宮城県七ヶ浜報告【第66報】 きずな工房 その1

皆さま。RSY石井です。
ボランティアきずな館と災害ボランティアセンターのすぐお隣に小さなプレハブが2棟あります。
12月12日(月)に共同工房「きずな工房」としてオープンした建物です。
きずな工房は厚生労省の絆再生事業で建設をされ、七ヶ浜町社会福祉協議会が運営しています。

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きずな工房は仮設住宅での引きこもり・孤立防止・生活不活発病の予防を目的に、居場所づくり・生きがいづくりの場となっています。

きずな工房の利用対象者は大規模半壊以上の被災をされた世帯で、仮設住宅のみでなく、アパートなど民間借上げ住宅や新たに家を購入して元々住んでいた地域から離れてしまった方々です。

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開所当日までに12名の方が利用者登録をし、手仕事を始めました。

きずな工房は月曜日から金曜日10:00-15:00開所して、その中で利用者は手芸・木工などの軽作業を行います。 7日にはプレオープンを行い、国際ソロプチミスト名古屋から「ふくろう作り講習会」を実施しました。

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これが初めての「ものづくり」で、裁縫道具をお渡しすると、

「前はうちでよくお裁縫してたのよ。小物とかバッグとかいろいろとね。でも、全部流れちゃったわ。」

「こうやって手を動かしてるとボケ防止にもなるわね。」

というような声も聞こえました。

登録された方の中には、地元七ヶ浜を離れ、別の地域に引っ越しをされている方の顔も見ることができました。

 

このふくろうは利用者の方々へ作ってほしいという「お仕事」にもなりました。他にも、「ひょうご・まち・くらし研究所」から材料の提供を受けシジミの根付を作成したりもしています。遠く離れた地域の誰かが、このきずな工房で作られたものを手に取り、七ヶ浜を想う。そんな繋がりができればと考えています。

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≪きずな工房概要≫

 

工房開催日:毎週月曜日~金曜日(土日祝休み) 10:00~15:00

作業内容:裁縫の部・・・はぎれやタオルを使った小物、バック作りなど

     木工の部・・・ただ今準備中!

主催:七ヶ浜町社会福祉協議会

協力:七ヶ浜町、NPO法人レスキューストックヤード