能登半島地震(穴水町)飲用水・越冬ボランティア大募集

みなさま

お世話になります。RSY事務局です。
能登半島地震から11カ月が経ちました。
この間、物心両面において多くのご支援を頂いた皆様に心から感謝申し上げます。

RSYは1月3日より石川県穴水町で支援活動を継続しています。6月2日にオープンしたRSY穴水拠点「ボラまち亭」にも、毎月のべ1,000人の地域の方々が訪れ、出会いや集い、楽しみの場の一つとして少しずつ地域に定着してきました。同時に、毎月のべ300~400人の団体・個人のボランティアの方々が来訪され、楽しい企画の持ち込みや住民の方々との交流の機会を重ねて下さっています。

この度、震災から10カ月を迎えた活動の様子をRSY機関紙「あるある」131号に掲載しました。愛知県に県外避難されている方への生活サポートを行う「能登半島地震被災者支援ネットワークあいち(NWあいち)」の活動の様子も紹介しています。下記URLから閲覧できますのでぜひご覧下さい。

RSY機関紙「あるある」131号 穴水町の現状とRSYの動き

<越冬ボランティア/皆さんへお願い>

★その1★
断水・水質低下地域への飲用水を募集します
9月に飲用水募集の呼びかけをしたところ多くのご支援を頂き、必要な方々へお届けしてまいりましたが、現在も穴水町内山間部の一部の小規模集落で水質の低下が続き、水道水が飲めない状況です。

また、9月20日の奥能登豪雨で浸水した珠洲市、輪島市方面の福祉施設や個人宅でも、断水は解消したものの水質の問題を抱え同様の声が聞かれているため、当面の間飲用水の支援を継続することにしました。

対象世帯には、毎週約200箱(2ℓペットボトル×6本入り×2箱ずつ)の飲用水をお届けしていますが、在庫が少なくなってきたため改めて募集致します。飲用水はスタッフ・ボランティアが個別訪問し自宅にお届けするため、孤立防止や、心身の健康状態、生活の中でのお困りごとを把握するための機会としても活用しております。

搬入・搬出時のスタッフ・ボランティアの負担軽減のため、ペットボトルは2ℓ×6本入りのケースをご提供いただけると大変ありがたいです。ご配慮の程よろしくお願い致します。

★その2★
食糧品・新品の冬物衣類を募集します
「ボラまち亭」では、RSYを通じてご寄付頂いた、食料品や日用品を地域の皆さんに無料で「おすそわけ」しています。「生活再建や子どもの教育費にこれから沢山のお金がかかる」「1円でも無駄にしたくない」と切実に考える方が少なくなく、皆さんからのご寄付は生活の支えとなり、地域の方々がボラまち亭に足を運ぶ大きなきっかけになっています。これから電気代や燃料費などもかさむ中、皆さんが少しでも安心して冬を越せるよう下記の寄付を募集します。複数ご提供頂ける場合は箱ごとに仕分けの上、お送り頂ければ幸いです。

(食糧品)
ごはんパック/レトルトスープ・味噌汁/パウチ総菜/野菜ジュース/乾物類(乾燥わかめ、ひじき、切干大根など)/各種調味料(味噌、しょうゆ、みりん、料理酒、塩、砂糖など)/乾麺(パスタ、うどん、そば、そうめんなど)など、長期保存ができて栄養価の高いもの

(新品の冬物衣類)
靴下/下着/トレーナー/セーター/ウィンドブレーカーなど

<送り方>
〇方法1:RSY穴水町拠点「ボラまち亭」に直送・持参する
・送り先:認定NPO法人レスキューストックヤード
〒927-0024 石川県鳳珠郡穴水町字由比ケ丘42番地
陸上競技場管理棟内「ボラまち亭」
・電話番号:090-5345-3392
※月曜定休、火~日の8:30~17:30までの間で受け付け可能。

〇方法2:RSY名古屋事務所に直送・持参する
・送り先:認定NPO法人レスキューストックヤード
〒461-0001 名古屋市東区泉1-13-34 名建協2階
・電話:052-253-7550
※土日定休、月~金の9:30~18:30までの間で受付可能。(時間外希望の方は事務局までご一報ください)

★その3★
越冬ボランティアを募集します
震災から1年の節目を迎える年末年始に、穴水の皆さんと「ボラまち亭」で一緒に過ごして下さるボランティアを募集します。「ボラまち亭」の交流スペースに集い、この1年の頑張りをねぎらい合ったり、来年に向けた希望を語り合える温かい場を作ることができればと思います。ご希望の方は、下記のURLからお申込み下さい。

能登半島地震 RSYボランティア(自由日程参加)申込み

※団体で活動される場合は、代表者の名前で入力頂き、備考欄に同行者名(お名前フルネーム・性別)を全員ご記入下さい。

また、併せて12月のボランティアカーも空きがありますのでご案内致します。
ぜひご利用下さい!

能登半島地震被災者支援ボランティア(名古屋発ボランティアカー)申し込み

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RSY活動支援募金にご協力ください!
(随時受付中)
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この支援金は、スタッフの現地派遣や情報発信、被災者への生活支援プログラムのために活用致します。

【クレジットカード決済】
https://congrant.com/project/rsy/7651
【郵便振替でも寄付を募集しております】
ゆうちょ銀行
ゼロハチキュー支店 089
当座 0126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※「カツドウキフ 寄付者のお名前(カタカナ)」とご入力ください。
<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード

【募集12月分】現地穴水活動ボランティア(令和6年能登半島地震)

みなさま
能登半島の冬は、すでに足早にやってきています。
いまだ不自由な生活が続く在宅避難の方や、
仮設住宅での生活環境も、寒さ対策が必要になってきます。
引き続き、一人でも多くの方の参加をお待ちしています。
 
こちらが申込みフォームです

【概要】

日程:

73陣:2024年12月5日(木)~12月8日(日)
74陣:2024年12月12日(木)~12月15日(日)
75陣:2024年12月19日(木)~12月22日(日)

出発/帰着場所:RSY事務所前(名古屋市東区泉1‐13‐34)
9:30出発 20:00帰着(交通事情によります)
 
 
月曜日が祝日であっても、木曜~日曜の3泊4日で変更はありません
※配布用のチラシも添付します。告知にご協力ください。
※ハイエースの運転が可能な方、特に募集しています。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
(地元社会福祉協議会からの依頼に基づいています)

活動内容:仮設住宅への入居時支援、仮設住宅の棚取り付け等補助、

交流会や足湯&カフェサロン等の運営補助、看護・福祉ニーズの高い要配慮者への対応(健康チェック、生活環境の整備)

各種イベントのチラシポスティング等

活動時間:原則として、9:00集合・オリエン。内容により活動時間は前後します。

活動場所:ボラまち亭を起点として、穴水町内の複数の場所に出向きます。

ボランティア登録場所:ボラまち亭。

宿泊場所:ボラまち亭

料金(光熱費として):1泊500円/人

宿泊施設備品等:暖房器具、電子レンジ・冷蔵庫・エアコン・トイレ・シャワー。公衆浴場(有料)へは徒歩で行けますが、お弁当などは車で買い出しが必要です。ゴミは各自お持ち帰りください。簡易ベッドは、ありますが寝袋等の寝具をご持参ください。

(報告:9月29日)飲用水のご提供と配布について/能登半島地震・水害

みなさま

お世話になります。RSY事務局です。
RSYは能登半島地震および大雨で被災された皆様に、穴水拠点「ボラまち亭」から飲用水や衛生用品をお配りしております。

私達の呼びかけに、これまで本当に沢山皆様からご寄付を頂いております。既に500箱を超す用水が集まっており、現地に繋がりのある支援団体・個人の皆様を通じて、順次お届けしています。お一人おひとりの想いと行動が、被災された皆さんの心と身体を支えています。ご協力頂いた皆様に心から感謝申し上げます。

また、穴水町在住の方々が、珠洲市、輪島市、能登町方面のご親戚や知り合いに届けて下さる場面も増えてきました。「友達も家族も、何度も災害に見舞われ本当に辛いと言っていた。自分たちも見ているのが辛くて辛くて。。皆さんから頂いた物資や支援の物資を必要な人に届けます」と頼もしいお言葉を頂いています。できる人が、できることを。引き続きご支援の程よろしくお願い致します。

※お写真でご紹介しきれない方々からのご支援も沢山頂いております。本当にありがとうございます。

(今回のお届け先)
・輪島(個人宅RSY経由)


・輪島(個人宅・穴水在住者経由)


・輪島(個人宅・穴水町東井栗園経由)


・被災地NGO恊働センター七尾拠点(七尾・輪島・珠洲で活動中)


(被災された方の声)
<30代・女性>
自宅から500mほど離れたところが土砂災害で行方不明の方が出てしまったエリア。震災後少しずつ落ち着いてきた頃だったのにどうしていいか分かりません(お話しながら涙を流される)。水は出るけど濁ったり、供給が不安定なことがあります。まだ1歳未満の子どもを抱えていているので、水質に不安があるため衛生的な水が頂けるのはとても助かります。赤ちゃんの粉ミルクや離乳食、おむつなども買いに行く暇もなくくて。。頂いたお水はママ友にもお裾分けしたいと思います。

※下記、写真提供:CODE海外災害援助市民センター・吉椿さん

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※通信欄に「活動寄付」とご記入ください。

(報告:9月26日)飲用水のご提供と配布について

みなさま

お世話になります。RSY事務局です。
9月24日、地震や水害で被災された地域への飲用水の提供について協力の呼びかけをしたところ、すでに40を超す団体・個人の皆様からお申し出を頂いております。愛知に避難されているウクライナからの避難民の皆さんをはじめ、直接名古屋事務所や三重・岐阜・名古屋方面からボラまち亭まで届けて下さった方もあり、必要な方々の元へ即日お届けすることができました。私たちに、被災地を想うまごころを託して下さった多くの皆様に心から感謝申し上げます。

ボラまち亭は、「震災がつなぐ全国ネットワーク」や被災地で活動する支援団体・個人を通じ、障がい者・高齢者等の要配慮者世帯および福祉施設、孤立集落、断水地域などに水や衛生用品等をお届けする後方支援拠点として活用頂いています。

★お願い★
搬入・搬出時の作業は人海戦術となるため、あまり重いと作業ボランティア・スタッフの怪我等の心配があります。現地に到着後の持ち運びも大変だと思うので、申し訳ありませんが、できるだけ1箱に8本~9本梱包されたものではなく、2L×6本入りの箱でご提供いただけますと幸いです。

昨日浦野・稲垣は、昨年5月に発生した珠洲市の震災支援でご縁を頂いた正院地区民生委員・Sさんや、在宅避難者への物資供給場所となっている正院公民館、民間のキャンプ場を訪れ、水や衛生用品をお届けしました。

Sさんは「今回の水害での被害は幸いなかったけど、5月の地震で自宅は半壊。事務所(自営のため)も被災したけど12月24日にリフォームがようやく完成し、やっとこれから…という時に元旦の地震。自宅は全壊し、今の住まいは仮設住宅。どうしてこんなことが…と思う気持ちもあるけど、変な話、だんだん被災に慣れてきた面もあって。周辺も全壊だからみんな一緒。辛いのはうちだけじゃないと思えば乗り越えられるんじゃないかと思ってます。既に若い人たちが中心となって、今後の正院をどうするのか?という話し合いの場も持たれてます。大雨の後は水が濁る時があって、水と衛生用品はいくらあっても嬉しい。私から必要な人にお届けしたいと思います」とお話されました。

いつも笑顔で気丈に振舞い、5月の地震から地域のために走り続けて来られたSさん。心身共に疲労困憊であろう中、皆さんからの支援を力に変えて何とか前に進もうとされる姿に『生きる力』を感じました。

また、被災障がい者への支援センターとして活動する「日本障害フォーラム(JDF)」を通じて、水の供給が不安定となっている輪島市の障害者福祉施設「一互一笑」さんにもお届け頂きました。本日も引き続き、JDFを通じて輪島市七浦公民館、障害者小規模作業所「あすなろふたばぱいん」さんにも、50ケースの水をお届け頂く予定です。

他にも、週末に七尾市や輪島、珠洲方面に入られる「CODE海外災害援助市民センター」さんを通じて、必要な個人の皆様にお届け頂く予定です。

一人ひとりの力を持ち寄り、今できることを確実に必要な方へ繋げていくことを目標に活動してまいります。引き続きご支援・ご協力をよろしくお願い申し上げます。

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(急募)飲用水:能登半島地震、9月20日からの大雨被害

みなさま

お世話になります。RSY事務局です。
RSYは石川県穴水町で支援活動を継続していますが、現在も地震の影響により、一部の仮設団地・周辺世帯で、水質が基準値に至らず水道水が飲めないという状態が続いています。

また、今回の水害で穴水町以外の奥能登地域は断水箇所が多く、飲用水の不足が課題となっています。

いずれのケースに対して、これまで穴水町のRSY活動拠点「ボラまち亭」のストック分は随時提供してきましたが、在庫が少なくなったため、飲用水をご寄付頂ける方を急募致します。

募集するのは、2ℓ入りペットボトルの飲用水です。

下記のいずれかの形でご協力頂ければ幸いです。
何卒よろしくお願い申し上げます。

〇方法1:RSY穴水町拠点「ボラまち亭」に直送・持参する
・送り先:認定NPO法人レスキューストックヤード
〒927-0024 石川県鳳珠郡穴水町字由比ケ丘42番地
陸上競技場管理棟内「ボラまち亭」
・電話番号:090-5345-3392
※月曜定休、火~日の8:30~17:30までの間で受け付け可能。

〇方法2:RSY名古屋事務所に直送・持参する
・送り先:認定NPO法人レスキューストックヤード
〒461-0001 名古屋市東区泉1-13-34 名建協2階
・電話:052-253-7550
※土日定休、月~金の9:30~18:30までの間で受付可能。(時間外希望の方は事務局までご一報ください)

皆さんのご協力をお待ちしております。

秋雨前線による大雨について(石川県穴水町)9月22日現在

みなさま

お世話になります。RSY事務局です。
一昨日から昨日にかけて、RSY拠点「ボラまち亭」のある石川県穴水町も一時的な暴風雨に見舞われました。町内では川の水位が上昇し、複数個所で道路冠水も見られました。

穴水総合病院近くの低い土地にあるクリニックが床上浸水したという情報が入り緊張が走りましたが、大雨の際には過去にも何度か浸水したこともあるそうで、従業員・業者による迅速な対応で現在は復旧に向かっているとのことです。

RSYスタッフは朝から、「ボラまち亭」の前にある由比ヶ丘団地(180戸)と周辺地域を巡回すると共に、「ささえあいセンター穴水」を運営する穴水町社協社と随時連絡を取り、16カ所の仮設団地および周辺地域の見守り相談員や民生委員らから寄せられた情報の共有を行ってきました。

由比ヶ丘団地は排水が悪く冠水箇所もありましたが、動線には影響していなかったこともありしばらく様子を見守ると水が引いたため、役場に報告するにとどめました。全体としては目立った被害報告はなく、住民の皆さんが平常通りの生活をされていることが分かり、ひとまず安堵しました。

一方で、「ボラまち亭」のある穴水陸上競技場・管理棟は、震災後の地盤沈下で土地が低くなっているうえ、隣の穴水高校から排水できなかった水が流入し、建物に小規模の浸水や複数個所の雨漏りが確認されました。

しかし、ボランティアさんの協力を得て、事前に出入口に土嚢や板版を準備するなどの防水対策が功を奏し、被害は最小限に食い止められました。また、10時過ぎから天候が回復したこともあって予定通りボラまち亭をオープン。来訪された方は「昨日の雨はすごかったね。輪島や珠洲の皆さんが気の毒で…」と心を痛めつつも、ご近所さんやスタッフの姿を見てホッとされたようでした。

今回の水害に対し、RSYも各地で活動するNPO仲間から情報収集をすると共に、穴水から後方支援としてできることを検討しています。昨日はこの地で共に活動しているADRA Japanさんを通じて、ボラまち亭・おすそわけコーナーのスポーツドリンク 2L5箱、水500mL 20箱を珠洲の断水地域に届けて頂きました。また、住民の方から「輪島の知り合いに水を届けたいので提供して欲しい」というご相談受け、すぐ対応させて頂きました。

震災後の生活再建もままならない中、これだけの水害被害が発生し、以前被災された方から聞いた「神も仏もない」「長生きしていいことなんて何もない」という言葉がよみがえります。

穴水町もまだまだ多くの方々が震災の傷をひきずりながら、深刻な生活課題を抱え、不安の中で暮らしていらっしゃいます。私たちができることは限られますが、一つひとつの関わりを丁寧に積み重ね、少しでもみなさんの不安が解消されるようお手伝いを続けて行きます。

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RSY活動支援募金にご協力ください!
(随時受付中)
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この支援金は、スタッフの現地派遣や情報発信、被災者への生活支援プログラムのために活用致します。【クレジットカード決済】
https://congrant.com/project/rsy/7651
【郵便振替でも寄付を募集しております】
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ゼロハチキュー支店 089
当座 0126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※「カツドウキフ 寄付者のお名前(カタカナ)」とご入力ください。
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RSY令和6年能登半島地震への対応(第18報)

お世話になります。RSY事務局です。

昨日、宮崎県を中心に最大震度震度6弱の地震が発生しました。被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。現在RSYも宮崎方面でつながりのある団体・個人の方々への情報収集を行っております。

また、現在も「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」が発令中で、地元の皆さんはもとより、能登半島地震で被災された方々も、大きな揺れや津波から逃げる映像を見て、フラッシュバックや動揺に見舞われている方々もいるかも知れません。

今、課題となっている災害関連死の原因の中には、「津波警報で必死に逃げて、もともと悪かった心臓に負担がかかった」という犠牲者もおられます。しょっちゅう余震が続いた頃は、悲鳴ではなくため息のような「もういい加減にして」という想いを吐き出した方もいました。ニュース映像を見る度に、このような「あの時」のことが思い出されることになります。

私たちが活動を継続する穴水町でも、6月からオープンした地域の交流拠点、みんなの居場所・ボラまち亭を中心に、穴水町社協が運営する「ささえあいセンター穴水」の生活相談支援さんらと連携しながら、心配な方々への個別訪問やお声がけを強化し、不安軽減と共に備えへの声かけをしていきたいと思います。

今回は、RSY穴水スタッフ・看護師(ボラまち亭の店長的存在)の西井のレポートをお届けします。

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「ボラまち亭」のある場所は、今は由比ヶ丘団地(仮設住宅)となっている穴水陸上競技場の管理棟の中。昔懐かしい駄菓子を買える「駄菓子屋」、支援物資を無料配布する「おすそわけコーナー」、イベントやクールシェアスポットとして活用している「交流スペース」があり、たくさんの方に活用していただいています。

ボラまち亭のオープンから2か月が経ちました。多い日には1日に100人ほどがお越しくださいます。7月中旬からはボラまち亭の営業日以外の日にもクールシェアスポットとしての開放を始めました。気温と湿度が高く熱中症警戒アラートが出される日もしばしば。
散歩をしている方などにお声がけをして、涼んでいただいています。涼みに来てくださる方も増えてきており、夏休みに遠方から来たお孫さんを連れて来てくださった方からは「暑いし、遊ぶ場所がないから、ありがたいわ。」と言っていただきました。

最近ボラまち亭を運営していて嬉しかったことがありました。

娘さんから電話がかかってきた女性の方「今?今ね、ボラまち亭にいるよ。」
ボラまち亭の周知に頭を悩ませていた私にとっては、ボラまち亭を居場所として下さる方がいることを知れてとても嬉しい瞬間でした。

困ったことを相談しに来てくださるだけでなく、ちょっと寄ってみた、顔を見に来たと言って高齢者の方がお越しになる事もあります。暑い中ですが少し外を歩く、そんな習慣の一部にボラまち亭がなっていくことで、運動のきっかけになったら嬉しいものです。
そういえば、最近顔を見ないな、大丈夫かなという気づきのきっかけにもなっています。

被災者の声/主にボラまち亭来訪者ヒアリングより
〇70代女性
先々が決まらないから不安である。もう少し時間をかけてゆっくり考えることにした。心配事はたくさんあるけれど、空を見上げて明日に向かう。

〇60代女性
毎週末にボランティアさんがおいでるという安心感や人が集う喜ばしさを日々感じています。ありがとうございます。

〇70代女性
いつもありがとうございます。感謝感謝。いつになったら家に戻れるのか、不安です。

〇80代女性
今後のことに不安を感じていますが、周囲の方とのコミュニケーションも取れる様になり前向きに考えられる様になった。

———————————-  昨日の地震後の声

〇70代女性
あの震災以来眠りが浅い。昨日の地震の報道も不安にはなるけど気にしてばかりでも仕方がないと思って。午前3時頃穴水でも1回余震があってびくっとしちゃった。(仮設団地)

〇70代女性
私は元旦の地震以来、震度1の地震でも分かるぐらい敏感になってる。昨日の宮崎の地震もテレビでみていて怖いから、いつどうなってもよいようにボラまち亭で頂いた水やアルファ化米を袋に詰めて準備はしてた。車のキーと携帯を枕元も準備して。明け方の地震で目がさめて、持ち出し袋を傍において、外に出ようかどうか迷ったけど10分ぐらいじっとしてたら落ち着いた。大丈夫そうだったのでまた横になった。(在宅避難者)

〇80代女性
ここは周りに沢山の人が近くにいるから、何かあったら声をかけたり、かけられたりし合えるのでその分安心。(仮設団地)

〇50代男性
宮崎に、元旦の地震でお見舞金や物心を送って下さった知り合いがいるのでとても心配だった。不安になりすぎてもいけないと思い、あまりテレビを見ないようにしていたがその方とまだ連絡が取れていないので母親がとても心配している。(仮設団地)

スタッフも心配していましたが、本日も沢山の皆さんにご利用いただいています。お知り合いやスタッフらと昨日の地震の話をする方もいましたが、日常の井戸端会議に花を咲かせている方もいて、基本的にいつもと変わらぬ風景で少しホッとしました。

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★空席あります!RSYボランティアカー運行情報
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8月最新ボランティアカー運行情報はこちら
https://rsy-nagoya.com/volunteer/volunteer.html

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【募集9月分】現地穴水活動ボランティア(令和6年能登半島地震)

レスキューストックヤード事務局です。
能登半島地震発災から、半年以上経ちましたが
いまだ不自由な生活が続く在宅避難の方や、
仮設住宅での生活環境に
戸惑いや困りごとを感じている方は、多くいらっしゃいます。
加えて、残暑での体調不安もあります。
は夏休みということもあり、学生さんの参加も多くなっていますが、
の落ち込みを懸念しています。
一人でも多くの方の参加をお待ちしています。
 
以下の日程です。
曜日が祝日であっても、木曜~日曜の3泊4日で変更はありません
※ハイエースの運転が可能な方、特に募集しています。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
(地元社会福祉協議会からの依頼に基づいています)

こちらが登録フォームです

活動場所:ボラまち亭・RSY事務所(穴水町字由比ケ丘42番地 穴水町陸上競技場管理棟)を起点として、他の場所にも出向きます。
 
活動内容:仮設住宅への入居時支援、交流会実施、ボラまち亭来訪者対応
足湯&サロンの実施、看護・福祉ニーズの高い要配慮者への対応(健康チェック、生活環境の整備)   
 
宿泊場所:ボラまち亭(穴水町字由比ケ丘42番地 穴水町陸上競技場管理棟
※シャワーが使えないなど、一部宿泊にご不便をおかけしています間は、無料です。解消したあかつきには、水道光熱費として500円/泊を申し受けます。

日程:

60陣:2024年95日(木)~98日(日)
61陣:2024年912日(木)~915日(日)
62陣:2024年919日(木)~922日(日)
63陣:2024年926日(木)~929日(日)

出発/帰着場所:RSY事務所前(名古屋市東区泉1‐13‐34)
9:30出発 20:00帰着(交通事情によります)

※この活動は、日本財団からの助成のご協力を頂いています。

RSY令和6年能登半島地震への対応(第17報)

みなさま

RSY穴水事務局です。1月1日能登半島地震からもうすぐ7か月が経ちます。RSYは1月3日から石川県穴水町に拠点を置き、現在も支援活動を継続しています。

穴水町では2月29日から応急仮設住宅への入居が始まり、最終的には20か所・532戸の仮設住宅の建設が予定されていましたが、最初の入居から約6カ月後の8月3日に、ようやく最後の鍵渡しが完了します。

応急仮設住宅の入居にあたり、今回特徴的だったのは、従来仮設住宅の入居対象外となっていた「準半壊」の方でも、応急修理制度を利用することを前提に、修繕完了までの間一時入居が認められるという点です。石川県の弾力性のある対応で穴水町でも該当するケースが複数ありました。

当初は修繕しながら生活を継続できると見込んでいた方々も、工事の遅れや余震、雨等で徐々に家の損傷が広がったり、井戸や宅内配管の業者が見つからずトイレや入浴、調理等において深刻な生活課題が改善しないという状況が散見されました。結果心身の健康に不調が生じ、ようやく申請を検討するというケースも少なくありません。

6月2日、RSY新拠点「ボラまち亭」(穴水陸上競技場管理棟内)がオープンして以来、仮設住宅・在宅問わず、毎回70名~100名の方が利用されていますが、これらの相談もその際に寄せられたものでした。

そこで、仮設住宅を管轄する町地域整備課に確認したところ、「現在は仮設も町営住宅も空室がないため、要望があっても断わらざるを得ない」との回答があり、公的支援による住まいの確保は打つ手がない状況であることが分かりました。

これら深刻な個別ケースについては、穴水町(住民福祉課、子育て健康課、復興復旧支援室)、穴水町社協(災害ボランティアセンター、ささえあいセンター穴水)、穴水総合病院リハビリテーション部、RSYらで構成される「災害ケース検討会議」で随時共有・検討がされています。また、共に穴水町で活動し、技術系支援の窓口となっているADRA Japanなどとも情報交換しながら、外部の専門業者の招致や自宅の簡易修繕などの協力を頂いています。

制度適用のための一律な線引きが、もともとの生活困窮世帯や、状況の理解や判断が難しい、または介護等の支援が必要となる福祉ニーズの高い世帯の生活環境の悪化に拍車をかけているようにも見えます。地域資源が乏しい中、多くの課題はすぐに解決できないものばかりで、関係者も日々頭を悩ませながらこれらの問題と対峙しています。家屋被害と一人ひとりが抱える生活課題(お金や健康など)、この2つを判断基準にした支援制度の見直しが急務の課題であると感じています。

(被災者の声/主にボラまち亭来訪者ヒアリングより)
・60代・男性
罹災証明書の被災区分は「準半壊」。納得いかなかったので再申請したが判定は変わらなかった。水は井戸から引いているが、地中の土管が複数個所でズレているのか、泥が混じった水しか出ないので、洗濯や入浴、調理全てに困っている。水は公共の給水場まで取りにいき、洗濯は避難所の洗濯機を借り、食事はボラまち亭からもらったレトルトや総菜で済ませている。屋根を業者に修繕してもらったが、応急修理制度のことを知らず申請前に支払いをしてしまい、適用外となってしまった。震災後から動きどおしで疲労が蓄積し、あんな家の環境では身体も心も休まらない。

・60代・男性
震災前に妻が脳梗塞で倒れその後認知症に。ギリギリまで避難所にいたが、閉所されることになり、準半壊で仮設住宅にも入れないため被災した自宅に戻るしかない。簡易水道だが破損し水が出ない。支払える修繕費もない。公共の水道場まで取りにいき何とか対処しているがその生活ももう限界。
・40代・男性
母親と二人暮らし。自分も母も持病がある。築約40年の家だったが全壊判定を受けた。この事実を受け入れられず、修繕すれば何とか住めるのではないかと思い、DIYでトイレなども直したが、日を追うごとに家が傾き、雨漏りもひどくなり、きたない水が2階から染み出るようになってきた。それを見て「もう本当にだめなんだ・・・」と現実が目の前に迫ってきた。ずっと割り切れない気持ちをひきずっていたが、区切りをつけてようやく最近仮設への引っ越しを決意。先日入居したところ。8月に解体を決めたが、気力がなくなってとにかく何をしても疲れるようになった。もう動く力が残っていない。でも今日話を聞いてもらえてよかった。ここに来れば受け止めてくれる人たちがいるということが分かっただけで安心だ。

★ボラまち亭・スタッフのご紹介

ボラまち亭では、地元採用者も含め、現在8人のスタッフが働いています。改めてご紹介致しますので、来訪された際はお気軽にお声がけ下さいね!

ボラまち亭は、孤立・孤独を防ぎ、一人ひとりに向き合いながら、被災者のペースでそれぞれの豊かな暮らしを取り戻して頂くための『みんなの居場所』づくりを目指して運営しています。

 

・全体統括
栗田暢之(RSY代表理事)

・現地責任者
浦野愛(RSY常務理事)

・専従スタッフ
稲垣早律、長田富美子、西井春華(看護師)

・棚取り付けプロジェクトリーダー
中村豊(左から2番目)

・ボラまち亭アルバイト
白藤真紀子(由比ヶ丘団地住民)
仕幸諒俊(穴水高校3年生)
牛上綾那(穴水高校3年生)
※高校生は学校の規定で夏休みの間のみ雇用

★8月もRSYボランティアカーを運行します!詳細・申し込みはコチラまで!

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RSY活動支援募金にご協力ください!
(随時受付中)
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この支援金は、スタッフの現地派遣や情報発信、被災者への生活支援プログラムのために活用致します。【クレジットカード決済】
https://congrant.com/project/rsy/7651
【郵便振替でも寄付を募集しております】
ゆうちょ銀行
ゼロハチキュー支店 089
当座 0126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※「カツドウキフ 寄付者のお名前(カタカナ)」とご入力ください。
<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※通信欄に「活動寄付」とご記入ください。

 

【募集8月分】現地活動ボランティア(令和6年能登半島地震)

レスキューストックヤード事務局です。

能登半島地震発災から、半年が経ちましたが
いまだ不自由な生活が続く在宅避難の方がおられますし、
仮設住宅への移転も、新しい生活環境に
戸惑いや不安をもつ方は、多くいらっしゃいます。
加えて、暑い季節の体調不安もあります。
一人でも多くのボランティアご参加をお待ちしています。
 
8月も以下の日程で、ボランティアを募集します。
8月13日~15日は、穴水ボラセンはお盆休みですが、
8月15日(木)からの便も、運行します。
いずれも、土日を含む3泊4日の日程です。
※ハイエースの運転が可能な方、特に募集しています。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
(地元社会福祉協議会からの依頼に基づいています)

こちらが登録フォームです

活動場所:ボラまち亭・RSY事務所(穴水町字由比ケ丘42番地 穴水町陸上競技場管理棟)を起点として、他の場所にも出向きます
 
活動内容:仮設住宅への入居時支援、交流会実施、ボラまち亭来訪者対応
足湯&サロンの実施、看護・福祉ニーズの高い要配慮者への対応(健康チェック、生活環境の整備)   
 
宿泊場所:ボラまち亭(穴水町字由比ケ丘42番地 穴水町陸上競技場管理棟
※シャワーが使えないなど、一部宿泊にご不便をおかけしています間は、無料です。解消したあかつきには、水道光熱費として500円/泊を申し受けます。

日程:

55陣:2024年8月1日(木)~4日(日)
56陣:2024年8月8日(木)~11日(日)
57陣:2024年8月15日(木)~18日(日) 定員締め切りました
58陣:2024年8月22日(木)~25日(日)
59陣:2024年8月29日(木)~9月1日(日)

出発/帰着場所:RSY事務所前(名古屋市東区泉1‐13‐34)
9:30出発 20:00帰着(交通事情によります)
【留意点】:
・健康に不安のある方は、ご遠慮ください。

・寝袋等を持参してください。(電気有、水道有)
・昼夜の寒暖差は名古屋より大きいです。長靴があると便利です。 
・飲料水は、現地調達できます。持ち物には不要です。
・食事は、現地のコンビニやスーパーでの購入が基本となります。
・補食や嗜好品等は各自で持参願います。

 

7月分はこちらのフォームから!まだまだ募集中!!