皆様
栗田です。お世話になります。
本日夜便で宮崎市に入りました。早速宮崎市民活動センターでSVCみやざき(宮崎市の災害ボランティアコーディネーター講座の修了生による団体)や高原町在住の方もご同席いただき、とりいそぎ現状の意見交換をしました、
SVCみやざきのメンバーの都城市在住の方や、また高原町の現状などについて、堰を切ったようにその惨状が語られ、改めて今回の噴火による暮らしへの影響を痛感しました。
「とにかく灰との戦いだ」「国道はある程度きれいになったが、生活道路は真っ白」「ビニールハウスに積もった灰の除去は死活問題。でも激しく扱うとビニールが破れてしまうので、小さなシャベルで少しずつしている始末。いつになったら終わることやら」「建設業の方もフル稼働で灰の除去に追われている。ただし日当がかかる。少し屋敷が広いので作業員一人4万円だった」「降灰の除去にお金がかかるので、当然業者委託が無理な方もいる」「ボラセンも立ち上がったが、屋根の対応は危険なので難しい。今日も住も民を含め5名ほど怪我をしている」
「灰は厄介で家の中まで入り込む」「もともと閉鎖的な地域なので屋根ができないとなるとボランティアへの依頼があがりにくい」「昨日早朝の地震に気付かなかった住民もいる。それだけくたくたになって寝ていたということだ」「あぁ、どうしたらいいのか」・・・
まさに灰との戦いで疲れ果て、深刻なのは自分ではできない方、自分から声を上げられない方の対応をどうするか。課題は山積です。しかも長期化が予想される中、作業だけではなく、疲れ果てた住民にどう心の休息を届けるか、改めてボランティアに何
ができるのか、原点に返り、被災者の声を聴くことが必要だと痛感しました。明日から現場に入ります。
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