宮城県七ヶ浜町支援報告【第 8 報】

みなさま
RSY事務局です。
4月2日(土)・宮城県七ヶ浜町での被災者支援活動で行った足湯ボランティアの
様子を中心に報告します。以下は、第2陣ボランティアのIさんからの報告です。
【被害概要(4月2日8:00現在:七ヶ浜町災害対策本部調べ)】
・死者:54名(うち身元不明者:2名)
・安否確認不明者:19名
・負傷者:17名
合計:90名
[避難所]
松ヶ浜小学校、生涯学習センター(中央公民館)、七ヶ浜国際村、七ヶ浜中学校
(武道館)、亦楽小学校(全6施設・避難者数:1,013名)
○災害ボランティアセンターの様子
(4月1日)
・ニーズ:21件
・ボランティア活動人員:137人
「七ヶ浜町社会福祉センターでボランティア募集」という広告を駐車場(福祉セ
ンターではない場所)の車のワイパーに挟んであったという報告がありました。
ボラセン主導のものではなく、誰が行ったかわからないので困惑されるというこ
とがありました。
・地域の様子
コンビニなども周りでは営業を始めており、少し前までは午前中のみでしたが、
夕方まで営業を行うなど、徐々に広がってきています。
送水が始まり、七ヶ浜町で水が出たという話もでましたが、情報元は不明です。
水道は復旧しても赤水などが出るのですぐに飲み水に使わないように言われた
り、住民が蛇口をひねってみる姿が見られたりと、現在多くある水の要望の解消
も間もなくかな、という感じでした。
・その他
バイクによる災害ボランティア活動を行う名古屋の団体「Bi-Vo」の方が1名七ヶ
浜入りされました。
本日は新燃岳からの野菜(下記参照)を避難所に配る際に同行していただき、周
辺を確認していただきました。明日よりボラセンのニーズに合わせて動いていた
だきます。
◆新燃岳噴火災害の被災地である宮崎県の農家さんより七ヶ浜に野菜が届きまし
た!(続報)
本日ボランティアさんに新燃岳からのお野菜を運んでもらいました。
段ボール箱に「新燃岳の被災者の方々から温かいお野菜です」と表示を付けて
送っていただきました。
さらに本日大根が10箱届きましたので、こちらもまた各避難所へお渡ししていき
ます。
足湯隊つぶやき
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(女性70代)
・頭が痛くて風邪気味。風邪でのどがかすれてる。
・足湯で足をきれいにできるからうれしい。
(男の子小5)
・家族全員で避難所にいる。
・サッカーが好きなんだ。
(女性70代)
・地震の時から風邪が治らない。
・床に段ボールをひいてその上に毛布を掛けてるから体が痛い。
(女の子8歳)
・竹とんぼ缶ぽっくりをして遊んだ。
(男の子12歳)
・もうすぐ中1。足湯をするのにちょっと照れていた。
(女性75歳)
・足湯をするとよく眠れる。
(女性80代)
・孫が5人ひ孫もいるんだよ。
(男性70代)
・家がなくなった。避難所ではなんとか寝れてる。寒くはない。
(男性不明)
・人工透析で松島にいたら地震にあった。
(女性60代)
・家に水がかぶった。家族は全員無事。
(女性70代)
・足湯気持ちよかった。
(男性48歳)
・家がなくなった。避難所で風邪をひいたが治った。
・避難所であまり寝れない。
(男性66歳)
・お風呂は昨日入った。
(女性80歳)
・今日はいい日だ。
(女性60代)
・足湯をしていたおかげで夜よく眠れる。
(女性82歳)
・地震があったときは家にいて孫が来てくれて一緒に逃げた。
・昨日民宿のお風呂に入りに行った。
(女性70代)
・家が流されてしまった。家族が老人2人なので大変だった。
(女性70代)
・家は無事。1人暮らし。
(女性60代)
・冷え性。避難所には2週間いる。
(女性70代)
・家は流された。足湯をするようになってからよく眠れるようになった。
(女性70代)
・編み物をしている。
(女性70代)
・足湯は2回目。
・水が復旧したら家に帰る。
(女性60代)
・家が壊れて孫の家に避難した。
・明日お風呂。
(女性70代)
・また来たよ。孫の1人が仙台にいる。
(男性77歳)
・孫が7人いる。
・漁師だった。船も全部だめになった。
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足湯ボランティア13名
利用者36名
今日も足湯ボランティアに男の子4名が来てくれました。
足湯を設営するときに利用者の方が椅子を並べにきてくださいました。それだけ
足湯を楽しみにしてくださっているのがわかり嬉しかったです。
第一陣より足湯を進めて、何度か足湯を経験した子を中心に自分たちで足湯の場
を造っており、足湯ボランティアが育ってきています。機材さえあれば彼女たち
だけで実施することもできそうです。
特に、お年を召された方は日中時間を持て余しているので足湯は非常に喜ばれて
いますが、別に何か避難所の室内でできることを提供できたらと思います。
水が復旧すると変わるかもしれませんが、利用者数と実施時間内での足湯の担い
手のバランスが釣り合っていないので、場所や時間など拡張していけるよう避難
所の事務局と相談をしたいと思います。
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