新燃岳噴火災害について[第53報]

皆様
RSY事務局加藤です。
3月27日(日)の活動報告をさせていただきます。
○野菜サポーターについて
野菜サポーター事業の調整をしていただいているOさんのご自宅の「山はっさ
く」をとるお手伝いをした。自宅にある木に実がなっていて、それを東北の被災
者の方へ届けることになった。例年であればすでに採ってしまっているが、今年
は降灰があったため、まだだったそうだ。「年寄りは好きかもしれんけど、若い
人はどうかなあ」と言いながら、ひとつひとつ丁寧に水につけた後、タオルで拭
いて箱詰めした。
他にも、「赤目いも」や「さつまいも」「干し椎茸」などを箱詰めして、今日は
神戸の被災地NGO恊働センターへ50箱近く発送された。そこから東北へ、宮崎の
みなさんの気持ちと一緒に届けられる予定である。
○お寺に集まったボランティア(地元&県外)の会話
今日は熊本の山岳会の方々がボランティアに来られていた。「新燃にもう登れな
いのが残念。とっても綺麗だったから、そのお返しにボランティアに来たの。」
とおっしゃった。
狭野神社のお掃除に行った方からは「あの辺はまだまだ灰がまっている」とお聞
きした。2月の上旬頃に狭野神社に行った時、参道も屋根も灰がたくさん積もっ
ていたことを思い出した。
何度か震つなのメンバーと一緒に足湯をしてくださった地元NPOの女性が「足
湯を続けたいと思う。」とぽろりとおっしゃった。最初私たちが避難所などで
やっていたのを見ていた時は、その効果がいまいちよくわからなかったが、実際
にやってみたことで、ただお話するよりずっと距離が近づき、色んなお話が聴け
ると思われたそうだ。「これからお宅訪問するときに足湯も一緒にできたら…」
と話された。
○再会
2月の上旬に足湯をさせていただいたご縁のある男性と久々に再会した。最近は
身体の調子が悪かったようで、地元NPOの活動を少しお休みしていたそうだ。
「みんなに心配かけたけど、今日は「やることがあるから」と言われて出てきた
んよー」と笑顔だった。お話を聞いていると、親戚が福島県の原発の近くにお
り、避難したところまではわかっているが、その後の行方がわからなくなってい
るようだ。心配そうに話されていた。
○イベントの開催
「今、わたしができること 新燃岳のふもと 宮崎県 高原町から」と題して、
東北関東大震災のチャリティーイベントが避難所でもあったほほえみ館で開催さ
れた。徐々に人も集まり、灰干しの紹介や地元の方によるお菓子の提供、フリー
マーケットなどでにぎわった。
一見きれいになったようにも見えるが、隅に灰が溜まっているし、今日は風も強
かったので灰が舞って目が痛いし、外に2時間もいると人も物も灰をかぶってし
まう。片づけを終えると、「手が真っ白(灰で)でしわしわ!」という声もあ
がっていた。まだまだ灰による苦労が絶えない。
※ボランティア活動支援金にご協力ください!
郵便振替00920-7-75997「震災がつなぐ全国ネットワーク」
通信欄に「新燃岳噴火災害」とご記入ください。