1年7ヶ月という時間

みなさま

お世話になっております。RSYきずな館 飯田です。

七ヶ浜町では、2011年6月下旬に全避難所が解消され、対象となる方の応急仮設住宅への入居が完了しました。ご自宅での生活を失い、環境の変化に戸惑いながらも、与えられた生活の中でなんとか暮らしている人たちがいます。

仮設住宅への入居された方は、「プライベートな空間がある」という安心感を得たのも束の間、違う土地に住むということ、ご近所付き合いを失ったこと、これから自立して生活しなければいけないという焦燥感…様々な思いが交差する中、生活環境に慣れようと毎日を送り、あっという間に現在に至っています。仮設住宅は、新しい生活環境を整えるための”仮住まい”であり、通過点でしかありません。

東北地方の新聞やニュースなどでは、各地の復旧・復興の様子、放射能や風評被害の問題、ボランティアの募集など震災関連の情報が毎日取り上げられています。皆さまの地域の報道はどうでしょうか。

 

情報がないことは、問題がないこととは違います。

 

町の様子は、どういった表記が正しいのかわかりませんが、片付けられ、きれいになっていきます。それに伴い、人の心も癒されたかのように映ってしまいがちです。何十年と暮らし慣れた生活のすべてを失った人たちが、その人にとっての「当たり前の生活」を取り戻すのに、まだ充分な時間がたっているとは思えません。

 

今だからこそ、必要な支援があります。

今だからこそ、あなたにできる支援があるかもしれません。