皆様
栗田です。お世話になります。
周知の通り、水害が発生してしまいました。昨日の夕方までは何事もなかったのですが、夜から明け方にかけてすさまじい豪雨が降りそそぎました。都市型の道路は一気に冠水し、何台もの車が立ち往生してしまいました。残念ながら死者も出ました。要援護者対策が声高に叫ばれている中、またしても犠牲を生んだことは本当にショックであります。今後、しっかり検証すべき課題をいただいたものと再認識しております。
さて、愛知県では2000年東海豪雨水害でも活動した「防災のための愛知県ボランティア連絡会」が構成されており、本日午前中は、先に設置が決められた岡崎市への支援策などを申し合わせました。特に平日のボランティアが不足する懸念もあり、各加盟団体から積極的に呼びかけていくことにしました。ちなみに、今回は県本部は設置せず、現地支援に集中することとし、名古屋からも当法人事務局長のほか、災害ボランティアコーディネーターなごやから早速応援に駆けつけています。また、お得意の資器材も先ほど2トン車一車分を届けたところです。
また、東海豪雨水害では存在しなかったですが、2006年より、名古屋市各区の災害ボランティア団体・名古屋市社協・名古屋市で「なごや災害ボランティア連絡会」が発足しており、本日午後より緊急の会合を行いました。名古屋市内の被害は浸水被害が約300棟を数えますが、被災した地域を巡回した有志の取り組みの報告では、多くが床下であり、床上でも商店街のフロアーに浸水した程度のものでもカウントされており、すでに家族や地域の協力で片付いているところも多いとのことでした。
ただし、より決めの細かい対応が必要との認識で、明日「プチボラセン」を市内2箇所に設置することにしました。活動内容は、被災地域の民生さんや自治会関係者と一緒に、区・区社協・連絡会メンバー等が数班に分かれて練り歩き、声がけしながらニーズを見出そうというものです。また、すぐにでも作業が必要な場合にも対応できるよう、資器材を乗せた車も同時に走らせます。
したがって「プチボラセン」といっても、小さなボラセンを作ると言うことではなく、「移動ボラセン」というか、「おせっかいボラセン」というか、虫の目で動いてみるという試みです。
すでに多くの皆様方から、多大なるご支援とご協力を賜っており、厚く御礼申し上げます。いましばらく活動を継続してまいりますので、今後ともよろしくお願いいたします。