研修生にっき 3

 子供を守る防災セミナーに参加し、危機管理対策アドバイザー国崎先生のお話を聞きました。本セミナーは、千種区の社会福祉協議会とレスキューが主催ということです。浦野さんからは「レスキューは講演に呼ばれることが多いから、講演の主催をすることは珍しいと」伺いました。
 はじめに、私は国崎先生についての情報をほとんど知らずに参加しました。私は、先生のことをもっと年配で、失礼ながらも自分の経験を通して長年子どもの防災について研究している方だという勝手なイメージを持っていたので、初めてお会いしたときに、若くて小さな子どもを連れていた事、防災とは関係ない業界で働いていたことに驚きました。
 私は防災に関するセミナー事態、初めての参加だったのでどのお話も新鮮でした。「一般の防災の本を見ても、女性や子供の視点から書かれているものは少ない。その本を読んでも、実際に子供を持つ母親が実践できないことがある。」というようなことを先生がおっしゃっていたことが印象的で、なるほどと感じました。例えば幼児を抱えて防災グッズ(?)も持って避難することは難しい。でも、避難しなければならない。何を優先しなければいけないのか、その場でとっさに考えなければいけないのかと思うと、想像しただけで辛く感じました。どうしたらいいのか考えると、やはり近所・近隣の人達の協力が必要だと思う。地域住民同士の結びつきがとても必要とされているように思いました。
 子供や女性の以外の人たちに限らず、避難所での生活においても、日ごろからの近所づきあいの影響が関係すると思います。私が被災すると考えたとき、友達や家族が側にいることはもちろん安心できるし、近隣の人たちでも知り合いが側にいるだけで一人よりは安心するような気がします。
 話は具体例を出したりシュミレーションをしたりと分かりやすく、もし今被災したら・・・もし子供がいたら・・・と考えさせられました。先生によると、日ごろから「今、この場所で地震が起きたらどう逃げるか、どうなるか」などを意識することが大切だそうです。私も意識してみようと思いました。
《アンケートを集計していて感じたこと》
 セミナーには、男性も女性もあり、様々な立場の方々がお話を聞いていたと思う。参加した方々の顔を思い浮かべながらアンケートを見て、それぞれの立場(母親など)から自分なりに、主体的に感じたこと・考えたことが伝わってきた。本セミナーに参加して、みなさんがはじめて気づいたことや、新たな発見があったように思った。とても影響力のあるセミナーだと感じた。
 アンケートを見て、私も「なるほど」と思うことが多々あり、もっと多くの方々の意見や感想も知りたいと思った。そのような機会も持つことができたらと思います。