皆様
お疲れ様です。
岡崎市災害ボランティアセンターで活動している浦野より、以下の報告が入りま
したのでお知らせします。
◆被害
・床上浸水 660戸
・床下浸水 700戸
(8月29日(金)現在)
◆現状
名鉄東岡崎駅から南側で、被害がひどいと思われるところを訪問。地域によって
は、「何度も水についているところなので、対処はなれている。高齢者などの要
援護者宅に対しても、近所で助け合ってやれているので、ボランティアがこなく
ても、何とかなっている」と、助け合いの機能が働いているところもあった。し
かし、一方でぬれた畳の上で生活している要援護者世帯が、消防団からの情報提
供によって発見されるなど、取り残されてしまう方も出ている。地域や家族が機
能しているところは、29日の段階でたたみ上げまで終了していたところもみられた。
声の上げにくい人たちの声を細かく拾っていく工夫が重要となる。
◆本日の活動 および 組織体制と活動内容
○センター長(市社協事務局長)
○総務班
○ボランティア班
・ボラ受付(ボランティア保険加入/費用は愛知県負担)
・事前オリエンテーション
・活動紹介とマッチング
・資機材
・活動報告
○ニーズ受付班
・約20~30件程度の依頼あり(家屋の清掃中心、消毒の配布など)
・活動紹介表の作成
・現地までの地図作成
○ニーズ調査班
・地域の総代・民生などとチラシ配布のローラー作戦
○配車班(ボラ送迎用、活動用車両)
・送迎バスの確保 など
◆災害ボランティアセンターのスケジュール
8:00 スタッフ集合
8:05 ミーティング開始
9:00 ボランティア受け入れ
15:00 活動終了
17:00 ミーティング
◆ 被災者の声
○二人暮らし世帯
・ 母(80代・女性・リウマチあり)、息子(40代・男性・脳障害あり)
・夜中に浸水にあった。自分はリウマチでたたみに直に座ることもできない。息
子も病気なので、家の水を書き出す作業を自分ひとりでやった。もう必死だっ
た。自分がしっかりしなければと思った。気が付いたら、腕から肩にかけてあざ
だらけになってしまった。昨日から一睡もしていない。息子も早朝から午前中に
発作を起こしやすいので、無理はさせられない。たたみの上まで水がきたので床
下がどうなっているのかが気になるが、こんな体では上げられない。すっかり疲
れてしまったので、食事を作る気にもならない。こうして手伝ってくれると聞い
て、とてもありがたいと思う。
○30代・女性
・床上50センチだった。こんな目にあったのは初めて。胸まで水に浸かってし
まった。明け方から水を出したりとにかく動きっぱなし。(妊婦さんや乳幼児世
帯もあり、疲れと、対応に苦慮されていた)とにかく、また雨が降ったらどうし
ようと不安でいっぱいだ。
○40代・女性
・毎年のように水に浸かっている。3年前に浸かった時に床上浸水になったの
で、新築した。しかし、床下に水が入り、台所にも水が来てしまった。家族がい
るので対応できるが、車が2台駄目になってしまった。
○福祉施設(高齢者グループホーム)
・約50cmほどの浸水。居室の布団まで水にぬれた。利用者は一時近くの老人ホー
ム等に緊急入所。職員のみで掃除等後片付けをしている。できれば、大人数で手
伝ってもらえると助かる。3日程度で復旧の目処を立てるようにと行政から言わ
れており、早く作業を進めたい。エアコンや扇風機などの電化製品が水で壊れて
しまった。修理にかかる費用について、どこからか補助がでるのか?消毒は誰が
やってくれるのか?など今後相談できる窓口がほしい。
引き続きご支援とご協力をお願い致します。