【募集】7/12セミナー「災害時の支援に今求められること ~愛知版・災害ケースマネジメントの手引きを活かすために」

皆さま

いつもお世話になっております。RSY事務局です。

7月12日(金)、愛知県社会福祉会館(東区)にて「災害時の支援に今求められること ~愛知版・災害ケースマネジメントの手引きを活かすために 」を開催します。

東日本大震災や能登半島地震における被災者・広域避難者支援を実践している支援関係者の方々と意見交換をしながら、一人ひとりに寄り添った支援の在り方について考えます。被災者・避難者支援に関わる方や、関心のある方、どなたも大歓迎です。ぜひご参加ください!
※パネリストとしてご登壇いただく橋本みすず氏(穴水町社協)および浦野(RSY常務理事)は、能登半島地震で被災した穴水町の現地よりオンライン参加し、現場のリアルをお伝えします。

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災害時の支援に今求められること
~愛知版・災害ケースマネジメントの手引きを活かすために
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◆日時:2024年7月12日(金)13:30~16:30

◆会場:愛知県社会福祉会館 3階 多目的会議室
お申込み多数により、会場を第2研修室(5階)から多目的会議室(3階)に変更しました。
※住所:名古屋市東区白壁一丁目50番地
※アクセス:地下鉄名城線「名古屋城」2番出口から東へ徒歩約10分/名鉄瀬戸線「東大手」から東へ徒歩約6分

◆参加費:無料

◆内容:
(1)基調講演
「災害ケースマネジメント(愛知版)」の意義
・青田良介氏(兵庫県立大学大学院減災復興政策研究科教授)

(2)パネルディスカッション
「現場からの検証:東日本大震災・能登半島地震の支援から」
〇コーディネーター
・栗田暢之(RSY代表理事/愛知県被災者支援センター長)
〇パネリスト
・岡田晴道氏(愛知県防災安全局 防災部長)
・津久井進氏(弁護士)
・所澤新一郎氏(共同通信編集局気象災害取材チーム長)
・橋本みすず氏(穴水町社会福祉協議会)
・浦野愛(RSY常務理事)

(3)災害支援に「災害ケースマネジメント(愛知版)」をどう活かすか

◆申込み:
以下の参加申込みフォームよりお申込みください。
https://forms.gle/VYL1RQBBgshJAcqR6

※申込み締切:7月10日(水)
※メール( info@rsy-nagoya.com )でもお申込み可能です。
メールの件名を「7/12セミナー申込み」としていただき、
【氏名】【ご所属】【メールアドレス】【電話番号】をお知らせください。

◆主催/問合せ:認定NPO法人レスキューストックヤード
[TEL] 090-5105-1406(担当携帯)/052-253-7550
[Mail] info@rsy-nagoya.com
◆共催:愛知県被災者支援センター・パーソナルサポート支援チーム会議

◆その他
愛知版「災害ケースマネジメントの手引き」は、[こちら(RSYブログ)]よりダウンロードいただけます。

 

 

RSY令和6年能登半島地震への対応(第16報)

お世話になります。RSY事務局です。

RSYは令和6年能登半島地震で被災した石川県穴水町の皆さんの生活再建に向けたお手伝いを継続中です。そして、RSYと繋がりのある団体・個人、企業の皆さんが引き続き穴水町に足を運んで下さっています。
今回は、5月27日から29日まで3日間にわたり仮設団地の集会所やコミュニティセンターをまわってくださった「あめのちはれ」さんの活動をご紹介します。

プログラムにはいろいろな工夫があり、前半は絵本のよみきかせとミニコンサート、後半はリラックスタイムということで、来場したみなさんがほっとおしゃべりができるようカフェサロンやハンドマッサージ、おまけにカラオケもできるよう準備をしてきてくださいました。

コンサートタイムもただ音楽鑑賞をするだけでなく、みんなで声をあわせて歌をうたったり体を動かしたりと参加型の企画。音楽とおしゃべりで、体も心もほぐれます。

最後のカラオケタイムでは、「最近歌っていないから、声がでるかしら?」「飲んでないから無理かもしれん」と遠慮がちなみなさんでしたが、前奏が流れるとしっかりマイクをにぎり熱唱してくださいました。

中にはキーボードに向かって弾き語りをしてくださる方も登場!そのほか、茶道をたしなんでいる方は被災したお宅からなんとか無事に残っていたお茶道具を使って参加のみなさんはじめ、ボランティアスタッフにもお抹茶を振る舞ってくださるなど、それぞれがご自分の持ち味を生かしながら、あたたかい時間を過ごすことができました。

ちなみに「あめのちはれ」という名前は、ある⽇⾒た虹にちなんでつけられたそうです。出口の見えない試練の終わりを約束してくれたかのように見えた虹。聞いてくださる方の心に小さな虹がかかるようにと祈りを込めて活動を続けています。


数日後、大きな虹が出ました!「あめのちはれ」さん、素敵な時間をありがとうございました。

継続的に関わってくれているからこそ、大小様々な変化に気づくことがあり、これを惜しみなくシェアして頂くことが、私たちの次の活動へのヒントや励みに繋がっています。今回のイベントの感想、住民のみなさまのつぶやきをご紹介します。

★イベントに参加した方の感想

「知り合いと10年ぶりに再会できて嬉しかった。」
「音楽に合わせて体を動かすのは楽しいね。」
「絵本の読み聞かせは、大人でも楽しいものだね。」
「仮設団地内でおしゃべりできる場所があるなんて、近くて便利だわ」

★素敵な歌声や絵本の読み聞かせをしてくださった「あめのちはれ」のお二人より

このたび、私たちと共に笑い、共に歌い、共に身体を動かし、共に食し、皆さんからたくさんのお話を聞かせていただきありがとうございました。励まされて元気になったのは、私たちだったかもしれません。
「ありがとう、また来てね!」そういってくださり、とっても嬉しかったです。
お疲れのなか、一歩踏み出してミニコンサートまで足を運んでくださったその勇気が、次の花が咲くチカラとなりますように!

★来場者のつぶやき

〇80代・女性
金沢から戻ってきて仮設に入ったら寒くて眠れなくて。
昨日くらいまでは、全然食べれんかったし、出かけなかった。
今日やっとちょっと動けたからここに来たんだけど、背中と足はずっと寒いの。

〇70代・女性
震災から2ヶ月、娘のところ(金沢)に言っていたが、ぼーっとしてしまい、喋ったことを忘れてしまったりして、よく娘に叱られていたの。
仮設に来たら、手足が冷えてよく眠れず、肩もこっている。
前はカラオケしたりしていたが、コロナ・震災で今は全然。
〇50代・女性
仕事をしなくなったので、手荒れはなくなった。
イベントは興味がなかったけど、あまりに出歩かないのを心配して姉が勧めてきた。
本当に来てよかった。

〇70代・女性
毎日片付けばかりで背中がいたくなっちゃって。
マッサージは気持ちいいね。

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RSY令和6年能登半島地震への対応(第15報)

みなさま

お世話になります。RSY事務局です。
RSYは令和6年能登半島地震で被災した石川県穴水町の皆さんの生活再建に向けたお手伝いを継続中です。

RSYは穴水町陸上競技場・管理棟スペースを町から無償貸与頂き、穴水町の皆
さんの居場所づくりの一環として6月2日(日)、「ボラまち亭」をプレオープ
ンしました。以下、オープニングセレモニーの様子を報告します。

せっかくの記念の日なのに穴水は朝から雨。13時のオープンには晴れることを信じて、スタッフとボランティアさんで最後の準備に精を出します。

今回は以前RSYの事務局スタッフとして関わってくれていた、清野さん(新潟県出雲崎町在住)と横田さん(名古屋市在住)が準備のために駆けつけ、チラシ作成や、駄菓子屋、おすそわけコーナーの内装・陳列、販売準備を手伝って下さいました。

また、今日の日を迎えるにあたり、汗水流し、ほこりまみれになりながら廃墟と化していた施設をよみがえらせて下さった、RSYボランティアの皆さん。沢山の方々のお力添えで、とっても素敵な空間が出来上がりました!

2007年からつながりのある地元住民の方や、連携団体である認定NPO法人静岡県ボランティア協会さんより、お祝いのお花も頂戴し、ぐっと華やかになりました。

入店を今か、今かと待ちわびる子どもたち。


そしていよいよオープンの時間。
ボランティアさんが用意してくれたクラッカーを住民の皆さんと一緒に鳴らして入店となりました。

駄菓子屋には高校生までの町の子どもたちが来店し、お小遣いの範囲内でどれだけ買えるか一生けん命計算する子、くじ引きで目当てのものが当たらず本気で悔し泣きする子など子どもたちなりの人間模様がありました。

お裾分けコーナーには、小千谷市のフードバンクさんから頂いた支援品の数々が並び、多くの方々がじっくりと吟味されていました。

交流コーナーでは、14時から熊本県のからくり人形サーカス「ピエロック一座」さんによる演目が上演され、終始にぎやかな笑顔溢れる時間となりました。

トータルで100名もの方々が足を運んでくださり、とてもよいスタートが切れたことにスタッフ一同安堵しました。

詳細は本日北陸中日新聞の朝刊にも掲載して頂きました。

今後の参考にするため、来場者に今の生活状況に関するアンケート調査を行ったところ、
・由比ヶ丘仮設団地からの来場者が7割
・ほとんどが半壊以上の被害(生活再建に時間を要する)
・約8割が自炊をしているものの、カップ麺やレトルト食品が中心の方が一定数いる
・睡眠と食欲、やる気の低下を訴える方が目立つ
などの特徴が見られました。コメントの中には、この場所に対する期待や健康・介護問題、将来に対する不安などの声が目立ちました。
私たちは穴水町、社会福祉協議会と密に連携を取りながら、これらの課題にできる限り丁寧に向き合い、誰もが気軽に立ち寄れる場づくりを目指します。
★RSY穴水スタッフのご紹介

写真上
栗田暢之:通称クリちゃん(代表理事・全体統括)

写真中・左から
西井春華:通称はるかちゃん(看護師・ボラまち亭運営担当)
浦野愛:通称あいちゃん(常務理事・穴水現地責任者)
長田富美子:通称ふーちゃん(ボランティアコーディネート・広報担当)
稲垣早律:通称いながきっち(ボランティアコーディネート・ロジスティック担当)

写真下
中村豊:通称おやかた(仮設住宅収納棚取り付けプロジェクトリーダー)

よろしくお願い致します!

 

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RSY令和6年能登半島地震への対応(第14報)

みなさま

お世話になります。RSY事務局です。
穴水町では5月31日をもって指定避難所が統合し「林業センター」1か所になりました。RSYはボランティアさんと共に、統合先の環境整備や引っ越しをお手伝いしました。町内最大58か所・約4,000人がいた避難所も、仮設住宅入居に伴い大きく数が減少し、被災地のフェーズも変わりつつあります。

最大300人が避難し、私達が1月3日から間借りしていた「プルート」も閉所となり、6月1日からは徐々に通常業務に戻していくとのことです。

沢山の方々の涙や悲しみ、生きる強さを垣間見た5カ月。ひと足早く仮設に移られた方が、「みんなで励まし合って頑張った」「中でも、名古屋から来たボランティアさんたちには本当に助けられた」と何度もお話しする姿が印象的でした。

これ以外でも、町内4か所で自主避難所が継続されており「瓦業者がつかまらず雨漏りが直らない」「水が出ない」「家がなかなか片付かない」「準半壊と判定されたがもっと被害が大きいように思い、認知症の妻を呼びもどせない」など、避難所に残らざるえない事情を抱えた方もいらっしゃいます。

私たちは皆さんの当面の住まいの目途が立ち、元気な状態で避難所を退所できるよう、最後のひとりまで、関わりを続けていきたいと思います。

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RSY令和6年能登半島地震への対応(第13報)

みなさま

お世話になります。RSY事務局です。
RSYは令和6年能登半島地震で被災した石川県穴水町の皆さんの生活再建に向けたお手伝いを継続中です。
穴水町には、RSYと繋がりのある団体・個人、企業の皆さんが定期的に足を運んで下さっています。

4月から仮設団地集会所で、月1回足湯&サロンを開催している「認定NPO法人静岡県ボランティア協会」さんもそのひとつ。

各地で足湯ボランティアに関わった経験のあるメンバーを中心に、まごころと笑顔一杯の場を作って下さっています。

入居してから間もない4月に開催した時はまだ閑散としていた会場も、今では様々な年齢層が来場し、少しずつ賑わいが出てきました。事務局長の鳥羽さんからは、「ずいぶん雰囲気が変わりましたね!」という言葉も。

継続的に関わってくれているからこそ、大小様々な変化に気づくことがあり、これを惜しみなくシェアして頂くことが、私たちの次の活動へのヒントや励みに繋がっています。来場者のつぶやき、ボランティアさんのコメントをご紹介します。


★来場者のつぶやき(5月25日・由比ヶ丘仮設団地)

〇女性・80代
ペースメーカーの検査をしてもうすぐ手術の予定。今日は別の集会所で仮設住宅の表札づくりがあって孫も参加するって言ってたから覗きにいったら、照れてしらん顔をしてたわ(笑)。押し車は砂利道が動かしずらい。ここにも移動販売車が来るけどちょっと高いね。音楽でも流せばいいのに。いつ来ていつ帰ったかもわからない。掲示版にコープさんの案内があったから頼んでみようと思う。

〇男性・80代
今日は妻と自宅の片付けに行き、疲れて少し昼寝をして前の棟の人に誘われてきた。片付けをしている時にすねをぶつけた。

〇女性・60代
午前中に畑に行って作業をしてきた後なので、足湯が気持ちよかった~。この仮設にも移動販売が来るけど私は買わない。車があるから自分で買い物に出かけているよ。

〇女性・40代
移動販売で来ているお刺身が美味しい。(娘さんと二人で来所)

〇女性・60代
娘が5月5日から入院していて心配。私は仕事をしていて土日は休みなの。今はウォーキングが日課になっている。

〇女性・70代
仮設住宅には慣れたよ。どこでもすぐ慣れるんだ。私は5人兄弟で気が合う妹がいるの。ようやく頼んでいた車が来たから、どこにでもいけるね。
〇女性・70代
自宅は全壊。仮設での生活は狭くて慣れない。こんなことが起こるなんて思わなかった。

〇女性・60代
肩こり、頭痛がひどい。いつも11時からパートに行っている。地震で仕事がなくなっちゃって、パートに出るようになったの。

〇女性・60代
今は家族7人で暮らしているよ。水が使えるようになるまでえらく時間がかかって大変だった。川に毎日水を汲みにいったよ。

〇女性・80代
金沢に息子がいて、週1回様子を見に来てくれるんだ。息子がいてよかったな。息子の家に行くよりも、地元にいる方が落ち着くからさ。ここにいるんだよ。

〇女性・20代
受付の仕事をしてます。携帯でインスタを見ているんだけどネット環境が悪くて。ドコモから通信機器を借りたけど、あんまり環境かわってない。

〇男性・10代
相撲の練習をしてきた。相撲が強くなりたい。(穴水町は遠藤関出生の地)

〇女性・70代
家が半壊、婿取りなため自宅を直して住めるようなら住みたい。工場に23年つとめ、15年介護の仕事をして70歳になって辞めた。今は主人と二人暮らしよ。

〇女性・50代
足湯は気持ちいい。家だけじゃなく、水道と下水道の地震対策をしっかりしないとね。


★ボランティアの声

Oさん
やっと来れた奥能登。静岡のお茶を飲みながら、足湯で暖まり、みんなでたわいのないおしゃべりをしながら、のびるを料理して食べたり、やっぱりそこにはいつもの温かい風景がありました。来て良かったと思えた活動でした。

Mさん
静岡の新茶とお菓子、足湯で手をさすりながら言葉を交わすと、距離だけでなく心が近づけた気がしました。「やっと穴水へ帰って来れた」の言葉と笑顔にふるさとへの想いを感じ、1日も早い復興を願う気持ちがより強くなりました。


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RSY令和6年能登半島地震への対応(第12報)

みなさま

お世話になります。RSY事務局です。
RSYは令和6年能登半島地震で被災した石川県穴水町の皆さんの生活再建に向けたお手伝いを継続中です。

穴水町には最終的に501戸の仮設住宅が建設される予定で、2月29日に1か所目の入居がスタートしてから、現在までに23カ所が完成。6月末までには予定していた数の仮設住宅の建設が一気に進む予定です。

仮設住宅には、引きこもり・孤立防止を目的とした交流の場として、集会場または談話スペースが設けられています。最初はテーブルや椅子、ゴミ箱やキッチン用品などもなく、人も来ないという状況でした。しかし、特定NPO法人ADRAJapanさんによる備品の支援や、災害ボランティアセンターやRSY等を通じて沢山のボランティア団体がお申し出下さり、各仮設団地で少しずつボランティアプログラムが開催されるようになって、出会いや楽しみの場が広がりつつあります。

今日は、180戸の仮設が立ち並ぶ由比ヶ丘団地第1集会所にて、兵庫県に本社を置く石光商事株式会社さんが、ひきたてコーヒーのふるまいと焙煎体験、麻袋バックのワークショップを開催してくださいました。部屋に入った瞬間、珈琲豆のいい香りが漂います。

(石光商事HP:https://www.ishimitsu.co.jp/business/

住民同士、初めて顔を合わせる方々も少なくなく、ようやく集会所としての本来の機能に近づいてきたことを実感しました。石光商事さんからは、「集団になじめない方、体調のすぐれない方もいるかも知れない。次回はぜひデリバリーも取り入れたい」とご提案も頂いています。

以下、住民の心情や生活課題が垣間見えるつぶやきをご紹介します。場を通じて発生られる一人ひとりの小さな声に耳を聞き逃さないためには、まだまだ沢山のボランティアさんの関わりが必要です。
★来場者のつぶやき
〇30代・女性
「ここの団地は子どもが少なくて、子どもに関する要望や提案を出したいと思っても、少数の意見だし、そんなことしていいのかしら?と遠慮しちゃうんです。子どもたちも狭い仮設にお友達をよんで遊べずかわいそうだし、高校生の娘も周囲の生活音を遮断するために耳栓をしながら受験勉強に励んでいます。人目を気にせず遊べたり、勉強できるスペースがあるとよいのだけれど、贅沢は言えないですよね…」

〇50代・男性
「同居している家族が、どうしても物事悪い方に考えてしまう癖があって。家事全般全部僕がやっているんだけど、一緒に狭い部屋にいると息が詰まるよね。車がないので坂道を上り下りして歩いて移動するしかなくて。地震後1か月で7キロ減り今も体重は戻らない。避難所では勝手気ままに夜中に食べ物を探して動き回る人もいたから、しんどい時もあったな。今日は焙煎の体験もできて楽しかった」

〇60代・女性
「ようやく仮設に来られたと思ったけど、なんだか分からないけど家のこと何もやる気になれないの。料理も4か月作ってなかったから煩わしくなってしまって。主人が何も言わない人だからいいけど、仮設に入って直後、うつ状態になって誰とも会いたくなくなったの。これはまずいなって思って、いやいやでも仕事に行って、集会所で何かある時には参加して。避難所からお世話になったボランティアさんが声をかけてくれたから来やすかった。身体を動かす機会がとても少ないから、ヨガや体操教室とかやって欲しいな」

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RSY令和6年能登半島地震への対応(第11報)

みなさま

RSY事務局です。RSYは1月3日から切れ目なくボランティアカーを運行していますが、自由参加枠でも多くの個人・団体の方々が石川県穴水町に駆けつけて下さっています。その中で、先日埼玉からお父さんと活動に参加された高校3年生の加藤正太郎さんが、活動を終えて感想を寄せて下さいましたのでご紹介致します。

加藤さんの手記を読んで、これからできる「ボラまち亭」が、年齢、性別、被災者・ボランティアという立場を飛び越え、人々が交わり、お互いの感性や行動力が躊躇なく発揮される場となってくれたらと想いを新たにしました。


 

能登震災ボランティアから受けたこと
加藤正太郎

ボランティアさん(左)と共に宿泊拠点にて

ゴールデンウィーク前、「石川に災害ボランティアに行こうと思っているけど来る?」と父に言われました。私は自主的に行動できない人間なので、お試し気分でこの話に乗ってみることにしました。最初はそんな軽い気持ちでした。
前日、父が工具や飲料・寝具といった準備を行っていました。父は阪神淡路大震災や東海豪雨のときもボランティア活動をしていたので準備なども早く、そんな姿を見ていると自分にもようやくボランティアに行くという実感が出てきて緊張しました。
車で埼玉から石川県の穴水までをパーキングエリアでの休憩を含めて八時間。現地に近づくにつれて路面が荒れ始め、屋根にブルーシートが被さっている建物が増えていきました。穴水の街中を始めてみた時に今回の地震の規模をありありと感じました。

町全体で傾いているところがないほどに歪み、電柱は斜めに、一階部分が潰れてしまっている建物、補強してもなおガタガタな路面。想像以上でした。午後に現地に着いたので活動は翌日からという事に。初日に泊まらしてもらったところは今では水は使えるのですが少し前まではまだ水が出なかったらしく、他の一部地域では今でも断水状態だったりするというので、震災から5ヶ月経っても水がない生活はにわかには信じられませんでした。
5/3活動一日目、ボランティアの拠点「プルート」というところで説明を受けました。いくつかの仕事で分けられており初日は「棚班」になりました。この班は、仮設住宅にお住いの人へ棚を作るという班で、仮設住宅の暮らしを棚で少しでも楽にしつつ、取り付けている最中に仮設住宅生活での不便な点や困っていることを聞いてかつ、すこし話し相手になることで住人の方とコミュニケーションをとります。震災後5ヶ月ということもあって瓦礫撤去などの肉体作業もあるにはあるのですが、被災者の精神面でのケアがメインでの活動となっていました。

そのとき私は仮設住宅にお住まいの方と話す、聞き取りを担当しました。普段、人と喋るのが苦手なだけあって自分から話題を振ることが難しくあまりいい話し相手になれませんでした。とても友好的に会話してくれる方が多かったですが、中には煩わしそうにする方もいました。どちらにせよ仮設暮らしはストレスになっているのだと感じました。
5/4二日目は初日とは別の仮設住宅での住宅訪問をしました。これは新規で入居した方にボランティアからの支援品をプレゼントしつつ、正常に電気ガス水道が使えるかの確認や、LEDリモコンの壁ホルダーを設置するお手伝いなどです。二日目のこの内容もまた初日同様人と接する関係で、強面の人だったらどうしようと内心震え上がりながら行いました。しかし、ボランティアに対してとても好意的に接してくれる人がいてそのときに大きな達成感が得られました。


5/5三日目、この日は由比ヶ丘という場所にある陸上競技場を整理し施設をボランティア団体が利用できるようにする前段階ということで、陸上競技場の備品の片付けを行いました。物運びだったのでこの仕事なら自分でも役立てると意気込んで活動しました。トラックに備品を置く際、運搬系のプロの人がその場を指示してくださったのですがその人の物を積む速さ、いかに効率的に積めるかの判断力などがずば抜けていて次から次へと来る備品をパパっと片付けていました。圧巻のプロ技でした。
これらの活動を通して様々なことを学び、その日その日で多種多様な内容の経験を積むことが出来ました。ボランティアは瓦礫撤去だけではなく精神面のサポートも行っていること、仮設住宅で暮らすうえでの不便な点は実際に暮らしていかないと分からず、些細なことでもストレスが溜まる。例えば高齢者用に仮設住宅には手すりが常設してあるがその手すりが必要ない人もいる、お風呂に鏡が無い、間取りが決まってしまっているため家具を置くと廊下が狭くなってしまうなど多数ありました。

ボランティア向けに炊き出しをしてくださる団体の方もいて、支援の支援までありました。周りの車を見ると、名古屋ナンバーや練馬に埼玉県警の関東勢、山口に岩手、那覇までありました。日本総出で向き合っているのだと実感しました。今回その中の一員になれてとても良かったなと思いますし、たくさんの動ける大人を見て自分もこんな風に自分優先ではなく人のために動ける大人になりたいなと思えました。

 

 

RSY令和6年能登半島地震への対応(第10報)

みなさま

RSY事務局です。
令和6年能登半島地震から間もなく半年が経ちます。

RSYは石川県穴水町に3名の専従スタッフ、1名のプロジェクトスタッフを置き、当面1年間は町に拠点を構え活動を継続することとなりました。現在も4泊5日のボランティアカーは切れ目なく運行中で、1月3日から4月末までに37陣・のべ2,166名もの方々が被災地に足を運んで下さいました。(6月からは木~日までの3泊4日・週1便運行、詳細はコチラ

その他にも、募金や応援企画の実施、物資提供など、多方面から心温まる支援を託して頂くと共に、私たちの活動を支えて下さる方々に深く感謝申し上げます。

さてこの度、現在までの活動の様子や、フェーズごとに移り変わる被災者の暮らしの変化をRSY会報誌「あるある臨時号」にまとめました。最終ページには、代表理事・栗田のメッセージも掲載しております。皆さんにもぜひご覧頂き、引き続き応援頂ければ幸いです。

閲覧は画像をクリック↑↑↑

また新しい動きとして、穴水町陸上競技場・管理棟を町から貸与頂き、RSYの新拠点『ボラまち亭』オープンの準備を進めております。ここには町最大規模の仮設住宅「由比ヶ丘団地(180戸)」が建設されています。浄化槽の修繕が完了し次第、7月上旬グランドオープンを目指して、6月2日(日)にプレオープン企画を計画中です。

『ボラまち亭』には、駄菓子屋やフードパントリーの他、子どもたちの遊び・勉強スペース、イベント・交流スペースなどを置き、町内外の多世代交流の場として広く町民の皆さんに活用頂く予定です。

事務所スペース

駄菓子屋スペース

遊び・学習スペース

フードパントリースペース

イベント・交流スペース

さらに「町に宿泊施設がなく気持ちはあっても行けない」というボランティアの声にお応えすべく、宿泊場所(就寝スペース、シャワー付き/1泊500円)を併設。30名程度の受け入れも可能となります。

変わりゆく住まい、人間関係、暮らしぶりの中で、孤立や孤独に陥る方々や災害関連死を何としてでも防ぎたい。町内外の様々な人との関わり・出会いを通じて、これまで大切にされてきた地元の文化や生きる力を学びたい。そんな想いのもとこの拠点に
「人と人とが交わる機会を創出する機能」
「困った時にはいつでも駆け付けられる機能」
「町内外のボランティアが息長く応援し続ける機能」
を整え、これからもこの地で、皆さんと共に歩みを進めてまいりたいと思います。

 

今後は情報発信の頻度を上げ、「被災地の今」をタイムリーにお届けできるよう努めます。引き続き、ご理解・ご協力の程よろしくお願い致します。

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特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※通信欄に「活動寄付」とご記入ください。

 

【募集6月分】現地活動ボランティア(令和6年能登半島地震)

レスキューストックヤード事務局です。

能登半島地震発災から、4か月以上経つなか、
避難所の統廃合で、移転しなければならなかったり、
在宅でもまだ断水生活が続く方がおられる一方で、
仮設住宅への入居も、新しい生活環境に
戸惑いや不安をもつ方は、多くいらっしゃいます。
RSYでは、それぞれの方を支える活動をしてまいります。
 
そこで、6月も以下の日程で、ボランティアを募集します。
土日を含む3泊4日の日程です。
一人でも多くのみなさまのご参加をお待ちしております。
※ハイエースの運転が可能な方、特に募集しています。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
(地元社会福祉協議会からの依頼に基づいています)

こちらが登録フォームです。

活動場所:穴水町さわやか交流館プルート(穴水町字大町ト3番地3)から、
町内20カ所に点在する仮設住宅などへ出向きます。
 
活動内容:仮設住宅への入居時支援、仮設住宅の棚取り付け、交流会実施、
足湯&サロンの実施、看護・福祉ニーズの高い要配慮者への対応(健康チェック、生活環境の整備)   
 
宿泊場所:七尾市内(6月中に移転する可能性があります)
※穴水町から車で約1時間のところです

日程:

47陣:2024年6月6日(木)~9日(日)
48陣:2024年6月13日(木)~16日(日)
49陣:2024年6月20日(木)~23日(日)
50陣:2024年6月27日(木)~30日(日)

出発/帰着場所:RSY事務所前(名古屋市東区泉1‐13‐34)
9:30出発 20:00帰着(交通事情によります)

【留意点】:
・健康に不安のある方は、ご遠慮ください。

・寝袋を持参してください。(電気有、水道有)
・昼夜の寒暖差は名古屋より大きいです。長靴があると便利です。 
・飲料水は、現地調達できます。持ち物には不要です。
・食事は、現地のコンビニやスーパーで現金での購入が基本となります。
・補食や嗜好品等は各自で持参願います。

【参加者募集】能登半島地震応援ボランティア講座:足湯講習会

みなさま

お世話になります。RSY事務局です。
この度、能登半島地震で被災した穴水町の避難所や仮設住宅等で継続している足湯ボランティアについて、実際に現地で活動した学生ボランティアの皆さんが「足湯レクチャー隊」となって、足湯の体験しながら、足湯のやり方やポイントを学んでいただける講習会を開催します。

今後、RSYの能登半島地震応援ボランティアに参加予定・参加希望の方、足湯ボランティアに興味がある方など、ぜひご参加ください!

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能登半島地震応援ボランティア講座:足湯講習会
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足湯の体験ができる!
☆現地で実際に足湯を経験した人がレクチャー!
☆事前に現場のリアルが分かります!
☆心掛けることやコツなど一緒に学びましょう!

〇日時/場所
・日時:5月14日(火)18:00~19:30
・場所:RSY事務所(〒461-0001名古屋市東区泉1-13-34名建協2階)

〇参加申し込み
下記の申し込みフォームよりお申込みください。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdNg_hZ0Uib7Vm8RcoMwUc4yoZviWdGtfPT8PpVIPel6Q-hiQ/viewform

〇参加費用
・無料

〇持ち物・服装
・筆記用具
・足湯がやりやすい服装

〇問い合わせ
認定NPO法人レスキューストックヤード(担当:浦野・森本)
〒461-0001 名古屋市東区泉1-13-34 名建協2F
TEL:052-253-7550
Mail info@rsy-nagoya.com