お疲れ様です。浦野です。
先日より現地で活動していた戸口さん(日本災害救援ボランティアネットワーク・NVNAD)、南里さん(NPO法人NPO愛知ネット)が帰られます。現地や社会福祉協議会のサポート役として、地元の方々の信頼を得つつ、精力的に活動して頂きました。本当にお疲れ様でした。
また引き続き、山形市市民活動支援センター千川原さんら、そして大妻女子大学の干川先生も現地入りされています。
○今日の動き
・避難所の常駐スタッフ同行
・ボランティア受付の流れに関するマニュアルの作成など、外部スタッフ間で業務の引継ぎができるような環境づくり。
・避難所へパソコン・プリンター・インターネット回線・固定電話が1本ずつを設置(干川先生対応)。
○避難所の様子(自主避難所)
・マスコミなどの対応で、被災者の皆さんも疲れているのが顕著に分かる。負担を軽減するために、避難所内では訪問者については、必ず事務室を通してから入室してもらうよう流れを作っている。事務室には市役所の職員も配置されている。ケアマネージャーがマッサージ実施したところ好評だったため、柔道整復士によるマッサージボランティアを派遣した。
・昼食は、菓子パン(パンの缶詰)・野菜炒め・野菜ジュースだった。調理室はあるも、お湯沸かすぐらいしか使っていない。自衛隊以外からは、炊き出しはない。お風呂か必ず入っている。お風呂・トイレ以外はあまり動かない様子。
・90歳代の高齢者が、近所の人に美容院に連れて行ってもらったとのこと。少しお化粧もしてもらって、さっぱりリフレッシュできたようだった。自宅については、家の2階は片付いていない。「自分としては手伝ってほしいと思うが、主の意見を聞かねば、自分の一存では頼めない。」とのこと。
○ボランティア班の様子
・ボランティア派遣→5件程度
・地元ボランティアや学生が入り、家の片付けや避難所での子どもの遊び相手などを行い、大変喜ばれた。
・特に子どもの相手については、「自分と家のことで精一杯。今後も学校終了後、土日などに数時間相手をしてもらえると助かる。引き続き派遣してほしい。」と、母親から要望があった。今後も継続的に入ることを約束。
・月曜日より、温泉日帰りバスツアー実施予定。希望者11名。また、福祉推進委員長が提出したニーズ調査票より、入浴希望が集中している地域があることが判明。今後在宅の被災者へも対称範囲を広げ、バスツアーを実施することを調整する。
・ボランティアセンター周知のためのチラシ作成。月曜日から戸別訪問時に配布予定。
・50人規模の避難所に「地域助け合いセンター」が設置されている。地元NPO、社会福祉協議会、地元ボランティア、行政の4体制で運営している様子。ボランティアの受け入れ、ニーズ対応を行っているとのこと。ここで、ハートネット福島による炊き出し行われた様子。
○被災者の声(NPO法人NPO愛知ネット:南里さんレポートより)
自主避難所にて
・80代女性:屋外に設置している仮設の)トイレの戸は閉めにくくてちょっと困るね。自分たちのような者は、力が入らないし、大変だよ。それから、足湯もいいけど、マッサージは気持ちよかったね。1月に1度、できるなら10日に1回来て欲しい。
・70代女性:家の片付けは、大丈夫。でもこの避難所内の清掃を、手伝ってもらうとありがたい。自分たちが寝食している場所は、自分たちでやるので、それ以外の場所をやってもらえるとありがたい。