みなさま
お世話になっております。
4月初旬まで七ヶ浜ボランティアきずな館のスタッフとして活動していた大迫です。
8月末から長期ボランティアとして滞在し、その後現地スタッフとして活動しておりました。その期間の中で、きずな館に遊びにきてくれていた子どもた ちと接する機会が多くありました。少しずつお手伝いをしてくれるようになった子どもたちを「子どもボランティア」と呼び、一緒に活動していた様子を今回は ご報告したいと思います。
きずな館を訪れたことのあるボランティアさんは、平日、休日問わず出勤(?)している子どもたちに会ったことがあると思います。
学校のない土日は朝早くから、活動していました。
一度会っただけでも元気だなー、やんちゃだなー、おませさんだなーと誰もが思うかもしれないきずな館キッズ。
でも、そんな彼女(彼)たちにはみなさんの知らない側面があったのです。
それが「子どもボランティア」としての活動でした。
例えば、「きずな喫茶」のウエイトレス。きずな館が建って間もない頃から、地元の方のお茶のみ場としてオープンしていました。ボラバスで来たことの あるボランティアさんは経験された方もいらっしゃると思います。冬頃からは、お母さん方がいらっしゃったら注文を聞く、お茶とお菓子を出す、喫茶代を頂く (笑)という一連の流れが出来るようになりました。
また、きずな館の環境整備もしてくれていました。きずな館に貼ってある案内等のPOPの多くはラミネートから掲示まで手伝ってくれています。それだけでは なく、お掃除もしてくれています。時には松井棒(テレビで紹介されているお掃除道具)を作って、ドアのサッシまで掃除してくれていました。ここまでやって くれたのは子どもたちが初めてかもしれません。※やって下さっていたボランティアさんが居たらごめんなさい。
大掃除の様子は昨年夏のブログにもありますので、ご覧ください。
宮城県七ヶ浜町報告【きずな館だより:第1便】心強いレンジャーたちと大掃除
その他にも、お米を精米する時に手伝ってくれたり、きずな館周りにある看板(車進入禁止等)も作ってほしいとお願いしたら、積極的に取りかかってくれました。
きずな館のいろんなところに、子どもたちの活動の足跡が存在します。
今までは主にきずな館の中だけでのボランティアでしたが、彼女たちの活動はきずな館の中だけにとどまりません。
応急仮設住宅へのチラシのポスティングもしています。この活動をした日は真冬でとても寒い日だったのですが、途中で投げ出すことなく、最後までやり終えてくれました。
また、2月頃からは月に一度開催される七の市の子どもブーススタッフとしても活躍してくれています。彼女たちは今後も毎月お手伝いをしてくれるとのことなので、私たちにとっても頼もしい限りです。
もうここまでくると「子どもボランティア」ではなく立派な「ボランティアさん」だなあと思います。
まだまだ小さい彼女たちですが、立派な「地元の力」として、大きな活力になっています。
スタッフが忙しい時に、本当にたくさんのボランティアをしてくれました。彼女たちが大人になった時、この経験がどう活かされるのかはわかりません。でもこんなに小さなうちからボランティアをしたことは、きっと貴重な体験になるとスタッフは思っています。
みなさんが七ヶ浜で小さなボランティアを見かけた時は、温かく見守って頂けたらと思います。