金曜日から土曜日にかけて、日本の某大学教授・A先生とそのお弟子さんに会うことができました。
お二人にはこれまで、日本の様々な被災地支援の現場で、随分お世話になっています。そしてA先生は、私の渡米行きを最初に提案して下さった方でもあります。メールのやり取りはしばしばあったものの、実際に会うと感動もひとしお。なつかしいお顔とお土産の日本食や日本語新聞を前にした時、久しぶりに胸が高鳴りました。
2日間、先生のリクエストに応じてミュージアムやモニュメントを見学するべく、DCの中心地を歩きまわりました。普段一人では少し行きづらい場所もいくつかあったのですが、今回の同行で、私もかなりDC通になりました。映画「ナイトミュージアム」にも登場した、アメリカの誇り・リンカーンの巨大石像の前で記念の一枚を撮りました。
特に最後の訪問場所であった「ホロコーストミュージアム」はとても衝撃的でした。
1933年から始まったナチス・ドイツのユダヤ人迫害について取り上げた展示です。小さな子どもから、ティーンエイジャー、お年寄りまで非常に多くの人々が訪れていました。ナチスの惨劇を通じて、米国と日本、それぞれが過去に犯した過ちや罪についても深く考えさせられました。とにかく「命は等しく平等である。失われてよい命などこの世に一つもない」ということを、私たちは訴え続けるべきだと改めて感じました。(ここで詳しく説明するのはあまりにスペースがないので、またの機会とします)
ただ、少し違った角度から見ると、RSYのミッションの一つである「過去の災害を忘れない」を考えた時、一つ一つの出来事を、老若男女問わず多くの人々の心になるべくまっすぐに届け、伝え継ぐための具体的な方法については、参考になる部分が多々あったと感じます。A先生の研究テーマでもあるそうですが、展示の方法はもちろんのこと、犠牲者からのメッセージの届け方、観覧者への問いかけ方など、よく工夫されていました。
そして、夜は久しぶりの日本食レストランへ!
焼き魚、イカ焼き、串盛り合わせ、きんぴらごぼう、海藻サラダ、カキフライ、そして極め付けが焼き肉!白いご飯とみそ汁と共に口に運んだ一口がもうたまりませんでした。
夢にまで見た日本の味。心行くまで堪能しました。
また、夜は冷えた足を足湯で温めました。
A先生のお弟子さんのM君が、足湯の効能を改めてレクチャーしてくれたのです。
知らず知らずのうちに、疲れと緊張が蓄積した体を見かねてのアドバイスでした。
10分間の足湯で、体中ポカポカ。とてもよく寝れそうです。
機会があれば、アメリカの皆さんにもぜひトライして頂きたいと考えています。