みなさま
平成28年熊本地震において、RSYは御船町を中心に活動を継続しています。
現地スタッフからの26~31日までの活動報告です。(報告:中西・浦中)
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地域住民の方や御船町にお越しいただくボランティアさんに、『かたらんな交流館』やRSYの活動を知っていただくと共に、町で見つけた素敵な人や場所など、御船町の魅力を随時発信していきます。!アカウントのある方は、是非「いいね!」をお願いします。
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▼南田代慰労会
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7月26日に山間地域の南田代にて住民が主催する慰労会があり、RSYスタッフもお招き頂きました。住民さんが自宅で育てた野菜や、宮城県石巻市の応援食材を使った料理が並ぶ中、お一人おひとりがこの3カ月を振り返るひと時となりました。
<住民の声>
・前震よりも本震が長かったよね。何分続いたか分からんかったし。揺れてる間は声も出なくて、ただ手を床に着けておさまるのを待っているだけだった。その後、携帯の明かりで部屋を照らしながら外に出てね。あん時は本当に死ぬて思ったね。(50代女性)
・本震の時、両親は別々の部屋でベッドに寝とらしてね。お父さんはベッドの枠があったけん、倒れてきた家具から守られとって大丈夫だった。お母さんは枠が無いタイプだったけんベッドから落ちとらしてね。
私たちはリビングにおって、揺れが無くなってから「みんな大丈夫ね!?」って声を掛けたら返事があったきたけんホッとしたね。(60代女性)
・地震で一番困ったのはやっぱり水だったね。この辺は農家も多かけん米はしばらく大丈夫と思ったけど、煮炊きする水が出らん。みんな吉無田水源まで毎日汲みに行きよった。汲みに来た人も行列で必死だった。
トイレに流す水は近くの川を使えたばってん、飲み水は別だけんね。(70代男性)
・区長さんが休まずにバイクで声を掛けて回ってもらったおかげで、みんな助かってた。一番疲れてた時にテレビが取材に来てね。区長さんは2キロ痩せてて髭も伸びたまま映っとらしたよ。(50代女性)
・こないだ益城町ば見てきたけど、まだまだひどかね。自分たちも被災はしたけど自宅で生活できるだけ恵まれてると思ってる。残念なのは水が来なくて米が作れんことかな。来年は出来ると良かけど…。(50代女性)
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▼サロン活動:避難所支援
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災害ボランティアネット九州支部てらもんの皆さまによる茶話会が、29日にスポーツセンター避難所にて開催されました。今回もお抹茶と団扇や折り紙ゴマなどの小物工作を実施。団扇作りでは、ひまわりや蝶など好きなイラストを切り取って貼り付け、皆さん夢中になりながらオリジナルの団扇を作っていました。夏休みに入った子どもたちは、ドリームカフェさんによるミサンガ作りに熱中。会場は多くの人で賑わっていました。
<住民の声>
・仮設が決まっているけど一人暮らしで食事を作らなければならないのが不安。一日中避難所で過ごす毎日で寝られないから、睡眠薬を飲みたい。(80代女性)
・仮設入居した方々が避難所からいなくなり、避難所内での当番が大変。自分たち(女性2人)は仕事をしているので当番の仕事がなかなかできない…。かといってお年寄りの方々にトイレ掃除(避難所の外に仮設トイレがある)をお願いするのは言いづらい。(40代女性)
・85歳の母をシャワーに入れるのが大変だった。(スポーツセンター避難所にはシャワーしかなく、更に5分ごとにボタンを押さないとお湯がでてこない)(40代女性)
・閉塞感が募る中、外部から入ってもらうととても助かる。(40代女性)
・夜休む時、夜中に寒い。(70代女性)
・夜中に汗が出るほど暑い。(60代女性)
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▼サロン活動:かたらんな交流館「RSYカフェ」
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RSY御船事務所「かたらんな交流館」は、誰でも気軽に立ち寄れるようなオープンスペースとして「RSYカフェ」を実施しています。31日には、御船町の吉無田水源の湧水を使って、美味しい吉無田高原茶とコーヒーを淹れ、来訪者をお迎えしました。震災直後やその後の避難生活での苦労、町民としてのこれからの町への想いなど、心に溜めていた想いや考えをお話ししてくださる住民さんもありました。
「RSYカフェ」は、定期的に開催できるよう調整中。決まりましたらお知らせいたします。お時間のある時に是非お立ち寄りください。心よりお待ちしております。
<住民の声>
・私は熊本が大好きだから、ぜーんぶ熊本。野菜も果物も、肉もおいしい。魚もね。全部熊本で済むけん、熊本から出たくないの。熊本産の果物で無添加のコンフィチュールを作って販売しています。これは庭でとれたブラックベリーで作ったの。スパイスも庭で作っていてできるだけコストがかからないようにしてるの。(60代女性)
・87歳になるし、足が悪いけん家の片づけもできん。ボランティアさんに頼めるっていっとらしたばってん、9月になるか10月になるか、わからんけんね。長男の職場の人たちが来て片付けてくれなさった。ずっと百姓をやってたけど、もうこんな体だからできなくなってね。息子たちは、「早く家建てるけん、母ちゃんそれまでがんばるばい」って言ってくれて。(80代女性)
・今までは500坪ぐらいの土地に平屋で7部屋ぐらいある家に住んでたの。でも生活するのは1部屋か2部屋。物がいっぱいあった。地震があって(避難所で)2m四方のところで生活することになって、初めて気づいたの。暮らせるって。だから、みんなで「500万の家でいいね(応急仮設住宅は一戸当たり500万円程度)」って言ってたの。(60代女性)
・地震があって、これからは人との触れ合い、そして優しさに感謝して生きていきたい。(60代女性)
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▼活動支援金募集
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皆様からお預かりした大切な寄付金は、避難所・応急仮設住宅の環境改善、孤立・孤独死の防止のためのサロンや食事会、足湯ボランティアの開催、ボランティアバスの運行など、復興の町づくりに繋がる活動に役立てます。
<クレジットカード決済>
URLよりお願いいたします。
https://kessai.canpan.info/org/rsy/donation/
「都度寄付」よりお申し込み下さい。
※団体へのメッセージ欄に「活動寄付」とご記入ください。
<銀行振込>
三菱東京UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※「カツドウキフ ぼうさいたろう」とご入力ください。
<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※通信欄に「活動寄付」とご記入ください。