8月豪雨水害への対応について(第2報)

みなさま

はじめに、令和3年8月豪雨水害(仮称)で犠牲となられた方々と被災された方々に心からお見舞い申し上げます。また、懸命に復旧作業に取り組んでおられる全ての皆様に、エールを送ります。

被害の大きさが明らかになりつつあると同時に、新型コロナウイルスの感染第5波の波が拡大の一途である中、RSYは、被災地との情報共有につとめ、また、内閣、JVOAD、震つな、NPOネットワークを通じ、県外支援者として出来うる事、現地入りの要件を整えてまいりました。

本日(8月27日)より9月1日まで、常務理事の浦野以下、5名が佐賀県に入り、武雄市を含む杵藤地区を中心に支援活動を行います。

◆なお、今回の現地入りは、佐賀災害支援プラットフォーム(SPF)が提示している県外支援者のガイドラインに従って事前申し込みを行い、支援要請を受けての現地入りです。

※現時点では、県外からの個人ボランティアは、いずれの災害ボランティアセンターでも受入れを表明しておりません。

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「避難所アセスメントチーム」として活動

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JVOAD避難生活改善専門委員として、RSY常務理事の浦野が災害関連死や健康被害を防ぎ、活力と尊厳が守られる中長期的な避難所環境の整備にあたります。

まずは、避難所環境のアセスメントを行い、その結果を地元行政や支援者らと共有の上、今後の伴走型支援も視野に入れて、改善に向けた対応策の提案などを行います。

なお、この行程には、同専門委員、内閣府との連絡員および地元中心メンバーが同行されます。

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地元活動団体「おもやいボランティアセンター」(武雄市)の運営・活動支援

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おもやいボランティアセンター(おもやい)は、一昨年の被災の際には民設のボランティアセンターを立ち上げ、ボランティアの受入れとニーズマッチングをされました。その際、RSYから支援に入ったスタッフが今回も伺います。また互いに震つな会員どうしでもあります。

この度の被害は、一昨年より浸水深も範囲も広く、おもやいの事務所自体が被災したこともあり、おもやいメンバーが物資支援や在宅避難者への生活再建相談などにできるだけ注力できるよう、後方支援を中心に行います。

★被災者の声:「こがんももろてよかと?」「離乳食が本当に助かります」「近所の人のも渡してよかですか?」(おもやいのFB発信より)

★被災者の声:一昨年はそれでもなんとか頑張って、8ヶ月かかって保険もどうにか下りることになって、せめて10年は水害も大丈夫だろうと思ってたけど、こんなになってしまって。台所にあるカウンターの上に電化製品も置いて、水が入ってもいいように対策したのに、今年は前回以上の水位で結局全部ダメになってしまった(おもやいのFB発信より)

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震災がつなぐ全国ネットワーク(震つな)会員の活動把握

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震つなの事務局をRSYが担っています。

現在、震つな会員(家屋保全の技術系専門団体など)が佐賀県内で活動していますが、その状況把握の情報収集を行います。先行貸出している床下清掃資機材の状況や、新たな物資の必要性についての最新情報や、被災者の生の声を拾う予定です。

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資機材・衛生用品の送付

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「おもやい」からの要請で、8月24日に、床下排水・清掃・乾燥用資機材を搬出しました。排水ポンプ、送風機、工場用扇風機など14個口。また、今回の現地入りに際しては、感染症予防対策用品等をお届けします。

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オンライン情報共有会議への参加

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・SPF主催の「佐賀県情報共有葉隠(はがくれ)会議」(週2回水・土開催)

・Fネット主催の「福岡県における大雨災害に関する情報共有会議」(月・水・金隔日開催)

に、毎回参加し、情報提供も適宜行っています。

現地での活動については、報告を予定しています。

★佐賀災害支援プラットフォーム(SPF)のHP

https://peraichi.com/landing_pages/view/spf20180901/

★災害支援ふくおか広域ネットワーク(Fネット)のHP

https://saigaishienfnet.wordpress.com/

★全国社会福祉協議会・被災地支援災害ボランティア情報

https://www.saigaivc.com/202108202/

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RSY活動支援募金にご協力ください!(随時受付中)

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この支援金は、スタッフの現地派遣や情報発信、被災者への生活支援プログラムのために活用致します。
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三菱UFJ銀行 本山支店 普通3505681
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