RSY令和6年能登半島地震への対応(第20報)

みなさま

お世話になります。RSY事務局です。
RSYは令和6年能登半島地震で震度6強の被害のあった、石川県穴水町に拠点を置き、現在も活動を続けています。

おとといの地震の影響による被害や、住民の方々の動揺が心配されたため、穴
水町社会福祉協議会が運営する「ささえあいセンター穴水」と連携し、RSYス
タッフも仮設住宅や小規模集落を訪問しました。

ささえあいセンターは、仮設団地16エリアに見守り支援を行う20名の生活相談支援員を配置しています。昨日は相談員による一斉訪問が実施され、皆さんへの声かけと安全を確認しました。

RSYは、日ごろから繋がりのあるみなし仮設や、自宅で暮らす山間部の小規模集落を訪問し、ささえあいセンターとの情報共有に努めました。結論としては、町内の被害はほとんどなく、関係者一同ホッとしているところです。

しかし皆さんの話を聞くと会話の随所で、元旦の地震の爪痕が色濃く心に残っていることを実感しました。

RSYは引き続き余震への警戒を続けると共に、「困ったことがあったらすぐに駆けつけられる距離」で、地域の方々と共に再建への歩みを進めていきたいと思います。

以下、訪問時に聞かれた地域の方々の声をご紹介します。

(仮設住宅)
・とにかく揺れが長かった。揺れた瞬間に1月1日の記憶が蘇った。壁にかけている時計や棚のものが落ちてこないかと心配したけれど、大丈夫でホッとした。(80代・女性)

・地震後に夫の具合が悪くなり、今は施設に入っている。頼れる夫がそばにいなくて本当に不安だった。でも、こうして心配して声をかけ、話を聞いてくれるだけで安心できる。ボラまち亭に行けば、ボランティアさんたちが話を聞いてくれる。そうやって少しずつ、少しずつ気力を取り戻してきた。また元気をもらいにボラまち亭に寄らせてもらいます。(80代・女性)

・揺れた直後、心臓がどきどきしてその後眠れなかった。1月1日はテレビからけたたましい音で津波警報が流れ、「直ちに避難を!」という切羽詰まった声に、恐怖で身体が動かくなってしまった。でも今回は穏やかな口調で状況を説明してくれたのと、周囲に沢山の人が生活していることで落ち着いて行動できた。高校生の息子も「大丈夫そうだから寝るわ」とすぐ眠り、今日も普段通り登校したので安心した。(40代・女性)

・周囲の人たちみんな眠れなかったと言っていた。穴水震度4と出ていたけど、の揺れの大きさはそんな揺れ方じゃない。テレビ報道ではしばらく余震が続くと言っているし、1日付近にこういうことがあると、また次の正月も揺れるんじゃないかと不安が募る。正月は家族で過ごしたいと遠方の息子が言ってくれるが、孫にまたあんな怖い想いをさせたくないから来ない方がいいんじゃないかと伝えている。少し気持ちが上向きになったと思った時にこうやって挫かれる。本当に辛い。(70代・女性)

・1月1日の地震より怖かった。揺れは小さいかもしれないが、あの時の感覚が瞬時に蘇ってとても怖かった。仮設団地がビシビシガタガタ音がした。その後も余震が続いて、朝まで寝られなかった。経験しているからこそ、余計にその先の過酷さを想像してしまい、恐怖を感じるように思う。(70代・女性)

(小規模集落)
・揺れた時はテレビをみていたが、物も倒れなかったので、じっと収まるのを待っていた。家が広いので不安はあったものの、1月の揺れより小さいのではないかと感じたので大丈夫と思った。天気も悪かったので1日家にいた。(80代・女性)

・長い間揺れたけど、周辺地域の皆さんも被害や困ったことは特にない様子。大丈夫だと思う。この程度で済んでよかった。(70代・女性)

★RSYは穴水町にボランティアに来て下さる方、支援物資等を募集しています。詳細はコチラをご覧下さい。

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