長野県大桑村の皆さんが視察研修にいらっしゃいました!

3月3日(火)13時~16時半、長野県大桑村から、社会福祉協議会・民生委員・行政・防災エキスパート・地域自治会の皆さんら10名が、RSY事務所においで下さいました。
大桑村は人口約4,376人、高齢化率は35,3%の山間の小さな村で、最近の相次く中山間地域での地震や水害に危機感を高めています。日常は、民生委員を中心にした見守り活動、地域マップづくりなどに積極的に取り組んでおり、防災と福祉を2本柱に、安心で安全な地域づくりのために頑張っていらっしゃいます。
しかし一方では、マップの活用や、住民一人ひとりの防災意識をどうしたら高めていけるのか、防災に関わる人たちをどう増やしていけるのか・・?など、新たな悩みも抱えていらっしゃるということでした。
これに対し、名古屋で防災活動を活発に行っている方をお招きし、事例紹介をして頂きました。


防災に関わる仲間づくり、避難所の運営訓練、具体的な地域防災プログラムなどについて詳細にご紹介頂きました。また、「手作り防災頭巾」が紹介され、皆さんも興味を持って聞いていらっしゃり、積極的な質問が出ました。
また、災害時のボランティア活動資機材を保管している倉庫を見学しました。
中山間地での災害は、情報の偏りや道路崩壊などで、孤立化する恐れが高くあります。そんな中で、先日いらっしゃった長岡市小国集落や川口町田麦山地区などの皆さんが口をそろえておっしゃるのが、「地域力の大切さ」です。また、下地にこのような地域の力があれば、事前の備えや準備、申し合わせをしておくことで被害を減らし、その後の復旧を確実に早めることができるということも、過去の被災地からの大きな学びです。
名古屋と大桑村。
地域の特性は違いますが、一人ひとりの命と暮らしに真剣に向かい合う気持ちは一緒なのだと改めて感じ、お互いの大きな学びの場になりました。
皆さん、お疲れ様でした!
また名古屋に来てくださいね~!