みなさま
お世話になります。RSY事務局です。
かけがえのない命を守るために 私たちは、過去の災害から学んだ教訓を活かし災害に強いまちづくりのお手伝いをしているNPOです。
みなさま
お世話になります。RSY事務局です。
みなさま
レスキューストックヤード事務局です。
RSYでは、
4月のネパール地震の募金活動に始まり、
9月に発生した関東・東北豪雨災害では、
ボランティア活動用資器材の貸出し、災害ボランティアセンターや
避難所の環境整備、炊き出し・足湯・サロン活動、「
生活用品バザー、活動支援金の募金活動など、
私たちの
今後の被災者支援について語り合う場としたいと思っております
是非ご参加ください。
日時:2016年2月23日(火) 19時~21時
場所:名古屋建設業協会 1階 大会議室
名古屋市東区泉1-13-34
地下鉄 久屋大通駅下車 1A出口より徒歩4分
久屋大通駅からの徒歩の案内図
★ネットでの申し込みは【こちら】から
★メールでの申し込みは
件名を「2015年度被災地支援活動報告会」として、お名前、電話番号を明記の上
★電話での申し込みは
052-253-7550まで(受付時間:平日の10時ー18時)
みなさま
いつもお世話になっております。RSY事務局です。
東日本大震災からもうすぐ5年。
東海4県には未だに約2,800人の県外避難者の方々がいらっしゃいます。
避難元や避難先、避難原因(地震、津波、原発事故)、家族関係などにより様々に
異なる避難者の状況は、時間の経過とともにますます見えにくく複雑になっています。
そこでRSYでは、タケダ・赤い羽根広域避難者支援プログラムの助成金を受け、
東海地域の現状の課題や今後の支援などについて考える集いを主催しています。
これまでに愛知県と三重県で開催し、続いて岐阜県での開催が決まりました。
県外避難者の「今」を知り、それぞれの「できること」を持ち寄って支援の輪を広げましょう。
是非ご参加ください。
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311県外避難者について考えようinぎふ
~避難者(移住/保養)の声・支援者の声~
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◆日時:2月28日(日)13:30~16:30(13:15~開場)
◆会場:ハートフルスクエアーG 大研修室
※岐阜県岐阜市橋本町1丁目10-23
※JR岐阜駅から徒歩2分、名鉄岐阜駅から徒歩5分
◆定員:70名
◆内容:
【第1部:避難者の現状や支援について知ろう!】
〇「避難者・移住者の声」を聞く
発表者:東日本大震災により岐阜県に来られた当事者の方やお子さん
〇岐阜県内の各支援団体活動紹介
【第2部:できることを考えよう!】
〇課題共有と意見交換
◆お申込み:
こちらからお申し込み下さい⇒【参加申し込みフォーム】
※ 東日本大震災により避難または移住されてきている方は、避難元の市町村もお知らせください。
※ 託児をご希望される方は、2月18日(木)までにお子さまのお名前、年齢、性別をお知らせください。
※メール(info@rsy-nagoya.com)、FAX(052-253-7552)でもお申込み可能です。
【代表者氏名】【参加人数】【所属】【電話番号】【お住まいの市町村】をお知らせください。
◇主催/問合せ:認定NPO法人レスキューストックヤード
◇共催 :3.11支援ネットワーク・ぎふ、岐阜キッズな(絆)支援室、光の帯ネットワーク、
NPO法人KIプロジェクト、支援グループ岐阜・手と手、生活協同組合コープぎふ、乳歯保存ネットワーク
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みなさまのご参加・ご協力、お待ちしております。
どうぞよろしくお願いいたします。
皆さま
いつもお世話になっております。
RSY七ヶ浜事務局郷古です。
昨年は大変お世話になりました。本年もよろしくお願い致します。
去る12月25日(金)に七ヶ浜町社会福祉協議会と協力し、「子どもサンタが家にやってくる」を行いました。
これは仮設住宅やみなし仮設住宅から災害公営住宅や高台移転地へ引っ越しされた皆さんへ町内の子どもたちがクリスマスプレゼントをお渡しする企画です。
子どもたちだけでなく区長さんや子ども会、きずなハウス(RSY七ヶ浜事務所兼)に遊びに来てくれている子どもたちの母親にもご協力頂き、一緒にサンタになって町内を回りました。
サンタは大人、子ども合わせて総勢50名!部屋に収まり切りません!
しかし!町内約200戸の災害公営住宅と約40軒の高台移転に加え、地区避難所を回るというとても壮大なスケジュールなんです!
暗くなる前に全て回ることができるのか!?早速、班ごとに別れスタートです!
【子どもサンタさんたち】 「ピンポーン!」
【在宅者】 「はーい?」
【子どもサンタさんたち】 「メリークリスマス!サンタです!」
【在宅者】 「はいはいーいきますよー(笑)」 ※事前にこの日に来ることはお知らせしています。
【子どもサンタさんたち】 「良いお年を!お迎えくださいね!」
【在宅者】「今年はなんのプレゼントもらったの?私は本当に何十年ぶりにプレゼントをもらったわよ。嬉しいわねー。」
【子どもサンタたち】「ゲーム買ってもらいました!でも、今はプレゼント渡す側になりました!」
笑顔からは自然と会話も生まれます。地域間、世代間交流も兼ねているこの企画は大成功です。
喧嘩もせず、学校もクラスも年齢も違うチームもあった中、とても良い雰囲気で回ることができのも「プレゼントと共に笑顔も一緒に届ける」と出発前にみんなで決めたルールを守ったからです。
みんな無事返ってきました。中にはプレゼントをあげたかわりに「お菓子」や「ジュース」・・・・「お年玉」」までもらってくる子も!お互いが笑顔になる素敵な時間になりました。
頑張ったみんなにはサンタから一人ひとりプレゼントがありました!よかったね!
今回のプレゼントは「うるうるパック」を使わせてもらっています。
また、今回のプレゼントを入れさせてもらった袋は「ブラザー工業」の皆さんから頂いた物を使わせてもらったいます。
▼うるうるパックとは?
うるうるパックとは、被災者が必要とする生活物資等を企業等から頂き、ボランティアがパック化した上で、被災地の災害ボランティアセンター等を通じて地元の自治会や民生委員らとともに「お見舞い品」として訪問配付する活動です。この取り組みは、単に被災者に物資を提供するということではなく、これまでの被災者支援の経験に基づく本当に必要な物資であるとともに、被災者一人ひとりが抱える暮らしの課題について直接お聞きすることができます。(過去にうるうるパックを配布した被災地:2005年長野水害、2007年新潟県中越沖地震、2011年東日本大震災)
プレゼントももらった住民の皆さんからは「久しぶりに七ヶ浜にこんなに子どもがいる光景を見たわ・・・嬉しいね!」、「子どもたちの声が聴こえたからつい、外に出てしまったよ。みんな楽しそうでいいねぇ」と喜ぶ声が多く挙がりました。
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【サンタボランティアに参加したの皆さんの声】
〇いつもは町の人々とふれ合うことはないし、気軽に「メリークリスマス」なんて言えないからちゃんとできるか心配だったけど、グループのみんなで協力できたし、町の人々も楽しそうにしてくれて良かった。メリークリスマスと声を掛けたら「ありがとう」と返してくれたのでやってよかったなと思いました。
(小学6年生:女の子)
〇とても楽しかったです!配り先でプレゼントを渡した時にとても喜んでいたので良かったです。できれば来年もやりたいな~
(小学5年生:女の子)
〇公営住宅に初めて行った。平屋の造りで、スロープがあり高齢の世帯に優しいと思った。インターホンの位置が高すぎる気がした。。子どもたちが訪問したことを本当に喜んでくれた。
(40代:女性)
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【主催】レスキューストックヤード
【共催】七ヶ浜町社会福祉協議会
【特別協力】ブラザー工業
【協力】災害ボランティア活動支援プロジェクト会議
皆様
RSY事務局です。
昨年度に引き続き、愛知県建設業協会様より、東日本大震災支援へのご寄付を頂きました。七ヶ浜町を復興スーツの販売で応援の 一環として、RSYが拠点を構える宮城県七ヶ浜町に設置された、きずな工房のキャラクター「カエルちゃん」をモチーフにしたミニトートバックと、洋菓子フィレンツェのお菓子セットを、『いのちつながるまちづくり』シンポジウム参加者にプレゼントとして配布してくださいました。
継続的なご支援、本当にありがとうございます。
皆様
お世話になります。RSY七ヶ浜事務局です。
新年明けましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になりました。本年もよろしくお願い申し上げます。
さて、昨年11月末で、町内の仮設商店街「七の市商店街」が閉所しました。閉所に伴い、商店街内に置くRSY七ヶ浜事務所(きずなハウス)を、12月より同敷地内に隣接する「七ヶ浜町老人センター浜風」内へ移転致しました。詳細(住所・開所時間等)は文末をご参照ください。
東日本大震災から4年9か月が経ちました。
宮城県七ヶ浜町では、町内5か所に完成した全ての災害公営住宅(約200戸・5ヵ所)で入居者への鍵渡しが完了しました。被災者の方々は、仮設住宅からの引っ越しを急ぎ足で進め、その多くが新居で年越しされました。防災集団移転についても全ての地区造成(約200戸・5ヵ所)も完了し、高台に真新しい家々が並び、住民の方々から「ようやくここまで来れたよ。長かったなー。」「片づけ終わったら遊びおいでよ!」との嬉しい声も聞くようになりました。また、仮設住宅からの移転・再建に伴い、被災者の生きがいづくりとして2011年12月より活動を続けてきた「きずな工房」も今年度いっぱいで閉所することとなりました。一方で、工期等のやむ追えない理由で今年度中に移転できない被災者は、来年度も仮設住宅での生活が続きます。移転が進み、被災者は新たなスタートを切っていますが、震災前の姿に戻りつつあるだけで、復興はまだまだ道半ばです。
移転先でのコミュニティ形成、住み慣れないマンションでの新生活、鉄の扉の災害公営住宅内の孤独、環境変化による体調変化、人口流出等、こうした震災影響の課題に震災以前からある過疎や漁業の後継者不足などの地域課題が加わり、東日本大震災の被災地の課題は山積しています。
被災者支援はもとより、復興のまちづくりをどう考えていくか、今年の3月11日で丸五年を迎える被災地で重要なテーマとなります。
RSYでは、七ヶ浜町長期総合計画・戦略の策定にあたり、昨年より審議会の委員委嘱を受けるなど、復興まちづくりへの参画が期待されています。2014年12月より七の市商店街内で運営を行ってきた「きずなハウス(事務所兼)」も月平均1600名以上の利用もあり、町民憩いの場所、特に行き場を失った子ども達の居場所として定着してきました。
RSYでは、きずなハウス・きずな号(2014年のサークルK・サンクス店頭募金による移動学習車)での子ども達の居場所・学びの場づくりの継続、復興まちづくり、などの七ヶ浜町の課題に対して2016年度(2016年4月以降)も七ヶ浜町への支援活動を継続します。これからが真の復興の正念場となります。今後とも七ヶ浜町への活動にご支援・ご協力賜れれば幸いです。
また以下の通り、活動支援のための募金にもご協力賜れれば幸甚です。皆様からお預かりした大切なお金は、七ヶ浜町・東日本大震災支援に活用させて頂きます。
よろしくお願い致します。
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東日本大震災 活動支援募金
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<郵便振替>
口座番号:00800-3-126026
加入者名:特定非営利活動法人レスキューストックヤード
*他の振込と区別するため、通信欄に「東日本大震災寄付」とご記入ください
<銀行振込>
ゆうちょ銀行(銀行コード: 9900)
支店(名称: ゼロハチキュー 支店コード: 089)
口座番号: 当座 0126026
口座名義:特定非営利活動法人レスキューストックヤード
*他の振込と区別するため、通信欄に「東日本大震災寄付」とご記入ください
銀行: 三菱東京UFJ銀行 本山支店
口座: 普通0036788
口座名: 特定非営利活動法人レスキューストックヤード
*東日本大震災への寄付専用口座ですので、通信欄の記入は不要です
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RSY七ヶ浜事務所 移転先
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住所:七ヶ浜町吉田浜字野山5-9 老人福祉センター浜風内
開所:毎週月曜日を除く 10時~18時
問い合わせ先:090-9020-5887
期間:2015年12月~2016年11月末まで(期間延長有)
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★2015年4月1日より当法人は「認定NPO法人」となりました。
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▼認定NPO法人に寄付すると・・・・
・ご寄付いただいた個人の方は、確定申告することで、所得税等の控除が受けられます。
・法人様からのご寄付に際しては損金扱いが可能となります(上限あり)。
※RSYの賛助会員の場合、寄付者扱いとなります。
くわしくは、事務局まで!
▼会員継続のお申し込みはこちら
http://www.rsy-nagoya.com/volunteer/rsykaiin.html
▼ご寄付のお申し込みはこちら
http://www.rsy-nagoya.com/volunteer/kifu.html
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★ボランティア募集中情報はこちら
http://www.rsy-nagoya.com/volunteer/volunteer.html
RSY事務局
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特定非営利活動法人レスキューストックヤード
461-0001 名古屋市東区泉1-13-34 名建協2階
TEL:052-253-7550 FAX:052-253-7552
Mail info@rsy-nagoya.com
Web http://rsy-nagoya.com/
facebook:rsy.nagoya twitter:rescuestockyard
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皆様、お世話になります。
RSY七ヶ浜事務局の槙島です。
会期後半11/21(土)には「はまのわトーク」として“自分たちの子どもが大人になったとき、どんな町になっていてほしいですか?」というのをテーマにWSを行いました。
最初に同じ東北の海が身近な町の現状を見て、七ヶ浜についても考えるきっかけとなれば、ということで監督の我妻和樹さんにもお越しいただき、南三陸を舞台としたドキュメンタリー映画「波伝谷に生きる人びと」ショートバージョンを上映。
今回は七ヶ浜のことを思う20代から子育てをするお父さん、お母さんたちが集まり、2つのグループに分かれてまずは「七ヶ浜ってどんな町?」について、意見交換をしました。どちらのグループも
・地元意識が強い
・地区(浜)ごとの色が強い
・いい意味でのライバル感
・人と人のつながりが深い、義理堅い人が多い
など“人”との繋がりについての意見が1番最初に出ました。そして
・自然がいっぱい、暮らしやすい町
・海の音が聞こえる、静かでいい町
という七ヶ浜の自然、生活環境について。
・海の幸がたくさんあっておいしい
という声ももちろんあがってきましたが、住んでいる地域によって異なり、「漁業は盛んだし、ボッケは有名だけど漁師さんとのつながりもないから食の部分であまりぴんとこない」という率直な意見もありました。
色々な意見が出た後、 グループごとに1つ「どんな町にしたいか」まとめました。
・いいイベントがたくさんあるのに知らないことが多い、情報が伝わってこない→情報がしっかり伝わる町
・住んでいる人たちが楽しそうに見える町→地区ごとの個性をもっとアピール、一人ひとりがいいところを紹介できる
そしてそのために「七ヶ浜の持っている魅力を知る町歩きのWSとかおもしろそう」「その時にゴミ拾いとかもできたらいいよね」など、町のいいところ悪いところを再認識することはもちろん、もっと七ヶ浜の魅力を町民自身が楽しみながら知り、町のことを考えられるような企画をしよう、と今後の動きに繋がる意見やアイディアもたくさん出ました。
今回は写真や作品を展示して「七ヶ浜の魅力を改めて感じたり、楽しかった思い出話をたくさん聞きたい、そしてそれを子どもたちにも伝えたい」ということで、展覧会を開催しましたが、このWSで出たいアイディアを実際に1つみんなでやってみよう!と実行委員会のお母さんたち、若者たちは張り切っています。
「しちがはまのわっか、つながり。子どもたちへと繋いでいく」そんな意味をこめた「はまのわ」
これで終わりではなく、今後一人でも多くの方が「七ヶ浜っていいところでしょ!」と感じ、大人から子どもへ、町内はもちろん町外の方々へ魅力を伝えていくために、町民の方々と一緒に活動していければと思っています。
《参加者の声》
・うちは親戚が漁師だったり、じーちゃんがさばけるから魚はよく食べるし、ボッケは季節になると必ず食べていて当たり前だと思ってたけど、「あまりぴんと来ない」という意見を聞いて、驚いた。せっかくの名物、みんなが身近に食べれるようになればいいのにね(40代女性)
・今まで当たり前に暮らしていてあまり七ヶ浜について考えたことなかったから、今回こうやって考えることができてよかった。若い人達がこんなに考えてくれているんだから私たちも頑張らないと(40代女性)
・仲間だけで話すのではなく、違う世代の方とこのような話をできたのが良い、煮詰まることがなかった。こういうのがやりたいっていう素直な意見が出た(20代男性)
皆様、お世話になります。
オープニングイベントとして11/8(日)に今回展覧会にご協力いただいた画家古山拓さんをお招きしてのトークイベントを開催しました。
今回お呼びするきっかけにもなった1冊の画集、「七ヶ浜小さな旅ー灯台のある町」を作った経緯、七ヶ浜出身の大学生との出会い、七ヶ浜への想いなどをおはなししていただきました。
古山さんがはじめて七ヶ浜町にスケッチで訪れたのは2008年。
ある時期、仕事が立ち行かなくなった時に「灯台をモチーフにスケッチ紀行を描いてみようか…。そういえば隣町の七ヶ浜に灯台があったはずだ。道がそこから開けるかもな…。」と、思ったところから始まったそう。
なぜ、七ヶ浜だったのか?
「海水浴で馴染みがあったことと、住まう仙台から一番近い灯台がある町、という、いたって単純な理由。ところが、訪れると七ヶ浜は、描くのが楽しくてたまらない、そんな港があちこちにある町だった」と古山さん。
そして2011年の東日本大震災、七ヶ浜町の港や浜は津波にのまれました。
古山さん自身も震災でお仕事も打撃を受け、立て直しに奮闘されていた時、ご友人が出品を促してくれたのが全国のアーティストに「自分の好きな町」を「手作り本」で紹介してもらおう、というアートプロジェクト。その時に製作したのが「七ヶ浜小さな旅-灯台のある町」でした。
のちに700冊限定で自費出版され、七ヶ浜の方々や、震災復興支援で七ヶ浜入りされたボランティアの方々の手に渡りました。その中の一冊が私たちの手元にも届き、本展覧会への実現に結びつきました。
更にこの1冊が、学校の課題のために資料を探していた七ヶ浜出身の建築を学ぶ大学生の手元にも渡りました。
「今は地元を離れているけど、地元のことを想う面白い子だよ」とのことだったのでご紹介いただいて実行委員会に入ってもらい、古山さんの作品に合わせた優しい雰囲気にするための照明のしつらえなど、空間コーディネートをしてもらいました。
そんな素敵なつながりについて、そして来場者の方と作品を眺めながらポロポロとこぼれる思い出話も聞くことができました。
「画集の役割も終わったのかな、と思っていた。」とおっしゃっていましたが、出版されてから3年経った今、この1冊と出会い、そのおかげで私たちは七ヶ浜を想う地元の若者にも出会うことができ、町民の方々と一緒にこの展覧会を開催することができました。
古山さんは「旅をするのが好き。」「絵を描くのは旅をするのと似ていてスイッチを切り替えて、町や見慣れた風景を見直せる」とおっしゃっていましたが、絵を見る方も同じように自分たちの町を少し違う角度から見て、思い返してもらえたら・・・
菖蒲田浜の漁港の灯台、吉田浜の風景の2点はきずなハウスに飾ってありますので、ぜひみにいらしてください。
《来場者の声》
・こんな風に七ヶ浜の良さを残してくれて、嬉しい(70代女性)
・今はもうなくなってしまって観られない景色をこうやって見られると思わなかった(70代女性)
・昔この海岸で貝や海草を取って遊んだけど、堤防ができてしまったからね(80代女性)
・地元じゃなくても思い入れがあって、七ヶ浜のためにこうやって動いてくれている人がいることが嬉しい。もっとたくさんの人に見てもらいたい。どこかいつも飾って観られる場所があればいいのに。(50代男性)
皆様、お世話になります。
震災から4年半が経過し、沿岸部の復旧工事・高台造成が進み、町も復興期の街づくりを見据え、動きだしています。
5年を迎える今こそ「町民自身が七ヶ浜の古きよき歴史・文化・伝承などに改めて触れることで町民自身が町の魅力を再確認してもらいたい。そして、今後どんなまちにしたいのか、未来の子どもたちに何を残したいのかなど、今一度考えてもらいたい。」という想いから、町民主体で実行委員会を立ち上げ、準備・開催いたしました。
この展覧会は、七ヶ浜の昔の写真や象徴的な場所の写真、新聞記事、のほかに、仙台在住の画家古山拓さんが描いた七ヶ浜の作品を展示しました。
観光マップには書かれていないかもしれないけれど、暮らしの中にある当たり前の風景も七ヶ浜の魅力。
昔から七ヶ浜に住んでいる人にも、最近越してきたという人にも、ボランティアで七ヶ浜を訪れる人にも、七ヶ浜のこういうところが良いんだよなあ…というものがなんとなくはあるのではないでしょうか。
展示を見ていただいて思い出すこと、七ヶ浜のすきなところをご来場いただいた皆様に付箋に書き残してもらいました。
それをみんなで分かち合い、これから七ヶ浜で育っていく子どもたちにも伝えていきたい、そして子どもたち自身にも自分の暮らす町を見つめてもらいたい、という想いから始まった展覧会です。
会期中には商店街に買い物に来た方、 古山さんの作品があると聞いて七ヶ浜を訪れてこられた方、大人だけでなく、子どもたちも覗いてくれました。
七ヶ浜と言えばややっぱり漁業!ということで、町内の写真の他に昔の漁師さんの写真や漁具も展示していました。
当時の日本はまだ白黒の写真ばかりでしたが、高山に住んでいた外国人の方が撮っていたため、カラーで残っていた昭和20年代の漁師さんの仕事姿の写真。
展覧会に見に来る子どもたちや大人もたくましい体に「かっこいいねー」と眺めていましたが・・・
「この1番手前で船ひいてるの、うちのじーちゃん!この人!」と偶然にもご本人とご家族がいらっしゃったのにはビックリ!
昔は今のようなウエットスーツもなかったため、ふんどしで海に潜っていたそうです。
そして「この頃の写真は残ってないし、まさか見れると思ってなかった」と、とても喜んでくださいました。
当初23日(月)で終了予定でしたが、ご好評につき1週間延長し、より多くの方にご来場いただくことができました。その中で「今まで当たり前に暮らしていたから考えたことがなかったけど、自分の町について考えるいい機会になった」という声も多く聞かれました。
この展覧会で終わりではなく、これからも町民の方に寄り添いながら、私たちの立場だからこそできることは何か、しっかり見つめながらお手伝いしていきたいと考えています。
《来場者の方の七ヶ浜の思い出》
・76歳まで現役でアワビのもぐりをしていた。漁港の前に住んでいたから、灯台の明かりが消えないように見張る海守もやっていた。(80代男性)
・大潮になれば、アサリ、海苔たくさんとれっから、潮引く時間も調べて行ってね。朝学校行く前に行ったりもしてたな。足できゅっきゅってすると蛤だって出てきたんだよ。(70代女性)
・亦楽小学校の木造校舎が懐かしい。2年生の時、高学年になったらコンクリートの校舎にいけるのが楽しみだった。(40代男性)
・吉田に獅子舞が来て、おばあちゃんとおにいちゃんと一緒に頭をかじってもらってうれしかった(小学生)