皆さま
いつもお世話になっております。
RSY七ヶ浜事務局郷古です。
7月27日(日)に松ヶ浜地区災害公営住宅の入居者を対象とした第二回・懇談会が開催され、町役場建設課さんから声を掛けて頂き、RSY七ヶ浜事務局も参加させていただきました。6月29日開催された第一回目の懇談会にも出席させていただいています。
七ヶ浜町は災害公営住宅入居も防災集団移転も「震災前の元住んでいた地区に建てる」という計画に基づいて現在建設/整備が進められています。
これは、新たな生活でのコミュニティ作りに配慮したもので地区の結束力が強い七ヶ浜町では「隣近所は知り合いがいた方が良い」という住民の声からできた計画でもあります。
しかし、今回懇談会が開催される「松ヶ浜地区」だけは様々な地区が入り混じっての入居となるため、「見知った顔が少ない=コミュニティの形成が難しい」という問題が出ていました。
なので、この懇談会は「入居者同士の顔の見える関係づくり」がメインとなっています。
もちろん、入居に当たっての説明を聞いたり、不安や悩み、希望などを話したりする場でもあります。
また、今回は公営住宅作りのサポートとして東北大学をはじめ、学生の皆さんも住民の皆さんと一緒に懇談会に参加しています。
本日は「住居/駐車場の場所決めはどういった方法をとるのか?」、「住戸を決定する際に配慮が必要な方々への対応は?」というようなお題です。3班に別れ、ワークショップ形式で懇談会が進みます。
ある班では
「まずは自分の希望する場所を選び、被った場合は話し合い、それでもだめなら抽選といったような方がいい。どうせだったら自分自身が希望する場所に入った方が良い」
という声が上がりました。しかし、別の班では
「体が不自由な人、病気を患っている人という情報は町が持っているはずだから、
もういっそのこと入居場所を役場の人に決めてもらって、不都合があればまた話せばいというよいのでは」という声も。
約30数戸建つ予定の松ヶ浜地区災害公営住宅は来年の4月に入居開始の予定です。
しかし、まだ建物が建っていない現状なので
「道路がどれくらいの傾斜があるのか?、段差がどのくらいの高さなのか?、実際見ないと分からない。」とWSが行き詰る場面も。。。
期待よりも不安が大きくなっている住民の皆さんの心境に寄り添いながらRSYは活動していきたいと思います。
次回開催は9月末の予定です。また懇談会の様子をお伝えしたいと思います。
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★参加者の方の話
「こうやって入居者同士で顔が繋がるのはいい。未来の話をするのは建設的だし。しかし、不安は消えない。入る前も不安だけど入った後のことも不安。」
「こんな小さな町のこの小さな公営住宅入居者たちが団結しないでどうするのか。「あの地区だからこう」とかそういうのは一切なくしたい。ALL七ヶ浜ということでやっていきましょう。」