【報告】武雄市・NPO法人みつわ「地域共生カフェ・防災勉強会」

みなさま

お世話になります。RSY事務局です。

RSYは2022年度より、令和元年と3年の水害支援でつながりが深まった、佐賀県武雄市の「NPO法人みつわ」、「一般社団法人おもやい」さんと共に、久津具地区の地域防災の取り組みに関わらせて頂いています。

今年度に入ってからは、4月と6月に訪問し、昨年度に引き続き、みつわさんが毎月1回開催している「地域共生カフェ」の防災プログラムの企画・運営をお手伝いしました。

県外では既に、台風の襲来や梅雨前線による長雨の影響などで多くの被害が多発し、武雄の皆さんも強い雨が降る度に、気の抜けない状況が続いています。

RSYは、先災地と学び合いと交流を重ね、たった一つのかけがえのない命と暮らしを守るために、地域の皆さんと一緒にできることを考え続けていきたいと思います。

以下、常務理事・浦野からの報告です。


令和3年の水害で住民の約9割が被災した久津具地区。昨年度の防災勉強会では、住民の皆さんから災害時の不安として、下記の課題が挙げられました。

・すぐ隣に住んでいても、浸水がはじまると連絡が取れなくなり、様子も見にいけなくなった。
・垂直避難では、バラバラな場所に散乱する荷物をまとめて2階に上げるのに時間がかかり間に合わなかった。事前に準備しておけばよかった。
・着替えや靴、スリッパを持たないまま公民館へ避難したので寒さをしのぐのが大変だった。
・非常食が公民館に届くのが遅かった。

そこで、みつわさんと相談し、高知県黒潮町の取り組みを参考に、地元民生委員さんから提案された「個人BOX」の作成を、地区のひとり暮らし高齢者を優先にお手伝いすることにしました。また、水が早く到達する可能性があり、車もない方については、希望者に限り、避難所となる公民館にあらかじめ自分の「個人BOX」を保管できるよう、区長さんの了承を得ました。

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★個人BOXとは?

椅子やテーブルにもなる丈夫なBOXに、手ぶらで避難することになっても、避難先で困らないよう着替えや生活用品を備蓄したもの。自分の避難形態に合わせて、家の2階や車のトランクの中、避難先となる公民館へ保管することを推奨しています。

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6月25日(日)午前中、みつわ代表・荒川さん、西九州大学の学生とOB・OGが中心で活動する被災地支援チーム「OKBASE(オカベース)」のTさん、浦野でお一人暮らしのAさん宅を訪問。BOXづくりのお手伝いをしました。「その時あったらいいもの」を吟味しながら一緒に考え、1時間後に完成!

午後からはじまった防災勉強会で地区の皆さんに中身をご紹介頂きました。

 

その後、避難先となる久津具公民館へ歩いて移動。ちょっとした避難訓練。

区長さんがこの日のために用意して下さった個人BOXの収納棚や、市から提供された備蓄用食料などを見学しました。

今回の勉強会は、おもやいの鈴木代表による、「水害時の避難行動を考えるワークショップ」がメインの企画。久津具地区の住宅地区を拡大して、令和元年・3年の避難行動や、被災状況をみんなで思い出しながら地図に落とし込んでいきました。当時の切迫した様子も分かり、あらためて浸水の傾向や避難のタイミング、避難経路について振り返る機会となりました。

続けて、区長さんから地区として取り組んでいる防災対策をご紹介頂きました。危険が迫りポンプ場が動き始めたら、区長さんが個別受信機で皆さんにお知らせすることや、大雨・洪水警報が出た時には避難所を開所すること、避難所の備蓄品の使い方などについても詳しくお話し頂き、みんなで理解を深めました。

RSYボランティアの椿さんからは、停電時の灯りの確保について、防災マメ知識を伝授。オレンジとティッシュで作る「アロマランプ」の作り方を教えて頂きました。

みつわ代表・荒川さんからの後日談では、Aさんに続いて公民館への個人BOXの保管を希望する方も出てきたそうで、このような取り組みが少しずつでも地域に広がり、避難時の安心と、避難先での深刻な健康被害の予防につながっていけばと思います。

次回訪問は10月を予定しています。

 

 

 

 

 

 

 

RSY・令和3年8月豪雨水害への対応について(15・16報)

お世話になります。RSY事務局です。

令和元年・3年の水害で2度の被災を経験した佐賀県武雄市。RSYは、地元で活動する一般社団法人おもやい、NPO法人みつわ、被災地支援チーム「OKABASE(オカベース)」さんと協働し、要配慮者の見守りや、復興期の居場所づくりのお手伝いを通じて、様々な交流を続けてきました。

私たちは今年度、NPO法人みつわが拠点を置く、久津具地区で取り組む、住民の集いの場「地域共生カフェ」の防災ワークショップの企画・運営に重点的に関わっています。4月は、令和元年台風19号で被災した、長野市豊野区や長野市災害ボランティア委員会の皆さんとの交流、5月は、手作り防災頭巾ワークショップ、そして7月・10月で、災害時の食をテーマにしたワークショップを行いました。

災害時に、心身の健康を維持するための「食」はとても重要なテーマ。ライフラインの寸断、キッチン等の被災、移動手段が確保できず買い物に行けない、身体が疲れすぎて料理を作る気力・体力が沸かない、炭水化物や塩分過多のメニューで口内炎が増えたり、便秘・下痢・食欲不振や急激な体重増加につながった、など、様々な健康被害が問題となっています。

また、防災グッズとして市販されている非常食はとても便利ですが、値段が高い、普段食べ慣れないものなのでいざという時本当に安心できるものなのか不安、などの声も少なくありませんでした。

そこで、巷で話題の「パッククッキング」に注目し、普段からお家で長期保存でき、使いまわせる乾物や缶詰、乾麺などを使い、栄養価が高く温かい非常食の作り方を学びました。7月は、RSYボランティアのTさんが講師となり、ノウハウを伝授。

10月は、この体験をもとに、地域の方々に自由にメニューを考えて頂いたところ、なんと12種類ものアイデアが飛び出しました。目の前に並んだ食材を見ながら、メニューを相談して、あれよあれよという間にクッキングスタート!

その中から、特に美味しかった上位3つを、久津区オリジナルレシピとして、今後地域の方々に紹介していこうということになりました。

1.ひじきミックスごはん

(材料)お米、ひじきミックス(乾物)、つゆの素、ほんだし、水

2.ごちゃごちゃスープ

(材料)人参、玉ねぎ、ジャガイモ、乾燥きくらげ、鶏がらスープの素

3.トマトスパゲッティ

(材料)野菜ジュース、乾燥パスタ、鶏がらスープ、コンソメの素、大豆ミックス

 

参加された方からは、

「前に教えてもらって家でやったけど、食材によって煮る・蒸す時間を変えた方がいいかも」「7月に教えてもらったことを、今度は自分たちでメニューから考えて、実際に作るところまでできたから、とっても楽しかった」「何度か練習して、他の人にも教えてあげたい」など、思い思いの感想が寄せられました。

一方で、8月、9月は、台風や大雨の影響で、何度も警戒情報が発令された武雄市。その度に周囲と声をかけあい、早めの避難行動に取り組んだ方がいた方もいましたが、自宅にとどまり、不安な気持ちで事の成り行きを見ていた方も少なくありませんでした。

このような状況を受け、久津具地区では、民生委員のUさんを中心に、「個人ボックス」の準備も進められています。

名前の書いた専用ボックスに、避難所で必ず自分が必要になるグッズを入れ、水害警戒期間中は、地域避難所(公民館)に置かせてもらうという取り組みです。ボックスはコンパクトな上、椅子やテーブルにも活用でき、住民の方からも大きな関心が寄せられていました

住民の方々が自身の被災経験と向き合い、その学びを、具体的な形として地域に残そうというこの動きは、本当に尊いものだと感じます。

私たちも引き続き、武雄の皆さんから学ぶ姿勢を忘れず、交流・応援を続けていきたいと思います。

RSY・令和3年8月豪雨水害への対応について(第14報)

みなさま
お世話になります。
RSY事務局です。

RSYは昨年8月より、令和3年8月豪雨で被災した佐賀県武雄市を中心に支援活動を継続しています。

地元カウンターパートとしてご協力頂いている、一般社団法人おもやい、NPO法人みつわ(武雄市久津具地区)、被災地支援チーム「OKBASE(オカベース)」の皆さんには、心から感謝申し上げます。
5月は、NPO法人みつわが開催する「地域共生カフェ(久津具地区)」の運営サポートを行いました。3月に開催した「くつく・ながの交流会」での出会いを経て、地区の皆さんの新しい取り組みが始まりつつあります。また、RSY看護ボランティアの同行のもと、おもやいやオカベースが見守りを継続している世帯の個別訪問も行いました。

これから梅雨や台風シーズンを迎えるにあたり、住民の不安は大きくなっていますが、「被災を前提とした防災の備えと工夫」を念頭に入れた取り組みが、市内各地で展開されています。

以下、報告です。
#おもやいボランティアセンター#NPO法人みつわ#オカベース
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NPO法人みつわ「地域共生カフェ」
武雄市・久津具地区との交流
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3月20日に開催した「くつく・ながの交流会」を経て、5月15日(日)13:00~16:00に開催された「地域共生カフェ」の運営サポートを行いました。今回のテーマは、『モノづくり×防災対策』。14名の住民が参加し、裁縫の手習いのある方は、長野のボランティアさんから提供頂いた「ねこ半纏」と「猫ピンチ」の制作に、時を忘れるほど没頭されていました。材料やレシピは、長野市災害ボランティア委員会から提供して頂きました。

また、「ものづくりをきっかけに、ボランティア活動や防災対策などに対する住民の主体性を引き出したい」というみつわ・荒川代表の言葉を受け、RSYボランティアが、別コーナーでバスタオルなどで作る「手作り防災頭巾名古屋バージョン」を解説。既に武雄でも取り組まれている活動ですが、ご当地ならではの特徴もあり、知恵や工夫の交換の場にもなりました。
★名古屋バージョンの詳しいレシピ
地域の方の体験談やアイデアは以下の通りです。
<名古屋バージョンに新たに加える、とよいと思ったもの>
持病の薬、衛生用品(マスク・バンドエイド・手指消毒)、家の鍵、靴下、飴やチョコ、ウェットシート、ペット用シート(濡れた場所を拭く、簡易トイレ)など
<その他の意見>
・避難のタイミングは家に水が入ってきてから(基本的に2階以外に逃げることが避難という認識)
・前回水害時はひざまで水が入ってきてから2階へ移動。携帯電話を忘れ腰まで水に浸かりながら1階に戻り、水浸しで床が見えないため、脚で探って見つけた。水没した時間が短かったからか故障はしていなかった。
・履物は水に流されてしまったので、靴下を2枚履いてしのいだ。

・電話のバッテリーは絶対必要だと思う。安否確認の連絡をもらうのは嬉しいが、充電が無くなることが怖くて「もうかけてこないで!」と思ったほど。

・2階の屋根裏に上がって、そこからボートで救助された。ボートは狭いので「身一つで乗って」と言われた。公民館についても着替えがなく濡れたままでしばらく過ごさなければならなかったのが本当につらかった。
・公民館ではクーラーをつけてくれていたが、寒くて仕方なかった。皆さん暑さの感じ方は様々なので、温度を上げて欲しいとも言えず遠慮していた。保温のブランケットやコンパクトな寝袋があるといい。
・ウェットシートは、汚れた手、身体、箸や器など、何をするにも清潔を保つために便利。この話題に刺激を受け、ねこ半纏制作チームからは、これをアレンジして、くつくバージョンの防災グッズを作れないかという話が盛り上がっています。
また、手作り防災頭巾の講師をしていたという女性会の方は、「名古屋バージョンの中身を見せてもらい、縫い方、中に入れるものの工夫など今までなかった視点が得られてとても参考になった。この地区は、浸水が深いお宅もあるので、公民館やお寺へ早めに避難をする気持ちをもっと後押ししなければと思う。とにかく直後は着替えの確保が大変だった。また、土砂降りの時には何ももって逃げられない。どうしたらよいか?」などの相談もありました。
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要配慮者宅への個別訪問
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おもやいや、「あったかごはんプロジェクト」を通じてオカベースが見守りを続けている世帯を、RSY看護ボランティアと訪問しました。昨年の水害から9カ月が経った住民の方々の様子です。・3月の訪問時よりもますます顔色良く、食事量も増え、体格もしっかりしてきたように感じた。口数も多く、表情も明るかった。最近、週2回リハビリにも通い始めた。おもやいスタッフが「防災安心セット」を紹介すると購入即決。「出水期前に大切なものを2階に上げておいた方がよいので必要なら手伝いに来る」という申し出も好意的に受け入れていた。また、1月の「あったかごはんプロジェクト」の記憶も鮮明で、「次はいつやるのか?」という言葉や、メニューの相談をすると「俺は好き嫌いがないから何でもいいよ。うちなら広いし、いつでもみんなで来てくれていいよ」と、楽しみにしてくださっている様子だった。(ボランティアの聞き取り/80代・男性/高齢者世帯)
★1月の「あったかごはんプロジェクト」の様子はこちら
https://rsy-nagoya.com/rsy/blog/2022/01/010311.html
★おもやい「防災あんしんセット」の関連記事はこちら
「水害は水が引いた後も大変」 知っておきたい被災者の経験
元RSYスタッフで、フリージャーナリストの関口さんの記事です。
・おもやいスタッフから、最近元気がないと聞いていたため、心配していた。しかし、ボランティアの顔を見た瞬間に満面の笑顔が見られた。また、3月の「あったかごはんプロジェクトはすごく楽しかった~!」という言葉と共に、当時の記憶がよみがえってきた様子。オカベースメンバー作のメッセージアルバムを見せながら、「若い人たちと一緒にやることが楽しかった」と話も弾んだ。また、「こんなにしてもらって嬉しかった」と涙。途中「でも私はなんのお返しもできない」と涙。何度か涙を見せる場面はありながらも、合間に冗談も飛び交い、笑顔も見せて下さった。「次に水害にあった時のために畳は折り畳み式で軽いものに変えたの。壁もプラダンで養生して、なるべくお金をかけない修繕にしてもらった」と話されていた。(ボランティアの聞き取り/70代・女性/一人暮らし)
★3月の「あったかごはんプロジェクト」の様子はこちら
https://rsy-nagoya.com/rsy/blog/2022/04/0406.html
・今年もまた雨がふるかも知れないから、1階には重い物、大事なものは置かないようにしている。食器類や収納棚はプラスチック製のものにして、水が来そうになったらそのまま担いで2階に上げられるよう工夫している。おもやいさんの「防災安心セット」も、水が来ても濡れない高さの場所に置くようにしている。昨年の水害では、1階部分が水に浸かって、2階にはトイレが無かったので、中に入っていた簡易トイレがすごく役立った。(70代・女性)
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長野市災害ボランティア委員会発
「ぬくぬく珈琲」を飲んで
久津具地区を応援しよう!
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長野市災害ボランティア委員会が、「地域共生カフェ」の活動を応援するべく、NPO法人みつわへの寄付付き商品の販売を開始しました。
パッケージは武雄市北方中学校の生徒さんのデザイン。武雄の特産物がキャラクターとなってデザインされています。珈琲豆は東ティモール産のフェアトレードのドリップタイプ。1パック(10g)150円。ご希望の方はRSY事務局、または長野市災害ボランティア委員会までお問い合わせください。
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2021年度
ハーゲンダッツ&ユニー共同社会貢献活動
被災地の子どもたちにおもちゃをプレゼントしよう!
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この取り組みは、2011年東日本大震災から継続されているもので、ハーゲンダッツのアイスクリーム1個につき、1円が寄付されます。RSYはそのコーディネート役を担っており、今回は、おもやいと児童支援事業所ガラパゴスに仲介頂き、
武雄市の被災した沢山の子どもたちへ、おもちゃを届けることができました。ご協力頂いた皆様、ありがとうございました。
★2021年度報告書はこちら
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今後の取り組みについて
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RSYは引き続き
①気になる方への個別訪問継続
②久津具地区「地域共生カフェ」の企画・運営サポート
長野・愛知との交流の継続
③オカベース「あったかごはんプロジェクト」の企画・運営サポート
④武雄の現状を伝える情報発信の4つを柱に据え、武雄市への支援を継続していきます。

RSY・令和3年8月豪雨水害への対応について(第13報)

みなさま

お世話になります。RSY事務局です。
RSYは昨年8月27日より、8月11日からの大雨で被災した佐賀県武雄市を中心に支援活動を継続しています。

1月~2月は、佐賀県内にも新型コロナウイルスの蔓延防止措置が発令され、現地の活動も縮小・中止が相次ぎました。しかし3月になって活動が再開したため、RSY浦野とボランティア3名で再び武雄市を訪問することができました。
今回は、長野市の皆さん(令和元年台風19号水害被災地)にも同行して頂き、ようやく久津具地区の皆さんとのリアル交流会も実現しました!
私たちは、これまでの活動を通じて、地元とよそ者が一緒に時間を紡ぎ出す「場」を積み重ねることの意義を改めて感じています。たまに行き来する立場だからこそ気づく小さな変化や、普段と違う顔ぶれが加わることで、日々の営みに、ちょっとした特別感を演出できる場面もあります。
地元カウンターパートとしてご協力頂いている、一般社団法人おもやい、NPO法人みつわ(武雄市久津具地区)、被災地支援チーム「OKBASE(オカベース)」の皆さんには、心から感謝申し上げます。このような地元の皆さんとの取り組みが、連続性を損なわない生活のサポートを可能にしてくれているのだと感じました。RSYは4月以降も引き続き、細く長く、この関係性を継続していければと思います。
以下報告です。
※この取り組みは、赤い羽根共同募金「ボラサポ・令和3年8月豪雨」、日本財団「令和3年8月豪雨」の助成金を頂いて実施しています。
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武雄市・久津具地区の皆さんとの交流
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★お弁当配布サポート
NPO法人みつわさんは、1月に続き3月10日も久津具地区64世帯へのお弁当の配布を行いました。RSYはこれに合わせて、桜茶と名古屋名物ういろうセットを春のお楽しみとしてお贈りしました。
セットには、手作りういろうのレシピや、ういろうこぼれ話、お家でできる健康体操など添えて、くすっと笑えるネタや、季節を感じてホッと一息ついて頂ける内容を心掛けました。地元区長さんや民生委員さんをはじめ、地区のボランティアさんの手によって、お弁当と一緒に各戸に届けて頂きました。
★地域共生カフェ運営サポート
1月22日に開催した「くつく・ながのオンライン交流会」を経て、3月20日(日)のカフェで、待ち焦がれていた直接交流を果たすことができました。
当日は、長野市災害ボランティア委員会のWさん、豊野区まちの縁側ぬくぬく亭のSさんをお招きし、これまでの久津具地区との関わりや、2019年水害の様子、現在取り組んでいる集いの場「まちの縁側ぬくぬく亭」の成り立ちや活動の様子を紹介。
「思いついた人が思いついたことをやれるごった煮のような場所」というSさんの言葉の通り、人がつながり、一人ひとりの存在が際立つ工夫が至るところに散りばめられていました。また、ぬくぬく亭で作られた手作り品を参考に、住民の方からは「くつくでも作ってみよう」という提案も。長野名物手作りおやき(野沢菜・あんこ)に舌鼓を打ちながら、お互いの近況を語り合う姿が印象的でした。
交流会の後、区長さんと地区を見下ろせる高台に移動。区長さんは、「この地区は水に浸かると孤立する。64世帯・189人中、高台の公民館やお寺に避難したのは50人だけ。これまで2階にいれば何とかなったからと家にとどまる人が多い。今後の災害の甚大化と高齢化が重なれば、2階にまで水がくる心配や、2階まで上がることができない高齢者も出てくるだろう。とにかく早めの避難行動をどう促すか。これが大きな課題」と切実な想いを話されました。
交流の様子は、地元のケーブルテレビのサイトからご覧いただけます。ぜひ!
★Cable One
久津具区地域共生カフェ 水害被災地を縁に交流
放送日 : 2022/03/23
<ながの・Sさん、Wさんの感想>
◆Sさんより
六角川の内水氾濫で2回被災した久津具地区を訪ねた。ネギ焼き交流した高齢女性の「2回も被災し何もする気が起きなくても、お腹は減る。食べて寝れば朝になる。人と話して、泣いて、笑っていれば明日に、明後日になる。そうして過ぎればいい。」と語る姿が印象に残っている。

自分が被災した時、泥片付け、情報把握、各種申請など、毎日を追われるように過ごした。間に合わない、取り残されると感じ、そうしなければ落ち着いていられなかった。無理に自分をあきらめさせて処分したものも多く、今になって少しの痛みがある。ゆっくり決めてもいいものは処分を急がず、話す、食べる、寝る、泣く、愚痴を言う等の時間をもっと取れば良かったと思う。

彼女が「でも私は元気だよ。」と言えるのは、自分のペースを知り、自分で考えて、自分で決めてきたからかもしれない。地域でも後悔の言葉を今になって耳にする。今更ではなく、今こそじっくり耳を傾けたいと思った。
◆Wさんより
令和元年台風19号で長野市は60年に1度と言われるほど、記録的な大雨で甚大な被害を受けました。千曲川の堤防が決壊し、6地区が被害を受けました。今回、佐賀県武雄市の2年続けて被害を受けたことをNPO法人レスキューストックヤードの浦野さんを通して知りました。今回の笑びすさんでの交流会の場で、2年続けて被害を受けて復興状況等をお聞きしました。
「2年続けて被害は受けないだろう」
「きれいになったばかりなのに」
「またか」
「また、被害を受けるかも」

長野でも、「長野は山があるから台風なんて来ないだろう」とみんながおもっていました。「これからは、何が起こるかわからない。被害を受けるかもしれないと思って準備はしたい」と高齢の方が最後に話してくれました。交流会に来てくださった皆さん、とても明るく優しかったです。長野のことも心配してくださいました。交流の場を作っていただき、ありがとうございました。

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あったかごはんプロジェクト
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あったかごはんプロジェクトは、おもやいとオカベースさんとの協働プロジェクトとして、昨年12月からスタートしました。
水害によって心身の健康状態や生活機能、活力の低下がみられている世帯の方々と、一緒に食事を作り、一緒に食べることを通じて、その方が本来持つ持つ暮らしへの意欲や、人と関わる場を通じた楽しみや喜びを創出し、活力回復の機会につなげることを目的としています。
今回は、自宅が被災しながらも、水害直後から、地域の世話役的存在として頑張り続けてきたひとり暮らしのEさんと、ねぎ焼き・たこ焼きを作りました。「家に人が来たら、100%の力でおもてなししたいの。でもまだ修繕は全部終わっていないし、沢山の人が来たら恥ずかしいから」ということで、おもやいさんの拠点の台所をお借りしました。
メニューを相談して買い物に行くと、「みんなで買い物するのがこんなに楽しいなんて。調味料や材料のことを、あーでもない、こーでもないって言いながら会話するのがすごく楽しい。」と一言。その後も、オカベースの学生さんたちに、ねぎ焼きの作り方を伝授したり、常に目配り・気配りを働かせていました。「昔うちは人が大勢集まる家だった。お客さん用のお膳なんかもあって。亡くなった主人も気が利くところが好きと言ってくれてたの。」と思い出話に花が咲きました。
水害で一時元気をなくしていたEさんも、周囲の継続的な関わりによって、体調や表情の回復が見られています。水害当初、Eさん宅に毎日通い、信頼関係を築いてきたRSY看護ボラは、「随分顔色や体格がよくなって安心した。周囲のために頑張る自分が、きっと自分自身を支えてきたのだと思う」と話しました。
つかの間の交流でしたが、別れ際に、「本当に楽しかった。ありがとう。」と、Eさんの心からの笑顔を見ることができました。水害の辛い記憶が、様々な人達との関わりの中で、少しでも楽しい記憶に置き換えられたらと願っています。
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RSYボランティアの感想
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◆Kさん
3ケ月ぶりにカフェにいらした方のお顔の表情が明るくなんかが吹っ切れた様に思いました。長野の方との交流会も皆さん和気あいあいと熱心に話しを聴いていらした様に思いました。おやきも美味しい、隣の人にも、持ち帰りの人が何人かいらっしゃいました。これからは、カフェが久津具地区だけではなく地域の拠り所になって行くと良いなと思いました。気になっていた方の訪問も皆さんの顔がふっくら、顔色もよくお元気そうでしたので少しずつ被災前に戻って落ち着かれた感じがしました。
◆Tさん
今回、時間を作って何件か心配なお宅を看護ボラのFさんと一緒に回りました。被災直後は、畳も上げたままでの生活でしたのでそれから思うと室内も落ち着いた様子でした。被災の困難というよりは、高齢者の日常の生活の中での困難を感じるものでした。おもやいさんからも心配なお宅には足を運んでいただいているので、皆さんの様子は把握されているようですが、久しぶりにお会いすると顔色だとか、前よりはふっくらしたなど小さな変化に気がつくところがあり、人が変わり、様子を見るというのは大切だなと思いました。
今回の支援で看護師チームの関りは、本当に勉強になりました。看護師さんのような目線はなくてもたまにお邪魔して様子を見せていただくことや日常のつぶやきなどを伺うことならできるので、看護師さんと一緒に二人組で回るシフトも考えてもいいと思いました。多くのボランティアが被災後の生活を垣間見ることは、自分の地域でのものの見方が変わるし、いざ被災した時にこの経験が生かせると思います。また、訪問した時に記入している訪問シート(?)などは、地元で高齢者の訪問時などに応用できるものだと思いました。今回も学びの多い支援でした。
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RSY活動支援募金にご協力ください!
(随時受付中)
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この支援金は、スタッフの現地派遣や情報発信、被災者への生活支援プログラムのために活用致します。<銀行振込>
三菱UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※「カツドウキフ 寄付者のお名前(カタカナ)」とご入力ください。
<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード

RSY・令和3年8月豪雨水害への対応について(第12報)

みなさま

お世話になります。RSY事務局です。
RSYは8月27日より、8月11日からの大雨で被災した佐賀県武雄市を中心に支援活動を継続しています。

私たちは、毎月武雄市の久津具地区で開催されている、地域共生カフェ(NPO法人みつわ主催)と、あったかごはんプロジェクト(一般社団法人「おもやい」と連携)を通じて、住民の皆さんとの交流の機会を持たせて頂いています。しかし、残念ながら1月はコロナ蔓延に伴い、両方開催中止となりました。

このような状況下でも、お互いのつながりを感じられる方法はないかと考え、久津具と長野と名古屋の3拠点をつなぐ、オンライン企画を行いました。

また、カフェのお手伝いができない代わりに、みつわさんが地区の方へ行う配食支援のタイミングに合わせて、名古屋から「節分セット」をお届けしました。

以下、RSYの1月の活動報告です。

※この度の取り組みは、赤い羽根共同募金「ボラサポ・令和3年8月豪雨」の助成金を頂いて実施しています。

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地域共生カフェ支援
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1月21日(金)に、NPO法人みつわさんが、久津具地区64世帯にお弁当の配食支援を行いました。翌日に予定していた地域共生カフェが、コロナのため中止となり、RSYから毎月送っていたボランティア派遣も見送りとなりました。しかし、転んでもただでは起きないのがRSYボランティア。6人が知恵を絞り「コロナ・災害退散」を願って、節分セットをお贈りすることにしました。

久津具の皆さんの健康を願ったメッセージに、節分豆が栄養価の高い防災食になることや、節分の歌、名古屋の節分文化などを添えて、少しでもホッと季節を感じて頂ければと考えました。当日は、区長さんや民生委員さんをはじめ、地区のボランティアさんの手によって、各戸に届けて頂きました。

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長野市ボランティア委員会との交流
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2019年、武雄市で水害があったすぐ後に、台風19号の襲来で千曲川が決壊し、

長野県も大きな被害に遭いました。RSYは長野市豊野区の自主避難所のサポー
トや「およりなしてあったか食堂(炊き出し支援)」などを通じて、長野市ボ
ランティア委員会や豊野区の皆さんとの交流が深まりました。今回、武雄市が
2度目の被害に遭ったことを受け、長野の皆さんから支援のお申し出を頂き、
RSYがおもやいや、NPO法人みつわさんへの、仲介役を担わせて頂いていま
す。

★ねこ半纏プロジェクト
「少しでも温かい冬を迎えて欲しい」と、長野の11人のボランティアさんが、ひと針ひと針想いを込めて制作して下さいました。久津具地区全64世帯に、2着ずつ贈りたいということで、寝る間も惜しんで作業に当たって下さっています。そこで1月19日(水)、オンラインにて、おもやいの鈴木代表と、みつわの荒川代表から、長野の作り手さんたちへ、武雄の被害状況や、ねこ半纏を受け取った住民の方の様子をご報告頂きました。

久津具の皆さんからは「とても暖かい」「毎日着てる」「本当に嬉しい!」と大好評だったようで、長野の作り手さんたちも喜びの声を直接聞き、ホッとされた様子です。代表のKさんからは、「現地には行けない私たちにもできることを考え、やらせてもらえたことが嬉しかった。みんな自分の好きなことを通じて、人の役にも立てるということを実感でき、モチベーションもアップしたと思う」とコメントを頂きました。ねこ半纏が、今後も久津具と長野をつなぐ架け橋となってくれれればと思います。

★くつく・ながのオンライン交流会
1月22日(土)、今抱える地域の「気になること」を共有し、次の災害への備えと地域の居場所づくりに向けて、できることを考える場として、久津具・長野・名古屋をつなぐオンライン交流会を開催しました。

当日は、武雄から、荒川さん、鈴木さんをはじめ、久津具地区自治会役員の皆さん総勢7名、長野からは豊野区の「まちの縁側ぬくぬく亭」から2名(他、オブザーバー参加多数)、RSYより浦野が参加しました。

久津具の役員の皆さんは、2年前に続きほとんどの方が被災されています。しかし直後は、自宅の被災や家族の安全の心配があるにも関わらず、ポンプ場の対応など地区のために奔走し続けました。「今地域の中で気になることは?」という質問に対しては、

「高齢化が進み、若い力が確保できず地区の文化行事や(災害対応を含めた)様々な役割の担い手がいない」
「一人暮らしや寝たきりの方々をどう避難させればいいのか」

「2年立て続けの被災で大きなリフォームを強いられた。建物は修復しても、メンタルがやられたのが一番大変だった。ボランティアさんが大きな支えとなった」

「一昨年の水害ではポンプがあるからと安心していたが被災した。わずか1年半で同じ地域の同じ人たちがまた被災。直後は人と話すことも辛かったが、同じ思いの人がいるはずと気づき、動かなきゃ!と思った。こういう時、普段からお互いのコミュニケーションが取れる場があることが大事だと思うが、そのような場をどうやって作ったらよいか分からない。でもこれがいざという時に、相談したり、声を掛け合ったり、頼れる先にきっとなるはず。でもサロンは敷居が高いと思っている人もいるから工夫が必要かも知れない」

など、様々な意見が出ました。
これを受けて、鈴木さんからは、おもやいで取り組んでいるサロンの防災研修や、簡易トイレや食料などを箱に詰めた防災グッズなどをご紹介頂きました。

また、長野の皆さんからは、水害後にできた地区の寄合所「まちの縁側ぬくぬく亭」の成り立ちや、活動の様子などをご紹介頂きました。特に、Sさんの「ぬくぬく亭はあらゆる垣根を越えて、みんなが自由に集まれる場所。そこから繰り広げられる雑談の中から、自然とやりたいことが生まれ、それを実現している感じ。地域はごった煮がいい。煮込めばその人の味が出る。そんな地域活動を目指したい」という言葉が印象的でした。また、支援が必要な人を把握するための防災マップづくりなどにも取り組んでいるという一方で、防災リュックなどは個々で揃えるに止まっているので、おもやいの防災グッズを参考にしたいとおっしゃられていました。

いずれもすぐに答えの出るものではないですが、こんな風に、お互いに思っていることを言い合って、たまに外の風も取り入れることが、次のアイデアや行動への糸口をつかむきっかけになるかも知れません。そのためにも、このような「場」を、今後も継続的に作っていくことの意義を感じました。

また、避難行動要支援者の避難誘導や、地域の担い手不足など、久津具の課題は、私たちの地域の課題でもあります。悩みや混沌とした思いも含め、被災地からの発信が、「自分の地域はどうするのか?」という問いを考え、分かち合うきっかけを作ってくれるようにも思います。

久津具地区はこれだけの被害に遭いながらも、地区を出ようという方は1世帯もありませんでした。それほどの愛着と共に、ある種の覚悟も感じます。「みんなで助かる地域づくり」への一歩を、どうすれば踏み出せるのか。
荒川代表は、「今後もこんな風に雑談を通じてみんなができることを考えていければ。ぬくぬく亭を参考にして、地域共生カフェがそんな場づくりの役割を担っていきたい。また、団体としても地区の方にも使って頂けるよう、拠点に備蓄品を用意したいと思っている。」とお話されました。
鈴木代表は、「2度も大きな被災に遭われた人たちが、久津具をはじめ、こうやって今でも踏ん張っている姿は大きな希望なのではなかろうかと思う。今後、どこかで同じような被害が起こるか分からないが、武雄や大町の人たちがここまで頑張ってきたんだよ、という姿をこれからどうやって見せられるのかを、地区の皆さんと一緒に考えていきたい。その中で、少しでも安心できる地域づくりに一緒に取り組めればと思う」とお話されました。
RSYも地元の皆さんと共に悩み、チャレンジしていければと思います。
●おもやいでは、「おもやい協働基金」への協力を募っています。
https://omoyai.org/shien/
これは、遠くからでもできる支援。ぜひともご協力お願いします。
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RSY活動支援募金にご協力ください!
(随時受付中)
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この支援金は、スタッフの現地派遣や情報発信、被災者への生活支援プログラ
ムのために活用致します。<銀行振込>
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特定非営利活動法人レスキューストックヤード

RSY・令和3年8月豪雨水害への対応について(第10報)

みなさま
新年あけましておめでとうございます。RSY事務局です。
本年もよろしくお願い致します。

さて、RSYは8月27日より、8月11日からの大雨で被災した佐賀県武雄市を中心に支援活動を継続しています。

水害発生から約4か月半。季節は夏から秋、そして冬へと移り変わりました。被災された方々は、経済的不安や次の災害を懸念しながらも、毎日の生活の営みは続いていくため、立ち止まることなく家屋修繕や寒さ対策などに追われています。

短期間での2度の水害は、人口流出や、これに伴う高齢化や地域の担い手の減少、生活困窮世帯の増加など、従来課題の進行に大きく拍車をかけたとも言われています。

私たちはこれまでの活動を通じて、住民の方々が、あまりにも過酷な現実を前に、諦めたりくじけそうになったりする心と必死で闘いながらも、日々をひたむきに生きる姿を目の当たりにしてきました。

そんな中、「一般社団法人おもやい」や「佐賀災害支援プラットフォーム(SPF)」などの地元団体は、今後の生活設計において、自ら選択肢を見出し、選ぶことが難しい方々に対して、「それでもこのまちで生涯を終えたい」という願いを尊重し、一緒に悩み、不安や辛さを分かち合いながら、解決のための方法を懸命に模索し続けています。

また、県外団体受け入れのガイドラインを作成し、家屋保全のみならず、最後の砦ともいえるボランティアとの出会いや、励まし、気遣い合える「ひとの関係性」が絶たれない方法を、最善を尽くして考えて下さいました。

このような幾重にも連なる地元の勇気あるチャレンジや配慮と、全国各地の人々の関わりが、住民の方々の日々の生活を支えています。以下、RSYの10月~11月の活動報告です。

★この取り組みは、日本財団助成金「令和3年8月豪雨」からのご支援を頂き実施しています。

12月の活動も追って配信致します。

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64世帯中、54世帯が被災し、9割が床上浸水の被害を受けた武雄市久津具(くつく)地区。RSYはおもやいを通じて、10月から月1回、この地域に拠点を置く福祉系NPO法人「みつわ」が主催する、『地域共生カフェ・駄菓子屋笑美屋』のサロン活動をお手伝いしています。
みつわは、災害後から、おもやいや県外団体らと連携して、生活物品や炊き出しの提供を継続しており、住民が集い、情報交換やボランティアとの交流の場として、10月からサロン活動を開始。代表のAさんは、このサロンを助走に、来年度以降、災害復興と福祉のまちづくりの地域拠点に発展させていければと前向きな想いを語られています。RSYはこれに共感し、今後も、活動をサポートしていきます。

【10月の活動】
報告者:RSYボランティア/加藤さん・藤井さん
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1.個別訪問
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8月よりおもやいを通じて個別訪問をさせて頂いた要配慮者世帯を再訪問。健康チェックと生活環境の改善を行い、気になることはおもやいスタッフへ報告しました。

また、駄菓子は「レジで半額」に。大人も子ども、じっくり品定めしながら買い物を楽しみ、懐かしのお菓子を手に、笑顔も見られました。他にも、おもやいのコーディネートのもと、引き立てコーヒーの提供や看護チームによる健康チェック、物資配布提供、マッサージコーナーもあり、一つひとつの丁寧な関わりが住民の皆さんの癒しや安心感につながっていると感じました
★住民の声
・畳屋さん、大工さん、電気屋さん、仏具店さん等々、来客が途絶えず、水害から家を空ける事が出来なかった。今日もこれから人が来るからゆっくりはできない。料理は何とかやっている。でも、みつわのお弁当配布はありがたかった~。(60代・女性)
・土日の休みに人が沢山来るね~。何でかな、熟睡が出来ない、途中で目が覚める。料理もまだする気にはなれない。(60代・女性)=========================================【11月の活動】
報告者:RSYボランティア/加藤さん・菊池さん・RSY浦野
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1.サロンサポート
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●日時:11月28日(日)/12:00~15:00
●場所:久津具公民館
当日は、大人25名、子ども3名が参加しました。恒例の駄菓子屋コーナーは、西九州大学の学生サークル「オカベース」から2名の学生さんがサポート下さいました。
今回、RSYは、水害から3か月が経過してもなお、なかなか解決の目途が立たない食と健康の課題について頭を悩ませていたところ、熊本県御船町の「みふねしあわせ日和~ごはん日和~」の皆さんから、炊き出しのお申し出を頂きました。
御船町はRSYが地域拠点「かたらんな交流館」を通じて、避難所や仮設住宅、子どもの交流、分散した集落のサポートなどに関わらせて頂いた地域です。
温かく、栄養いっぱいのおかずやスープと、御船町が誇る吉無田高原の湧き水から作られたおいしいお米をおにぎりにして、100人分の昼食を提供を頂きました。この活動には、浄土宗テラネット、DRT JAPAN NAGASAKIにもご協力頂きました。また、フードバンク熊本様より、健康茶やみかん、ラーメンやレトルトカレーなどの食品や生活物品の提供も頂きました。
「私たちが受けた恩を少しでも皆さんにお返しできれば」というリーダーのMさんの想いに答えるように、地域の方からは「ボリューム満点でおいしい!」「遠くからわざわざ来てもらってありがとう」「御船町の恐竜博物館に行ったばっかりだよ!」などのコメントがきかれ、つかの間の交流を楽しまれました。沢山の人の手を介して作られた、真心一杯の手の食事は、住民の方々の心と身体を温めてくれたようでした。災害の種類は違えど、被災することの辛さや、これまでの苦労にお互い想いを寄せながら、ねぎらいの言葉をかけ合う姿に、被災地と被災地がつながる意義を改めて感じました。当日会場に来られなかった方には、個別訪問にてお届けすることができまし
た。
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2.あったかごはんプロジェクト準備会
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サロンや個別訪問を通じて住民の皆さんとお話する中で、食環境がなかなか整わない課題の背景が垣間見えてきました。
キッチンの修繕が進まず物理的な調理環境が整っていない、料理を作るという気力が沸かない、食事を作ったりみんなで食卓を囲んで楽しむ機会や余裕を自ら作れない、経済面の負担により食事にお金がかけられない、もともと孤食・・など、事情は様々なようです。
RSYも皆様からのご協力で食料品の提供をさせて頂いておりますが、単なるものの提供だけでなく、食事の場を介して、作る・食べる楽しみを思い起こし、人との関わりを感じながら、暮らしの感覚を取り戻すお手伝いができないかと、「あったかごはんプロジェクト」を実施することになりました。オカベースのKさん、Tさん、おもやいボランティアのRさんたちとの共同企画として、12月に実施することとなりました。
★住民の声

・棚も来て、布団もきて、徐々にやっと落ち着いてきました。建具も入って、扉も閉まるようになったので、久しぶりに1階の畳の部屋に寝られてよかった。これまで2階で娘とひとつの布団で二人で寝ていたのでようやくゆっくり寝られます。でもこれからどんどん寒くなるからね。暖房器具を買うのも大きな出費になるからどうしようかと思っていました。それに最近、食が細くなって、体重も45㎏を切ってしまったの。最初はやりたいこともあったけど、今回いろんなものが水害で流されたから、もう欲しいと思うものはなくなっちゃったな。前はお裁縫もやってたんだけど、ミシンもなくなっちゃったし、お正月用に新しく買ったもちつき機も。でもいつまでも後ろを向いちゃだめなんだ。前を向いて頑張るしかない。(80代・女性)

・大工さんに修繕に入ってもらっていますが、作業は部屋ごとに少しずつ進んでいくので、私たちは家の中を転々している状況です。1階は断熱性もまだ低いから寒くて。これから雪も降るし、暖房器具が無いと耐えられないだろうな。でもやっとキッチン回りが整理されて、料理が作れるようになりました。でも、夫と一緒に早寝早起きして、体調には気を付けていたのに、夫が病気が発覚して心配で夜眠れないの。私は前回の水害でも被災したの。家の修繕をしている間、私たちはアパートに一時滞在してたんだけど、狭くて閉鎖的な空間だし、知り合いも近くにいないから寂しくてね。今回はそれが嫌で、不便だけど自宅にとどまる選択をしました。やぱり地域のつながりって、何より大切だと思います。(70代・女性)

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3.くつく・ながのオンライン交流会
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2019年に千曲川の決壊で被災した長野市。この災害でご縁を頂いた『長野市災害ボランティア委員会』の皆さんに武雄市の状況を報告したところ、「とても他人事とは思えない。武雄の皆さんと恩交わしがしたい」と申し出て下さいました。当日は、みつわ代表Aさんと、委員会の9名、RSYより2名が参加し、現状報告と、長野での復興のまちづくりに関する取り組みについて意見交換しました。

その結果、被災した農地を再生した「ベジじばファーム」から新鮮野菜のお届け、寒い冬を温かく乗り越えるための「手作り猫はんてん」の制作、RSYも立ち上げのお手伝いをした長野市豊野区の地域拠点「まちの縁側ぬくぬく亭」との交流、1月のサロンへの参加が決まり、今後の継続的な関係づくりへの足掛かりとなりました。
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4.作業系活動のサポート
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おもやいには、現在も作業系ニーズが寄せられています。今回、RSYボランティアのKさんが、コミサポひろしまの皆さんと一緒に、壊れた石垣の積み直し作業を手伝わせて頂きました。いずれも行政の制度では対応しきれない案件ばかり。制度の隙間を埋める取り組みに果敢に挑む、地元団体の想いを垣間見たようでした。

●おもやいでは、スマートサプライを通じて募金をまだまだ
受け付けています。
https://smart-supply.org/projects/omoyai-202108
これは、遠くからでもできる支援です。ぜひともご協力お願いします。
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RSY活動支援募金にご協力ください!
(随時受付中)
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この支援金は、スタッフの現地派遣や情報発信、被災者への生活支援プログラ

ムのために活用致します。<銀行振込>
三菱UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※「カツドウキフ 寄付者のお名前(カタカナ)」とご入力ください。
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【ご案内】令和3年8月豪雨水害支援 RSY中間報告会

みなさま
いつもお世話になります。RSY事務局です。
RSYは、8月27日より、佐賀県武雄市・大町町の避難所アセスメントや、佐賀県武雄市の「おもやいボランティアセンター」を中心に、スタッフ4人(のべ42日)、ボランティア11人(看護4人・一般7人/のべ82日)を派遣し、在宅避難者の個別訪問やサロン活動、おもやいボランティアセンターの拠点運営支援を継続しております。
あの水害から1か月半が経ち、季節は夏から秋へ。いまだ生活環境が十分に整わない中、様々な不安や葛藤を抱えながら、被災された方々の生活は新たな局面を迎えようとしています。
今回の報告会では、RSYから派遣したボランティアさんが、被災地の現状や、ボランティア活動の様子、そこで出会った被災者の生の声を皆さんにご報告し、現状の課題を共有したいと思います。
一人でも多くの皆さんに参加頂き、息長く応援できることを一緒に考える時間となればと思います。
★令和3年8月豪雨水害支援 RSY中間報告会
・日時:10月6日(水)19:00~20:30
・参加方法:Zoomによるオンライン
※申し込みを頂いた方には、前日までにURLを送付致します。
【参加申し込み】締め切り:10月6日(水)正午
以下のURLから申し込みフォームにご入力ください。
【お問い合わせ】
認定NPO法人レスキューストックヤード(RSY)
〒461-0001 名古屋市東区泉1-13-34 名建協2F
 TEL:052-253-7550 

【武雄支援】株式会社ガッツ・ジャパン様より車両を無料貸し出し頂きました

みなさま

お世話になります。RSY事務局です。

RSYは8月27日から、令和3年8月豪雨水害で被災した、「おもやいボランティアセンター」へ看護師・運営ボランティアスタッフの派遣や、食料・生活物品の提供等を継続しています。

この度、名古屋を中心に全国250店舗を展開している『株式会社ガッツ・ジャパン』様の社会貢献の一環として、介護用車両1台を無料貸し出し頂くことになりました。車両は、社長様自ら、衛生用品等と共に届けて下さり、おもやい代表の鈴木さんも、今回のご支援に感謝の言葉を伝えておられました。

今後は、この車を活用し、被災者の個別訪問や、物資運搬だけでなく、高齢者や障がいのある方などのサロンの送迎等を行い、よりきめの細かい支援につなげていきたいと思います。

ご協力頂き、本当にありがとうございました。

早速、お借り頂いた車両で、RSY看護ボランティアと共に、個別訪問による健康・暮らし相談に伺いました!

 

★ガッツレンタカー公式サイト

ガッツレンタカーとは

 

 

 

 

RSY・令和3年8月豪雨水害への対応について(第7報)

お世話になります。RSY事務局です。
佐賀県に派遣しているスタッフ・ボランティアの活動報告をいたします。

RSYは、8月27日より、地元支援団体「おもやいボランティアセンター」へ看護・一般ボランティアを毎日切れ目なく派遣しております。この団体は、2019年の水害でも連携実績があり、RSYは要配慮者の個別訪問や、在宅避難者の食料・生活用品の提供等をお手伝いしています。

水害から1か月が経過し、泥だし等の作業は少しずつ落ち着いてきたものの、衣類や電化製品など、季節の移り変わりに応じて生活必需品もかわりつつあります。また、「眠れない」「強い疲労感を感じる」「疲れすぎて料理が作れない」「子どもの居場所がない」などの声も頻繁にきかれるようになりました。RSYはこれらの状況を受け、パックごはんと栄養価の高いレトルト総菜を各400食ずつご支援させて頂きました。

また、明日から約1週間、常務理事の浦野を再度派遣し、地元団体の方々と10月以降の支援の可能性について意見交換させて頂く予定です。
引き続き、皆様のご支援・ご協力をよろしくお願い致します。

★私たちは、佐賀災害支援プラットフォーム(SPF)が提示している県外支援者のガイドラインに従って現地入りしています。
佐賀災害支援プラットフォーム(SPF)のHP
https://peraichi.com/landing_pages/view/spf20180901/

★この取り組みは、日本財団助成金「令和3年8月豪雨」からのご支援を頂き実施しています。

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【被災者の声】

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下記は、おもやいボランティアセンターに派遣しているRSY看護師やボランティアが、活動中にお聞きした被災された方々の「つぶやき」です。被災された方々の心情を知ったり、今後必要な支援について検討したりする時の参考になればと思います。この地域は高齢化率も高いため、おもやいでは、要配慮者の方々を中心にお弁当の配布も行っています。【9月8日】
・ベッドで横になったまま、今日は頭がボーとする 動きたくない。雨の音がうるさくて、また大雨になるかと心配で眠れなかった。(不明)
・昨日から血圧が高い。大工さんが今日明日休みなので横になっていた。食欲があまりなくて、おもやいからお弁当を届けてくれるけど半分も食べれない。
でも病院行くのは嫌い。(看護ボラが、しばらく毎日血圧測定を行うことを提案)血圧測定、ぜひ来てほしい。(80代・男性)
・ふらつきがあり足首ひねったので痛い。夜は避難所に行っている。(認知症の疑いあり。丁寧に見守りを続け必要に応じて介護保険につなぐよう対応)

(80代・男性)

【9月9日】
・腰の曲がっている妻が、あまり外に出たがらない。お風呂にも入れていないので、おもやいの方に誘ってもらえたら。(話相手も含め、以降も週一回程度、訪問することとした)(80代・男性)
・空き家になっている家がカビや草で荒れ放題。せっかく自分の家を綺麗にしても、隣から虫やカビが来るので何とかして欲しい。(市役所に相談するも個人で対応して欲しいと回答)(民生委員)

【9月11日】
・昨日ここ(おもやい)を知って来てみて、週末しか来れないけど、こういうところがあってとても助かる。ガス、電気、水道は使えるけど、色々流されたから特に服は嬉しい。(50代・女性)
・家の修繕は見積もりが終わって、あとは工事だけ。少し落ち着いたから、疲れを感じやすくなったかな。腰が痛いから、お風呂でマッサージしてるよ。あまり無理をせず、昼はリビングで横になって過ごしてます。(70代・男性)

【9月13日】
・(物資係からのコメント)食事はカレーやラーメンばかりでそろそろ食べ飽きている様子。やさい一杯のスープがあるとよい。コンロは使えるけど、疲れて料理はする気力が出ない。パックご飯がありがたい。甘納豆など和菓子は人気。食事の内容に偏りがあるため野菜ジュースを勧めたが、冷蔵庫がないという理由で持っていかない方もいる。飲み切りタイプを提供。

・お弁当貰って本当に良いのですか?嬉しい。恐縮します。 私は一人ぐらしで、前回も被災したけど建物保険に入っていない。だから補修など、どうしたら良いか途方にくれていた。 食欲もわかなくて、今日お弁当貰ってとても嬉しいかった。(不明)
・(小学校の先生からの相談)災害後、登校できない子や、出てきても我慢している子が増えている。スクールカウンセラーを増やしてはいるが、子ども達の居場所がない。心の休まる場所がない子ども達が多い。

【9月15日】
・こんなに貰って良いの?ありがとう。息子達からこんな(水か何度もつく土地)にいつまで住むんだ?と言われている。せっかくお父さんが頑張って建てた家なのに・・。まだお父さんは元気なので、修理して住むわ。一人になったら考えたいと思う。また来させてもらうね。(60代・女性)
・家を乾燥させるため、大型扇風機を入れているが音がうるさくて気になる。息子が市営住宅に入居がきまったが、浴槽がない。部屋は5階建ての5階でエレベーターはなし。私は持病があるため、この場所に同居するのは厳しい状況。今後は家族別々の生活になるので心配。(70代・女性)

●おもやいでは、スマートサプライを通じて募金をまだまだ
受け付けています。
https://smart-supply.org/projects/omoyai-202108
これは、遠くからでもできる支援です。ぜひともご協力お願いします。

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オンライン情報共有会議への参加
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・SPF主催の「佐賀県情報共有葉隠会議」(水・土開催、19:00~)
・Fネット主催の「福岡県における大雨災害に関する情報共有会議」
(月・木開催、18:00~)に、毎回参加し、情報提供も適宜行っています。

★佐賀災害支援プラットフォーム(SPF)のHP
https://peraichi.com/landing_pages/view/spf20180901/

★災害支援ふくおか広域ネットワーク(Fネット)のHP
https://saigaishienfnet.wordpress.com/

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RSY活動支援募金にご協力ください!

(随時受付中)
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