皆さま
清野です。お疲れ様です。27日?28日に刈羽で活動をされた、神奈川県立保健福祉大学院生の加納祐一さんと中越復興市民会議スタッフへのヒアリングを元に、現地の状況を報告させていただきます。
■28日のボラセンの状況(加納さんからのヒアリング)
・ボラセンは、9/2に縮小し、3日から社協の敷地内にプレハブを設置して移動する予定になっている。
・28日は、雨が降ってボランティアは、30人程度と少なかった。活動中に雨が降ったので集会所に、ボランティアが待機する事態となった。
・今、現地で行われている活動は、引越しの手伝いのほか、訪問活動が多い。仮設住宅を中心に廻って、住民の声を拾うことが目的。
・住民は、仮設住宅に入居してまもないため、仮設や自宅の片付けに追われ、まだ、集会所にお茶を飲みに来る感じではないようだ。
■寄り添いプロジェクト
・RSY松田と同行し、A地区・区長さんへの挨拶
区長さん、非常に好意的に対応してくださった。A地区は、30から40世帯くらいの地域。景色のきれいな田舎といった感じで、住民の皆さんは、近所の家の状況を良く知っておられる。地域の繋がりが強い印象。丁寧に地域をまわり、住民の方の声を拾いたい。訪問するところは、基本的には、 区長さんから見守りの依頼のあったお宅中心に行う予定。
■29日のボランティア活動状況
ボランティア47名
ニーズ10件
■ボラセンの状況
・仮設への入居が完了していない人もおり、引越し荷物運び、片付けのニーズはまだある。
・避難所班は、生活支援班と名称変更し、お茶会、梨の配布、消火器の配布などを行っている。
・集会所の今後の利用について、話し合う必要がある。まだ、片付けに追われていることもあるが、住民が集会所に立ち寄りやすく、親しんでもらえるような工夫をしたい。
・今日(30日)、友の会による個別訪問が行われている。
・昨日(29日)町内放送で、引越しや片づけでボランティアが必要な場合は、ボラセンへ連絡していただくようアナウンスをしたところ、今日(30日)は昨日より、ニーズが多く上がっているようだ。
■仮設住宅での個別訪問「寄り添いメモ」より
○8月23日(木)
・2年前に増築した離れは大丈夫だったので、若夫婦と孫は家を離れずに住んでいる。これから冬に向かい、玄関から雨や雪が入らないように半分ふさいで欲しい。周囲の理解もあり、犬を連れてこれてよかった。
・全壊の中越地震で半壊し、リフォームしたが今回の地震で全壊となった。再建資金が底を突いた。親戚が色々と応援してくれているが、親が足が不自由なため、玄関先をバリアフリーにしたい。
・風邪をひいて医者に点滴をしてもらった。自力で運転して病院にいった。
・顔を出さず、怒り声で「うるさいんだよ!」と言われた。
・一番困っていることは孫の嫁を探すこと!しかし、商売に資金がなくて困っている。
■清野の感想
・仮設住宅への入居に合わせ、様々なニーズが上がっている一方で、やっと一息つける場所に入り、そっとしておいてほしいと思ってらっしゃる方もおられるようです。うまく距離を計りながらも、温かい関心を寄せていることのメッセージは送り続ける必要があると思います。
偉そうに言ってしまいましたが、その辺は、これまでの活動に現れていると思います。地元のボランティアの方も被災者であるということを再認識すると、素晴らしい活動を展開されている方々自身は大丈夫なのかしらと気になるところです。
・また、前回の、せともの市が好評だったという報告を受け、仮設住宅の方々を中心に買い物の機会を提供する「市」の開催を現在調整中です。正式に決定しましたら、ご報告させていただきます。
皆様方のさらなるご協力をよろしくお願いいたします。
★災害ボランティア活動支援募金★
郵便振替口座:00920-7-75997
加入者名:震災がつなぐ全国ネットワーク
*通信欄に中越沖地震とご記入ください