新潟県中越沖地震[第28報]

皆さま

清野です。お疲れ様です。刈羽ボラセンにて活動中の松田より、報告が入りましたので、配信いたします。
[2007.8.20現在]

■ボラセンの状況
今日の活動
・在宅被災者への寄り添いについて:刈羽村社協の方とともに、区長さんまわり。6集落のうち、3地区再開決定、1地区目処立たず、2地区不在。

・仮設住宅の方々への寄り添いについて:23日の青空市、25日の瀬戸物市、バザーについての詳細を刈羽村社協の方々と詰める。ビラを21日(火)に配布。高野山足湯隊による足湯を瀬戸物市・バザーと同時に行う。(集会場和室)

・「友の会」メンバーとお茶のみ会の今後を打ち合わせ(渥美・戸口)

避難所にいた人達が仮設住宅のどこに行ったか、まだ把握できていない。当面は仮設集会所でお茶のみを継続したい、とのこと。

・仮設集会室の環境改善について、避難所班各グループと協議。

・中越復興市民会議スタッフSさんより、建築士による家の相談会の提案をいただく。明日、地区長さんに意向を確認することにする。

・ボラセンに「骨折していてでかけられない。カップラーメンばかり食べていてふらふらする。買い物に連れてって。死にそう」という在宅の住民からのニーズが入る。彼女はよく依頼してくる人らしい。
センターの縮小に伴い、対応できるボラがいない、という理由でボラセンが依頼を断っているのを横目に「ここで見ぬ振りしてちゃ寄り添いなんて言えるわけない」と憤りを感じる。社協に確認し、松田が車で買い物に連れ出す。

■今後の予定
23日 仮設:青空市
    村内ボランティア団体との打ち合わせ
25日 仮設:せともの市・バザー、足湯
来週中 地域:家の相談会(調整中)

<松田所感>
地元のボラセン運営スタッフに疲れが見られます。私もここ数日間自覚していますが、「断る」という判断ができなくなっています。依頼の大小を問わず提案された事は考慮せず受け入れてしまっています。脳味噌の防御反応として片っ端から忘れていきます。それが議題の焦点が合わない状態につながっていると推察します。


上記は諸先輩方なら誰もが経験されている現象ではないかと思われます。そのときの皆様がおそらくそうだったように、現地スタッフは、必死だからこそ焦点が合わなくなっている、ような気がします。プラス、ボラセン運営スタッフも全員被災者であることを忘れてはなりません。