皆様、お世話になります。
RSY七ヶ浜事務局の槙島です。
会期後半11/21(土)には「はまのわトーク」として“自分たちの子どもが大人になったとき、どんな町になっていてほしいですか?」というのをテーマにWSを行いました。
最初に同じ東北の海が身近な町の現状を見て、七ヶ浜についても考えるきっかけとなれば、ということで監督の我妻和樹さんにもお越しいただき、南三陸を舞台としたドキュメンタリー映画「波伝谷に生きる人びと」ショートバージョンを上映。
今回は七ヶ浜のことを思う20代から子育てをするお父さん、お母さんたちが集まり、2つのグループに分かれてまずは「七ヶ浜ってどんな町?」について、意見交換をしました。どちらのグループも
・地元意識が強い
・地区(浜)ごとの色が強い
・いい意味でのライバル感
・人と人のつながりが深い、義理堅い人が多い
など“人”との繋がりについての意見が1番最初に出ました。そして
・自然がいっぱい、暮らしやすい町
・海の音が聞こえる、静かでいい町
という七ヶ浜の自然、生活環境について。
・海の幸がたくさんあっておいしい
という声ももちろんあがってきましたが、住んでいる地域によって異なり、「漁業は盛んだし、ボッケは有名だけど漁師さんとのつながりもないから食の部分であまりぴんとこない」という率直な意見もありました。
色々な意見が出た後、 グループごとに1つ「どんな町にしたいか」まとめました。
・いいイベントがたくさんあるのに知らないことが多い、情報が伝わってこない→情報がしっかり伝わる町
・住んでいる人たちが楽しそうに見える町→地区ごとの個性をもっとアピール、一人ひとりがいいところを紹介できる
そしてそのために「七ヶ浜の持っている魅力を知る町歩きのWSとかおもしろそう」「その時にゴミ拾いとかもできたらいいよね」など、町のいいところ悪いところを再認識することはもちろん、もっと七ヶ浜の魅力を町民自身が楽しみながら知り、町のことを考えられるような企画をしよう、と今後の動きに繋がる意見やアイディアもたくさん出ました。
今回は写真や作品を展示して「七ヶ浜の魅力を改めて感じたり、楽しかった思い出話をたくさん聞きたい、そしてそれを子どもたちにも伝えたい」ということで、展覧会を開催しましたが、このWSで出たいアイディアを実際に1つみんなでやってみよう!と実行委員会のお母さんたち、若者たちは張り切っています。
「しちがはまのわっか、つながり。子どもたちへと繋いでいく」そんな意味をこめた「はまのわ」
これで終わりではなく、今後一人でも多くの方が「七ヶ浜っていいところでしょ!」と感じ、大人から子どもへ、町内はもちろん町外の方々へ魅力を伝えていくために、町民の方々と一緒に活動していければと思っています。
《参加者の声》
・うちは親戚が漁師だったり、じーちゃんがさばけるから魚はよく食べるし、ボッケは季節になると必ず食べていて当たり前だと思ってたけど、「あまりぴんと来ない」という意見を聞いて、驚いた。せっかくの名物、みんなが身近に食べれるようになればいいのにね(40代女性)
・今まで当たり前に暮らしていてあまり七ヶ浜について考えたことなかったから、今回こうやって考えることができてよかった。若い人達がこんなに考えてくれているんだから私たちも頑張らないと(40代女性)
・仲間だけで話すのではなく、違う世代の方とこのような話をできたのが良い、煮詰まることがなかった。こういうのがやりたいっていう素直な意見が出た(20代男性)