みなさま
RSY事務局です。
9月16日(月)~17日(火)にかけて浦野が佐賀県武雄市入りしました。
以下、報告です。
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★武雄市の被害状況
(佐賀県HP 9月18日9:00現在)
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・人的被害:3名死者
・住民避難状況:武雄市15世帯34人(大町町24世帯45人)
・住宅被害:床上1,033 床下513 計1,546
※市は災害救助法で適応される「住宅の応急修理制度」を実施。半壊以上の世帯には、1世帯あたり58万4千円の限度で修繕ができるようになります。
自宅の屋根、居室、台所、トイレなどの日常生活に必要な最小限度の応急修理ができます。既に業者に依頼し着工した世帯も遡って申請することが可能です。
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★災害後の生活を考える生活再建のためのミニ相談会
9月13日~16日開催しました!
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RSYが事務局を兼務する「震災がつなぐ全国ネットワーク」
が主催し、4日間の 相談会を実施。佐賀県弁護士会や佐賀県建築士会の協力を得て、
生活再建に向け た住民の方々の不安にお答えしました。
・9月13日(金)18:30~20:30 朝日町高橋地区公民館
当日は5~6名の住民の皆さんが参加。震つなメンバーが、冊子「水害にあったと きに」をもとに、被災してから生活再建までに必要な手順を説明。
その後OPEN JAPANの協力を得て、床下の処理や効果的な消毒の方法などを丁寧に説明して頂きました。会場には佐賀県弁護士会から弁護士2名が派遣され、2件の相談に 乗って頂きました。また地元消防団有志も参加し、知識や技術を引き継ぐ講習会も合わせて行いました。
・9月14日(土)~16日(月・祝)朝日→橘→北方公民館
市は、被災件数が多いエリアを中心に、3か所の公民館に罹災証明書等の特別申請窓口を設置。ここへ震つなが協力し、弁護士・建築士の相談ブース、無料喫茶&サロンブースを設けました。被害件数の多い北方公民館には、約40世帯が来所。グリーンコープや熊本からの支援団体らの振舞う冷たい飲み物やかき氷で一息つきながら、これまでの頑張りや、お金や修繕にまつわる不安についてお話しされました。
(主な相談内容)
【弁護士相談】
・応急修理制度の適応時期、対象となる中身について
・応急修繕制度は、
賃貸物件で被災した場合の修繕費用にも使えるのか
・自宅は被災し住めないので、
別棟の家を修繕して住もうと思うが、加算支援金を充てることは可能か?
・火災保険はどこまで補償の対象となるのか?
・賃貸で土地を借りているが、
解体する場合持ち主に連絡した方がよいか?
・公費解体は適応されるか?
【建築士相談】
・グラスウールの湿りはどう確認すればいいか?
・解体の費用はいくらぐらいかかるか?
・信頼できる工事業者を紹介して欲しい
・最低限の工事を考えた場合予算はいくらぐらいを見込めばいいか
この取り組みは、日本財団からの支援を受け、震つな加盟団体が協働して実施しています。RSYも加盟団体の一つとして、市や関係機関との調整、当日の運営等をお手伝いしています。
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★被災者の声
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・ようやく畳の部屋の泥かきが終わって、やっと時間ができたので、罹災証明書 の申請に来ました。うちは床上30㎝ぐらい。フローリングの下はまだ見ていないんです。とりあえず板のところは拭いたんだけど。やっぱり下、見た方がいいで すか?壁も?多分すごいことになっていると思います。まだ子どもが小さいか ら、カビなんかで病気になったらと思うとすごく心配。見ないふりしてちゃだめですね。でもこの冊子に書いてある通り、必ずしも全部剥がさなくてもいいかもしれないなら、すぐにでも確認します。今から建築士さんの相談ブースに行ってみます。(30代・女性)
・うちは床下浸水でね。写真は撮ったんだけど、
携帯で撮ったからプリントしてないの。どうしようしら。。。え?携帯さえ持って行けばいいの?
よかった。全国から沢山の方々が来て下さって、本当に嬉しかった。
私にはとても真似できない。今日は風があるから乾燥も早く進むかしら。
昨日は全然風がなくて暑くて。でも、こうやってお話しできて嬉しい。
なんとなく心がすっきりしました。(60代・女性)
・俺の代から開業して、40年自営業やってたんだ。でも機械の3分の2は水に浸かってしまった。これまでも色々あったけど、人にだけは迷惑をかけたくないって思いで何とか頑張ってきたんだ。子どもも4人育て上げた。80歳近くなってこんな目に遭うなんてな。できることなら事業は続けたい。食っていかなくちゃいけないから。子どもにも迷惑かけたくない。でも、保険会社に言っても、全額は多分出ないだろうな。どんな状態になっても、お上の世話にだけはなりたくない。 これまで自力でやってきたんだ。これからもそうしたい。(弁護士同席により、保険会社のやり取りについてアドバイスを頂く)(80代・男性)
・床上浸水の被害でした。でも私、民生委員やってるから、とりあえず避難所に いるお年寄りが気になって通っていたの。だから自分の家は後回しになっちゃって。ようやくここに来れた。お年寄りも顔を見せると安心されるからねぇ。とにかく臭いがすごいから、子どもに頼んで消臭剤を買ってきてもらったのよ。近所にバンバン配ってたら自分の分がなくなるでしょ!って怒られちゃった(笑)久しぶりにゆ っくり話ができてよかったわー。(60代・女性)
・うちは何も被害がなかったので、せめてお手伝いできればと思ってきました。でも、被害がないことが後ろめたさでもあって。大変な被害に遭った方に何て声をかけていいのか分からないんです。私たちでもできることがあったら、いつでも言って下さいね。(無料喫茶を手伝って下さったボランティア・50代・女性)
・小学校で子どもの遊び場を開催した時に、ママさんたちが疲れ切っていまし た。一番の困りごとが食事。被災してキッチンが使えない、ガスが出ない、毎日家の片付けで仕事も休めず疲れ切って料理が作れない、何より子どもに栄養のあ るものを食べさせてやれない、という悲痛な声が多数聞かれました。朝はパン、昼は給食、夜はアルファ化米とレトルト食品だそうです。中には、炊き出しの野菜を食べながら泣いてしまう人も。ハンドマッサージなどをしながら、少しでも緊張を和らげ、心の内を吐き出してもらえるようにしました。特に30代~50代の女性たちが悲鳴を上げています。(ボランティア・40代・女性)
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★RSYの今後の対応
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10月1日(火)~10月4日(金)にかけてRSYスタッフ+ボランティアを派遣予定。『おもやいボランティアセンター』の活動サポートとして、引き続き相談会開催や、在宅避難者向けの炊き出し支援が実施できるよう調整して行きます。
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▼RSY活動支援募金について
(随時受付中)
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この支援金は、スタッフの現地派遣や情報発信、被災者への生活支援プログラムのために活用致します。
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三菱UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
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