みなさま
RSY事務局です。
現在、台風19号の被害を受けた長野県長野市に浦野・吉林を派遣し、支援活動を行っています。以下、10月18日の活動報告です。
ぼうさいこくたい対応のため一旦名古屋に戻っていた浦野・吉林は、再び21日から現地入りします。
また、長野県社会福祉協議会からの要請で、なごや防災ボラネットより、 長野市災害ボランティアセンターにコーディネーター1名を派遣予定。
RSY専門職ボランティアとして、看護師1名を派遣し、避難所の運営サポートを行う予定です。
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自主避難所の環境改善
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・前日に設置した段ボールベッドの寝心地や設置位置について避難者へヒアリング。「よく眠れた」「設置してもらえてよかった」という声多数。
・2名の体調不良者があったため、保健師に報告。すぐに駆け付けてくれ適切な対応を頂いた。うち1名は杖歩行、80代後半一人暮らし、要介護1の女性で、福祉避難所への移送を視野に入れた生活支援の緊急性が高いと判断し、地域包括支援センターにつないで頂くよう依頼。本人は繰り返し「大丈夫、これぐらい」と言っており、住民同士の見守りは働いているものの、状態の悪化に気づきにくい状況。
・ストーブ使用のため乾燥が激しく感染症のリスクが高いため、保健師に加湿器と湿度計を依頼。当面は、ハンガーにかけた濡れタオルや、霧吹きでしのげるよう設置。
・下水処理場の機能停止に伴い、トイレの水が流せないという課題を解決するために「ラップポン(置き型洋式トイレ。ボタン一つで汚物をラップでくるみ可燃ごみとして処分」2台を導入。
・水害以降、子どもが落ち着かず夜泣きが激しいため、周囲への迷惑を気兼ねして車中泊を続けていた幼児世帯。区長も気にかけており、相談して別部屋を用意。移動して頂いた。
【被災者のつぶやき】
・さっきまで片付けにいっとったよ。さすがにくたびれた。俺のうちは団地で、水に浸かったけど、住もうと思えば住める。でも、足が悪いし、車もないから、食料の調達が難しいんだ。それにあちこち怪しい業者がうろうろしてるって話も聞くし、ここにいた方が安心だ。うちまでは車で15分くらいだけど、俺は休みながら歩くから1時間くらいかかっちゃうんだ。行って帰ってくるだけでも一苦労さ。でもちょっとずつでも進めないとな。(80代・男性)
・水害のあと、孫の夜泣きが酷くなって。周りの方に迷惑をかけてしまうので、娘夫婦が夜交代で車であやしているんです。もともと夜泣きはしない子で、元気で活発な女の子。避難するとき、避難所で騒いでしまうんじゃないかと思って心配してましたが、でも水害で避難所を転々としている間が本当に大人しくしてくれていて。子供にもわかるんですね、大人たちのピリピリした緊張感とかが。そんな状態が続くにつれて、夜泣きが多くなりました。
孫は緊張しっぱなしで思うように寝れないので、好きなYouTubeを見ながら、眠くなって眠るという感じです。いつもなら、自分の意志で「ねんねする」って言いながら、寝ていたんですが。この眠り方が良くないことは分かっているのですが、この方法しか見つからなくて。
でも婿さんが「このままでは孫がおかしくなってしまう」と言って、みんなで相談して、家の片付けが落ち着くまでマンションを借りようと今日見学に行こうとしていました。その矢先に、部屋を貸してくださると聞いて、どんなに嬉しくて、有難かったか。
正直、もう限界だったんです。こんな贅沢してもいいのか、わがままではないのかと。皆自分たちも部屋は移りますが、食事の時くらいはみなさんと一緒に食べに期待です。これで少し落ち着けそうです。皆さんにはなんてお礼を言ったらいいか。このご恩は一生忘れません。(60代・女性)
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