RSY事務局です。
昨夜南太平洋のトンガ沖で発生した海底火山噴火の影響を受け、2011年東日本大震災で12.1mの津波被害を受け、RSYも支援に関わっている、宮城県七ヶ浜にも津波注意報が発令されています。
今回の影響で、仙台港で70㎝の津波到達が予測されていたことから、東日本大震災で大きな被害を受けた菖蒲田浜地区の災害公営住宅に住むWさんと連絡を取ったところ、「今のところ大きな変化はないが、七ヶ浜では避難所が開設され、災害公営住宅の自治会長が詰めている。私は、住宅で独りで心配な方に電話をかけたり、個別訪問をして、避難所が開設されたことを知らせ、何かあればすぐに避難するよう声がけをした。」ということです。
七ヶ浜の皆さんはじめ、沿岸部の多くの地域の方々は、夜中で周囲も真っ暗中、突然の津波警報・注意報発令に、震災当時の記憶が揺れ戻されて、眠れぬ夜を過されたことと思います。しかし、各地ではWさんの事例のように、地域で助け合いのもと、素早い避難や声かけが行われており、10年前の教訓を活かそうという地域の方々の姿勢に、改めて私たちが学ぶべきことも多く見られました。
津波警報・注意報が出ている間は海に近づかず、引き続き、安全な場所で避難を続けて下さい。これ以上被害が拡大しないことを祈りつつ、RSYは引き続き、状況把握に努めていきます。