【報告】石川県小松市「中海お茶っこサロン」(2022年8月水害・第10報)

みなさま

RSY事務局です。

RSYは昨年度より、2022年8月3日からの大雨で被災した石川県小松市中海町・中ノ峠町の皆様と交流を続けてまいりました。

水害当初、地元の女性たちと共に始めた「あったかごはん食堂」が、北陸学院大学や被災地NGO恊働センターとの協働を経て地域サロンに発展。女性たちから「被災している、していないに関わらず集える場を地域の人たちが求めていることがわかったから、これからは自分たちで運営できるようになりたい!」という声が聞かれました。そこで、11月15日~16日にかけてRSY第10陣としてRSYスタッフ・ボランティアを派遣し、サロン中のカフェや足湯、健康相談のお手伝いをしました。

また他にも、活動を通じて訪問を重ねていた3世帯へのお宅への個別訪問や、山間部の中ノ峠地区の復興状況の視察、住民の方からお話を伺いました。

以下、RSYスタッフ・稲垣、ボランティアの椿さん、RSY看護チームの藤井さんからの報告です。

1 中海お茶っこサロン
サロンは中海公民館で11月16日の午前10時30分から午後1時まで開催し、24名の方がおみえになり賑わいました。

あたたかい飲み物を提供するカフェ、ほっと一息つける足湯、血圧を測ったり健康不安についての相談コーナー、そしてフリースペースを設置しました。

カフェでは、事前に準備していた手作りのホールケーキを食べやすい大きさにカットしてカップケーキがいっぱいできました。これを淹れたてのコーヒーと一緒に提供です。

足湯コーナーは
ほっと一息、あたたかーい~ きもちいい~

健康相談では
あれっ?血圧高いー! どうしましょう…サロンの会話の中で、血圧の話題となり血圧計で測定、誰が高いとか低いとかで盛り上がっていました。

自分で測定ができる様に自動血圧計を設置して、冬季となっても水分摂取が大事であることをピーアールする目的でポスターを提示しました。

そしてフリースペースで井戸端会議
息子がねぇ…うちの旦那が…卵が高くてねぇ・・
など話題もいろいろ。
和やかでまったりした時間を過ごしました。

★住民の声
〇70歳代:女性
74 歳になっても 仕事に行っとう、2時から8時 週1回だったのが2回になった、体にこたえる。鹿児島の 息子が招待してくれて、孫と二人で遊びに行って贅沢させてもらった。 孫が小学校に上がるのでお祝いにパッチワークをプレゼントしたから肩が凝ってる。 おっちゃんのお食事は準備して持って行ったり世話はしとうよ。
こうなん(サロン)するなら午前にやって、午後は仕事に行かなんからなぁ。

〇70歳代 女性
両足に静脈瘤の手術をしたから、時々自分で足湯をするの。ここまで(ふくらはぎ)湯を入れとるよ。腰も痛い、圧迫骨折したから…。
2 個別訪問

以前から何度か訪問を重ねていた3世帯のお宅を訪問しました。
最初のお宅は、出かける直前であったため、挨拶程度の声かけになってしまいましたが顔色も良く、動作も軽やかで安心しました。

次のお宅は「おー、あの時の。元気にしとる、運動に週1回通っている」と受け入れてくださり、スッキリと片付けされた玄関に大輪の菊の鉢が複数置かれ、お顔も動作も以前お会いした時と変わりがなく元気でした。

最後のお宅は、浸水後片づけた離れで暮らし、小屋には農具が置かれ、畑仕事をされていて「ボランティアさんにお世話になって、きれいにしたけど、息子夫婦がここまで浸かる所は住めんと言って、隣町に住んどる。建てて間がないのにね。」と水害によって暮らしが大きく変わったことが伝わってきました。

<ボランティアの感想:中海地区>
梯川の中海小学校の辺りは重機が入り、河川工事が進んでいました。中海町を歩いても新しくなっている部分・水害のままの部分が混在していて、被災した方の中でも環境も気持ちも落ち着いた方、環境の変化が大きく気持ちの整理がつかない方と、それぞれの復興の道のりに違いがあることを感じました。

サロンでは水害に関する話はほとんど出ません。しかし個別にお話を聞いていくとそれぞれの想いや暮らしの様相は様々。今回皆さんとの関わりを通じて「いつまでも昨年の水害を意識したままではいられない」という想いは感じつつも、まだ水害の話題を気兼ねなく吐露できる機会は今後も大事ではないかと感じました。

健康相談では、血圧測定や相談だけでなく健康上で気を付けて欲しい事を即席の小さなポスターで提示をしてみました。今後も災害の経過時期や状況を考慮しながら健康に興味を持って頂けるようアピールしていければと思います。

3 中ノ峠地区
中ノ峠地区の中を川沿いに走る一本しかない道は、通行止めとなっていました。
徒歩で地区に入ると、大規模な工事が進められ、何軒か訪問しましたが不在でお会いできませんでした。

あとでわかりましたが、工事の騒音があるので工事が始まると皆さんどこかへ出かけるそうです。氾濫した川沿いに奥へ進むと最初は電気工事、

その奥は護岸工事が行われていました。

崩れた山の斜面も復旧工事が進みました。

※奥の法面が土砂が崩れていた。

いつもお世話になっている地区の入口にある物産店を訪ねました。
被災直後は水源がこわれ名物の岩魚の提供できず困っていましたが、今は被災前と同じように店が開けられるようになったと喜んでいました。

冬の対策を進めているけど工事の通行規制で不自由している。工事が終われば安心に暮らせることを信じてると笑顔で話してくれました。

<ボランティアの感想:中ノ峠地区>
ほぼ半年ぶりに訪れた中ノ峠地区は復興工事が進んでいることを肌で感じました。物産展を切り盛りしている地元の方お二人にしかお会いできませんでしたが、二人とも明るく前を向いて生活する姿を見て安心しました。中海地区と同じように中ノ峠地区も今後、携わりたいと思いました。

【報告】2022年度RSY被災者支援活動報告会が終了しました!

みなさま

RSY事務局です。

3月8日(水)に開催した、2022年度の被災地支援に関する報告会が無事に終了しました。当日は、リアル&オンライン合わせて約40名の方が参加。2022年度にRSYが関わらせて頂いた、石川県小松市(9月~3月派遣)、静岡市清水区(10月~3月派遣)、佐賀県武雄市(年間5回派遣)の3か所での活動をリレートーク形式で繋ぎ、それぞれ参加したボランティアの方々から、活動の様子をお話頂きました。報告の中で見えてきた新たな課題もふまえ、RSYは今後も被災者支援を継続していきます。

以下、概要です。

1.RSY代表理事・栗田暢之挨拶

相次ぐ災害で本法人が現場に赴き、被災者の現状をお届けすることができているのは、日ごろ応援して下さる皆様のご支援の賜物であると深く感謝申し上げたい。

RSYは被災者支援において、「すぐにいく」「傍にいて丁寧に関わる」「ながく関わる」をモットーとしてきた。コロナ禍で「すぐにいく」ことは厳しくなったが、「丁寧に関わる」という点については従来の姿勢を継承してきた。しかし同時に、長い復興の中では、一部しか関われていないというジレンマも抱えている。

このような状況の中、阪神・淡路大震災からの支援仲間で、武雄市の(一社)おもやい代表・鈴木氏からは、「RSYから派遣されるボランティアの女性たちは、到着早々カバンを置いて「様子を見に行ってくる!」と被災者のもとに出かけていく。その姿はとてもパワフル。たまに来てくれる人だからこそ気づける変化があり、助かっている」という言葉も頂いている。皆様との協働のおかげでより「丁寧な関わり」が実現できているのではないかと思う。(武雄市は令和元年と3年に被災)

一方で、私達は、名古屋で災害が起こったらどうなるか?どうするか?という命題を突き付けられている。今回の報告会は、この点についても考えを深める機会にしたい。

今回の取り組みは、

RSY会員・関係団体・個人の皆様からのご寄付と共に、
日本財団「令和4年8月大雨被害に関わる支援活動」助成
日本財団「令和4年台風第15号被害に関わる支援活動」助成


生活協同組合連合会アイチョイス様
藤田医科大学様など

からの多大なるご協力のもと、実施することができた。深くお礼を申し上げたい。

2.2023年度・RSY被災者支援の概要(RSY常務理事・浦野)

今年度支援に関わった、石川県小松市・静岡県清水区・佐賀県武雄市では、特に情報が入りにくく、支援が届きにくい山間地や小地域において、避難生活で優先順位の高い「食の確保」と、災害関連死のリスクにさらされやすい「要配慮者ニーズの早期把握」、地元支援団体との「情報共有」、公的支援や水害後の家屋保全に関する分かりやすい「情報提供」、「孤立防止」、被災者の「エンパワーメント」の6つを活動の軸に据え、のべ約120名のボランティアを派遣することができた。また、2015年関東・東北豪雨水害以来、活躍中の「RSY看護チーム」も奮闘し、全ての被災地に1~3名の看護専門職に同行頂くことで、きめの細かいニーズ把握に繋がった。

RSYの生活支援プログラムで定番になりつつある、「あったかごはん食堂」(炊き出し支援の名称)には、碧南防災ボランティア連絡会と連携し、小松市で1,460食(12回)、清水区で260食(全4回)を提供することができた。これらをニーズキャッチのきっかけとしながら、要配慮者世帯の絞り込みと、地元の専門機関につなぐ役割を果たすことができたと思う。また、新たな顔ぶれとして、株式会社デンソー社員の皆様がボランティア休暇を使って参加して下さり大変助かった。

今回は、震つな加盟団体や、建築の専門的な知識のあるRSY団体会員の方々と連携し、微力ながら水害後の家屋保全作業のお手伝いもした。災害頻発と甚大化を前に、RSYもこれらの知識や技術を持つ人材の確保が新たな課題であると認識した。

いずれにしても、早期に様々な切り口を通じて、支援が必要な方を明確に特定することが、あらゆる支援を確実にひとりに繋げる突破口になることをひしひしと感じている。

3.リレートーク

①稲垣早海律さん(RSYボランティア)(小松市)

山間地域で、特に孤立が心配だった中ノ峠町の十数世帯の方々に、「あったかごはん食堂」の炊き出しをお届けする役割を担った。最初は警戒気味だった住民の方々も、足しげく通うにつれて次第に信頼関係を作ることができた。留守宅には手紙を入れて訪問したことを伝えると、手書きのお返事が置いてあったり、様々な形でコミュニケーションが深まることを実感した。この繋がりを通じて、世帯の生活状況が把握できたので、世帯構成&再建進捗リストにまとめ、RSYスタッフを通じ、社会福祉協議会等に報告してもらうことができた。できるだけ同じ人が通えるとよいが、それぞれの都合でボランティア側の顔ぶれが変わることも多いので、引継ぎ方の工夫は今後検討していきたい。

②藤井文香さん(RSY看護ボラ)(小松市)

看護師ボランティアとして、中海町を担当した。当初から住民の方々が主体的に公民館を「救護所」として機能させていたため、人・物・情報の提供が届きやすい環境があり関心した。公民館の一角に健康相談コーナーを設けたり、地域の方から心配な世帯をお聞きして個別訪問する中で、一人暮らしの高齢者や障がいのある方がいる世帯が、周囲に遠慮や気兼ねをして、支援が求められにくい状況があることを知った。その中で特に印象的だったのが、「私の被災は軽かったから公民館に物をもらいに行くのは申し訳ない」という言葉。我慢に我慢を重ね健康状態の悪化が心配されるケースもあった。看護ボラ同士でゆっくりお話を聞きながら、早めの受診や介護保険利用への仲介ができたことに、専門職としての役割を実感した。

③岡田雅美さん(名古屋みどり災害ボランティアネットワーク)(静岡市清水区)

今回お手伝いをした家屋は平屋で、床上20~30㎝の浸水被害があった。母子家庭で寝る場所がないので娘さんとネットカフェを転々とされていた。訪問すると、流し台の下やサッシは泥だらけ。母親は「3日間食欲がわかず食べ物が喉を通らない」と漏らしていたので、一緒にきれいにしようと励ました。「窓ガラスの泥の汚れがなかなか落ちない」という相談については、食器用洗剤を水で薄めた液を作るとよいこと、サッシのレールの細かい汚れは、歯ブラシできれいに取れるなどを伝えた。お隣さんからも「うちも見て欲しい」と声がかかり、近くでちょっとした質問に答えてくれる人がもっと必要だと感じた。また、「ミニ相談会(※)」では、最初雨が降っていて不機嫌そうに会場に来られた方が、帰り際はホットした表情を見せていた。相談会場での食事提供や足湯を通じて、「どうしてよいか分からない時に、分かりやすい説明をしてもらって本当に助かった」という声を多く聞かせて頂いた。

※ミニ相談会:「今後の生活再建に関する無料ミニ相談会」の略。法律や災害後の家屋保全の専門家をお迎えし、公的支援制度やカビ、寒さ対策等についてレクチャー頂いている。また、災害VCや市の担当者も同席し、ボランティアや応急修理制度、生活必需品等の申し込みをその場で出来るワンストップ型支援の場を提供した。会場には、足湯やお食事&カフェコーナーも設置して、心に溜めていた不安や疲れを吐き出し、リラックスして頂けるよう配慮した。RSYは企画・運営を担当。

④伊東ゆかりさん(なごや防災ボラネット)(静岡市清水区)

「ミニ相談会」の会場の一つとなった、清水区の柏尾自治会は、自治会独自で床上・床下浸水を色分けし情報整理をしていた。中には1m以上浸水していた箇所もあり、大変な状況だった。相談会のチラシをお届けしに個別訪問を行ったところ、3人暮らしの世帯と遭遇。水害当時、娘と自分は2階に避難するも妻は介護が必要だったため今は施設に預けているという。相談会にお誘いするも強く遠慮されたが、気になったので翌日再訪問した。すると、庭の泥を娘さんが一人で片づけていたので手伝わせて頂いた。娘さんは「これでとても気が楽になった」と明るい笑顔を見せてくれたので、再度相談会へお誘いした。別の方からは「過去の水害経験からかさ上げしたところに浸水。なかなか買い物にも行けないので缶詰で食べしのいでいた」というお話も聞いた。相談会場での食事提供の際、「私たちなんかもらっていいの?」などの声もあったが、「家族分どうぞ」というと「久しぶりにおいしいものが食べられる」ととても喜んで下さった。今回の活動で個別訪問の重要性が理解できた。最初は、「うちは大丈夫です」とおっしゃっていた方も、翌日再び訪れると大丈夫ではないことが多くあった。一人ひとりのペースに合わせて関わることがいかに大切かを実感した。

⑤加藤都さん(名古屋みなみ災害ボランティアネットワーク)(武雄市)

令和元年・3年と続けて通い続けている。私達の活動窓口としてお世話になっているのが、おもやいさん。武雄に到着するとまずはここに顔をだしてから、住民の方のお宅に伺う。住民の中には、連日の片づけで急に体調を崩す方もいらっしゃったので、看護チームとして対処させて頂いた。毎日顔を出すことで信頼関係ができ、その方の人となりも良く分かってきた。自らも被災しているのに、周囲に気を配りすぎるがあまり気持ちの浮き沈みに悩むEさん、水害後の苛立ちから、他者からの支援をなかなか受け入れられないKさんなどには、「この方が本当に望んでいることは何か」を常に考え、心の内を安心して吐き出せるような関わり方を心掛けた。西九州大学の学生チームとRSYが、復興期の孤立防止と食を通じた健康維持と活力向上を目的に、ご自宅訪問型の「あったかごはん食堂」を開催した。我が家という安心できる場所で調理をしながら学生と楽しく交流したり、写真係や調理係など、それぞれが役割を持ち、ご本人と一緒に場を作ることで、みるみる元気になっていく様子がうかがえた。年に何度か行き来する関係にも、長い生活再建の一部を支える意味があることを実感した。

⑥椿佳代さん(RSYボランティア)(武雄市)

「NPO法人みつわ」のある久津具地区は、水害時に地区の9割が被災。みつわは、在宅避難者の支援拠点として活動していた。RSYは、令和3年から拠点運営を手伝うと共に、2019年台風19号水害で被災した長野市豊野区との交流企画に関わるなどしていた。令和4年2月~3月はコロナ蔓延期で直接現地入りできなかったので、節分や花見の季節にちなんだご当地名古屋のプレゼントお届けして交流を続けた。次の災害に向けた防災プログラムを実施したいという代表の希望を受け、コロナが下火になったと同時に、5月には手作り防災頭巾、7月・10月にはポリ袋で作る非常食「パッククッキング」のワークショップを開催。地区のオリジナルメニューも誕生した。参加者からは「パッククッキングは知っていたけど、いざという時うまく調理できなかった。今回練習できてよかった!」と嬉しいコメントも頂いた。また、みつわと地元の民生委員のコラボで誕生したのが「個人ボックス」。避難後にあったらよかったものを厳選してBOXに入れ、避難先の公民館やみつわに常時置けるよう準備を進めている。地元NPOと一緒に取り組む、考えることで、住民のエンパワーメントを支援していくことがとても重要だと感じた。

4.問題提起(RSY代表理事・栗田暢之)

台風15号で被災した静岡市のケースは、超高齢化社会、地域の希薄化、格差社会などを背景に、自ら助けを求められない、誰に相談すればよいかわからないという現代社会の病に、さらに災害が拍車をかけていく状況が見えた。清水区ではスタッフが、多頭飼育、障がい高齢者の兄弟、母子家庭の深刻なニーズを見つけた。この事例については、緊急性が高かったこともあり、静岡県の危機情報課課長へ報告、その後市の危機管理課に伝達され、保健師を中心に後追い訪問を行ったという報告を受けた。しかし、この事例は氷山の一角とも考えられ、12000世帯の被災に対し、同様に取り残されている方がいないかを早急に確認すべきと伝えた。

その後も県は、市町村に災害ケースマネジメントや、アセスメント調査実施について通知をだしたが、財源、対象者、支援内容を丁寧に説明し伴走する人がいなければ、市単独での対応が難しいようだった。一方で、静岡県弁護士会には、被災者の多くが車中泊やネットカフェで過ごしており、「今日ねる場所」がなく途方に暮れているという切実な相談が寄せられていた。避難所が早々に閉所したことにより、寝床や食事の提供ルートが絶たれたことも原因となっている。

市には、静岡の災害は内水氾濫で「状況が見えにくい被害」ではあるが、個人情報を持っているのは行政。これらの名簿をもとに被災地域を突合し、統一の調査票で個別訪問し、統括する部局が情報をまとめることができるとよいと提案した。その後ほどなくして、市内一斉の個別訪問調査が実施された。しかし、市の関係課が集まる場で、NPOや災害VC等が持っている情報を共有する場の必要性を打診するも統括課が決まらず、実現には至らなかった。

これらの結果から、日常から行政、社協、NPO等と3者連携体制の構築が必須であり、まさに、愛知・名古屋は大丈夫か?と問われていると感じた。RSYとしてもこの課題と真剣に向き合い、皆様と共に取り組みを進めていきたい。

5.バズセッション

皆さんの発表をふまえ、参加者同士で活発な意見交換を行いました。

6.被災地からのメッセージ

★本清美さん(小松市中海町住民)
昨年8月の豪雨以来レスキューストックヤードの皆さんをはじめ、たくさんのボランティアの方々にご尽力頂き、感謝しかありません。なんとか元の生活に戻りつつあります。町内に留まる方、また、去る方と色々な方がいます。今は、少し寂しいです。まだまだ、市、県、国の対応も色々ですが、もっとこれからも住みやすい町内に整備してほしいです。私も、全力でお手伝いさせていただきます。皆さんには、お願いしか出来ません。これからもよろしくお願いします。

★森川昇御さん(清水区天王町自治会会長)
水害が起こった時に、自家用車が全て被災したため、地域の安否確認や関係機関への連絡などが滞り、本当に苦労しました。私の他にも、罹災証明書や各種手続、区役所で弁護士さんの相談会などがあっても、行けずに途方に暮れていた地域の方々も多かったと思います。特に賃貸住宅の人達が、家の修繕や応急修理制度の活用をどのように行ったらよいか分からず困っているのではないかと感じていたため、私たちの地域で「今後の生活再建に関する無料ミニ相談会」を開催して頂きました。相談会というと敷居が高くなるところを、お弁当やおいしい珈琲の提供、足湯などで場を和ませてもらい、久しぶりにゆっくりお話ができた方もいたと思います。地域は大分落ち着きましたが、次の災害に備えて防災対策にはしっかりと取り組んでいきたいと思います。本当にありがとうございました。

★荒川千代美さん(NPO法人みつわ代表)

私は、介護施設の運営をしながらNPOの活動もさせて頂いています。令和元年、令和3年と相次ぐ水害の被害を目の当たりにした時、こんなに大変な地域だったという驚きと、何をしてあげれば良いのか途方に暮れている時に、いち早く駆けつけてくださったのがRSYの方々でした。あらゆる所に、心と物資を運んでくださり、テレビでしか見たことのなかった、災害ボランティアの方々の無償の愛を沢山頂きました。この事で、地域の方々との繋がりを強くして頂いたのも皆さんのお陰です。「悲しみは共有して小さく。逆に喜びは共有して大きく。手を携えて前に進む」という教訓を、RSY の方々から教えて頂きました。お陰様で、災害は不幸な事でしたかも知れませんが、より地域との心の結びつきを強くするためのきっかけになったと思います。ありがとうございました。これからも、アドバイスをよろしくお願い申し上げます。

★鈴木隆太さん(一般社団法人おもやい代表)

令和元年、3年と2度にわたる豪雨災害により被災をした佐賀県武雄市へ、たくさんのご支援をくださり本当にありがとうございました。RSYのスタッフの皆様、また看護専門の方や、さらにはこれまでRSYの活動を共にされて来られたボランティアの方々のパワーとお心遣いにはスタッフ一同、本当に感謝しております。被災された方々と向き合われる姿勢は、RSYがこれまで関わってこられた被災地での取り組みから積み重ねてこられたものであると同時に、またRSYの信念を強く感じます。そうした信念のもと、愛知県内の多くの方々と連携をしっかりと作られているその姿は私たちも学ばなければいけない、多くのことを教えてくださっております。短い期間に二度被災をしたことから、毎年春が来ると「今年の雨は大丈夫か」と、会う人会う人異口同音に言葉にされております。これからのこの地域における安心を作り上げていく仲間として、これからもどうぞよろしくお願いいたします!

RSY・8月3日からの大雨への対応について<石川県小松市>(第9報)

みなさま

RSY事務局です。

RSYは、8月3日からの大雨で被災した石川県小松市中海町・中ノ峠町にて、「あったかごはん食堂」を通じて、避難生活の長期化による心身の健康被害防止と、要配慮者ニーズの早期発見、住民の方々がホッと一息つける場づくりを目的に、活動を継続してきました。

これまで現地には、のべ90名のボランティアを派遣し、食堂を通じて1,460食を提供することができました。また、ここで把握した要配慮者ニーズや住民の声は、小松市社協を通じて地域包括支援センターや地元大学の方々と共有し、継続的な支援につながっています。

・第1陣:8月29日(月)~31日(水)/派遣人数:5名(看護師1名)
・第2陣:9月5日(月)~7日(水)/派遣人数:10名(看護師1名)
・第3陣:9月12日(月)~14日(水)/派遣人数:11名(看護師1名)
※炊き出し連携団体:炭火焼肉ジンギスカンもんも(長野市)5名
・第4陣:9月20日(火)~22日(木)/台風のため中止
・第5陣:9月26日(月)~28日(水)/派遣人数:16名(看護師2名)
※以降は、北陸学院大学よりそいの花プロジェクトの皆さんと合同開催
・第6陣:10月20日(木)~21日(金)/派遣人数8名
・第7陣:11月3日(祝・木)~4日(金)/派遣人数13名(看護師2名)
・第8陣:11月17日(木)~18日(金)/派遣人数9名(看護師2名)
・第9陣:3月30日(木)~31日(金)/派遣人数18名(看護師3名)

私たちの活動は、日本財団「令和4年8月大雨被害に関わる支援活動」助成、生活協同組合連合会アイチョイス様をはじめ、RSY会員・個人の皆様からのご寄付により実施することができました。また、第9陣では、藤田医科大学様より、移動車両の貸出しを頂きました。活動にご協力頂いた皆様に心から感謝申し上げます。

さて、3月30日~31日かけて行った第9陣派遣では、修繕の終わった中海公民館にて「北陸学院大学よりそいの花プロジェクト」が開催するサロン活動との抱き合わせ企画として「あったかごはん食堂」を開催しました。以下、報告です。

①「あったかごはん食堂」チラシ配布(個別訪問によるポスティング、手渡し)

食堂開催前日、自宅の再建状況や住民の方々の様子の確認も兼ねて、個別訪問にてチラシを配布しました。「楽しみにしてるよ!」という声も頂戴し、ボランティアさんたちのモチベーションもアップ。しかしところどころに空き地が目立ち、また、床板を上げたままの世帯もあり、水害の傷跡を実感しました。

②あったかごはん食堂準備

今回のメニューは、親子丼とわかめの味噌汁。おなじみの「碧南防災ボランティア連絡会」メンバーが指揮を執り、住民の方々と力を合わせて110食作りました。お漬物も全て手作り!沢山の方々がお越し下さり、賑わいました。

<レクレーション>

食事会場では様々なプログラムを準備しました。

まずは身体機能の低下防止をかねたお楽しみ企画

・足を使って新聞広げゲーム
・リアルあみだくじ
・名古屋弁講座&クロスワード

北陸学院大の学生たちと練習。意外に手こずる人も。。

その後、住民の皆さんと。

おつぎは、斬新なリアルあみだくじ。

豪華(?)賞品がかかっているだけに真剣な面持ちでしたが、ゴールでは満面のピースサイン。

最後は、名古屋弁講座。「ちゃっとまわしして待っとるでね」ってどんな意味?

<ミニ屋台>

棒おこのみやき、わたがし、たませんなどを楽しみました。皆さん作り方にも興味津々。中には自分でチャレンジされる方も。人気ダントツ1位は、名古屋が誇るB級グルメ「たません」でした!

<足湯>

サロンでおなじみの足湯。沢山の方に利用頂きました。

<水害時の写真展示>

中海町在住のMさんが、災害直後から撮影した町の写真を展示して下さいました。水害を思い出してして辛くなる方が多いか心配しましたが、「直後こんな風になってたなんて知らなかった」「この写真欲しい」などの声も。改めて当時を振り返るよい機会になったようです。

★住民の声
・(写真展示を見て)直後はすぐに避難したから、町の中がどうなってるのか全然分からなかったので、知れたことが嬉しい。思い出すと今でも胸が痛くなるけど、この状況から、よくここまでみんな頑張ってきたとも思う。(80代・女性)
・自分の家は被災しなかったけど、前の道が川のようになったので閉じ込められた。その時記録に残すことを考え写真を撮り始めた。町内の人にも協力してもらい集めた写真を展示できるよう整理してもらった。もうすぐ雨の季節になる。区長に相談してこの写真や動画を見ながら、公民館で防災勉強会を開けるように働きかけたいと思う。(写真提供者・60代・男性)
・前の水害で避難所生活を体験した。数時間の滞在だったけれど、体育館は満杯で人に溢れていて、とても落ち着けなかった。次に災害にあっても絶対行きたくないと思い、だから今回は早めに避難行動を取ったので、高台にある子どもの家に無事に逃げることができた。(70代・女性)
・水害後から全く手つかずの家がある。泥が入ったままで匂いや害虫の問題が心配だし、あまりよい風景ではないのでご近所からも気になるという声が多い。持ち主がなかなか動かないのが原因のようなので、区長に頼んで対処してもらうようお願いしようと思う。(80代・女性)
・あれから8カ月が経ち、もともと130世帯あまりの地区から、10世帯以上が解体や、別の地区に転居した。町の風景も随分寂しくなったと思う。中には経済的な理由や自分の年齢、次の災害への不安など個別の事情により、解体をするか否かの決心がつかず、いまだ床板を上げたままの状態で過ごしている世帯もあり格差を感じる。そういう中で、被災した人もそうでない人も心置きなく集まれるサロンのような場は、地区内のギクシャクした人間関係を解消し、ちょっとした気分転換や孤独感の軽減につながっていると思う。北陸学院大の学生さんが来て、話を聞いてくれたり交流することが、住民の元気に確実につながっている。サロンは大体20人ぐらいが来所され定着しつつあるが、今回のあったかごはん食堂では、これまで足を運ばなかった方や、男性も多く来てくれた。行政の施策や説明は通り一辺倒なものばかりで、個別に抱える事情への考慮はほとんどない。様々な人たちとの関わりを続ける中で、自分たちの手で、みんなが安心できる拠り所が作れればと思う。(50代・女性)

★ボランティアの感想

・現地では被災後から半年以上が経ったが、私は今回初めて石川県小松市での水害支援に入らせて頂いた。イベントのチラシ配りを兼ねて町の様子や現状の聞き取りを行い、被災した住宅の再建や生活の立て直しはまだ完全ではないと感じた。住居の改修の補助や川の護岸工事に関する行政からの支援及び連携、また、次の災害時への備えにも課題が残っていることも分かった。住民の方々の楽しみや交流の場として、外部からの炊き出しやイベントなどの継続した関わりが今後も必要であると思った。(A・O/学生)

・今回は約4か月ぶりの参加だった。被災してすでに半年以上が経っているが、生活再建に向けてまだ苦労をしている方がいらっしゃった。今後も継続的な支援をしながら、日常の生活を取り戻すことができれるよう願っている。また、今回の被害について発災時から記録に残している方がいた。小松での被災は知らない人も多いので、このような動きも大事だと思った。(K・M/学生)

・今回2度目の訪問で、前回から4ヶ月経っている。川の横のフェンス、ゴミはどうなったか、皆さん元気にされているのか気になっていた。30日に到着した中海町公民館は、畳もきれいになって、川のフェンスも直されゴミもなくなっていてほっとしたが、空き家や壊された家もあり、施設に入られた方もいらっしゃるということで複雑な気持ちだった。又初めて中ノ峠に行った。崩れた山肌にはブルーシートが張られ、工事中の所もたくさんあり、ここはまだまだ大変だなあと思った。「あったかごはん食堂」では、皆さん楽しそうに会話をされ、お元気そうで、また会いに行きたいと思思う。(M・Y)

・今回は3回目の参加だった。災害ボランティア初心者だが、毎回発見することが多く今回も参加させていただいた。拠点の中海町公民館、滓上橋の欄干や柵も修理が終わりきれいになっていた。初日のチラシ配りでも第5陣で渡せなかった方にお会いすることができ、家の修理が終えた方々に日常が戻って生活されていることが感じ取れた。しかしその一方で、手つかずの家がずっとそのまま残っていることも印象的だった。行政の説明が専門用語ばかりでさっぱりわからないとお聞きして、医療も全く同じで説明に専門用語を使わず、丁寧に納得していただく努力が必要だと感じました。中海の皆さんと再会を喜び、古くからの知り合いのようにお付き合いさせて頂き、大変うれしく感謝しかない。被害にはあったけど、こうしてボランティアに来てくれるのはとてもうれしいと仰るかたもいらっしゃった。次回は学生の参加者を募りたいと思っている。(T・W/藤田医科大学教員)

・見た感じ、被災地は少しづつ復旧している様に見えるが、空き家があったり、避難されたまま戻って来ない人達も見えると聞くと、まだまだと思った。炊き出しを公民館の中で食べて頂ける人達が多数見えた事が嬉しかったことです。たません、綿菓子、お好み焼きを面白がって頂け、準備して良かった。今後もお腹を満たす事とホッとして頂ける空間を提供させて頂きたい。(K・K/碧南防災ボランティア連絡会)

・雪深い小松と聞いていても、雪の時期に来ていないので想像もつかず、11月にきた時と変わりなくのどかな景色で、季節の移ろいの中、満開の桜を窓越しに見ながらゆったりとした時間を過ごすことができた。お馴染みのお顔とも沢山会え、中には病気で少し痩せた方もおられたが、今はお元気とのことで安心した。以前は公民館にほとんど足を運ばなかった方も、当時の厳しい表情とはうってかわり、ニッコニコでお孫さんとおいでになり、地域の方ともお話ししていらっしゃった。雪解けとともに、いろいろな問題や苦しみなど流れてくれるといいと思うが、災害で引き起こされたことはそう簡単には行かないだろう。同じようなことが起こらないことを願って過ごすしかないのかも知れないが、少しでも私たちのサロンで楽しんでいただけたらと思う。また小松の皆さんとお会いできますように。(K・T)

・中海公民館の近くの川沿にあった枯れ草がかかり折れ曲がったフェンスもすっきりとした金属棒の柵に変わっていて、あちこちでも河川の工事が進んでいた。また、空き家・更地になったお家が10軒ほど、町の方が作成された「浸水状況」を見ると2m浸水の場所に片寄っていた。「もうほぼ元の生活になった」という方がいらっしゃる中で、1階部分は畳がなく2階で生活が続くお宅もあり、「ここに住む人もいれば、出ていく人もいる」「子ども家族が出ていき、一人暮らしになった人もいる」「2m嵩上げして平屋を立てる」という話を聴き、生活再建にそれぞれの形、それぞれの時間の経過、そこに各々の思いがある事を改めて感じる機会になった。サロンはイベントも多く、住民さんが椅子に座り話こんでおられる姿や、食事を召し上がる方もいて、滞在される方も多く賑やかだと思った。(F・F)

 

<中ノ峠町>

10世帯足らずの小さな集落ということもあり、毎回ボランティアのH・Iさんにお食事をデリバリーして頂きました。また、住民の方々の生活は落ち着きを取り戻しつつあるものの、重機の出入りはまだあります。

★住民の声

・今年の冬は雪が積もったが平年ほどではなかったの。集落に変化は特にない。最近、川の浚渫工事が始まり着々と復旧していると感じます。今日は久しぶりのお弁当の宅配で懐かしい。「こんにちは~」の声にびっくりしました。食堂のお弁当は子どもも大好き。こんな山奥に継続的に来てくれて感謝しています。(30代・女性)

・昨日帰宅したら玄関に見覚えのある「あったか食堂のチラシ」があって。もう終わったと思っていたので驚きと懐かしさがこみあげてきました。被災後、生活の拠点を他に移した方もいる。ただでさえ住民が少ない集落から更に人が減るのはさみしい。
だいぶ復旧が進み元の集落になり、知らない間に日常を取り戻している。被災後、娘が嫁いだこともありあっという間に年を越してしまったよ。(60代・男性)

・温かくなって日課の見回りを始めたよ。(昨年、火の用心の木槌をたたき集落を回る姿を何度も拝見した)。それぐらいしかできないからね。当番が決まっているけど、やれるときはやっている。この畑も世話をしないと何もできんからできることはやらんといかんでね。
※ 顔色がとてもよく、去年は遠慮や気兼ねからお弁当を遠慮され、表情も曇りがちだったが、今は元気な顔つきに変わっていた。 (80代・女性)

・懐かしい。(満面の笑みで出迎えてくれた)。遠くからまたきてくれたか。ありがとう。元気にやっとる。大丈夫や。心配いらん。(80代・男性)

★ボランティアの感想

・集落の入口付近で川の浚渫工事が行われていた。被災当時は枝道にあった倒壊家屋はほとんど片づけられ、道は綺麗になっていた。流された橋はそのままで復旧していない。中ノ峠集落の住民数は23人、うち17人が現住と把握していた。今回、中ノ峠入口(物産展の付近)国道沿いの世帯やそのほか2世帯ほどが中ノ峠の一員であるのことを地域包括支援センターのスタッフに現地で聞いた。結果的には被災していなかったが見落としていたことを反省。集落の中は変わりはなく静か。中ノ峠の一人住まいの高齢者は畑をしたりしてそれなりに体を動かしている。ディケアに行っている方がいるが夫婦で暮らし目は行き届いている。持病は大なり小なり持っているが皆さんそれなりに元気に過ごしている。 (H・I)

・中ノ峠に始めて行き、復興が進んではいるものの、本当に微々たる物だったように思う。このままの状態で梅雨に突入するのかなどの不安がともなう中、陽の光を浴びながら畑や他の作業をする為に身体を動かしている姿を見て安心した。
公民館では、本さん達が声を掛け、学生さんと話す住民の姿や炊き出しを食べる姿を見て少し元気になられた方も見え安心した。名古屋の駄菓子のたませんを珍しがりつつも喜んでもらえて、提供のしがいがあった。その一方で予定通りに自分が動けずもどかしさを感じた。(Y・I)

 

活動を終えて(常務理事・浦野)

8月から8回に渡り、愛知からのボランティアを受け入れ、また、快く連携頂いた小松市の関係者の皆様、連携団体の皆様に心から感謝申し上げます。

水害発生からほどなく避難所が閉鎖され、暑い中で延々と続く復旧作業は、心身共にとても過酷なものであったと思います。そんな中で、中海町内会はいち早く救護所を開設し、被災された方々の不安や疑問、憤り感を一つひとつ受け止める拠り所として重要な役割を果たしておられました。また、外部からの支援の受け入れも積極的であったことで、私達も微力ながら、「あったかごはん食堂」を通じて、中海・中ノ峠町内会の要配慮者世帯の状況把握や見守り、社協や地域包括支援センター等への情報のお届けなどのお手伝いをさせて頂くことができました。
今回の訪問では、水害から8カ月が経ち、「ほとんど以前と変わらない生活になった」という方がいる一方で、経済的事情や自身の高齢化、家族間の合意形成、健康問題、災害リスクへの恐怖など、個別で見えにくい課題を抱える方々が少なくなく、場づくりの継続の必要性を実感しました。
「北陸学院大学よりそいの花プロジェクト」の皆さんとは、10月から足湯やサロンを通じて一緒に活動させて頂いてきましたが、今後も被災地NGO恊働センターと連携し、ニーズキャッチや安心の場づくりを継続されると聞き、とても心強く思います。私たちの活動はこれで一区切りとなりますが、今後も名古屋から地元の力を応援しつつ、中海町・中ノ峠町の皆さんとの交流を続けていければと思います。

また、今回の取り組みは、なごや防災ボラネットとも連携し実施しております。名古屋のネットワークと共に、現場での支援経験を通じて、地元名古屋で災害が発生した際、特に在宅等避難者への支援における協働の在り方について改めて考える機会にもなりました。今後もこれらの学びを活かして、地元の基盤強化に努めます。

2022年度・RSY被災者支援活動報告会のご案内

みなさま
お世話になります。RSY事務局です。
RSYは今年度、地元のカウンターパートや、RSY会員・ボランティアの皆様の
ご協力を得て、石川県小松市(8月3日からの大雨)と、静岡市清水区(台風15
号)へ支援活動を実施してきました。また、佐賀県武雄市(令和3年8月豪雨)
にも通い、個別訪問や被災された方々の集まる拠点づくりのお手伝いを継続し
ています。
そこでこの度、被災地の現状と活動の様子について、下記の日程で報告会を開
催することとなりました。お時間のある方は、ぜひご参加ください。
<2022年度・RSY被災者支援活動報告会>
・日時:3月8日(水)18:30~20:30
・場所:名建協1階会議室(RSY事務所のある建物の1階)、Zoomによるオン
ラインのハイブリット開催
・内容:
1.本年度の災害の概要と課題について
2.RSYボランティアからの報告
3.登壇者を囲んでの意見交換・懇談
・参加費:無料
【申し込み】
下記のフォームにご入力下さい。
【問い合わせ】
RSY事務局
電話:052-253-7550
メールアドレス:info@rsy-nagoya.com

RSY・台風15号静岡市清水区への支援について(第2報)

みなさま

お世話になります。RSY事務局です。

9月23日~24日にかけて発生した台風15号の影響で、静岡県でも大きな被害が出ています。RSYは、かねてから繋がりのあった清水区在住のTさんをカウンターパートとして、同地区を中心に、生活再建に向けたお手伝いを継続しています。清水区は、4,000世帯以上が床上・床下浸水に遭っており、1か月以上が経った今でも、食・住まい・移動手段の整備、要配慮者世帯への対応、家の保全・修繕等に関する課題、過労や心の落ち込み等の課題が山積しています。

そこで、10月8日(土)、9日(日)にかけて、高部地区子ども会、同地区柏尾自治会と連携し、「災害後の生活再建を考える無料ミニ相談会」の企画・運営をサポートしました。相談会は、弁護士や家の修繕・保全に詳しい、企業・NPOの皆さん、地元内外のボランティアの皆さんと一緒に取り組んだことで、住民の方々が、様々な疑問や不安をお話しやすい雰囲気づくりに繋がったように思います。

柏尾自治会では、地元の女性が中心になって事前に相談会の案内チラシをポスティングして下さり、前日も再度チラシ配布にお付き合いくださいました。支援が必要な世帯の情報をよく知っていて、行政や災害ボランティアセンターへのつなぎ役として大きな役割を果たしておられました。このような方々の存在で、私たちも外部からお手伝いをさせて頂くことが可能になりました。

※この取り組みは、日本財団「令和4年台風15号被害に関わる支援活動」助成により実施しております。

<相談会の様子>

2日間で、約60名が参加。最初に、静岡県弁護士会のN先生より、行政から受けられる支援制度についてお話頂きました。2日間で10名を超す弁護士の先生が個別相談に応じて下さいました。

次に、お家の修繕や消毒等の考え方について、(株)FPコーポレーション、風組関東さん、災害対応NPO MFPさんより詳しくアドバイスを頂きました。

全体の質問タイムでは、以下のような困りごとや不安の声が聞かれました。

・応急修理制度の費用はどのように出るのか。振り込まれるのか。
・応急修理の業者は選べるのか。
・罹災証明書は何枚取ればいいのか。
・これからいろいろお金がかかって、来年に持ち越すこともあると思うが、そうなった場合、経理上どうすればいいか。
・壊れた設備を工務店に入れ替えてもらった。まだお金は払っていないのだが。

・消毒用のエタノール缶はどこに保管すればよいか。
・カビの量は浸水後増減を繰り返し、1年3か月くらいで浸水前の量に戻るということだが、1年3か月経った後でも応急修理制度は使えるのか。
・床上30cm浸水してフローリングが波打っている場合に、壁の中の断熱材の交換も含めて壁の張替えの修理費用のイメージがわからない。
・消毒のためにアルコールを使うと具合が悪くなるが、どうすればよいか。
・床下の泥は取って乾燥させたいが、床上の柱などはぞうきんで拭くぐらいでいいか。

相談会というと少し敷居が高いイメージがありますが、会場では、お食事や温かい珈琲、足湯コーナーを設けました。食事をとりにきたついでに、相談会に参加して下さったり、珈琲を飲みながら、ホッと一息ついて、相談内容をボランティアと一緒に考えたり、頑張り続けた心の内を一気に吐き出す方もいらっしゃいました。

帰り際、「開催してくれてありがとう」「悔しくて家で一人で泣いていたけど、頑張ろうと思った、できることからやっていきます」などのコメントも聞かれました。

この取り組みがきっかけとなり、11月3日(祝・木)は庵原地区草ケ谷自治会、11月25日(金)には高部地区天王町・大内新町自治会合同の相談会の開催も予定されており、RSYは引き続き企画・運営のサポートを行います。

<相談会連携・協力団体>

高部地区こども会/高部地区柏尾自治会/静岡県弁護士会/一人ひとりが大事にされる災害復興法をつくる会・NPO法人ワンファミリー仙台・(一社)パーソナルサポートセンター/災害対応NPO MFP/ (株)FPコーポレーション/風組関東/なごや防災ボラネット/碧南防災ボランティア連絡会/被災支援ボランティア団体「おたがいさまプロジェクト 」

また、今回は、同地区や弥生町にて、地元住民の方々や、清水区災害ボランティアセンターから派遣されたボランティアの皆さんと共に、床上浸水家屋の泥かきや掃除のお手伝いもさせて頂きました。

以下、RSYボランティアさんの報告です。

<被災者の声>

・うちは車もバイクも水に浸かってダメになってしまった。道路からも嵩上げしてるし、玄関も嵩をあげてあるけどダメだった。水に浸かった以上畳はあげないといけないから、何とかあげた。臭いもすごいし、初めて経験した。ごはんは、車もバイクもダメになって乗れないから買い物にも行けない。ちょっと離れた所から妹が車に乗ってきてくれると買い物には行けるけど、基本的には家の中の缶詰をあけたりして食べ繋いでいる。いつまでこの状態か心配だけど、みんな一緒だからなんとかやっていくしかないね。

・娘は仕事。水がこんなとこまできたから何にもできん。ばあさんは片付けにも邪魔になるから老人ホームに入って貰ったわ。こんなに嵩上げしてあるのに水がくるなんて思わんかった。大工さんはまだ来れん。

・ちょうど庭の畑を片付けるところだった。家の中の荷物はあげれる物はあげたけど、浸かったものは仕方ない。エアコンの室外機もダメになったのもあるけど、何とか動いてくれるエアコンもあって助かった。庭の畑の泥も土嚢袋に入れて少しずつでも片付けているけど中々大変だから…。土嚢袋も貰えて、こうして、沢山手伝ってもらえて本当にありがとうございました。綺麗になったのを見て少しホッとしてます。

・壊滅状態だよ。どうにもならない。もう、見て。上がって見てよ。何にもできない。ごはんすら食べれない。いったいどうしたらいいのかさっぱりわからない。

・自分の家も浸水被害に遭い、家内はイライラするし、自分もどうして良いか分からず、不安でした。知り合いの災害支援のNPOの方に相談したところ、直ぐ来てくれて、早く手を打った方が良いと言われました。他にもっと大変な処が有るので、そちらを先にと言ったら、まずは貴方の家をとの事で生活できる様にしてくれた。おかげで、自分自身の気持ち・心に余裕と言うか、”ゆとり”ができたんでしょう。他の人の役に立ちたいと思い、このような相談会のお手伝いもさせて頂くことができました。

・今日の相談会には母と来ました。何をどうすれば良いのか。家の中の片付けも手が回らないし・・・。仕事にも行かないといけないので・・・。会社は山の方に有って、会社も大変な事になっていて・・・。今、母は相談に乗って貰っています。

・何をどうして良いのか、不安で、食事も喉を通らず、この3日間食べていない。食べれない。

・昨日、水がきた! 飲み水はまだだけど、水がきたから良かった。(笑顔でとても嬉しそう話してくれる)(10歳の小学生)

・台風で度々の浸水でかさ上げをしていたが今回も床上浸水、あと、もうちょっと高くしてたら良かった…

・ブロック3~4段目迄水がきたので、いつもと違うと思い(1階にいた)父を2階へ、あっという間だった。(両親)高齢だったから、物の片付けは良い機会と思うようにしている。六中の方はもっとひどい、ひどい所を先にしてあげてください。家中はボチボチ片づけます、窓の泥も、また後で洗浄機でやります。これから、どうして行こうか考え中。
・タンスの中身も全て捨てた。(息子が庭にあった物は)全て処分、土を入れて平らにならした所、景色が一変した。

・床上(畳を剝がした)、初めての経験。庭に(畳・家具)置いていたら臭いも凄かった。車もバイクもつかり、買物に行けなくて缶詰類でしのいでいる。(食事の提供)有難い。

・毎日、弁当で食費がかさむ、助成金とかでなく、今使うお金が欲しい。丼は有難い。掃除するタオルも無くなった。今欲しいのは食事とお金、助成金来るまで、どうするの!

<ボランティアのコメント>

●RSYメンバーに加え清水市及び中学生ボランティアの皆さん含め総勢15人以上で役割分担し約6時間清掃作業を実施しました。Oさんご家族がこの状態で何日も過ごしていたことを思うと、少しでも早くキレイな状態にしたいと携わった皆さんがそう感じ、それを目標に作業しました。ただ現実は自分自身が開始直後にイメージしていた6時間後の状態とは乖離があり、思った以上に進まなかったと感じました。床上浸水宅の清掃はホントに大変なんだと。。それでも被災前の状態に一歩近づいたのは確かだし、それがボランティアメンバーの力であることも事実なので、今後も無理のない範囲で被災地支援活動に参加し復旧のお手伝いをして行こうと思いました。(企業ボランティア・Kさん)

●最初に訪問したNさん宅は一人暮らし高齢女性で、床上浸水。声を掛けたら二階から降りてこられ玄関で話しました。「畳は片付けたが床板はそのまま冷蔵庫も使えない。買い物も億劫」とのこと。「床下をそのままにしておくとカビや菌が発生しますよ」と言うと「もう年だからこのままでいい」と言われました。「明日の説明会では炊き出しもあるから食べるだけでもいいから来て下さいね」と声を掛けさせて頂きました。その他2軒も床上浸水、1軒は床下浸水、1軒は嵩上げしていたので無事、2軒は留守。どの家も家族で片付け畳はまだ無いという状況でした。最後に直接チラシをお渡しし、お話をしながら相談会にお誘いしたところ、その方々が会場に来て下さり、帰りには少しホッとされた様子を見ることが出来て、嬉しくなりました。早く被災者の方々が心から笑える日がくることを祈ってます。(なごや防災ボラネット・Yさん)

●特別な坂ではないのに、少し通りを変えると浸水の酷さを痛感。道路脇の木は158cmの自分の肩程まで泥水がかかった様子も残っていました。過去の水害などから嵩上げしてある家屋をも上回る水が押し寄せており、畳上げだけでも自力で行っている家が多かったです。どのお宅も大変な状況なのは変わりない中、「うちは大丈夫だからよそを手伝ってあげて」と隣近所を思いあうことができるのは、常日頃のコミュニケーションができているからだと思いました。(なごや防災ボラネット・Iさん)

●食事が喉を通らない状況に心労がいかに大きかったのか、聞くことしか出来ない 言葉に出来ない自分に歯痒さを感じました。(なごや防災ボラネット・Mさん)

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RSY活動支援募金にご協力ください!
(随時受付中)
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この支援金は、スタッフの現地派遣や情報発信、被災者への生活支援プログラ
ムのために活用致します。<銀行振込>
三菱UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※「カツドウキフ 寄付者のお名前(カタカナ)」とご入力ください。
<郵便振替>
00800-3-126026

 

RSY・8月3日からの大雨への対応について<石川県小松市>(第8報)

みなさま

お世話になります。RSY事務局です。

RSYは、なごや防災ボラネットや碧南防災ボランティア連絡会の皆さんと協働し、8月3日からの大雨で被災した、石川県小松市中海町・中ノ峠町での活動を継続しています。

これまで、「あったかごはん食堂」と称した炊き出しを通じて、住民の方々の生活状況の把握や、社協や市へのつなぎ役を担いつつ、地域の皆さんとの関係を温めてまいりました。10月20日~21日にかけて実施した6回目の訪問となる今回は、8名のボランティアさんが参加し、住民の方からは「また会えたね!」「ずっと楽しみにしていたよ!」という再会を喜ぶ言葉も聞くことができました。

水害から間もなく3か月。町全体の雰囲気は落ち着きつつありますが、その分、本当に困っている方がより見えにくくなっていく心配もあります。小松市の災害ボランティアセンターは閉所しましたが、家の修繕がまだ完了していない世帯や、健康問題に不安を感じる方もいるため、地域包括支援センターや市長寿介護課の方々が要配慮者宅を個別訪問したり、後から出て来るニーズに関しては、市社協が丁寧に対応されていました。

私たちの活動は、日本財団「令和4年8月大雨被害に関わる支援活動」助成金により実施しています。

 

以下、6陣ボランティアさんのレポートです。

★「あったかごはん食堂」の様子

今回は、これまで会場となっていた中海公民館が修繕のため使えないということで、公民館の世話役となっていたMさん宅の駐車場スペースをお借りし、3名の住民の方と一緒に運営することができました。

メニューは、これまでも被災各地で評判の良かった「やさい一杯の中華丼」。料理長のKさんが、前日に、碧南防災ボランティア連絡会メンバー4人を集めて材料を切って、お肉も炒めて持ち込んでくださったので、八宝菜は炒めるだけで、早くに準備できました。また、りんごは、2019年台風19号水害で被災した豊野区のりんご農家さんよりご寄付頂きました。

Kさんが綿菓子の機械を持ってきてくれたので、何人かに自分で作ってもらいました。ご自身で作られた方が「何年ぶりかしら?」「面白い!」と楽しげでした。メンバーに「巻き方が、上手ですね」と言われて喜んでいらっしゃいました。

ひとりで取りに来られない方については、活動に参加して下さった、地域包括支援センターの方が届けて下さり、生活状況や健康チェックなどのきっかけにもなったようです。また、被害のひどかった中ノ峠町や赤穂温泉にも約20食お届けしました。

会場には、足湯&カフェコーナーも設置。11月3日~4日に予定している次回7陣は、皆さんからのリクエストにお答えして、「豚汁とキノコの炊き込みご飯」に決まりました!

★住民の声

・うちは平屋なの。今までも強い雨が降ると早めに避難をしていたので、今回も降り方がおかしかったから、早めに避難したから、恐い思いはしなかったです。でも、避難のときに、お隣にも声をかけたんだけど、まだいいと言われて。。。お隣は、2階に避難して難を逃れたけど、車は水没してしまったと言ってました。(70代・女性)

・床上1 mのところまで水が来て大変だった。加賀友禅の高い着物をそのために捨ててしまったの。こんなことになるなら、娘や孫に渡しておけばよかった。それが後悔の種です(70代・女性)

・キノコ(しばたけ)を取りにいって、販売所に持って行こうとおもったんだけど、水害で計量器がながれちゃったことに気づいて、今日買い行ってきたの。使う時にないものがに気づくから、毎回大変。でも、家の修繕は12月ぐらいには目途が立ちそう。今、知り合いの家を借りてるんだけど、自分の家に帰れるのは嬉しい。(70代・女性)

★ボランティアの声

・2日間と短い時間では有りましたが貴重な経験が出来、少しでしたがお手伝いなったなら参加させて頂き良かったと思っています。昨日のビラ配りでは、「食堂を待っていましたよ、ありがとう」と言って下さる方も多く見えましたので嬉しく思いました。その反面で家の復旧が進まないとか、まだ台所が使えないとか、もう寒い時期に入るから心配と聞くと返す言葉も見つからず、そうですねとうなずくしかなく…本当に、被災された方と向き合うのは難しいなと感じました。東北震災以降のボランティアやコーディネータの経験は有りましたが、今回、改めて喜んでもらえることは何かを考える貴重な体験になりました。(ボランティアFさん)

・中ノ峠町の入り口にある物産店が再開したそうです。住民の女性3人が運営していました。岩魚のプールが被災して困っていたものの、水は別の水源から運べるようになったそうです。レストランもオープンして、外のテラス席に二組のお客さんがいました。集落真ん中あたりの流出した橋の周辺で、復旧作業が行われていました。川の向こうに住む住民の方によれば、橋がかからないと車が入れず除雪に支障があるとのこと。集落の一番奥に、新しいスピーカーや黄色灯も設置されており、復旧の様子がうかがえました。ただ、側溝は泥が9割ほど詰まっていたため、また大雨が降った時に心配だなと思いました。(ボランティアIさん)

※この活動は日本財団からの助成金、生活共同組合連合会アイチョイス様からの寄付金により実施しています。

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【急募】石川県小松市水害支援・ボランティア

みなさま
お世話になります。RSY事務局です。
8月3日からの大雨から、2か月以上が経ちました。
甚大な被害のあった、石川県小松市にも、まだ修繕途中のお宅が多く、これか
ら迎える冬支度や、お金や健康問題など、様々な不安や課題を抱えている方も
少なくありません。
RSYは8月末から、小松市中海・中ノ峠町を中心に、被災世帯への食事の提供
や、ホッと一息つける足湯やサロンなどの集いの場づくりの運営、ニーズ
キャッチのお手伝いを継続しています。
これまで活動に参加して下さった方を中心にボランティア募集をしておりまし
たが、下記の日程で、まだ残席があります。ご希望の方はぜひお申込み下さい。
ご協力の程、よろしくお願い致します。
【ボランティア派遣スケジュール】
1.10月20日(木)~21日(金)4名程度
2.11月17日(木)~18日(金)4名程度
※8:30分RSY集合・車両乗り合わせで現地に向かいます。
※帰りは21:00頃、RSY事務所へ到着予定です。
【ご注意】
・交通費・宿泊費はRSY事務局で負担致します。(それ以外の食事代等は自己
負担になりますのでご了承下さい)
・出発前に、お住まいの市町村の社会福祉協議会にて、ボランティア保険(天
災プラン)へ必ずご加入下さい。
出発前に当法人が行う抗原検査で陽性が出た方は参加をご遠慮いただきま
す。
・活動中も、毎日の検温・健康チェック、マスク着用、手指消毒などの感染予
防にご協力ください。
【参加申し込み】
下記のURLをクリックして、申し込みフォームにご記入下さい。
【お問い合わせ】
認定NPO法人レスキューストックヤード(担当:浦野)
電話:090-8731-0014

RSY・8月3日からの大雨への対応について(第7報)

みなさま

いつもお世話になっております。RSY事務局です。
8月3日からの大雨、台風14号、15号と続き、各地で被害が広がっています。
RSYは、8月末から毎週、石川県小松市の中海・中ノ峠地区に通い、生活再建
のためのお手伝いを継続しています。
第4陣は台風襲来により、やむなく中止となりましたが、9月26日~28日の第5
陣は16名のボランティアさんに参加頂き、無事活動できました。
以下、常務理事・浦野からの報告です。
私たちの活動は、日本財団「令和4年8月大雨被害に関わる支援活動」助成金により実施しています。
1.あったかごはん食堂
食の提供を介して、住民の方の生活状況を把握し、支援から取り残されていた
り、困りごとを上手に伝えたりできない方々へのサポートを目的に開催してき
た「あったかごはん食堂」。今回の派遣で全8回(1,100食)を数えました。
おいしい食事が、心身の健康を守ると共に、心と心の距離をも近づけてくれる
大切なツールとなっていることを実感しています。
今回のメニューは、「さっぱりきつねうどん&味おにぎり」と「ぷりぷり玉子
の親子丼」。いずれも各150食すべて完売しました。
デリバリー部隊も活躍し、「出汁の味が身体にしみた」「手の込んだ料理が全
然できていなかったから、ほんっとにおいしかった」と大好評。いつもなが
ら、おいしい料理を提供して下さった、「碧南防災ボランティア連絡会」の皆
さんに、心から感謝致します。本当にありがとうございました。
2.看護師による健康相談
第1陣の派遣から、気になる方のカルテを作成し、市社協や介護課、地域包括支
援センターの皆さんと共有しています。経過観察によって状態の変化が捉えや
すくなり、地域での見守りの強化や介護保険制度へつながった事例もありまし
た。また、体調が悪いのに遠慮してしまい、ボランティアに作業を頼めないケ
ースもあり、看護師チームが掃除や生活環境の整備のお手伝いをさせて頂きま
した。
3.足湯ボランティア
1か月の訪問で、足湯の常連さんもできてきました。お気に入りの入浴剤を選
び、温かいお湯に足をつけながら、ゆっくり心の内にある言葉をお話下さいま
す。日々の頑張り、復旧作業での悩みや疑問、趣味や家族のこと、健康状態な
ど話題も様々。表情や言葉の雰囲気から、少しずつ生活が落ち着いてきている
様子もうかがえました。今回も、被災地NGO恊働センターさんと一緒に取り組
みました。
4.家屋の清掃
「あったかごはん食堂」のチラシ配布や、これまでのつながりの中で、「家族
でボチボチやっているけどなかなか進まない」という細かい清掃をお手伝いし
ました。このような作業は、これからもしばらく続くため根気勝負。ボランテ
ィアがお手伝いできるうちは少しでも手を休めて頂ければという気持ちで取り
組みました。
5.「被災者生活支援関係者会議」への参加
小松市社協さんにお声がけ頂き、介護課、地域包括支援センター、外部支援者
が一同に会して、お互いの活動状況や悩み、課題解決のための意見交換を行い
ました。特に、要配慮者については、市の関係機関による、きめ細かい見守り
や訪問が継続されていました。また、私たちの提供した情報にも丁寧に目を通
して下さっていて、この分野の支援スキームが確立されていることも分かりま
した。
今後は、ハイリスク予備軍(グレーゾーン)への働きかけと共に、生活困窮世
帯への公的サービスへのつなぎ、そこからこぼれる方々への民間によるサポー
ト、細かい清掃や簡易修繕の継続的なサポートの必要性、越冬支援、疲労や喪
失感による心身の健康被害、被災格差による人間関係のぎこちなさ、ニーズが
揚がりにくかった国府地区の孤立感などの課題を共通認識することができまし
た。
———————————————-
被災者の声
———————————————-
・さっき病院からかえってきたところ。この間もらった東海豪雨で生き残った
という水仙の球根、その日のうちに早速植えたのよ!ちゃんと頂いた日も書い
て。冬になったらきれいに咲いてくれるかしらねぇ?被災している、していな
い、被災が重い、軽いなど、それぞれの事情があるでしょ?地域の中でもそれ
でギクシャクすることがあって。ちょっと気が塞ぐことがあったけど、ボラン
ティアの皆さんの顔を見てお話したらすっとしたわ。ちょっと元気になった。
よかった。本当にありがとう。(70代・女性)
水仙の花を大切に育て下さっているNさんにもお会いできました!
・娘から「お母さん、なんだかおかしいから病院行った方がいいよ」と言われ
たので、今日頭のCTとかとってきたの。脳には特に異常はないって言われて、
過労みたいよ。病院に行くのも一仕事よ。床上浸水で今床下を乾かしているし、
修繕も入ればしばらく住めないなと困っていたら、近所の人が良くしてくれて、
その人の持ち家を無償で貸してくれることになったの。まずはそれで助かった。
娘がテレビとか電化製品を買おうとしているんだけど、私は本当に良いものを
厳選してよく考えて買いたいの。その代わりいいものを選ぶから長いこと大切
に使っているのよ。でも娘はすぐ買うって。意見が言わないのよねぇ。。
(70代・女性)
・調子?んー、疲れた。カーテンを新調したから、昨日一部取り付けていたん
だよ。ニトリで全部はかってもらって。色にもこだわりがあって、庭のある縁
側の方は緑色のカーテンにしたくてさ。廊下も床板に隙間があって寒くなるか
らフローリングマットを買ってきたんだ。でも廊下に置いてあるものをどけた
りしなきゃなんないから大変なんだよ。医者には行って薬をもらったよ。喘息
があるからそれが少しでちゃって。今は2時間ごとに目が覚める感じで、医者に
眠剤をもらったけど怖くてのんでないんだ。台所の下の泥かきと乾燥は終わっ
たから、今は普通に使えてる。でも手の込んだ料理はしてないよなぁ。今日は
申し訳ないけど、ごはん持ってきてくれるとたすかるなぁ。ありがとう。

(80代・男性)

・(足湯参加者)ここに来るとホッとするわ。8月4日から動きっぱなしで、左手がしびれてる。時間の合間をみて、マッサージや水泳もやっているけど、意識して身体を動かしていないからなんか調子がでないね。子どもたちも独立して、本来は今が一番楽しい時期。61歳で定時制に行って、64歳で卒業したの。当時は学校に行けなかったからね。60歳を過ぎて、「あんたは車も運転できるし、元気なんだから」と仕事に誘われたの。これから楽しく過ごそうと思っていたのに、今回こんなことになって。。。みんなに色々聞いてもらって助かってるの。ありがたいです。(70代・女性)

・お寺の境内と母屋が被災しました。中規模半壊。まだ細かい作業は続くけど、被災者生活再建支援金やお寺の支援金等で、リフォームの見通しを立てることができてひとまずホッとしました。水害後、暑い中十分に水分も取らずに動き続けていたせいか、脳梗塞になってしまって。少し言葉が出なかったり、麻痺もあったけど、今朝銀行で書類を書いたが、文字がしっかりかけたんです。回復していることを実感できてよかった~。(60代・男性)

・中ノ峠町のバス停横にある「中ノ峠物産販売所」は、地区で運営しているの。今は災害なんで休業してるけど、10月初旬に再開する予定。この店の主力商品のイワナのプールが水害で水が来ない状態。イワナを店頭に出せなければ開店しても赤字になることは分かり切っているんだけどね。これからどうしようかって頭を悩ませているの。(80代・女性)

6.10月以降の取り組みについて
床下浸水の被害がありながらも、これまで地域の支援拠点となっていた「中海
公民館」が10月から修繕に入る関係で、以降は、住民の方の駐車場スペースを
お借りし、11月まで「あったかごはん食堂」を継続します。
「ボランティアさんの数が少なくなって心細い」「まだ修繕が終わらないうち
に冬に入る。どう乗り越えていけばいいのか」という声も聞かれているため、
北陸学院大学のT先生と連携し、地元のボランティアの方々を中心に、息長く
生活再建に関わっていけるよう、RSYもささやかながらお手伝いを続けます。
★今後の派遣スケジュール
・第6陣:10月20日(木)~21日(金)
・第7陣:11月3日(木)~4日(金)
・第8陣:11月17日(木)~18日(金)
★この取り組みは、日本財団様からの助成金、生活協同組合連合会アイチョイス様からの寄付金を頂き、行っています。
#日本財団
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RSY活動支援募金にご協力ください!
(随時受付中)
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この支援金は、スタッフの現地派遣や情報発信、被災者への生活支援プログラ
ムのために活用致します。<銀行振込>
三菱UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※「カツドウキフ 寄付者のお名前(カタカナ)」とご入力ください。
<郵便振替>
00800-3-126026

RSY・台風15号:静岡市清水区への支援について(第1報)

みなさま
お世話になります。RSY事務局です。
台風15号の影響で、静岡県内に大きな被害が出ております。
RSYは、清水区高部地区在住のTさん、および、常務理事・浦野の友人Oさん
をカウンターパートとし、今後の支援活動について検討を重ねています。10月
1日に浦野を現地へ派遣し、状況把握を行った結果、以下の活動を行うことに
なりましたので報告します。
 皆様のご理解・ご協力の程、よろしくお願い致します。
私たちの活動は、日本財団「令和4年台風15号被害に関わる支援活動」助成金により実施しています。
1.支援物資の提供、ボランティア活動資器材の貸出
9月25日、RSYスタッフ・秀島が、Tさんのご自宅横に隣接する倉庫に、タ
オルや衛生用品等の消耗品と、資器材をお届けしました。現状Tさん宅が、周
辺地域の支援拠点として、資材の貸出や相談窓口的な機能を果たしつつありま
す。今後も不足物品については、可能な限り補充できるよう対応していきま
す。
2.「今後の生活再建に関する無料ミニ相談会」の実施
清水区高部地区の子ども会や柏尾自治会からの要望を頂き、RSYが相談会の企
画・運営をお手伝いすることとなりました。会場には、県内外の法律や建物の
専門家、水害後の家の保全に詳しいNPOの皆様にも同席頂き、個別相談の時間
も設けます。
また、炊き出しやミニ喫茶、足湯コーナーを設置し、住民の方々のニーズキャ
ッチと共に、一息ついたり、今後についてゆっくり考えらえる場づくりにも取
り組みます。
3.被災家屋の清掃サポート、個別相談
Oさんと繋がりのある被災母子世帯に対し、清掃サポートや個別相談を検討中
です。
(被災者の声)
明け方の5時頃、泥水があっという間に家の中に入ってきたの。水なんて一度入
ってきたらとめらんないから。私は猫と自分のベッドの上にいて、娘は食卓テ
ーブルの上に。幸いなことに、携帯電話も、持病の薬もベッドの上に置いてい
たからよかった。水位が上がっていくなかで、私もうこれはダメだって思って
ね。死を覚悟した。別れの盃の代わりにと思って、ひざまで水に浸かりながら
台所まで行って、焼酎を作って飲んだのよ。でも何とか水が引いてホッとした
のもつかの間。見渡せばあちこち泥だらけ。
畳なんてとても持ち上がらないから、知り合いに手伝ってもらって、本当に助
かったの。タンスの引き出しは水を含んで開かなくなるし、冷蔵庫も壊れた。
でも、水はちょろちょろと出ていて、ガスも電気もとまんなかったからそれは
助かった。車はダメになったから、仕事もあるし早く調達したいと思って。こ
の家にはこれからも住み続けたいけど、何から手を付けていいやら分からなく
て。まだ床下には泥がいっぱい詰まってる。フローリングはなんだか盛り上
がってきた。寝る場所がないから、台所に肌掛けを敷いて、近所の人にも
らった簡易ベッドで何とか寝ているの。(60代・女性)
これらの取り組みにあたっては、自宅が被災しながらも、私たちを受け入れて
下さり、地域のために日々奮闘されているTさんや、困っている人のために力
になろうと必死で支えているOさん、現地で活動している震災がつなぐ全国ネ
ットワークの加盟団体の皆さん、法律の専門家である、一人ひとりが大事にさ
れる災害復興法をつくる会・NPO法人ワンファミリー仙台・(一社)パーソナ
ルサポートセンターの皆様にも大変お世話になっています。
また、9日の相談会には、石川県小松市への支援の際に、「あったかごはん食
堂」の運営にご尽力頂いている「碧南防災ボランティア連絡会」の皆様も駆け
つけて下さいます。本当にありがたい限りです。
今後は、静岡県ボランティア協会が毎年開催している災害図上訓練等で、日常
からつながりを温めてきた、名古屋の防災ボランティアの皆さんとも相談を重
ねながら応援体制を整えていきたいと思います。
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RSY・8月3日からの大雨への対応について(第6報)

みなさま
台風14号の襲来で犠牲なられた方々、ならびに、現在も停電・断水等の中不便な生活を強いられている皆様に心からお見舞い申し上げます。
RSYは8月3日からの大雨で被災した石川県小松市を中心に、住民ニーズとして優先順位の高かった、食生活の向上を切り口とし、生活再建のお手伝いを継続しています。
(※現地派遣は、小松市社会福祉協議会ならびに、被災した地区の自治会長さんからの支援依頼を頂き実施しております。)
第3陣(9月12日~14日)として、名古屋からRSY浦野と10名のボランティアさんを派遣しました。第4陣(9月20日~22日)の派遣は、台風14号の影響によりやむなく中止となりました。台風襲来中もカウンターパートの中海町住民の方々や小松市社協、現地で活動する仲間と適宜連絡を取り合っていましたが、幸い大きな被害には繋がらなかったそうでひとまず安堵しております。
RSYは下記の活動を通じて、被災者の現状・生の声を集約し、気になる案件は、自治会や小松市社協、連携団体らと共有しながら、ニーズの取りこぼしの無いよう注意深く見守っています。以下、第3陣の報告です。
私たちの活動は、日本財団「令和4年8月大雨被害に関わる支援活動」助成金により実施しています。
1.あったかごはん食堂
毎週2日間の「あったかごはん食堂」も随分定着してきました。住民の皆さんは、RSYボランティアさんが考えたバラエティ豊富なメニューを、いつも楽しみにしてくださっています。食堂カレンダーもボランティアさん作。家の玄関などに貼り、「次は麺類だね」「おでんが食べられるの?」と訪問時の会話のきっかけにもなっています。
そしてなんと、今回は、2019年の台風19号で被災した長野市・赤沼地区で、復興支援活動を継続している「炭火焼肉ジンギスカンもんも」さんが、応援に駆けつけて下さいました。この水害でRSYがお世話になった「長野市災害ボランティア委員会」の皆さんが、今回もRSYの活動に賛同し、市内ネットワーク団体に働きかけて下さったのです。もんも店長のHさんは、阪神・淡路大震災の支援経験から、災害時の食生活、食事環境向上を重要視され、以降、全国各地の被災地で「炊き出し支援」を展開されています。
9月13日の10時、総勢5名のスタッフの方々が長野から颯爽と現れ、瞬く間に「チキン弁当、焼きそば、あったか味噌汁」を150食提供して下さいました。また、地元小学生の温かいメッセージが添えられたお米や、甘酒、新鮮な野菜やフルーツなども一緒に届けて下さいました。住民の方からは、「千曲川の水害はよく覚えてる」「私たちにも、他の被災地の方々に同じことができるかしら?」など、様々なコメントが寄せられました。もんもさん、本当にありがとうございました!
9月14日は、住民の方からかねてからリクエストを頂いていた「おでん」。大根、こんにゃく、ちくわ、玉子を前日から白だしで煮込み、にんじんおにぎりを添えてお届けしました。料理長Kさんの「おいしいものを食べてもらうためには手を抜かない!」という徹底ぶりで、面取りや影包丁もぬかりなく。こちらも大好評。
拠点まで取りに来られない方や、少し離れた中ノ峠町にお住まいの方々などには、デリバリーでお届けしています。
2.被災家屋のお掃除サポート
「被災地NGO恊働センター」Mさんからコーディネート頂き、床下を乾燥させながら、サッシやガラス、床など細かい部分の掃除作業が残る世帯へお手伝いに入りました。作業にあたったRSYボラさんたちも、時間の経過と共に変化する家屋保全の作業過程を目の当たりにし、その大変さを身をもって実感されたようです。
3.看護師による健康相談
「あったかごはん食堂」の配布で気になった方や、自治会の方から相談のあった方については、看護師ボランティアが健康チェックを行っています。急を要する案件は、市社会福祉協議会を通じて、市介護課や地域包括支援センターに繋いで頂いています。
4.足湯ボランティア
地元の北陸学院大学のT先生と2名の学生さんが、食堂に合わせて足湯ボランティアに来て下さいました。学生さんは初めてということで、足湯講習会もセットで行いました。これをきっかけに、今後はサロンや食事会の開催も視野に入れながら、長期的な支援活動を検討されるそうです。
5.番外編!~長野から支援再び~
9月18日、中海町公民館へ、長野市豊野区の皆さんから、真心いっぱいの支援が届けられました。RSYが台風19号の支援をきっかけに繋がりを持ち、豊野区の復興支援・福祉のまちづくりの拠点になっている「まちの縁側ぬくぬく亭」「豊野区住民自治協議会女性部会」「ベジ地場ファームボランティア」「集楽元快」の皆さんが協力して下さいました。
リーダーのSさんから、公民館のMさんへ、お見舞金の他、お米やりんごやぶどうなどの秋のフルーツ、かぼちゃやじゃがいも、なす、とうがらしなどのフレッシュな野菜、手作り品の数々が手渡されました。Sさんからは、「新鮮なフルーツや野菜類はとても喜んで頂けて嬉しかった。ぬくぬく亭の活動報告書と、みんなの応援する想いをお届けしました。普段はこんなに穏やかな川なのに一月に2回も氾濫するとは。近づく台風を心配しながら、短時間の交流を終えました」という報告を頂きました。本当は第4陣で合流して、さらに交流を深めることを予定していただけに残念ですが、これをご縁に、ぜひまた機会を作りましょう!
6.被災者の声(カッコ内はボランティアが加筆)

・今日は病院に行ってきて、帰ってきた時にボランティアさんに会えるかな、と思って思い切って公民館まで来てみたの。前回頂いた長野のおりんご、とってもおいしかった!ここに来ると、近所の仲良しの方が様子を見に来てくれたりするのでありがたい。おでんもさっぱりして本当においしかった。食欲があまりないけれど、あれはおいしく食べられました。(2000年愛知県で発生した東海豪雨被災者から譲り受けた水仙の花の球根をお渡しすると)わぁ。私はお花が大好きで、見てるだけで元気がもらえるからとても嬉しい。すぐに植えて大切に育てます。(80代・女性)

・あまり体調はよくない。腰がとても痛いし、頭がちょっとふわっとする。心臓が辛くてしんどいから横になっていたの。夜もあまり眠れてないです。でもお友達が誘ってくれるから、金沢の方まで出かけたりしているのよ。床下は、大工さんに徹底してみてもらって、ボランティアさんに泥かきしてもらった後にしっかり乾燥させて、消毒もしてもらったの。でも最近壁の汚れが気になって。カビかな?断熱材も入っているから心配なのよ。大工さんに相談する予定。罹災証明書は中規模半壊。生活必需品の申請は「まぁいいか。。」と思ってしていない。水道や電気も免除されるのかしら?(2000年愛知県で発生した東海豪雨被災者から譲り受けた水仙の花の球根をお渡しすると)草花が大好きだから、近所の目を気にしてこんな時にと控えてたけど、やっぱり元気もらえるから植えてみるわ。(80代・女性)

・(足湯に参加)はぁぁ、疲れた。あせまるけ。ちょこちょこ動いてはいるけど、ちゃんと理にかなった動きになっているのか分からないのよね。足湯はきもちいい。少しほっとする。高校の孫がいて、あと1年学校があるの。こんな状況になっちゃったけど、何とか卒業してもらいたい。優しくていい子なのよ。(70代・女性)

・なんだか調子がわるいんだ。疲れちゃって。昨日大工さんに一部屋だけ畳を入れてもらえたから、玄関横の部屋から奥の部屋まで、ベッドを解体して一人で運んで組み立てたんだ。ちゃんとしたベッドだったから結構重かったよ。自分でできることは自分でやんなくちゃって思ってさ。でも今日は疲れて公民館までお弁当取りに行けないから、悪いけど持ってきてくれるかい?(80代・男性)

・俺のところは床下にも水は入っていない。水は玄関の前の庭先で止まったから。市からも調査が来たが、被害はゼロだった。玄関前の泥は自分で畑に持って行って捨てた。だから俺は飯も物資も一切いらない。もう持ってこなくていい。風呂は庭にある水道の水をシャワー代わりにしているから大丈夫。夜は度々起きることはあるが、昼寝をするからかな。(看護師が同行し、健康チェックがてら会話。お話は浴して下さる。住居の物理的な被災をしていないことで支援を受けることを遠慮されている様子)(80代・男性)

・(足湯に参加)我が家は無事だったけど、皆さんが大変なので、今自分たちのできることをと思って公民館でお手伝いをさせて頂いてます。60年前も浸水した地域なので、「また浸かった」という方もいる。足湯は初めてだったけど、とってもきもちよかった~。ありがとうね。(70代・男性)

・自分は中海で生まれ育ったけど、60年前の浸水の恐怖が忘れられなくて、40年前に高台へ引っ越しました。先祖から受け継いだ土地は大切にしたいと、シロツメ草や、よつばのクローバーを植えたり、バドミントンのネットを張って、地域の子どもたちが自由に遊べるような広場にしています。今回の水害で広場に泥が入ったので、ボランティアセンターに助けてもらいました。この出来事を後世に伝えることが大切と感じ、浸水した高さにプレートを掲げました。(2000年愛知県で発生した東海豪雨被災者から譲り受けた水仙の花の球根をお渡しすると)これは記念になるし、被災地同士がつながることで、励みにもなると思うから早速植えて、解説のプレートも作りたいと思います。ここで音楽会なんかもできればいいなぁと思っています。(70代・男性)

・ここから車で5分ぐらいのところに家があるんだけど、うちと周辺4世帯ぐらいだけが浸水被害を受けてて。災害ボランティアセンターにもお願いして泥かきはしてもらったけど、事業所の方は頼めないし、細かい作業もどこまで相談したらいいか分からないの。だから何とか自分たちで頑張って。私は中海ではないけど、公民館の前を通りかかったらなんだか楽しそうな雰囲気だなって。思わず中にはいっちゃいました(笑)ここに来れば物資や食料の支援がもらえるのはとても助かります。他の方にもこのこと伝えていいですか?明日もお弁当取りに来させてもらいます。(当日のうちに現地に行き、ご本人案内のもと浸水世帯を回るも不在。明日のお弁当は自分から届けて下さると申し出て頂いた)(60代・女性)

・玄関横の部屋は水がかぶったので、泥かきなどの作業をやってもらった。他の部屋は何もしていない。高齢なので、家の補修を積極的に考えられずにいる。(70代・女性)

・妻と息子(2歳)の3人ぐらし。毎回お弁当が楽しみで。おかげ様で家族みんな健康状態に問題ありません。(30代・男性)

・毎週こんなに山奥の年寄のところへ配達してくれて申し訳ない。でも毎回違うメニューだから、最近は楽しみの一つになっているよ。(80代・男性)

・今床下を乾かしています。消毒は業者に頼もうとしたけど時間がかかると言われたので自分たちでやっています。家の保全に詳しい支援団体の方が、作業手順として、次に何をしなければならないかをその時々で適切に教えてくれたから、無駄な時間を過ごすことなくとても助かっています。(30代・女性)

7.ボランティアの声
第2陣参加:川路和洋さん(デンソーGハートフルクラブ)
RSY様の活動には初めての参加です。初日は炊き出しチラシを持って近隣住民の方の
(特に炊き出しサービスの情報が届いていないと思われる)お宅を訪問し、現在の様子や復旧状況を確認。被災から1ヶ月経っても日々の生活に不安や不便さを抱えながら復旧作業を続ける住民の方の心身の疲労感を感じ取れました。
翌日からは炊き出しのお手伝いや公民館での受取が困難なお宅へ食事をお届けし、顔を合わせ言葉を交わす事でお話も出来るようになりました。復旧作業にあたっている支援団体の皆さんは元の形に戻すためにスキルを活かし仲間と協業しながら懸命に日々活動されています。
その姿を見て住民の方も元気や希望を取り戻して行く…支援活動を通して人との繋がりの大切さと優しさを改めて学ばせてもらいました。今回の経験を会社に報告すると共に、「あったかごはん食堂」の運営サポートが継続的にできる方策を相談しようと思います。貴重な機会を与えていただきありがとうございました。
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RSY活動支援募金にご協力ください!
(随時受付中)
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この支援金は、スタッフの現地派遣や情報発信、被災者への生活支援プログラ
ムのために活用致します。<銀行振込>
三菱UFJ銀行 本山支店 普通3505681
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