宮城県七ヶ浜町報告【きずな館だより:第2便】ボランティアの休日

皆さま
お世話になっております。きずな館事務局の清水です。
七ヶ浜の災害ボランティアセンターは、8/8から毎週月曜がお休みになり、
月曜日のきずな館前は静かでゆったりとした時間が流れています。
今日は、地元の方が午前中から集まって
モノづくり工房で作っているキーホルダー作りをしていました。
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モノづくり工房とは、裁縫や木工工作をして物を作る場所のこと。
地元の方のコミュニティー、仕事づくり、生きがいづくりを目指して立ち上げられました。
工房は裁縫、木工ともに毎週行っていて、口コミで広がりを見せています。
(モノづくり工房の様子については後日ご紹介します!)
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そして、モノづくり工房では今、津波の被害にあった家屋の基礎部分の木材を切り取って、そこに焼き印を押したキーホルダーを地元の方たちで作っています。
(木材については、以前よりご紹介させていただいている表札づくりと同じ木材です。)
地元の方が作っているキーホルダーは、すべて手作業で作られています。人の手で木材を切り取り、磨き、焼き印を押し、ひもを編んでいます。
モノづくり工房の裁縫班はこの工程の「ひも編み」を行っており、ひも編みが得意なボランティアさんに編み方を教わりながらそれぞれの好きな色使いや編み方や長さで世界にひとつしかないキーホルダーを作り上げています。
皆さん飲み込みがはやく、最近ではガラス玉を編み込んで素敵さが日に日にレベルアップしています。先日に開催されたイベントでキーホルダーを販売したところ、売上ナンバーワンを勝ち取りました!
お家でも作りたい!といって、ひもと木材を持ち帰って作る方もいらっしゃり、その方が今日はきずな館前でせっせとひもを編んでいらっしゃいました。
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聞くと、今滞在している陣のボランティアさんのために作っているとのこと。
イベントで販売されたキーホルダーはほぼ完売のため購入できなかったボランティアさんの分を作ってくださっていました。
焼印を押していなかったので仕上げの焼印を押し、地元の方から直接ボランティアさん3人に手渡しできました。キーホルダーを受け取ったボランティアさんは大喜びで、どのキーホルダーをもらおうか嬉しそうに迷っていました。
きずな館でおしゃべりをするのが日課になっている方、仕事帰りに夕涼みがてら紅茶を一杯飲む方、ボランティアさんと遊びに来る子供たち、ボランティアセンターの休日にもきずな館には地元の方やボランティアさんが集う場所です。
暑くても風が心地よく、たいして汗をかくこともありません。
鈴虫も鳴きはじめ、秋ももうすぐのようです。