宮城県七ヶ浜町報告【第236報】月間つぶやき@七ヶ浜[第37号](2016年7月1日~7月31日)

皆さま

いつもお世話になっております。
RSY七ヶ浜事務局です。
宮城県七ヶ浜町の住民の声「つぶやき」2016年7月号をお伝えします。
「つぶやき」からは被災者の様々な現状をうかがい、知ることができます。
2016年8月11日で震災から5年5ヶ月が経過しました。

RSYでは4月14日に発生した熊本地震において、熊本県御船町を中心に支援活動を行っております。
詳しくは都度更新される支援活動報告をご覧ください。
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熊本地震発生から間もなく4ヶ月が経過しようとしています。
七ヶ浜町では8月8日(月)に名古屋のボランティアさんが住民の皆さんに呼びかけを行い『熊本を応援しよう!』
とドレスタオル作り交流会が行われました。
『七ヶ浜町から熊本のために何かしたい!』と考える町営住宅入居者を始め七ヶ浜住民の皆さん約40名が集まりました。
作ったタオルは名古屋のボランティアさんが熊本の仮設住宅入居者に届けてくれるということもあり、
皆さんは約100個のドレスタオルを作り、「あの時助けてもらった恩返しだ」とボランティアさんへ託しました。
参加した町営住宅入居者の女性は「何かしたいと思っていたが、なかなか動けなかった。声を掛けてもらって嬉しい。やっとあの時の恩返しができたという感じで嬉しい。熊本の人たちも大変だけど頑張ってほしい。」と話していました。
ちょっとした手助けでできることが広がります。
私たちもその大切な気持ちに寄り添いながら、七ヶ浜の活動を続けていきます。
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○7月から仮設住宅の解体が始まったな。昨日みたら俺が5年住まわせてもらった仮設が跡形もなく壊されてたよ。本当にお世話になったんだ。あの仮設には。
(70代:男性)

 

○菖蒲田海水浴場が海開きして七ヶ浜も少しは復興したってのを見てもらったのかな。来年はもっと復興が進んでいることを願うよ。
(50代:女性)

 

○震災の最初に比べてイベントが減ったでしょ?だから小さなイベントでもやるって聞いた時は行きたいって思っちゃうよ。
普段通りに戻ってきたって言えばそうなんだろうけどね。
(60代:女性)

 

○今年の夏は七ヶ浜もすごく暑いね!今は新しい家に引っ越したから良いけど、仮設住宅だったら(暑くて)ひどかったと思う。
そう考えると熊本の人たちは大変だ。今から仮設住宅でしょう。
(50代:女性)

 

○七ヶ浜って自然いっぱいあったけど、道路の工事とかで遊べるところが減っちゃったんだよね。今はきずなハウスがあるからいいけどさ。
(中学生の女の子)

 

○七ヶ浜のどの浜も海もきれいだね。海水浴のお客さんもたくさんきてくれて、すごく楽しいね!道が渋滞するのが大変だけど。
(30代:女性)

 

○七ヶ浜役場の人と愛知県からの派遣職員で来た人が結婚したんだよね。七ヶ浜に移住してくれるボランティアさんって多いのかな?
石巻とか気仙沼とかはニュースでみるんだけど。いいところだからみんな住めばいいのにねぇ。
(80代:女性)

【夏期休業のお知らせ】

みなさま

 

レスキューストックヤードの事務局です。

例年以上に暑い日が続いている名古屋ですが、

熊本の暑さは、いかばかりかと想っております。

七ヶ浜のプレ海開きの10日間は、にぎわったとのことで、なによりでしたが、

皆様、いずれも、熱中症などにならないようお気を付け下さいませ

 

さて、下記の日程で夏期休業させていただきます。

ご不便をおかけいたしますが、ご了承ください。

 

名古屋事務所    : 8月11日(木) ~ 15日(月) 

★8月16日(火)より、通常通りです。

 

七ヶ浜きずなハウス : 毎週月曜日 定休日

★夏休みで、小さなお客様が多く、夏期休業はいたしません。

 

かたらんな交流館(RSY御船事務所: 8月14(日),15日(月)

       毎週水曜日 定休日

★体感温度は、連日40度越えだそうです。

【第27報】平成28年熊本地震に関わるRSYの支援活動について(7月26日~31日)

みなさま
平成28年熊本地震において、RSYは御船町を中心に活動を継続しています。
現地スタッフからの26~31日までの活動報告です。(報告:中西・浦中)

★RSY御船事務所「かたらんな交流館」フェイスブックページ開設!
https://www.facebook.com/mifunekataranna/
地域住民の方や御船町にお越しいただくボランティアさんに、『かたらんな交流館』やRSYの活動を知っていただくと共に、町で見つけた素敵な人や場所など、御船町の魅力を随時発信していきます。!アカウントのある方は、是非「いいね!」をお願いします。

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▼南田代慰労会
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7月26日に山間地域の南田代にて住民が主催する慰労会があり、RSYスタッフもお招き頂きました。住民さんが自宅で育てた野菜や、宮城県石巻市の応援食材を使った料理が並ぶ中、お一人おひとりがこの3カ月を振り返るひと時となりました。

<住民の声>
・前震よりも本震が長かったよね。何分続いたか分からんかったし。揺れてる間は声も出なくて、ただ手を床に着けておさまるのを待っているだけだった。その後、携帯の明かりで部屋を照らしながら外に出てね。あん時は本当に死ぬて思ったね。(50代女性)

・本震の時、両親は別々の部屋でベッドに寝とらしてね。お父さんはベッドの枠があったけん、倒れてきた家具から守られとって大丈夫だった。お母さんは枠が無いタイプだったけんベッドから落ちとらしてね。
私たちはリビングにおって、揺れが無くなってから「みんな大丈夫ね!?」って声を掛けたら返事があったきたけんホッとしたね。(60代女性)

・地震で一番困ったのはやっぱり水だったね。この辺は農家も多かけん米はしばらく大丈夫と思ったけど、煮炊きする水が出らん。みんな吉無田水源まで毎日汲みに行きよった。汲みに来た人も行列で必死だった。
トイレに流す水は近くの川を使えたばってん、飲み水は別だけんね。(70代男性)

・区長さんが休まずにバイクで声を掛けて回ってもらったおかげで、みんな助かってた。一番疲れてた時にテレビが取材に来てね。区長さんは2キロ痩せてて髭も伸びたまま映っとらしたよ。(50代女性)

・こないだ益城町ば見てきたけど、まだまだひどかね。自分たちも被災はしたけど自宅で生活できるだけ恵まれてると思ってる。残念なのは水が来なくて米が作れんことかな。来年は出来ると良かけど…。(50代女性)


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▼サロン活動:避難所支援
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災害ボランティアネット九州支部てらもんの皆さまによる茶話会が、29日にスポーツセンター避難所にて開催されました。今回もお抹茶と団扇や折り紙ゴマなどの小物工作を実施。団扇作りでは、ひまわりや蝶など好きなイラストを切り取って貼り付け、皆さん夢中になりながらオリジナルの団扇を作っていました。夏休みに入った子どもたちは、ドリームカフェさんによるミサンガ作りに熱中。会場は多くの人で賑わっていました。

<住民の声>
・仮設が決まっているけど一人暮らしで食事を作らなければならないのが不安。一日中避難所で過ごす毎日で寝られないから、睡眠薬を飲みたい。(80代女性)

・仮設入居した方々が避難所からいなくなり、避難所内での当番が大変。自分たち(女性2人)は仕事をしているので当番の仕事がなかなかできない…。かといってお年寄りの方々にトイレ掃除(避難所の外に仮設トイレがある)をお願いするのは言いづらい。(40代女性)

・85歳の母をシャワーに入れるのが大変だった。(スポーツセンター避難所にはシャワーしかなく、更に5分ごとにボタンを押さないとお湯がでてこない)(40代女性)

・閉塞感が募る中、外部から入ってもらうととても助かる。(40代女性)

・夜休む時、夜中に寒い。(70代女性)
・夜中に汗が出るほど暑い。(60代女性)

 

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▼サロン活動:かたらんな交流館「RSYカフェ」
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RSY御船事務所「かたらんな交流館」は、誰でも気軽に立ち寄れるようなオープンスペースとして「RSYカフェ」を実施しています。31日には、御船町の吉無田水源の湧水を使って、美味しい吉無田高原茶とコーヒーを淹れ、来訪者をお迎えしました。震災直後やその後の避難生活での苦労、町民としてのこれからの町への想いなど、心に溜めていた想いや考えをお話ししてくださる住民さんもありました。
「RSYカフェ」は、定期的に開催できるよう調整中。決まりましたらお知らせいたします。お時間のある時に是非お立ち寄りください。心よりお待ちしております。

<住民の声>
・私は熊本が大好きだから、ぜーんぶ熊本。野菜も果物も、肉もおいしい。魚もね。全部熊本で済むけん、熊本から出たくないの。熊本産の果物で無添加のコンフィチュールを作って販売しています。これは庭でとれたブラックベリーで作ったの。スパイスも庭で作っていてできるだけコストがかからないようにしてるの。(60代女性)

・87歳になるし、足が悪いけん家の片づけもできん。ボランティアさんに頼めるっていっとらしたばってん、9月になるか10月になるか、わからんけんね。長男の職場の人たちが来て片付けてくれなさった。ずっと百姓をやってたけど、もうこんな体だからできなくなってね。息子たちは、「早く家建てるけん、母ちゃんそれまでがんばるばい」って言ってくれて。(80代女性)

・今までは500坪ぐらいの土地に平屋で7部屋ぐらいある家に住んでたの。でも生活するのは1部屋か2部屋。物がいっぱいあった。地震があって(避難所で)2m四方のところで生活することになって、初めて気づいたの。暮らせるって。だから、みんなで「500万の家でいいね(応急仮設住宅は一戸当たり500万円程度)」って言ってたの。(60代女性)

・地震があって、これからは人との触れ合い、そして優しさに感謝して生きていきたい。(60代女性)


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▼活動支援金募集
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皆様からお預かりした大切な寄付金は、避難所・応急仮設住宅の環境改善、孤立・孤独死の防止のためのサロンや食事会、足湯ボランティアの開催、ボランティアバスの運行など、復興の町づくりに繋がる活動に役立てます。

<クレジットカード決済>
URLよりお願いいたします。
https://kessai.canpan.info/org/rsy/donation/
「都度寄付」よりお申し込み下さい。
※団体へのメッセージ欄に「活動寄付」とご記入ください。
<銀行振込>
三菱東京UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※「カツドウキフ ぼうさいたろう」とご入力ください。
<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※通信欄に「活動寄付」とご記入ください。

熊本地震支援~夏祭り応援交流ボランティアバス~

熊本地震から3ヶ月が経ちました。
RSYが支援する御船町では、徐々に仮設住宅の建設が進んでいるものの、今も避難所や在宅での過酷な避難生活が続いています。
RSYは4月から町内にスタッフを派遣し、避難所環境の整備や集いの場づくりを支援してきましたが、住民からは「この地震の影響で夏祭りも中止になってしまった。何も楽しめるものがない」「こんな時こそ元気の出ることをやりたい」という声があがっていました。
避難所での茶話会(7月)
そこで、8月に熊本YMCAや山間部の自治会と協働し、『夏祭り応援交流ボランティアバス』を企画しました。祭りの開催を通じて、愛知・御船の交流を深めながら、楽しい夏の思い出作りのお手伝いができればと思います。また、震災当時の様子や今の暮らしぶり、町の歴史・文化にも触れる機会を作り、今後の息の長い支援に繋げていければと思います。
皆さん、ぜひご参加ください。
★概要
・日程:2016年8月19日(金)~8月22日(月)
・定員:30名程度
・活動内容:夏祭りイベント手伝い、住民の方々との交流など
・費用:13,000円(学生)、18,000(一般)
・宿泊場所:阿蘇YMCA〒869-2234 熊本県阿蘇市車帰358 TEL:0967-35-0124
・準備物:着替え、雨具、小分けのバッグ、参加者実費負担分(往復移動中の飲食代等)
・活動内容問い合わせ:RSY事務局 【052-253-7550】
★スケジュール(予定)
【8月19日(金)】
・19:00名古屋・出発/RSY名古屋事務所(車中泊)
【8月20日(土)】
・10:00御船町到着/オリエンテーション
・10:30夏祭り準備(御船町スポーツセンター)
・12:00昼食
・13:00夏祭り準備
・16:00夏祭りスタート(夕食も兼ねる)
・20:00夏祭り終了・片付け
・21:00宿泊先へ移動
・22:00宿泊先「阿蘇YMCA」到着・入浴・就寝
【8月21日(日)】
・7:00起床・朝食/阿蘇YMCA
・8:30出発
・9:30南田代地区到着/夏祭り準備
・11:00夏祭りスタート(昼食も兼ねる)
・14:00夏祭り終了・片付け
・15:00御船町観光スポット見学・お土産買い物
・17:00御船町出発(夕食は道中にて)
【8月22日(月)】
・6:00名古屋着/RSY名古屋事務所
2.募集人員
 30名程度
3.応募条件
 以下の4つの条件を満たす方
(1) 心身ともに健康な方
 ※20歳未満のかたは「保護者による参加承諾書」を出発当日までRSY事務局までお願いします。(高校生以上)承諾書はこちらからダウンロードしてください。
(2) 出発場所(当法人事務所:名古屋市東区泉1-13-34 名古屋建設業協会2階)に当日18:30までに来られる方
(3) 帰着後にアンケートにご協力いただける方(今後より良い活動にしていくために、役立たせていただきます!)
(4) 自らの意思で活動に参加し、仲間とともに被災された方々の立場に立って行動ができる方
4.事前説明会について
・日程 8月10日(水)19:00~21:00
・会場 名建協 1階会議室 または RSY事務所 (どちらも、名古屋市東区泉1-13-34)
・内容 RSY活動紹介/ボラバス概要説明/活動内容説明/その他連絡
事前説明会は参加者同士の顔合わせや活動内容の説明を行う重要な場です。
 募集定員を越えた場合は、事前説明会に参加頂ける方を優先する場合があります。ご了承下さい。
5.費用
 一般:18,000円(税込)
 学生:13,000円(税込)
6.ボランティア保険
お住まいの市町村の社会福祉協議会で「ボランティア保険」(天災プランBかCを推奨)の加入手続きをしてください。掛金は自己負担でお願いします。
RSYのボランティアバスに参加される方は加入証明の写しを事前説明会の受付でご提出ください。ご持参いただいていない方は加入の有無を問わず参加をお断りします。過去にRSYのボランティア等に参加されたことのある方でも、年度が変わりましたので改めて2016年度に加入した証明をお持ちください。
7.宿泊に関して
・19日【金】バス車中泊
・20日【土】『阿蘇YMCA』宿泊
・21日【日】バス車中泊
8.食事に関して
・19日(金)夕食:食事を済ませてご乗車ください
・20日(土)朝食:各自 昼食:各自 夜食:各自
・21日(日)朝食:旅館にて 昼食:各自 夜:各自
※赤字箇所(各自)の食事については、参加者実費となりますので予めご了承ください。
9.必須の持ち物
・8月10日(水)事前説明会:ボランティア保険加入証写し
・8月19日(金)ボランティアバス当日:着替え、雨具、小分けのバック
※学生の方は学生証をご提示ください。
※防雨対策をしっかりしてください。
※物資等を積み込むことがありますので、荷物はできるだけコンパクトにまとめてください。
10.キャンセル料について
8月12日(金)18:00以降のキャンセルにつきましては、宿泊費を含む10,000円のキャンセル料が発生致します。キャンセルの場合は、お早目に名古屋事務局までご連絡下さい。
11.登録方法
コチラから⇒【登録フォーム

※紛失や盗難に対して当法人は責任を負いません。

すべての荷物に名前を記入するなど自己管理を徹底してください。
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12.登録締切
 【8月8日(月)18:00まで】(定員に達し次第、締め切らせていただく場合があります)
旅行企画・実施 (株)美浜観光サービス
愛知県知事登録 第2-1165号
旅行業務取扱管理者:深町光夫
契約旅行者:(有)中交トラベル
愛知県知事登録 第3-570号
旅行業務取扱管理者:野田政邦
0587-55-7011