清野です。刈羽村で活動している加納さんと松田からの活動報告を配信いたします。[2007.9.20現在]
■ボラセンの活動
・ローラー作戦で数世帯を訪問。留守の世帯も幾つかあった。訪問したお宅のおばあさんが、最初は休んでおられたが、話を始めたら人が変わったようにいきいきとした表情になった場面が印象的だった。時間をもてあましている方が他にもいるのかもしれない。
・仮設住宅の戸々のお宅に消火器を配って歩いたがいらっしゃらないお宅が多かった。近隣の方に聞いたら、夕方にしかほとんど戻らないとのこと。これからは時間帯を変えて訪問できるようにしたい。
・本日、地域を回った際に、以前と比較してブルーシートをかけている家が少なくなったことと、家を解体しているところが増えているように感じた。稲刈りが終わった家からこの時期からだんだんと家のことをやれるようになっているのかもしれない。
・地元ボランティアの登録者が33人おられる。これからその方達の力を借りてプログラムなどが出来たらよいと思う。
・本日はお昼に神戸屋さんが来て販売をしていた。だんだんと周知されているようで、前回来ていない人が来ていた。
■寄り添いプロジェクト(松田報告)
・今日は午前中お茶会で、昼からはボラセンで、夕方はA地区の区長さんとそれぞれ比較的長めに話をしました。稚拙な言い方ですが、楽しかったです。
・地元のボランティアさんが「何かないですか?」とボラセンを訪れてきたそうです。特に「作業」がなくても、ボランティアしたいという地元の方が集える雰囲気をボラセンにつくってはどうかと思います。明日余裕があれば提案してみます。
以下は10月3日の「市」に向けての話です。
・能登半島・穴水町の幸寿司さんが来て、太巻きを振舞ってくださいます。
10月3日お昼ごろ刈羽に到着されると確認しました。
せとものも合わせて以下のように準備します。
(10月3日の計画)
・10月3日は木曜日なので9時半?11時までお茶会(@仮設集会場)です。
・幸寿司さんはお昼から仮設集会場で太巻きを振舞っていただきます。
・幸寿司さんのビラは、穴水つながりということで、27日の日に配布できるように準備します。
・同じ日に、A地区・地域集落センターでせともの市を開くことで区長さんの合意を得られました。
・せとものはA地区でお店開きをした後、地域を回って配るかもしれません。
・幸寿司さんのお寿司も一部をA地区に回すかもしれません。
・A地区用のビラは集落会議に間に合うように、区長さんに渡します。
■松田所感
前回訪問時と比べ、出てくる話題が、家の被害の話、健康状態の話から、同じ家についてでも修理のための予算の調達だったり、はたまた、昔話だったりして問題はまだたくさんあるにしろ、「被災した事実」から少しずつ目を前に向け始めたのかなという気がしました。
■加納所感
全体を見ていると、畑仕事をしたり、家の前で井戸端会議をしたりと、だんだんと新しい生活に馴染んできた(またはそのように努力している)様子が伺える。話を聞いていても多くの人が今後の住宅再建について考えてきているようだ。ただ、仮設住宅に住む人に関しては、今後の住宅再建と、目の前の仮設住宅暮らしの問題について考えなければならないという2重の悩みがあると思われる。稲刈りがだんだんと終わってきているので、その後、一段落した後に、考えていこうと思っている世帯も多いのではないかと感じる。
一方、独居、高齢などの理由で、まだそこまでの話も出来ない世帯もあることを忘れてはいけない。直接聞こえてくる話だけで、その地域を理解したとならないように、常にそういった人々がいるということを念頭において活動を行いたい。
地元住民の登録ボランティアが、既に33人おられる。その人たちが活動できる場面がづくりのために、まずは、声をかけをして、ボランティア同士の交流から、始めてみてもいいかもしれないと感じた。
皆様方のさらなるご協力をよろしくお願いいたします。
★災害ボランティア活動支援募金★
郵便振替口座:00920-7-75997
加入者名:震災がつなぐ全国ネットワーク
*通信欄に中越沖地震とご記入ください