平日の風景

先週木曜日の夜。
スタート時間に集まってきたボランティアは10人前後でしたが、最終的には16人~17人まで増えました。顔ぶれの多くは、学生サークルか教会関係者。ウィークデイの朝を考えると半分の人数です。平日の夜だけあって、皆さん学校や会社を終えてからの活動のためか、人もまばらで比較的静かな雰囲気で作業が進みます。
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そういえばスタッフが先週、「月曜日のモーニングタイムのボランティアがたった3人しかいない!困った!」と頭を抱えていましたが、「結局人は集まった?」と聞いたところ、最終的に30人程度確保できたとのこと。おそらくこの団体に一人だけ置かれているボランティアコーディネーターが必死に集めたのだろうと思います。ずっと心配だっただけに、私もホッと一安心しました。
これまで沢山のボランティアさんと話をしましたが、「初めてきた」という人が3分の2、3分の1がリピーターという状況でした。継続して来てくれるボランティアを維持するのはこの団体でも難しいようです。
しかし、ドームや学校の知り合いにこの団体の事を話すと、大抵「一度行ってみたい!」と興味を示してくれます。今日は寮の調理のおばさんと話をしていたところ、「今度行きたいので団体の情報が欲しい」と言われ、早速パンフレットを渡しました。人集めについては、常々何かしら力になりたいと思っていたので、まずは近いうちに、語学学校で『セントラルキッチンボランティアツアー』でも企画してみようかな、と目論んでおります。
さて、今日はちょっと長めの脱線を。
前回のブログに、2月中旬にニューヨークへ2泊3日の一人旅に行ったことを、チラッと書きましたが、その時の写真を数枚アップします。DCからニューヨークまではバスで5時間~5時間半。乗り心地も快適で超リーズナブルな高速バスが走っており、平日であれば往復25ドル程度で行くことができます。
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1日目の夜は、世界で4本の指に入ると言われる程格式高い、『メトロポリタン・オペラハウス』で行われた、アンドレア・ボチェッリのコンサートに行ってきました。彼は世界的に有名なテノール歌手で、「神の歌声」とも称される美しい声の持ち主です。疲れた心をそっと包み込み、優しく抱きしめてくれるような歌声です。私も辛い時期にかなり救われました。
2日目の午前中は、ニューヨークで一番ステンドグラスが美しいと言われる『リバーサイド教会』に行きました。行った時間が早かったせいかほとんど人もおらず、美しいステンドグラスの下で、とてもすがすがしい時間を過ごしました。そして夜は、オフ・ブロードウェイで大人気の『ブルーマン』のパフォーマンス鑑賞。運よく最前列のど真ん中のシートが確保でき、1時間半のショーを楽しみました。折しもこの日はバレンタインデー。一人で来ているお客は私くらいで、若干の寂しさを感じましたが、最後にブルーマンと一緒に写真を撮ることができて、それもどこかへ吹っ飛びました。
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最終日は、『メトロポリタン・アート・ミュージアム』でゴッホとシャガールの絵を堪能し、そのまま無事に家路につきました。ニューヨークでは地下鉄やタクシーも乗りこなし、予定していたことは全て実現できたこともあり、久しぶりに充実感で一杯でした。以前、中国四川大地震支援のために、成都の空港に行くだけでおっかなびっくりだった情けない状況と比べれば、少しはここへ来て度胸がついたのかも知れません。
残り4カ月。
与えられた1日1日を大切にしながら、引き続き次の新しいチャレンジに向けて頑張っていきたいと思います。