【第7報】大阪での地震に関わるRSYの支​援活動について(7月4日)

みなさま
(クロスポストご容赦ください)
お世話になっております。
レスキューストックヤード事務局です。
先日現地入りしていたRSY浦野は名古屋に戻り、震災がつなぐ全国ネット
ワーク(震つな)松山・金山は継続派遣中です。
RSYは今後、震つなと活動方針を合わせ、加盟団体と共に支援を継続して
いきます。
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▼震つな会員団体および関係者の動き
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★大阪ボランティア協会:http://www.osakavol.org/01/saigaibousai/osaka18.html
・おおさか災害ネットワーク(OSN)の世話役団体として運営サポート
・スペシャルニーズ(障がい者等マイノリティ)の把握と対応
★レスキューアシスト@茨木市 :http://rescue-assist.net/
・技術系プロボノ茨木ベースの運営、技術系ニーズへの対応を行っている
※茨木ベースとは、屋根へのブルーシート張りなど、技術系のニーズへの
対応をする拠点。レスキューアシスト、災害NGO結、DRT-JAPAN、
OPEN-JAPANが運営している。茨木市のほか、摂津市、枚方市などの技術
系ニーズにも対応している。
★IVUSA(国際ボランティア学生協会)@茨木市災害VC、
高槻市災害VC:https://www.ivusa.com/?p=10715
・高槻市内、茨木市内にて、ボランティア案内のチラシのポスティング、
ニーズ調査を実施。
・高槻市では技術系ニーズ専門のサテライトの運営を担っている。
★風組関東@茨木市:https://www.facebook.com/zkaze/
・茨木ベースにて活動。屋根のブルーシート張り、現場調査等
★愛・知・人@吹田市災害VC: http://ai-chi-jin.lolipop.jp/
・茨木ベースと連携を取りながら、吹田市内にて屋根のブルーシート張
り、現場調査を行う。安全確保喚起のチラシも作成。
・6/29 17時より、吹田市内の建築業者向けに、屋根のブルーシート張り
の講習会を実施。
★ダッシュ隊大阪@吹田市災害VC:http://www.dash-osaka.info/
・屋根のブルーシート張り他、技術系ニーズへの対応。
★世田谷ボランティア協会@高槻市:http://www.saigai.otagaisama.or.jp/
・高槻市災害VC支援。
★レスキューストックヤード:http://rsy-nagoya.com
・JVOAD避難所専門委員会として、高槻市にて避難所の閉鎖・統合の相談。
★被災地NGO恊働センター: http://ngo-kyodo.org/
・ JVOAD避難所専門委員会として、高槻市にて避難所の閉鎖・統合の相
談。避難所・在宅避難者への生活支援ニーズに対応すべく、調整・企画プ
ログラムを立案中。
★ピースボート災害ボランティアセンター:https://pbv.or.jp/
・スペシャルニーズの把握と解決を目的とした大阪ボランティア協会の運
営サポート。
※このほか、個人会員も各々の所属としての活動を行っています。
・高槻市内勤務、情報収集および発信
・災害ボランティアセンターの運営支援等
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▼震つな・今後の支援の基本方針(震つな事務局より)
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6月18日に発生した大阪府北部を震源とする地震への支援活動について、
直後より事務局長松山他、役員、事務局スタッフを現地に派遣しておりま
したが、このたび、震つなとしての支援の方針を以下の通りまとめました
ので、ご報告します。方針のまとめに時間を要し、現場からの報告と前後
してしまっていますがご容赦ください。震つなとしての募金や足湯等での
現地支援者の募集も検討しておりますので、ご協力のほどよろしくお願い
します。
▼大阪府北部を震源とする地震に対する震つな支援の基本方針
(1)主に、屋根へのブルーシート張りなど、現地で求められており、か
つ一般ボランティアでは対応困難な活動を行っている技術系支援活動団体
の拠点(茨木ベース)の環境整備、および事務局サポート。
→被災した屋根や家屋の応急処置は、発災後迅速な対応が必要であり、か
つ、被災者の生活状況によっては福祉的な支援と連携した上での長期的な
見守りが不可欠である。
(2)家屋修繕支援の役割と技術に関する講習会の開催。
→(1)の活動の意義を多くの方に理解してもらう。特に、今後の継続的
な支援のためには地元自治体、社協、企業等と連携し、支援の担い手を増
やしていくことが不可欠である。また被災地に特有の留意事項やノウハウ
もあることから、講習会や現場の勉強会を開催し、知識共有を図る。
(3)支援団体のネットワークとして開催されているおおさか災害支援ネ
ットワーク(OSN)との連絡調整。
→地元支援団体の情報共有の場であるOSNに対して、主に(1)、(2)
の活動の連絡窓口として動き、最新の状況や課題の優先順位を共有する。
(4)見えないニーズが潜在的にあると思われる、在宅被災者への生活支
→これまでに、避難所での外部支援の必要性はほぼ収束している。団地等
での被害が見えにくい在宅被災者のニーズを把握し、足湯やカフェ、陶器
市などの場づくりへつなげていく。足湯やカフェの開催に当たっては、広
く会員の参加を募集する。
▼緊急支援の期間
当面7月末を予定。その後状況に応じて延長。
▼現地活動団体への支援(現在活動中の震つな加盟団体は以下の通り)
・レスキューアシスト@茨木ベース
・風組関東@茨木ベース
・ダッシュ隊大阪@吹田市災害VC
・愛・知・人@吹田市災害VC
・IVUSA@茨木市災害VC、高槻市災害VC
・RSY、恊働C@高槻市(避難所対応)
▼支援活動の報告
震つな、および会員団体の支援活動状況については、随時MLや震つなブロ
グで報告いたします。
▼活動支援金募金
上記(1)の活動にあたり、今後特に耐久性の良いブルーシートや土嚢の
費用が不足してくることが考えられます。そこで、震つなとしてブルーシ
ート費用調達のための募金を行いたいと思います。会員団体さんの周知、
ご協力もよろしくお願いいたします。募金については下記リンクから呼び
かけチラシが入手できますので、関係者へのご協力をお願い致します。
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▼現地の動き
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●茨木ベース(技術系プロボノベース)の動き
・平日はボランティアは30~40名、休日は40~70名ほどの参加あり。
・主に屋根へのブルーシート張りが中心
・ブルーシート張りは1チーム(3~10人)あたり一日1~3件に対応。
・茨木市内の完了ニーズをマッピングすると、比較的JR茨木駅、阪急茨木
市駅のある市内南側に比較的多い。
●7/1「災害と向き合うための勉強会開催」@茨木市社協
(目的)被災者・地元支援者を中心に、安全な屋根のシート張りや家屋の
保全のコツをお伝えする。
(参加者)37名
(内容)
・雨漏りを放置したら、どうなってしまうのか~カビの怖さ
・カビによる健康被害について
・ブルーシートの張替えサイクルと担い手の不足
・技術は対話のツールでしかなく、福祉的な視点を持つことも必要
・島根県大田市の同取り組みの紹介  など
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▼被災者の声
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★ブルーシート張りの作業後に聞かれたお話
・「もしいつものところで寝ていたら死んでいたと思うとこわい。話し相
手がほしい」(高齢独居女性)
・「(発災時は入院中、再入院の予定、屋内の片付けも手が付けられてい
ない)心配で入院できない」(高齢独居女性)
★避難所で聞かれたお話し
※金山が災害NGO結の西谷さんに同行
(茨木市A避難所)
・昼間の滞在者は1名。夜は10名程度まで増える
・「お昼は自分だけ。夜になると端っこに家族連れが戻ってくる。今の親
は子どもを怒らん。10時過ぎれば、静かになるけどね。そろそろ帰らんと
いけないかね。甘えてばっかりじゃだめだから」(80代 男性)
 ・ 外部からマッサージなどの支援も来る。地区の災害対策本部のようなとこ
ろになっているため、自主防の方々はじめ、行政職員さんが多くいた。
(茨木市B避難所/中学校武道場)
・柔道マットを敷き詰め、マットレスとしても柔道マットを使用してい
る。ダンボールベットは数名使用。
・昼間は1世帯2名滞在。
・ 市役所の職員2名が配置
・「いろいろな人が避難所に来てくれて、若い人が来てくれてうれしい」なども声も聞かれた。
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▼RSY活動支援募金について(随時受付中)
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※震災後の個別訪問が十分に回れていない高槻市の公営住宅で、ホッと一
息つける場づくりプログラムとして、陶器市&喫茶を開催すべく、震つな
メンバーが調整中です。RSYはこの活動に参加し、陶器の提供やスタッ
フ・ボランティア派遣を検討しています。
<銀行振込>
三菱UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
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