大雨に関する情報について [ 第 3 報 ]

皆さま
お世話になります。RSY浦野です。
本日より山口県山陽小野田市に入った松田・大谷からの報告をもとに、現地情報
を下記の通りお伝えします。
松田・大谷は山陽災害ボランティアセンターにて合流し、地元ボランティアとと
もに被災エリアを歩き、情報収集等を行っています。山陽小野田市の被害は床上
浸水680棟、床下浸水250棟(17日11時27分現在:県把握)となっています。ま
た、学生ボランティア団体「IVUSA(イビューサ)」も早速現地入りしているよ
うです。
RSYでは現地ボランティアセンターからの要請を受け、「なごや防災ボラネッ
ト」のメンバーら約20名と共に、明日・午前中にボランティア活動資器材の搬出
作業を行う予定です。
※お手伝い頂ける方は、下記RSYホームページをご覧ください。
http://localhost/~hayashimasaki/wordpRSY/2010/07/post-193.html
現地では依然として断水が続き、復旧までにまだ数日かかることが見込まれてい
ます。給水車は市内9箇所に設置されていますが、清掃用の水が確保できず、復
旧作業も難航しています。
また、炎天下での連日にわたる泥かきや清掃作業はかなりの体力を消耗するた
め、被災者の皆さんの疲れもここ数日でピークに達すると思われます。体力の低
下と共に、体調不良や気力の落ち込みが心配されます。
■山陽災害ボランティアセンター設置されました。
・設置場所:山陽総合福祉センター(山陽小野田市大字鴨庄92番地)
・TEL:080-5060-9736
・TEL:080-5060-9697
※本日よりボランティア募集を開始。当面は市内在住者に限る。
※詳しくは山陽小野田市社会福祉協議会ホームページをご覧ください。
http://www.shakyo-sanono.com/
■被害の大きな地域
・常磐町(ときわちょう)、千町(せんまち)など厚狭(あさ)川沿いの一帯
・川の東側も被害があるはずだが現状把握がまだできていない。
※被災地から10分程度離れた場所は大きな被害にはなっておらず、コンビニや
スーパー銭湯も営業されている。しかし車がなければ利用するのは難しい。
※特に町の中心部から離れた川の上流地域は、詳しい被害状況がつかめておらず
取り残されている可能性もあるため、明日以降、積極的に現地調査に向かう予定。
■被災者の声
・「ボランティアはいつまでやってくれるのか?」「落ち着くまでやってほしい
が、まだ混乱していて何をお願いすればよいかわからない」
・「水がないので片づけられない。どぶ川なども使って洗い物をしている」
・「今日は晴れたので一日中仕事をしている。どっと疲れた」
・「知っている人の顔をみて安心した」(松田が同行した地元の個人ボラさんに
 一目会って。70代女性)
・「お水は近所どうし助け合って運んでいるのでなんとかなるが、タオルや飲み
物などボラセンにある他の物資を取りに行く余裕がない」
※地域のつながりが強い地域のため、視覚障がい者や足腰の悪い高齢者等の要援
護者宅へは、近隣住民が水を運んでいる様子であった。
■ボランティアの動き
・個人からの申し出26名。
・今日明日と山口県の職員(100人)がボランティアとして現地入りし、泥かき
作業は進んでいる様子。しかし、泥に浸かった家財道具や食器類の洗浄など細か
い作業は水道が復旧しなければ進められないため、今後さらにボランティアの
ニーズが増える可能性がある。
■その他の地域の被害状況
□全国社会福祉協議会「平成22年度被災地支援・災害ボランティア情報(4号)平
成22年7月豪雨水害について(第3報)より抜粋
○山口県美祢(みね)市豪雨災害ボランティアセンターの活動
美祢市社協は「美祢市豪雨災害ボランティアセンター」設置して、主に土砂の撤
去や拭き掃除等の被災者支援にあたっています。
本日17日は105名のボランティアが活動を行いました。
現在、ボランティアの募集は、美祢市内のボランティアで対応しています。美祢
市外からのボランティア募集はしておりません。
※詳しくは美祢市社協ホームページをご覧ください。
http://www.enjoy.ne.jp/~minesisyakyo/saigai/saigaivo.htm
○広島県庄原市
16日の集中豪雨により、庄原市では、川北川の支流・大津恵川が氾濫(はんら
ん)、土石流が発生するなどの被害がでました。県社協は庄原市社協と連携しな
がら、情報収集を行っています。
□神戸市長田区社会福祉協議会H氏の報告より抜粋
・神戸市長田区にて床上浸水161世帯(神戸新聞7月16日記事)
被害のあった神戸市長田区では、長田区社会福祉協議会と、被災エリアの民生委
員、ながた障害者地域生活支援センターの3者が合同で被災エリアを全戸訪問
し、聞き取りおよびチラシ(通常版・やさしい日本語版の2面すり)ポスティン
グを行いました。
その結果4世帯の支援要請があり、明日以降、該当世帯への片付け清掃活動を
「神戸常盤ボランティアセンター」「サンタ団」「一七市拡大版実行委員会」
「1.17KOBEに灯りをinながた実行委員会」「長田ボランティアセンター」以下の
連合チームで実施します。
※詳しくは長田区社会福祉協議会ホームページをご覧下さい。
http://nagatavc.org/vc/index.php?e=14