台風10号情報:七ヶ浜報告

皆様
台風10号が宮城県を通過する関係で、七ヶ浜町でも警戒態勢がとられています。
現地では、スタッフ郷古を中心に公営住宅での声かけ等を行っています。以下、現地からの報告です。
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郷古です。
現在、朝より雨風が強くなってきました。
前回の台風で屋根が飛んだ、電柱が折れたなどあるので、雨より風を心配されている方な多いようです。
七ヶ浜町では各地区で避難所を開設をしていますが、未だ自主避難の形式のままです。
中央公民館は午後から休館とし、避難所として開けることになったようです。

大きな被害はないようですが、自転車を風に煽られ転倒して怪我をした人がいるなどは聞いています。

私は朝のうちはそこまで風が強くなかったので、沿岸部公営住宅を中心に訪問をやらせてもらいました。
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 【声】

「避難所より、ここ(公営住宅)の方が安全だろうから、避難はするつもりはないよ。」

「朝の日課の散歩は風強くなるって言ってたからやめたよ。デイサービスやあさひ園はやるらしいから、すごいよね。」
「ガソリンとか満タンだよ。食料もあるし、大丈夫だ。」
「大丈夫だよ。こうして来てくれるのはすごく嬉しいよ。あなたも気をつけてね。」

 

「1人だと怖いし、みんなでお茶会してたよ。あんたもまざりなさいわ。」
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社協の生活支援相談員も沿岸部及び公営住宅を回ってたので、私も程なく撤退しました。
公営住宅入居者より、沿岸部に再建された方が高潮、冠水を懸念し、避難所に数人避難されている現状です。

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現状については以上です。
またご報告します。

 

 

宮城県七ヶ浜町報告【第239報】きずな号で七ヶ浜を学ぼう~第6弾七ヶ浜ってどんな町~①

みなさま、いつもお世話になります。
七ヶ浜事務局槙島です。

2015年春から菖蒲田浜漁港で釣りや海苔すき体験など、体験学習を中心に実施してきた始まったきずな号で七ヶ浜を学ぼう。

2年目を迎える今年は七ヶ浜について学ぶ時間を、と『~ 第6弾 七ヶ浜ってどんな町? ~』を実施いたしました。

 

今回は単発ではなく、7月28.29日8月2.3日全4日(+自由参加で8月4日に海水浴)という行程でしたが、中学生6名、小学生13名が参加してくれました。

7月28日(木) 『①:七ヶ浜ってどんな町?WS』

7月29日(金) 『②:聞いて調べて』

8月2日(火) 『③:グループごとに発表練習』

8月3日(水) 『④:常総市七ヶ浜町夕涼み交流会にて発表」

8月4日(木) 『⑤:みんなで海水浴』

 

7月28日(木) 『①:七ヶ浜ってどんな町?WS』

まずは自分たちが七ヶ浜についてどのくらい知っているのか、知らないのかを認識してもらうためのワークショップ。

 

七ヶ浜の7つの浜といえば・・・グループに分かれて七ヶ浜クイズから始まりました!

4つのグループに分かれて地図の穴埋めです。学年も学校もバラバラですが、全問正解を目指してみんなで相談しながら埋めていきます。

きずな号第6弾①_七つの浜地図埋めクイズ

正解は湊浜、松ヶ浜、菖蒲田浜、花渕浜、吉田浜、代ヶ崎浜、東宮浜。一番多かったチームも4問正解が最高。

「全然わかんないじゃん!」「もう今日で覚える!」とやる気になっていたところにもう一問。

「さあ、この中で七ヶ浜の看板に使われている動物はどれでしょう?」

きずな号第6弾①_七ヶ浜クイズ

とのクイズにある子が「たぬき!」と即答。

では「なぜ、たぬきなのでしょう?」との質問にはみんなだんまり。
みなさんは知っていましたか?七ヶ浜町の看板には『たぬきがウインドサーフィンをしている様子』が書かれています。

七ヶ浜町看板
諸説はありますが、馬放島(現:七ヶ浜町代ヶ崎浜地区の無人島)にたくさんたぬきが住んでいて、食料がなくなると海を泳いで七ヶ浜まで食料調達をしにきたこと、七ヶ浜でウインドサーフィンが出来る名所があったこと、この2つを合わせてこの看板イメージになっているそうです。

そんな豆知識も知ったところで本題へ。

七ヶ浜ってどんな町?自分たちの知っていることをとにかく書き出します。

きずな号第6弾①_ポストイットきずな号第6弾①_ポストイットきずな号第6弾①_特徴

《七ヶ浜の特徴》

・海に囲まれている

・7つの浜がある

坂が多い

・海苔や魚がたくさんとれる(ボッケ、ハゼ、カニ、カレイなど)

《仕事》

・漁師さんがいて魚がたくさん獲れる

・米農業をしている人がいる

・よっちゃんイカの工場がある

《歴史・文化》

・七ヶ浜の貝塚には昔の土器が発見された

・宮城郡三大薬師の薬師堂が湊浜にある

・貝塚がたくさんある

など、たくさん記入し、今回は「七ヶ浜の特徴」「仕事」「歴史・文化」の3つで自分が調べてみたいところに分かれ、このグループで翌日の調べ学習での質問事項を相談、まとめました。

 

ポストイットまとめて共有きずな号第6弾①_歴史チームきずな号第6弾①_特徴チーム

〈参加者の声〉

・チームの人はあまり普段喋らない人が多かったので、もっと仲良くしようと思った(小6男子)

・七ヶ浜の看板がなんでたぬきなのかわかった(小6男子)

・改めて考えてみると七ヶ浜についてわからないことばかりだった。七つの浜の場所がわかった(中3女子)

 

【第31報】平成28年熊本地震に関わるRSYの支援活動について(8月20日~27日)

みなさま
平成28年熊本地震において、RSYは御船町を中心に活動を継続しています。
8月20日~27日までの活動報告です。
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▼御船・夏祭り応援交流ボランティアバス
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「この地震の影響で夏祭りも中止になってしまった。何も楽しめるものがない」「こんな時こそ元気の出ることをやりたい」という住民さんの声から、熊本YMCAさんや山間部の自治会の方々、熊本大学の学生さん、地元のお寺さんと準備を進めてきた夏祭りが20、21日に開催。RSYで「夏祭り応援交流ボランティアバス」を19日夜~22日早朝で運行し、30名のボランティアの方々が活動しました。
20日は、熊本YMCA主催の夏祭りが、避難所となっている御船町スポーツセンターで開催されました。多くの子供連れや避難所から出てこられる方も多く、最大で200人近くがお祭りを楽しみました。
この日は町内外のボランティア7団体で、かき氷や綿あめ等、様々なブースを出展しました。RSYは陶器市、輪投げ、釣りぼり、たません、ピンボールブースの運営と、木工教室の運営サポートに入りました。どのブースも常に多くの人で賑わっており、袋に一杯の陶器を購入された方、たませんに舌鼓を打つ方、輪投げや釣りぼり、ピンボールで楽しそうに遊んだり、木工教室で物作りをする子どもたちの姿が見られました。住民の方もブースのお手伝いをしてくれる場面もあり、「大変だったけど、楽しかったたい。ありがとう。」と話されていました。夕方からは花火大会を行い、一人ひとりが花火を手に取り楽しむ姿が見られました。
 
21日は南田代地区公民館の夏祭りに参加。福岡のNPO「寺モン」さんとブースを出展しました。RSYは陶器市、輪投げ、釣りぼり、カフェ、たませんブースの運営と、流し素麺の運営サポートに入りました。地区内のお祭りで、小規模ながらも子ども達も含め、多くの方が参加されていました。カフェブースでは住民とボランティア、住民同士が和気あいあいと話している姿が見られました。住民の方がやりたいと話していた流し素麺も実現。美味しい素麺に舌鼓を打っていました。
  
★参加者の声
・私のお会いした御船の皆さんは、とても前向きで笑顔がすてきでした。子ども達も被災したにもかかわらず、素直な子が多い印象を受けました。(20代女子学生)
・テレビでは知れない熊本の現状を知れてよかったと思う。現地の方々は本当に気さくで明るい方ばかりでよかったです。子どもたちも元気に遊んでいてよかった。(20代男子学生)
・地域の方々とたくさん交流できた。今の現状、震災時のことを聞くことができて、また1つ自分の知っている情報が増えたので、しっかり拡散していきたいと思います。(20代女子学生)
・熊本地震後、なかなか個人では被災地を訪れることができなかったけれど、ボラバスがあって、こうしてみんなで「現地の今」を体験できたことはとてもよかったです。ちょっと来てすぐ帰る身ではありますが、住民の皆さんとお会いすることで「ずっと気にかけていますよ」ということを伝えられたなら何よりです。(40代女性)
★住民の方の声
・いやぁ、ボランティアの人たちには本当に頭が下がるとたいね。いつもは、ああしろこうしろって言うばっかりだったけど、自分が反対になってよーくわかった。ほんと大変たいね。今日は朝、起きれんかったとよ(笑)でも楽しかったたい。ありがとうね。(50代男性)
・あんとき話してたことがようやく実現しましたねー。うれしかー。やっぱり一番にそうめん流しを食べんとね。一緒に食べよう。わーほんと、うれしかー。(70代女性)
・みなさん、どっからきなさったと?名古屋?福岡?まー遠いとこからありがとうございます。地震の後、いろんな人にお世話になって。本当にありがたいことと思うちょります。(70代女性)
★夏祭り応援交流ボランティアバスにご協力いただいた皆さま
■生活協同組合 コープあいち様
たませんに必要な調味料、調理器具、花火、素麺(300人分)をご提供いただきました。
ありがとうございました。
■瀬戸陶磁器卸商業協同組合様
陶器市の瀬戸物を約90ケースご提供いただきました。ありがとうございました。
■クラップスチアリーダーズ「元気届け隊」様
花火と手作りの手作りの風鈴62個をご提供いただきました。
元気届け隊は、東日本大震災で被災した子どもたちで結成されたチアリーダーチームで、避難所や仮設住宅でのボランティア活動の他、東北の様々な復興イベントで応援活動を行っています。今回、熊本で仮設住宅に入居する方に届けたいと、手作りの風鈴を作ってくれました。御船町の仮設住宅入居者へお配りいたします。本当にありがとうございました。
その他、個人の皆さまにも沢山の花火をご提供いただきました。
ありがとうございました。
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▼かたらんな交流館
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開館時は住民の方が来館し、気軽にお話をする場所になっています。
27日には大分大学の学生と一緒に無料カフェと陶器市を開催予定で、カフェで住民と学生、住民同士が和気あいあいと話をしたり、楽しそうに陶器を選ぶ住民が来る姿が予想されます。
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▼被災者の声
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【かたらんな交流館来館者】
・あれからね、無料で働くこと(ボランティア)が面白くなってね。今日も朝起きて、仮設に行ったら草がボーボーはえとったけん、
 全部俺が取ったとよ。いやぁ、あなたたちの気持ちがちょっとわかってきたかなー。俺も草取りしてたら、「きれいにしてくれてありがとう」とか知らん人に言われて。なんかうれしかばいね。あなたたちも喜んでくれるあの笑顔がたまらんのじゃろう?いやぁだけどあれはうれしかね。(50代男性)
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▼うるうるパックの発送
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熊本地震から4ヶ月が経過し、現地では仮設住宅の入居が順次始まっている中、今回、つながりづくりの一助として、企業等から提供頂いた生活用品等をパック化した「うるうるパック」をお届けすることになりました。現段階で御船町を始めとする7市町村の社協から9月以降活用したいとの依頼が来ており、26日、27日にRSY大口町倉庫でパック化作業を実施。両日とも20名近くのボランティアさんの協力があり、無事パック化は完了し、現地へ発送いたしました。
うるうるパックは8月中に各地域に届く予定で、9月以降、仮設住宅への個別訪問等で活用されます。
  
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▼活動支援金募集
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皆様からお預かりした大切な寄付金は、避難所・応急仮設住宅の環境改善、孤立・孤独死の防止のためのサロンや食事会、足湯ボランティアの開催、ボランティアバスの運行など、復興の町づくりに繋がる活動に役立てます。
<クレジットカード決済>
URLよりお願いいたします。
「都度寄付」よりお申し込み下さい。
※団体へのメッセージ欄に「活動寄付」とご記入ください。
<銀行振込>
三菱東京UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※「カツドウキフ ぼうさいたろう」とご入力ください。
<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※通信欄に「活動寄付」とご記入ください。

【ボランティア募集】9月1日13:30~あるある87号発送ボランティア

みなさま
お世話になります。RSY事務局です。
毎日暑い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。

さて、RSY機関紙「あるある」発送作業を9月1日(木)に行います。
今号は、特集1・特集2を使って熊本地震に関わる情報をお届けします。
発送作業にお越しいただければ、いち早く最新号が見られます。是非ご協力ください!

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あるある87号発送作業
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▼日時:2016年9月1日(木)13:30~
▼場所:RSY事務所 http://rsy-nagoya.com/rsyabout/access.html
▼内容:宛名シール貼り、あるあるの封入 など
主に単純作業がメインですが、毎回ワイワイと作業中の事務所は賑わっています。

▼ご協力いただける皆さまへ: info@rsy-nagoya.com までご連絡ください。
メールの件名は「あるある発送ボランティア」とお書きください。
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★「あるある」は2ヶ月に一度、RSYの会員様向けに発行している機関紙です。
毎週火曜日にボランティアを中心とした編集委員で会議を開き、毎号作り上げており、
RSYの活動や今気になる災害や防災の情報をお届けしています。
どなたでも編集会議に参加いただけるので、興味のある方は事務局にご連絡ください!
ご協力よろしくお願いいたします。

宮城県七ヶ浜町報告【第238報】仮設住宅の今と昔

皆様

いつもお世話になっております。
RSY七ヶ浜事務局 郷古です。

この夏、海水浴場OPEN以外に大きく動いたことがもう一つあります。それは仮設住宅の解体作業です。震災直後から、被災者の暮らしの拠点となっていた仮設住宅。震災直後は6か所総数421戸に入居されていましたが、現在は移転が進み、1か所10戸以下になっています。

第一スポーツ広場仮設七ヶ浜中学校第二グラウンド仮設

震災後すぐに仮設住宅の建設が町内の中学校のグラウンドや公園、運動場建設で始まり、入居開始が2011年5月、避難所が閉鎖されたのが2011年6月、という沿岸部ではとても早い対応でした。これは役場が津波の被災を受けず、早い段階で動き出せたのと、高台に町有地が多かった、という2点が大きいと言われています。

仮設住宅では入居当時、「風除室(充分な広さの玄関)が無い」、「窓が二重サッシでない」、「お風呂の追い炊きの機能が無い」、「建物に断熱材が入っていない」、など生活してみると分かる様々な不具合もありましたが、仮設住宅総合サポートセンターを始め、役場や社協が丁寧に対応し、改善を図っていきました。
私たちRSYも「どの建物も同じつくりで、道に迷い、自分の家(仮設住宅)がどれか分からない。」という声からの表札作りを中学生たちと一緒に行ったりしました。
(概要はコチラ)(取り付けの様子はコチラ
又、集会所ではコミュニティ形成の観点から、様々なイベントが毎日、毎週行われました。
私たちRSYも交流の場としてお茶会を行ったり、避難所から続けていた足湯ボランティアなどを行いました。ここで繋がったボランティアさんと文通を続けている住民の方もたくさんいらっしゃいます。
第一スポーツ広場仮設解体1七中仮設解体1七中仮設解体2

そんな「きずな」がたくさん生まれた仮設住宅は2017年3月末をもって、全て解体予定です。
先だって2016年7月から解体が始まりました。

仮設住宅に入居されていた方からは
「5年も居させてもらった。いろいろなことがあったが仮設住宅にはとても感謝している。町内でも知らない人もいたので、震災後知り合いになれたし、ボランティアさんとも会えた。仮設を出ると決まった時、正直ずっとこのまま、愛着がある仮設住宅に住んでいたいという気持ちもあった。でも、いつもまでも甘えてはいられない。『移転した新しい家で頑張るよ』とお礼の気持ちで、引っ越しした。」というお話も聞きました。
野外活動センター前仮設住宅

仮設住宅は先にお伝えしたように、完全になくなってはいません。
未だ、移転先が決まらない方(再建か町営住宅入居か)もいらっしゃいます。
私たちは移転された方、未だ仮設で生活を余儀なくされる方、両者の声に耳を傾け、共に復興へ向かってこれからも歩み続けます。

宮城県七ヶ浜町報告【第237報】震災から6回目の夏。七ヶ浜の海。

皆様

いつもお世話になっております。
RSY七ヶ浜事務局 郷古です。
2011年の東日本大震災から数えると、七ヶ浜町は震災から6回目の夏を迎えました。
大きな自然の力。沿岸部は特に大きな被害を受け、震災後数年は「海・浜の再生はいつになるか・・・」そんな声がたくさん上がっていましたが・・・・・

菖蒲田浜被災菖蒲田被災写真
菖蒲田浜被災菖蒲田浜被災

ついに、2016年7月29日から8月7日の10日間の菖蒲田海水浴場のOPENができました。
この海水浴場は全国では3番目に古く、東北地方では最も古い由緒あるとても有名な海水浴場です!

菖蒲田海水浴場復興感謝祭菖蒲田海水浴場復興感謝祭
「延べ8万人以上のボランティアさんの力を借りて、ついにここまで来ました。共に喜びたい。」そんな町長の挨拶から始まった海水浴場。

来場者数は合計3万2千人(七ヶ浜町観光協会発表)で土日はステージイベントも行われ、大変にぎわいました。七ヶ浜町観光協会を主体とした実行委員会にライフセーバーや地元ボランティアが加わり、企画・運営を行い、大きな事故なくこの10日間を終えることができました。
「震災前の風景に少しずつ戻ってきているのが目に見えて分かるのは感動する。たくさんのボランティアさんに支えられて、海水浴場が在る、今こうしてお客さんが楽しんでいる。本当に感謝をしたい」と話すのは七ヶ浜町にお住まいのライフセーバーWさん。

菖蒲田海水浴場復興感謝祭菖蒲田海水浴場復興祭

震災後、ボランティアに来られた方も。
「今日はボランティアじゃなくて、観光!がれき撤去などお手伝いをしていた浜がここまできれいになって感激している。少しでも力になれたと思うと本当にうれしい。来年も来たいね」
菖蒲田海水浴場復興祭

又、簡易的だが海の家(出店ブース)も展開。
震災前に海水浴海で毎年海の家を営んでいた方も、「ここに帰って来れて良かった。もっと浜が活気づくように、来年も出店をしたい」と喜んでいました。
菖蒲田海水浴場復興祭 

今年は10日間だけの試験運転でしたが、来年はグランドオープンと銘を打ち、海水浴シーズンずっと開けていられるように準備していくそうです。
また進捗ありましたら、ブログを通じて皆さんにお伝えしますね!

 

【第30報】平成28年熊本地震に関わるRSYの支援活動について(8月17日~19日)

みなさま

平成28年熊本地震において、RSYは御船町を中心に活動を継続しています。
8月17日~19日までの活動報告です。

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▼夏祭り応援交流ボランティアバス
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「この地震の影響で夏祭りも中止になってしまった。何も楽しめるものがない」「こんな時こそ元気の出ることをやりたい」という住民さんの声から、熊本YMCAさんや山間部の自治会の方々、熊本大学の学生さん、地元のお寺さんと準備を進めてきた夏祭り企画。いよいよ今日と明日、本番を迎えます。わくわく陶器市や名古屋名物「たません」、流しそうめん、輪投げ・釣り堀、ミニ花火大会など、いろんなお楽しみ企画が予定されています。

愛知からは「夏祭り応援交流ボランティアバス」が、瀬戸陶磁器卸商業協同組合さまご寄付の陶器の品々、コープあいちさまご寄付の「たません」材料・そうめん・花火、個人の皆さまよりご寄付いただいた花火などを載せて、昨夜名古屋を出発しています。30名のボランティアの方々が参加しており、御船との交流を深めながら、楽しい夏の思い出作りのお手伝いをさせていただきます。

 

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▼RSYを通じてご支援頂いた皆様(報告:中西、浦中)
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■NPO法人夢のはな奏であいの皆さん
8月19日、東京の音楽グループの皆さんに、障がい者総合施設の第二明星学園田代西部センターにて演奏会をしていただきました。小坂(おざか)地区にある第二明星学園の本部は、全壊判定で使えない状況のため、利用者の皆さんは前震のあった4月14日深夜から山間部の田代地区にある西部センターに全員避難し、生活を続けていらっしゃいます。
山奥でなかなか来訪者もいない状況で開催した今回の演奏会は、第1部と2部で延べ80名の利用者さんとスタッフさんに参加いただきました。手拍子や足踏み、合いの手、一緒に歌うなど、とても盛り上がりました。演奏会が終わってからも、皆さん玄関から外に出てきて「また来てね」と本当に名残惜しそうに夢のはな奏であいの皆さんと触れ合っていました。

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▼被災者の声
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【仮設住宅住民の声】
・暑くて暑くて。そうめん食べたくても湯がく気にもならないくらい暑い。
・雨が降ると台所と押入れが湿気て湿気て。

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▼活動支援金募集
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皆様からお預かりした大切な寄付金は、避難所・応急仮設住宅の環境改善、孤立・孤独死の防止のためのサロンや食事会、足湯ボランティアの開催、ボランティアバスの運行など、復興の町づくりに繋がる活動に役立てます。
<クレジットカード決済>
URLよりお願いいたします。
https://kessai.canpan.info/org/rsy/donation/
「都度寄付」よりお申し込み下さい。
※団体へのメッセージ欄に「活動寄付」とご記入ください。
<銀行振込>
三菱東京UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※「カツドウキフ ぼうさいたろう」とご入力ください。
<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※通信欄に「活動寄付」とご記入ください。

 

★RSY御船事務所「かたらんな交流館」フェイスブックページ開設!
https://www.facebook.com/mifunekataranna/
地域住民の方や御船町にお越しいただくボランティアさんに、『かたらんな交流館』やRSYの活動を知っていただくと共に、町で見つけた素敵な人や場所など、御船町の魅力を随時発信していきます!

【ボランティア募集】「うるうるパック」パック化作業・発送作業

皆さま

お世話になっております。RSY事務局です。
熊本地震から4ヶ月が経過し、現地では仮設住宅の入居が順次始まっています。今回、つながりづくりの一助として、企業等から提供頂いた生活用品等をパック化した「うるうるパック」をお届けすることになりました。現地の社協からは9月以降活用したいとの声が上がっており、今後も増える見込みです。
「うるうるパック」をお届けする前に物資をパック化しなければいけません。しかし、現地でパック化することは難しいため、8月26日(金)・27日(土)にパック化・発送作業をRSY大口町倉庫で行います。そこで、パック化作業、発送作業をお手伝い頂ける方を15名程募集致します。以下を確認頂き、ご協力頂ければ幸いです。「愛知から応援しています」の気持ちを込め、うるうるパックを一緒に作りましょう!
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▼うるうるパックとは?
被災者が必要とする生活物資等を企業等から頂き、ボランティアがパック化した上で、被災地の災害ボランティアセンター等を通じて地元の自治会や民生委員らとともに「お見舞い品」として訪問配付する活動です。この取り組みは、単に被災者に物資を提供するということではなく、これまでの被災者支援の経験に基づく本当に必要な物資であるとともに、被災者一人ひとりが抱える暮らしの課題について直接お聞きすることができます。(過去にうるうるパックを配布した被災地:2005年長野水害、2007年新潟県中越沖地震、2011年東日本大震災、2013年伊豆大島、2015年東日本大震災)
▼パック化・発送作業の詳細
●日時:8月26日(金)・27日(土)10:00~14:00
※簡単ではありますが、飲み物と軽食をご用意いたします。
●場所:RSY大口町倉庫(愛知県丹羽郡大口町秋田三丁目106)
※現地のマップURLも参考にしてください→http://urx2.nu/hhGX
●集合:10:00に現地集合(現地駐車場有)、または9:00にRSY事務所集合
※事務所から車に同乗される方は、人員に限りがありますので早めにご連絡ください。
●内容:企業等から頂く生活用品のパック化(御船町、南阿蘇村など6市町村分・約3000セット)
▼ご協力いただける皆様へ
お手数ですが25日(木)の18時までに、件名を「熊本地震/うるうるパック」と書き、info@rsy-nagoya.comまで
・お名前
・携帯電話の番号
・参加できる日にち(26日/27日/両日)
・集合場所(現地/RSY事務所)
をメールにてご連絡ください。
当日連絡先:090-5000-8386(RSY林)
よろしくお願いいたします。

【第29報】平成28年熊本地震に関わるRSYの支援活動について(8月13日~16日)

みなさま

平成28年熊本地震において、RSYは御船町を中心に活動を継続しています。
現地スタッフからの8月13日~16日までの活動報告です。(報告:松永・中西・浦中)
(お盆休み:14,15日)
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▼熊本県域・熊本市の概況(JVOADの活動)

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●熊本県内の避難所数は11市町村・34ヵ所、避難者数1,335名となっている(8月16日/県発表)。
<熊本県域の情報>
・熊本県社協がJVOADと連携し、NPOくまもと協働して、支援受付窓口を8月10日に設置しました。仮設住宅等の支援基盤となる、地域支え合いセンターが各市町村に出来るまでの支援調整を目的としています。
・設置後は一日数件ずつの問い合わせが来ていて、散髪ボランティア、大学生による楽器演奏、サロン活動等のニーズに合わせてなんでもやります等の支援の申し出があり、各市町村に繋いでいます。仮設住宅への支援について、体制が整っていないため、受け入れ先は行政・社協・NPOなど、市町村毎で異なるので、その繋ぎがこの窓口の業務となります。詳細は、上記リンクから熊本県社協HPを確認ください。

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▼真夏の大交流会準備
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地震被害の影響で、例年恒例の花火大会や夏祭りが軒並み今年は中止になり、
子どもだけでなく、大人も「夏のお楽しみ」が少ないことにがっかりしている様子がわかってきましたので、熊本YMCAさんや熊本大学の学生、地元のお寺などと協力して、

お楽しみイベントの準備をしています。8月20日、21日の予定です。
名古屋からのボランティアバスも加わって、盛り上げます。
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▼陶器市&RSYカフェ
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ちょっと一息つける場所をと、かたらんな交流館にカフェを設けました。

これまでに顔見知りになった方々が、かわるがわる来訪されて、

近況がきけたり、つぶやく悩みを、次につなぐお手伝いをしたりと

カフェを情報交換の場として、利用していただけるように工夫していきます。8月13日(土)には、陶器市も開きました。
ショッピングは、品物を選んだり、お会計の時のちょっとした会話などが、楽しいものです。
売り上げは度外視で、楽しんでいただけることが目的でした。

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▼仮設入居者への説明会でのサポート(8月13日)
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今回は高齢者が多く、説明には、普段以上にわかりやすい説明が求められました。

入居者の中に、大工さんがあり棚付けやそのやり方について、
同じ入居者に講習会を開いていただけるよう打診しています。
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▼被災者の声
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【暮らし再建に向けて】
・わしら田舎ん人は真面目たいね、何かあったらみんな出よりますよ。でも情報がなかったけんね、誰がどこに避難しとるか、誰がどこの仮設に入るか、全然情報がなかけんね。この前の勉強会はよかったたいね。本当によかった。初めてのことでり災証明だなんだって、みんなわからんけんね。経験した人たちに教えてもらって本当にいい機会だった。ここは近くでいつも通るけん、またちょいちょい寄らしてもらいますわ。(60代男性)

・前はね、いつもきちーっとした恰好ばして、靴もきれいなんはいて、化粧もちゃんとしとりましたとよ、外に出るときはね。この頃はね、こんな格好でも平気で外ば出られるようになりました。前だったら絶対に外に出て行かんような格好でも平気でいられますたい。これも地震のおかげなのかなーと思うちょりますたい。ハハハ(70代女性)【地震直後を振り返って(4か月目のメモリアルディにて)】
・地震があってから当たり前のことのありがたさを感じるようになりました。当たり前のこと。料理ができること。当たり前のこと。友達と遊べること…。(10代女性)・あの強烈な地震から4カ月。振り返ってみればたくさんの方に支えてもらったと感じています。御船町職員、山口県の多くの職員のみなさま、食事を作ってくださる配食の飲食店の皆様、YMCAの皆様。そして全国からかけつけてくださったボランティアの皆様。本当にありがとうございました。皆様の支えがなければ立ち上がれなかったかもしれません。私たちが恩返しできるならば、自分の足で立ち、自らのできることを一人ずつがしていくことだと思っています。(50代男性)【かたらんな交流館来館者の声】
・いやぁこの前の穴水勉強会は実によかった。ありがとうね。ホットちゃんは、息子にやった。今年の敬老会は小さく地域でやろうと思っている、そんときにこれ、みんなで作ってあげたらよかじゃなかね?(70代男性)

 

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▼活動支援金募集
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皆様からお預かりした大切な寄付金は、避難所・応急仮設住宅の環境改善、孤立・孤独死の防止のためのサロンや食事会、足湯ボランティアの開催、ボランティアバスの運行など、復興の町づくりに繋がる活動に役立てます。
<クレジットカード決済>
URLよりお願いいたします。
「都度寄付」よりお申し込み下さい。
※団体へのメッセージ欄に「活動寄付」とご記入ください。
<銀行振込>
三菱東京UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※「カツドウキフ ぼうさいたろう」とご入力ください。
<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※通信欄に「活動寄付」とご記入ください。

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【第28報】平成28年熊本地震に関わるRSYの支援活動について(8月2日~12日)

みなさま
平成28年熊本地震において、RSYは御船町を中心に活動を継続しています。現地スタッフからの8月2日~12日までの活動報告です。(報告:松永・中西・浦中)
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▼熊本県域・熊本市の概況(JVOADの活動)
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●県内の避難所数は11市町村・53ヵ所、避難者数1,918名となっている(8月8日/県発表)。
●JVOADが開催している熊本県、熊本市との連携会議や現地視察等からの報告
<熊本県域の情報>
・県内の仮設住宅建設は予定分の66%が完成しています。また仮設住宅への入居が進む中、入居後の対応や見守り支援について、仮設住宅等をサポートする「地域支え合いセンター」の設置が各市町村で進められていますが、スタートは秋頃になる予定です。そのため、支え合いセンターが「できるまで」をどうするかが課題となっているのと、学生等による長期休暇でのボランティア活動の申し出が多くなってきていることもあり、熊本県社協がJVOADと連携し、NPOくまもとと協働のもと、「仮設住宅におけるボランティア活動支援受付窓口」を設置するよう進めていて、8月中旬より始動する予定です。今後は、熊本県社協のHP(http://www.fukushi-kumamoto.or.jp/を確認ください。
<各市町村の情報>
・熊本市では、最大約300ヵ所5万人の避難者がいましたが、仮設住宅等の入居が進み、8月14日にほとんどの避難所が、9月15日には最後の避難所が閉鎖される予定です。そうした中、避難所に最後まで残らざるを得ない方もいて、生活保護世帯・生活困窮者世帯、震災前からの課題が地震でより顕著になってきていたり、長期の避難生活で体力が落ち、歩き方が不安定になった方も出てきています。支援者と行政との個別ケースの検討会議等が必要との意見が出ていて、最後の一人までをどうサポートしていくのかも大きな課題となっています。
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▼第1回被災者支援担当者会議開催
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8月4日、御船町役場・福祉課の呼びかけで、避難所や仮設住宅への支援を連携して行うための『支援者会議』が開催されました。
参加機関は、役場の社会福祉係・介護保険係(地域包括支援センター)・健康づくり支援推進課(保健センター)、保健所、社会福祉協議会、熊本YMCA(避難所運営指定管理者)、熊本大学、RSY。
避難所から仮設住宅への移行支援の課題や、応急・みなし仮設住宅の見守り訪問活動、集会場や談話室を活用した集いの場づくり、区長や民生委員、福祉協力委員などの地域資源との具体的な協力方法などについて、意見交換が成されました。
仮設住宅の支援を一手に引き受ける社協運営の『地域支えあいセンター』が本格稼動するのが10月頃。この間、健康不良者や引きこもり、孤独死を出さないことを共通の目標にしながら、話し合いを進めています。
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▼石川県穴水町より「ホットちゃん」お届け
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2007年3月25日・能登半島地震で震度6強の被害を受けた穴水町。RSYが支援に入ったことがご縁で、以降、私達が関わる被災地に、住民手作りのベビードレス型手拭タオル「ホットちゃん」を届けて下さっています。これまで、新潟県中越沖地震や東日本大震災、茨城県常総市の水害などの被災地を共にし、1500枚以上の「ホットちゃん」が被災者を励まし、笑顔と元気を運んでくれました。
今回も御船町に、400枚のホットちゃんと高校生や大学生を含む5名がお越しになりました。
代表の滝井さん(穴水町ボランティア連絡協議会会長)は、「仮設住宅を回って、ホットちゃんと手渡した時、被災者の方に『来てくれてありがとう』、と泣かれた時は、もらい泣きしてしまいました。
穴水では、なんでそんな遠いところまで行くんだ、送ればいいじゃないかという方もいましたが、同じ痛みを経験した穴水の皆さんの気持ちを、ちゃんと顔を見て伝えたい、手渡したいという思いで来ました。住民の皆さんの表情を見て、来れて本当によかったと思いました」と感想を寄せて下さいました。
旧七滝・高木仮設団地の談話室での交流会や、木倉・田代東部地区の地区社協の方々を対象にした勉強会にも参加頂きました。住民の方からは「過去の経験を聞くことで、改めて地域が頑張らなくてはと力が沸いた」というコメントが寄せられ、被災地と被災地を繋ぐ心の絆も深まりました。
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▼旧七滝・高木仮設団地の談話室がオープンしました!
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待ちに待った談話室。穴水町の皆さんの訪問をきっかけに、初めて交流会を開催しました。災害救助法では、建物の支援しか受けられないため、完成後からすぐに使えるように、机・椅子・お茶のみセット・大工道具・裁縫道具・調理用具などはRSYから提供しました。
物品調達は、近藤産興株式会社様、生活協同組合連合会アイチョイス様の多大なるご協力と、これまでRSYに寄せて頂いた、皆さんからの大切な寄付金で揃えることができました。
住民も、周辺地域の自治会の皆さんも、早くお互いが集い、自由に行き来できるようにと、前向なアイデアを提案されています。私達は今後も、その一つ一つが実現できるよう、町や社協と情報共有しながら、積極的にお手伝いしていきます。
<住民の声>
【談話室について】
・ここ(談話室)はよかね。立派やね。
・この前来たら、机もいすもなんにもなくて座ってたら足が痛くなった。いろいろ準備してくれてありがとう。
・誰が住んでるかわからんかったけん、またみんなで集まれるといいね。
サロンの資格を持ってるので地域の人たちも誘って一緒に使いたいと思っている。
・今日は誘ってくれてありがとうね。こないだの(交流会)チラシ冷蔵庫に貼ってたのよ。でも呼びに来てくれる前にビール飲み始めたけん、行くか迷ってたんよ。ビール?アサヒのスーパードライがよかね~。家におっても一人だけん、飲むのが楽しみたいね。(80代女性)
【仮設住宅での暮らしについて】
・砂利がつまづきやすくて。なんとかならないか(80代女性)
・談話室のスロープにも段差、入り口にも段差があり、つまづくのでなんとかしないと足が悪い人が来にくい。(男性70代)
・世話人をばね、してもよかと思いよるですよ。前に部落で自治会長ばしてたけんね。ひとりもんの男が多いけん、食事に困っちょるんで、料理教室ば開いてもらったらよかね。(先生は仮設のお母さんたちにしてもらって昼食会はどうですか?)ああ、そげんよかね。すぐできるとたいね。週一回ぐらい集まれる。仮設におらっさる人は、ここで将棋でもさせばよかね。(70代男性)
・仮設ば入りよってから、誰が住んどうかじぇーんじぇんわかっらっさんけんね。はよう集まりたいなーとみんなおもっちょりましたとたい。(60代女性)
・地震の前は娘のところにおった(熊本市内)けど今はこの仮設で息子と暮らすことになった。
・仮設に入ってから一カ月くらい経ちますけど、だれが入ってるかよう知らんですたい。みんなで顔合わせばする機会あるとよかね。(60代男性)
【家や農地の再建について】
・家は半分残ってる。リフォームして住むか。壊すか。あきらめきれないでいる。(60代男性)
・今年のコメはね、兄貴んとこに7袋(10キロ)ぐらいあるけん、大丈夫だばってん来年のがね。今年が出来んかったから来年どぎゃんすればよかか頭ば悩ませちょるですよ。野菜もね、いま食べる分は春に植えられんかったけん買わんとなかとですたい。今はようやっと植えたばってん、秋と冬用になるばいね。野菜も高いけんね。こまっちょるんです。(80代男性)
【震災直後について】
 ・14日の地震の時は一人だったけん、ほんにこわかったですたい。そのあとヘルメットとか防災頭巾とか枕元に用意して寝ちょりましたばってん、16日のあの地震は!そんなものかぶっちょる余裕なんて全然なかでしたとよ。近くにあるのに揺れて揺れて取れなかったったいね。でも16日は息子がひとり心配して来てくれとったから14日の時より不安は少なかったとたい。娘が名古屋におるけん南海トラフとか、東京にも孫がおるけん関東大震災とかそっちばーっかり気にしちょって(笑)まさか自分のところに!自分のところに地震が来るなんてこれっぽっちもおもっちょりませんでしたとたいね。(70代女性)
・家は全壊。納屋も全壊でね。どうにかこうにか農機具だけは引っ張り出すことができたけんよかったとよ。(70代女性)
・4月16日の地震で棚が倒れてきて。それでろっ骨を折って日赤に10日ばかり入院してたとよ。退院してからは半壊だけど自宅におったとよ。早く仮設に入りたかったから、ここに入れてよかったたい。ひとりでおるけん、いつでもきてよかよ。(80代女性)
 ・私は生まれも御船、ずっと御船だけんね、重宝されてます。最初の地震があってすぐに近所の年寄りんとこに声かけてうちに集めて。40人ぐらい避難しとったんですよ。食事も全部作ってね。でもね、指定の避難所じゃなかけんね、物資がもらえんとたい。全然ね。でも息子が住職してる関係で知り合いからどんどん届くようになって。それで助けてもらったんよ。あれがなかったら。指定じゃなくてもね、そこは臨機応変にしてほしかね。だって、わたしらんとこは、ブロック塀がこう倒れ掛かってきて今にも倒れそうになってて。余震もあるのにそんなあぶない道通って、坂の上にあるあの公民館までお年寄りはいけんとよ。そこをなんとかしてほしかね。(60代女性)
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▼RSYを通じてご支援頂いた皆様
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★KOHARU亭たいちろう兄弟「子ども落語」
RSYスタッフ・中西の繋がりで落語会が開催されました。中学生7名を含む35名が観覧。巧みな話術に会場は終始爆笑の渦でした。「久しぶりに笑った~。楽しかったよ。二人ともかわいいねぇ。帰っちゃうのが寂しい」「いつもテレビで見てました。今日は一番前で見せてもらって本当によかった。ありがとうございます」と満面の笑みの大人たち。子ども達も「最高にウケた!」と、サインをねだる姿が印象的でした。
★はり灸レンジャー
旧七滝仮設・談話室にて、サロンと併設で活動しました。近隣の住民の方も参加したものの、「近くの住民には情報が届かない」「仮設や避難所にいる人たちだけが被災者じゃない」などの声も聞かれ、周辺自治会を交えた活動の必要性を改めて実感しました。
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▼その他、被災者の声
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・前震があって、落ち着いたなというころに本震が来た。うちは古いので近所の幼稚園に避難して。近所の人200人ぐらいいたかな。3日間は本当になんにも食べ物も物もなくて。指定避難所じゃないところに避難させてもらってたから、自分たちでなんとかしなきゃいけないんだ、もらいに行っちゃいけないって思ってた。助けてくれたのは、よさこいで知り合った人たち。そんなに親しくしていたわけではない人たちも親身になって、いろんなものを届けに来てくれた。本当にあれで助かったんです。(40代女性)
・最近は雷は鳴らすばってん、雨が降りきらんね。少し降るなら涼しくなるとだけどね。ここは網戸でも風がある日は冷房つけんでも大丈夫よ。夕方は外ば歩くと蚊に刺されるけん、家の中におるけどね。(仮設住宅・80代女性)
・主人は車中泊で息子は自宅にいて。私は地震の日からずっとこの施設にいて。利用者さんやスタッフの家族や避難してきた人で一時は200人ぐらいの避難者の方がいたんです。200人分ご飯作ってね、みんなで。それが旅行気分でなんだか楽しかったんです。ずっと車中泊してた主人には悪いんだけど。能天気っていうのかしらね。(老人介護施設スタッフ60代女性)
・ここ(小坂)は本当に大変で。この施設はほとんど使えなくなってしまって。だいぶ片付けたんですけどね。本部の方は全壊で赤い紙貼ってあったでしょ?なので、田代の方の施設に利用者さんも全部移ってもらったんです。重度の身障の方もいて。急なことだったのでまだホールにエアコンもついていなくて。昼も夜も暑くて使えなくてみんなが集まれる場所がなくて。今月中にはエアコンがつく予定なんですけど。(障がい者施設スタッフ50代男性)
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▼活動支援金募集
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皆様からお預かりした大切な寄付金は、避難所・応急仮設住宅の環境改善、孤立・孤独死の防止のためのサロンや食事会、足湯ボランティアの開催、ボランティアバスの運行など、復興の町づくりに繋がる活動に役立てます。
<クレジットカード決済>
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00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
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