【第10報】関東・東北豪雨に関わるRSY​の支​援活動について(10月26日)

みなさま

RSY事務局です。関東・東北豪雨水害に対し、RSY兼震つな事務局からは、引き続
き茨城県常総市へのスタッフ派遣を継続しています。

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茨城県常総市での活動報告

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 ▼茨城NPOセンターコモンズ運営サポート(報告:松山)
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○NPO連絡会議の実施
茨城NPOセンターコモンズのよびかけで毎日コモンズ事務所で実施。現在までに70
団体が参加し、「炊き出し・イベント・リラクゼーション」「移動支援」「行政・法律・制度」
「片付け、清掃、ボラセン」「避難所」とカテゴリーを分け、それぞれの動きを報告。課
題や相談を共有し、翌日の活動方針を検討しています。
○行政機関との連絡調整
常総市の災害対策本部会議、災害支援情報共有会議(県・県社協・市・市社協・外部
支援者らが出席)に出席。NPO連絡会議の情報や提案を伝え、様々な課題の改善を
呼びかけています。
○juntos(ジュントス)運営サポート
コモンズの災害対応部門として設置されたジュントスの運営全般をサポートしていま
す。日本NPOセンターを介して派遣されたNPOスタッフらと共に、外国人向けの広報
誌の発行、ボランティアコーディネートなどを行っています。

 

▼避難所チームの活動(報告:浦野)
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震つな加盟団体である被災地NGO恊働センターや、災害ボランティア活動支援プロ
ジェクト会議(支援P)らと協力し、『避難所チーム』として活動を継続中。10月上旬に
市外避難所が閉鎖され、市内2箇所に統合されたのを機に、一番大きな避難所であ
る「あすなろの里」を中心に、環境整備、福祉避難スペース設置準備、共同スペース
「足湯・喫茶コーナー」の運営などを行っています。
季節が変わり、寒さ・インフルエンザ対策に加え、生活不活発病の防止、先の生活の
見通しが立たない不安感や憤りの軽減、住民自治活動づくりなど課題は山積です。
しかし、身体機能の低下や健康被害の兆候があった方々は、トイレが近く温かい畳の
部屋に設置された福祉避難スペースへ移ったことで、体調の改善が見られました。ま
た、足湯や喫茶活動がきっかけとなり、住民が自由に共同スペースでお茶のみをす
るようにもなりました。外部支援者の介入によって少しずつ改善に繋がっている点も
あります。
▼RSY・震つなネットワークを介して現地入りした方、又は活動予定の方
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○10月12日~15日/足湯
岡田さん(災害ボランティアコーディネーターなごや・看護師)
○10月13日~15日/足湯
椿さん(災害ボランティアコーディネーターなごや)
○10月18日~19日/避難所環境整備・要援護者の状況把握と支援機関との共有
佐々木さん(RSY専門職アドバイザー・愛知医科大学准教授・看護師)
○10月10日~16日、19日~22日/避難所環境整備・要援護者の状況把握と支援
機関との共有
加藤さん(災害ボランティアコーディネーターなごや・看護師)

○10月24日~25日/足湯
北村さん(元・中越防災安全推進機構スタッフ)

○10月28日/女性支援
浅野さん(減災と男女共同参画研修推進センター)

○10月31日/外国人支援
鶴木さん(認定NPO法人難民支援協会(JAR))

○11月1日or3日/喫茶(予定)
港北区災害ボランティア連絡会

○11月3日/災害VCでの作業系ボラ
安城市役所・職員ボランティア(30名程度)

尚、浦野は10日~16日の現地入りの後、一度名古屋に戻っていますが、27日(火)
に再び現地入りし、市内小規模避難所の現状把握、福祉避難スペースの運営状況
の確認等に努めます。
▼佐々木さんレポートより
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(住民の声)
・今のところ生活に不自由はない。妻は糖尿病と脳梗塞を発症し、4年程前から医師
に入浴時に浴槽につかることを止められているので、シャワーのみ。調子を見て暖か
い時間帯に自分で身体を拭いている。今は、子ども・孫たちが住まいを考えてくれて
いるので、帰れるのを待っている。夫は難聴のため、日中の人がいない時間帯でない
と語れないけど、何とか元気でいることが大事だと思っている。(妻)(90代・ご夫妻)
・東日本大震災の被害で家が壊れたけどやっと建て直した。そうしたら今度は水に浸
かった。いやになる。でも、こんな話を聴いてくれてありがとうね。
・なんか楽しみないかなぁ。楽しそうな企画があるみたいだけど、そのまで行く手段が
ないんだよなぁ。
★佐々木所感
戦争体験を語り、仕事体験・夫婦のこれまでの歴史を語り、その後にやっと被災体験
を語って下さった。足湯がある時は参加を促すが、足湯に参加されない方に対しても
「被災体験を語りたい」という思いを持った方がいる。本人のペースでじっくりゆっくり
話ができる機会が必要だと感じた。
また、高血圧を訴える方も多く、深呼吸する時間を作ることや、日々の体調管理のた
めに決まった時間に血圧を測ることなどを助言。だんだん寒くなると体が動きにくくな
るため、ストレッチや体のほぐし方を伝えた。
また、手洗いやインフルエンザ等の感染症予防のために、ペーパータオル,アルコー
ルの場所や置き方を変更し、効果的に、安全に使用できるように配慮した。住民に伝
えたい情報については、目につきやすいところにはり紙をするなど、住民と一緒に考
えながら改善を行った。

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募金活動

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▼現在までに、1,576,895円のご寄付を頂いております。
ご協力頂いた皆様、本当にありがとうございました!

○個人の皆様:33名
○団体の皆様(敬称略)
うきうきうまい秋フェスタ実行委員会(兵庫県丹波市)
Thousands of Seeds of Joy
中部土木株式会社
名古屋市立名東高等学校 JRC部
玉龍寺
生活協同組合連合会アイチョイス
○街頭募金
名古屋SHAKE OUT
24時間チャリティマラソンin名城公園
RSYボランティアによる募金

▼引き続き、被災地支援活動募金にご協力ください!!
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RSYでは、長期化/多様化する支援のため、「被災地支援活動募金」を行っておりま
す。皆さまからお預かりした大切な寄付金は、被災地へのボランティア活動資器材の
提供や、ボランティアコーディネーターの派遣、被災された方々のニーズに応じて炊き
出し、生活用品の提供など、生活支援プログラム等を実施するために使わせて頂き
ます。

<郵便振替>
00800-3-126026
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※通信欄に「活動寄付」とご記入ください。

<クレジットカード決済>
URLよりお願いいたします。http://kessai.canpan.info/org/rsy/
ページ下方の「都度寄付」よりお申し込み下さい。
また、事務局へのメッセージ欄には「活動寄付」とご記入下さい。

<銀行振込>
三菱東京UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
※お名前の前に「カツドウキフ」とご入力ください