皆さま
お世話になっております、スタッフの関口です。
「防災の森づくり 川づくり」事業で進めている河川伝統工法の実験、10日には国交省管理の矢田川の下流から、愛知県管理の上流部に移し、引き続き効果をはかることになりました。
今回の場所は守山区の廿軒家(にじゅっけんや)小学校の目の前ということもあり、「実験中 乗らないで」の看板を立てて注意喚起するとともに、里山の木を河川の護岸整備に生かし、山と川を同時に守る「日本人の知恵」を知ってもらおうと思っています。
作業の前にはプロジェクトに協力してもらっている岐阜県の井納木材(株)の社員らと周辺の清掃作業を行いました。川の真ん中に大きなゴミが顔をのぞかせていて、手で引っ張っても動かせません。そこで作業に使ったクレーンで引き揚げると、なんとミニバイクやサッカーゴールが現れ、一同びっくり。この矢田川は2000年の東海豪雨時には堤防すれすれまで増水したそうですが、こんな巨大なゴミが流れ込んでくるかと思うと笑えません。あらためて日ごろの環境保全と防災の関係を考えさせられました。
この実験は17日まで続けられ、その後は名古屋市管理の堀川に移し、市に引き渡しをさせてもらう予定です。