第2回作業部会の報告

皆様
みなさん、こんばんは~。
先ほど、第2回作業部会が終了しました。今回は、参加者4名、RSYスタッフ3名の7名で行いました。
以下報告です。
[コンセプトの確認]
・被災地を忘れない、風化させないための日本での機運作り
・日本から「加油(ジャヨー)/元気出して!」という応援の気持ちを中国に届ける
・被災地の今の現状や人々の様子を日本に伝える→痛みの共有、元気の共有(復
興に向けた動きを伝える)
[条件]
・北京オリンピックが終了すると、中国への注目がより一層薄くなる。そのタイミングから、年内の間に準備を進め、一度現地に持っていきたい。
・作業部会の中で役割分担をし、様々な準備を進めていくことになるので、その中で実現できる範囲の内容であること。
[現在の被災地の状況]
最近ペキンに行かれた作業部会メンバーのAさんと、報道などで情報を入手したBさんより以下の情報提供がありました。
○今被災者が抱えている課題は、家の再建、仕事の確保、子どもの教育問題が中心。特に教育については、学校再建遅れや教育費の負担が不安を生んでいる様子。
○「政府から早く具体的な復興計画を出して欲しい」という声が、被災者から多く上がっている。
○政府が現在行っている復興支援としては、
 ・むこう3ヶ月の生活費一人あたり10元を支給
 ・高齢者、震災遺児などは特別な支援を受けることができる
 ・政府に集まった寄付金の被災者への分配(現在検討中)  など
○香港にある民間の団体が学校を作る活動を始めている。
○政府は今まで集まった寄付金の使い道や具体的な復興計画づくりに頭を悩ませている。
○政府は復興住宅の建設場所について住民にアンケートを取っている。移転することに抵抗はないという答えが多いことを予想していたが、実際は「もといた場所から動きたくない」という要望も多く驚いた。山間部に行けば行くほど、土地に対する愛着や土地を守ろうとする想いは大きく、その傾向は日本と一緒だと感じた。
○政府が被災者に提供する居住スペースは、1家族あたり70㎡程度。家族人員に関係なく割り当てられる。山間地域は意外と民家が建てられる場所が少ないため、それが問題化している。
○ロシアが震災遺児を夏休みなどを利用して自国に招くなど、海外の支援も展開されている様子。
※「CODE海外災害援助市民センター」の吉椿さんの報告は、随時RSYHPにてご覧いただけます。http://rsy-nagoya.com/rsy/blog/shisen-main.html


[今後の活動について」
○タオルパンダ(まけないぞうのパンダバージョン)&雑巾づくり
・パンダは「応援してます!」というメッセージ性、雑巾は実用性を考え、セットで送る。
・協力者には、パンダと雑巾、得意な方を作ってもらう。
・12月頃、CODEを通じて現地に届けることを目標にする。
・パンダと雑巾を届けにいきつつ、まずは現地の住民の方やキーパーソンと繋がる。そして生活状況や社会資源などを把握する中で、例えば工芸品などの販売、地域拠点(集会場のようなもの)の建設など、今後現実的、かつ継続的にどのような支援の可能性があるのかを考える。
○情報発信
・被災地の今
・タオルパンダ&雑巾づくりの周知と経過報告
・募金の呼びかけ
などを、ブログ等で情報発信したい。
以上です。
今日はオリンピックの開幕式ということもあり、「それまでに家に帰ろう!」と短期集中で中身の濃い話し合いとなりました。参加者の皆さん、内容について補足がありましたらMLに投げてくださいね!
いよいよ方向性が固まってまいりましたので、ML加入の皆さん、引き続きご協力をお願い致します。次の作業部会、お時間のある方はぜひぜひおいで下さい。まってまーす。
RSY浦野