宮城県七ヶ浜町報告【第220報】月刊つぶやき@七ヶ浜[第30号](2015年12月1日~12月31日)

皆さま
いつもお世話になっております。
RSY七ヶ浜事務局です。
2016年1月11日で震災から4年10ヶ月が経過しました。
昨年の内に町内全ての公営住宅の鍵渡しが終了し、現在373戸ある仮設住宅の8割以上の方が公営住宅や高台の新居等へ引っ越しされました。様々な課題を抱え、かつ本当に長きにわたった仮設住宅での暮らしから、住民の皆さんの多くはようやく移転先での新しい生活を始められています。一方で、引き続き新居の完成を待たれているなどの事情で、若干の皆さんは仮設住宅に今しばらく居住されます。
こうした被災地の状況から、足湯利用者や七ヶ浜町仮設住宅サポートセンター等とも話し合い、昨年末を区切りに仮設住宅での足湯の活動を終了することとなりました。今後は地区住民の皆さんと話し合いながら、公営住宅の集会所や地区避難所(公民分館)での支援活動を考えていきます。
従いまして、毎月お届けしていました足湯の『つぶやき』は今回で終了させていただきます。
なお、私たちは引き続き被災者の一番近いところで活動を続けてまいりますので、仮設住宅、公営住宅、高台移転地、また日々の活動を通して聞く住民の生の声を皆様にお届けし続けたいと思っています。
次回からもよろしくお願いいたします。
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■おらいの旦那が(足湯で)いつもお世話になってるね。
(旦那は)朝から楽しみにして待ってたんだぁ。今は家の片づけで忙しいけど、
孫とか来てもらってるから、手伝いとかは大丈夫だよ。ありがとうね。
今月(2015年12月末)に引越しだわ。
(70代:女性)
■ついに(2015年の)12月17日に(公営住宅に)引越しだよ。2階だよ。遊びにおいで。
ポストが玄関でなくて、1階にあるの。(※集合ポスト)
取りに行くのが遠くて、大変だー。
(60代:女性)
■A浜に家を建ててるの。完成までは、仮設に残らなきゃいけないわね。
2016年3月頃までには出来上がる予定。仮設にはもうほとんど人がいないわよ。
(70代:女性)
■引越しの片づけを一人でしてたけど、かえって引っ越し業者の邪魔になるかもしれないし、ゆっくりやってるの。
家族が町内に住んでいて一緒に暮らそうって言ってるけど、私みたいなおばあちゃん一人いっても迷惑かけるだけだろうし、同じ部落の人たちといたいからアパート(公営住宅)に入るわ。
アパートの周りにはお店はないけど、移動販売が来てくれるから買物は大丈夫。
車運転できない私たちみたいな人にとっては、とってもありがたいね。
(80代:女性)
■出来る家は立派だ!豪邸!家族5人で暮らすんだ。孫も一緒だからな。
ここ(仮設)ではずいぶん世話になったなぁ。ありがとうございました。これからもよろしくな!遊びに来いよ!
(80代:男性)
■おかげさまで公営住宅に無事引越しはできたけど、誰がいるかもよくわからず、本当に不安なの。
被災前の住所毎で移転だけど、私の地区は広いから知らない人も多い。結局知っている人だけで集まるしかないの。
公営住宅の集会所や避難所ではイベントはやらないから人も集まらない。
でも、この前クリスマスの時に学生さんたちがクリスマス会やってくれた。行かなかったけど。
(60代:女性 公営住宅にて)
■(公営住宅は)防犯だか何だか知らないけど、駐車場やら廊下の外灯が多くて明るすぎる。夜寝られないくらいだ。
同じ公営住宅でも1階と3階じゃ問題も違ってくる。うちらは3階で眩しすぎる。1階は1階で光が入って来なくて暗い。
いろいろあるんだー。
(60代:男性 公営住宅にて)
■(公営住宅へ移ってから)訪問者なんてほとんどないよ。先日ボランティアのおじさんが来てくれたけど、誰かわかんねぇ。
役場とか社協とか訪問してくれるけど、安否確認だけであとは何も話さない。悩みなんかは特に話せないねぇ。
(60代:女性 公営住宅にて)