10月6日
防災活動をしている名古屋市の、ある学区に行きました。レスキューは、事業の一つとしてこの学区にかかわっており、今日はその学区でとても意欲的な方の所へ行くということで、浦野さんに同行させていただきました。防災活動をしていると聞き、私はとても防災活動に力を入れ、活動が進んでいる地区だとばかり思い込んでいました。確かに、訪問させていただいた方やその学区の1部の方はとても防災活動に熱心で、災害時要援護者の名簿を作成していました。しかし、その反面、地域では非協力的な方々もおり、うまく活動が進んでいない現状にありました。地域には、組織として区長さんや民生委員さんなどの役割があり、それぞれの仕事を持っているのでなかなか手が回らないようでした。防災に対する意識の格差を問題として抱えていました。
地域の中では、中心的な役割を持った方の影響力はとても大きいと思います。「やる気があれば何でもできる」と私は自分に言い聞かせることがあります。確かに、モチベーションを保つためにそう思うことは効果ありますが、地域や組織の中で何かしようとするときは、やる気に加えて、どうしたら皆がついてくるか、どうしたら関心を持ってもらえるか考えることが必要だと強く感じました。大学の講義ではなかなか学ぶことができない「地域」の深さを少し見入ることができたと思います。
また、浦野さんと同行する前に事務局で10月10日に行われる「子供の防災セミナー」の看板を作る作業を手伝わさせてもらいました。看板のような大きな印刷物はあまり作ったことがありませんでしたが、はじめは、「まあできるだろう」と仕事を請けました。しかし、実際どのようにレイアウトすればいいのか、とても戸惑い、やりかたを教えてもらうなど手間取ってしまい、同行する前に終わらせることができませんでした。小さいことかもしれませんが、簡単なパソコン操作もろくにできない自分を反省したと同時に、皆さんの仕事を増やしてしまったようで