新潟県中越沖地震[第46報]

皆さま
清野です。刈羽村で活動している加納さんからの9/29?30の活動報告を配信いたします。
また、本日は、仮設住宅および地域での「せともの市」のため、栗田・浦野・松田が刈羽村で活動しております。明日には、戻ってまいりますが、またご報告させていただきます。
■ボラセンの活動
<9/29>
・第2回目の住宅セミナーが行われた。主催:全国住宅火災防止協会。会場は福祉センター。参加者は43人で、前回(2週間前)の仮設住宅集会場での参加者17人を合わせると、計60人だった。参加者の6割?7割が男性で、世帯主と思われるような人が多かったが、女性の参加者もちらほら見えた。ほとんどの人が釘付けで講師の講師の話を聞いていた。前回の住宅セミナーと比較して、大きく変わったと思われるのは質問の内容。前回は全く質問が出なかったが、今回は質問時間だけでおよそ40分あった。また、内容が法律に関することが多く、それに対応するように、自宅に合わせてかなり具体的になってきている。


・本日でピカピカ隊の活動は終了した。来週からは、3月末まで、毎週土曜日4人体制で「ふれふれ隊」という名前で学習支援を行っていく。
<9/30>
・世田谷のプレーリーダーが来て、仮設住宅の多目的広場入り口脇の広場でプレーパークが行われた。パンの生地を作って、焚き火でパンを焼いたり、チャンバラごっこをしたりしていた。子ども達も思いっきり遊んでいるように感じた。30人くらいはいたように思う。また、子どもだけでなく、お年寄りの方も「何やってんだ?」といいながら様子を見に来てくれた方もたくさんいらっしゃった。
・買い物に行ってほしいというニーズが朝あった。具体的にはコンパネと衣装ケースなど数点を近くのホームセンターで購入して自宅まで運んでほしいとのこと。
・今日で東京都の社協さんの派遣は終了。これで全ての社協からの派遣は終わった。
■寄り添いプロジェクト
・本日(9/29)は買い物ツアーがあった。参加者7人でほとんどが固定になってきている。また、ほかのお店にも行きたいという声もあった。買い物を楽しみにしているというより、仮設住宅の外へ気分転換に出るということを楽しみにしている様子。
■「寄り添いメモ」より
・残してきた畑が気になる。
・毎日自転車で家の片付けに行っている。
・独居だが、壊れた家でも一軒建てて住もうと思っているが、体調を考えると村外に暮らす娘のところに行こうかとも思ったり。でも、住み慣れた地元でやっぱり暮らしたい。
・疲れが出てきたかもしれないが、具合の悪いときは保健師が何度も来てくれるので安心。
・家は全壊。今はブルーシートが被せてある。家は気になるので、見に行きたいけど、一人暮らしのため、足もないので頻繁には行けない。たまに行った時には細々としたものを整理している。でも作業はなかなかはかどらないし、細かい部分はきりがない。
・体調が悪く、入院したり検査をしたりと病院通いをしている。親戚の者には、「早く家を建て直さないと」と急かされるが、今は、体の調子を整えることを優先した方がいいと思っている。雪の重みでさらに倒れないようにだけ補修をして、雪が溶けた頃からボチボチ修理や片付けなどを進めていけたらという気で考えているので、それまではほとんど手がつけられないと思う。
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皆様方のさらなるご協力をよろしくお願いいたします。
★災害ボランティア活動支援募金★
郵便振替口座:00920-7-75997
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