者への生活支援プログラムのために活用致します。
<銀行振込>
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※「カツドウキフ 寄付者のお名前(カタカナ)」とご入力ください。
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※通信欄に「活動寄付」とご記入ください。

RSY・8月豪雨水害への対応について(第1報)

みなさま
お世話になります。RSY事務局です。
日本列島に停滞する前線の影響で、島根県、広島県、福岡県、佐賀県など、各地で甚大な被害が出ています。特に福岡県久留米市や佐賀県武雄市、大町町などは、近年連続して被災している地域であり、精神的ダメージに加え、現実的に修繕費用が捻出できないなど、暮らし再建には相当な時間がかかりそうです。
まずは、この災害で犠牲となられた方々や、被災され、不安の中懸命に復旧作業に取り組んでおられる皆様に、心からお見舞い申し上げます。
地元東海地域では、これまでの断続的な雨で、一部の地域では、河川の増水や土砂災害の危険性も高まってきています。今後しばらくは大雨が続くという予報も出ておりますので、危険地域にお住いの方は早めの避難を心掛け、くれぐれもお気をつけ下さい。
RSYはこれまでに、震つな会員やJVOAD、東海地域のネットワークを活かし、被災地域で活動する団体・個人の方々からの情報収集に努めてまいりました。
各地の状況と、今後の支援の方向性について、現状をご報告致します。
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各地の被災状況とRSYの動き
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●オンライン情報共有会議への参加
特に被害の大きかった、福岡県と佐賀県で、NPO・ボランティアによる情報共有会議が開催されています。いずれも、被災地内外より100団体近い支援者が集まり、地元行政や社会福祉協議会との3者連携のもと、毎夜、現状の課題や今後の支援についての検討がなされています。RSYもこれに参加しています。
それぞれの地域で災害ボランティアセンターが開設、または準備中の状況ですが、コロナ禍の災害を鑑み、募集は市内あるいは県内限定とされています。
★詳しくは、全国社会福祉協議会HPをご覧下さい。
●震つな会員「おもやいボランティアセンター(佐賀県武雄市)」への支援
市内を流れる六角川が氾濫。同河川は2019年にも氾濫しており、当時RSYは、震つな会員である「おもやいボランティアセンター」を通じて、ボランティア活動資器材の貸出、炊き出し、家の相談会などの生活支援をお手伝いしました。
今回被災した場所は、前回と同じ地域で、なおかつ、前回よりもさらに大きな被害に遭いました。今回の被災は、約2年をかけて少しずつ再建してきた住民の方々にとっては、心を打ち砕くほどの大きな打撃となり、「もうね、引っ越しするよ」「どうしようもない。こんなに水害があるならあきらめるしかない」などという声も聞かれています。現在は地元の方々を中心に、懸命な復旧作業が進められています。
また、「周辺のスーパー、コンビニ、飲食店なども被災しており、食事の確保がままならない」「大雨続きで洗濯ができない。自宅の洗濯機は被災したため、コインランドリーに行くも、混んでいて順番が回ってこない」などの悩みも聞かれています。
RSYは、地元のニーズに応じて、ボランティア活動資器材の提供、ボランティア派遣、生活物品等の提供、募金の呼びかけなどに協力致します。
●避難生活改善に関わるサポート(佐賀県武雄市・大町町、等)
コロナ禍の避難所対応や、暮らし再建に向けた長期的な支援の可能性について、地元行政や社協、支援団体らと検討すべく調整中です。現地からの要請が確認された場合は、JVOAD避難生活改善に関するメンバーでもある、常務理事・浦野を佐賀県へ派遣する予定です。
とにかく生活支援に関しては、長期戦となることが考えられるため、これまでRSYや震つなネットワークで取り組んできた、生活支援プログラムの経験から、お役に立てることを探し、検討してまいります。
★佐賀県における県外NPOによる支援は、PCR検査や感染対策防止を徹底する等を条件に、県域の中間支援組織に申請する形で、現地入りできるしくみが整いつつあります。(現状の受け入れは、重機支援や避難所対応等、専門性のあFるNPOに限っています。)
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RSY活動支援募金にご協力ください!
(随時受付中)
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この支援金は、スタッフの現地派遣や情報発信、被災者への生活支援プログ
ラムのために活用致します。
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三菱UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※「カツドウキフ 寄付者のお名前(カタカナ)」とご入力ください。
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