【第31報】平成28年熊本地震に関わるRSYの支援活動について(8月20日~27日)

みなさま
平成28年熊本地震において、RSYは御船町を中心に活動を継続しています。
8月20日~27日までの活動報告です。
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▼御船・夏祭り応援交流ボランティアバス
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「この地震の影響で夏祭りも中止になってしまった。何も楽しめるものがない」「こんな時こそ元気の出ることをやりたい」という住民さんの声から、熊本YMCAさんや山間部の自治会の方々、熊本大学の学生さん、地元のお寺さんと準備を進めてきた夏祭りが20、21日に開催。RSYで「夏祭り応援交流ボランティアバス」を19日夜~22日早朝で運行し、30名のボランティアの方々が活動しました。
20日は、熊本YMCA主催の夏祭りが、避難所となっている御船町スポーツセンターで開催されました。多くの子供連れや避難所から出てこられる方も多く、最大で200人近くがお祭りを楽しみました。
この日は町内外のボランティア7団体で、かき氷や綿あめ等、様々なブースを出展しました。RSYは陶器市、輪投げ、釣りぼり、たません、ピンボールブースの運営と、木工教室の運営サポートに入りました。どのブースも常に多くの人で賑わっており、袋に一杯の陶器を購入された方、たませんに舌鼓を打つ方、輪投げや釣りぼり、ピンボールで楽しそうに遊んだり、木工教室で物作りをする子どもたちの姿が見られました。住民の方もブースのお手伝いをしてくれる場面もあり、「大変だったけど、楽しかったたい。ありがとう。」と話されていました。夕方からは花火大会を行い、一人ひとりが花火を手に取り楽しむ姿が見られました。
 
21日は南田代地区公民館の夏祭りに参加。福岡のNPO「寺モン」さんとブースを出展しました。RSYは陶器市、輪投げ、釣りぼり、カフェ、たませんブースの運営と、流し素麺の運営サポートに入りました。地区内のお祭りで、小規模ながらも子ども達も含め、多くの方が参加されていました。カフェブースでは住民とボランティア、住民同士が和気あいあいと話している姿が見られました。住民の方がやりたいと話していた流し素麺も実現。美味しい素麺に舌鼓を打っていました。
  
★参加者の声
・私のお会いした御船の皆さんは、とても前向きで笑顔がすてきでした。子ども達も被災したにもかかわらず、素直な子が多い印象を受けました。(20代女子学生)
・テレビでは知れない熊本の現状を知れてよかったと思う。現地の方々は本当に気さくで明るい方ばかりでよかったです。子どもたちも元気に遊んでいてよかった。(20代男子学生)
・地域の方々とたくさん交流できた。今の現状、震災時のことを聞くことができて、また1つ自分の知っている情報が増えたので、しっかり拡散していきたいと思います。(20代女子学生)
・熊本地震後、なかなか個人では被災地を訪れることができなかったけれど、ボラバスがあって、こうしてみんなで「現地の今」を体験できたことはとてもよかったです。ちょっと来てすぐ帰る身ではありますが、住民の皆さんとお会いすることで「ずっと気にかけていますよ」ということを伝えられたなら何よりです。(40代女性)
★住民の方の声
・いやぁ、ボランティアの人たちには本当に頭が下がるとたいね。いつもは、ああしろこうしろって言うばっかりだったけど、自分が反対になってよーくわかった。ほんと大変たいね。今日は朝、起きれんかったとよ(笑)でも楽しかったたい。ありがとうね。(50代男性)
・あんとき話してたことがようやく実現しましたねー。うれしかー。やっぱり一番にそうめん流しを食べんとね。一緒に食べよう。わーほんと、うれしかー。(70代女性)
・みなさん、どっからきなさったと?名古屋?福岡?まー遠いとこからありがとうございます。地震の後、いろんな人にお世話になって。本当にありがたいことと思うちょります。(70代女性)
★夏祭り応援交流ボランティアバスにご協力いただいた皆さま
■生活協同組合 コープあいち様
たませんに必要な調味料、調理器具、花火、素麺(300人分)をご提供いただきました。
ありがとうございました。
■瀬戸陶磁器卸商業協同組合様
陶器市の瀬戸物を約90ケースご提供いただきました。ありがとうございました。
■クラップスチアリーダーズ「元気届け隊」様
花火と手作りの手作りの風鈴62個をご提供いただきました。
元気届け隊は、東日本大震災で被災した子どもたちで結成されたチアリーダーチームで、避難所や仮設住宅でのボランティア活動の他、東北の様々な復興イベントで応援活動を行っています。今回、熊本で仮設住宅に入居する方に届けたいと、手作りの風鈴を作ってくれました。御船町の仮設住宅入居者へお配りいたします。本当にありがとうございました。
その他、個人の皆さまにも沢山の花火をご提供いただきました。
ありがとうございました。
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▼かたらんな交流館
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開館時は住民の方が来館し、気軽にお話をする場所になっています。
27日には大分大学の学生と一緒に無料カフェと陶器市を開催予定で、カフェで住民と学生、住民同士が和気あいあいと話をしたり、楽しそうに陶器を選ぶ住民が来る姿が予想されます。
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▼被災者の声
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【かたらんな交流館来館者】
・あれからね、無料で働くこと(ボランティア)が面白くなってね。今日も朝起きて、仮設に行ったら草がボーボーはえとったけん、
 全部俺が取ったとよ。いやぁ、あなたたちの気持ちがちょっとわかってきたかなー。俺も草取りしてたら、「きれいにしてくれてありがとう」とか知らん人に言われて。なんかうれしかばいね。あなたたちも喜んでくれるあの笑顔がたまらんのじゃろう?いやぁだけどあれはうれしかね。(50代男性)
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▼うるうるパックの発送
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熊本地震から4ヶ月が経過し、現地では仮設住宅の入居が順次始まっている中、今回、つながりづくりの一助として、企業等から提供頂いた生活用品等をパック化した「うるうるパック」をお届けすることになりました。現段階で御船町を始めとする7市町村の社協から9月以降活用したいとの依頼が来ており、26日、27日にRSY大口町倉庫でパック化作業を実施。両日とも20名近くのボランティアさんの協力があり、無事パック化は完了し、現地へ発送いたしました。
うるうるパックは8月中に各地域に届く予定で、9月以降、仮設住宅への個別訪問等で活用されます。
  
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▼活動支援金募集
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皆様からお預かりした大切な寄付金は、避難所・応急仮設住宅の環境改善、孤立・孤独死の防止のためのサロンや食事会、足湯ボランティアの開催、ボランティアバスの運行など、復興の町づくりに繋がる活動に役立てます。
<クレジットカード決済>
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※団体へのメッセージ欄に「活動寄付」とご記入ください。
<銀行振込>
三菱東京UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※「カツドウキフ ぼうさいたろう」とご入力ください。
<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
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