新燃岳噴火災害について[第 37 報]

皆様
RSY事務局大谷です。
本日3月10日(木)の報告をさせていただきます。
昨日に引き続き、中越・KOBE足湯隊の頼政良太さんと、被災地NGO恊働センターの法化図知子さんと一緒に活動しました。
なお、大谷は本日名古屋に戻りました。
今日は、午前中にボランティア募集のため高原中学校、高原高校、小林中学校、小林高校、小林秀峰高校の5つの中高にボランティア募集のチラシを配って回った。早速午後に小林高校から問い合わせがあった。都城と高原のボランティアセンターで一度断られたことがあったそう。学校で「ボランティアをしよう」という動きがあるようで、何人か集まっていただけることが期待される。また、ボランティア部がある高校もあった。


午後から椎茸農園のHさんを訪れ、農業支援のお話をさせていただいた。やはり、灰がかぶった椎茸を売ることでの健康被害が心配とのこと。「代々受け継いできたブランドを汚すわけにはいかない」と仰っていた。灰が降ってきたとき出来ていた椎茸はすべて捨ててしまうが、その時にまだ小さいこどもサイズだった2 世の椎茸を乾燥させていらっしゃった。その椎茸が業者に通常1キロ5000円~70000円のところ、300円~500円でしか売れないかもしれないと言われたそうだ。(昨日のレポートでは競りで300円だったとお伝えしましたが訂正いたします)しかし、経済連が3000円くらいで売れないかと検討しているところとのこと。今日も前回に引き続き、椎茸を採る作業をお手伝いさせていただいたが、傘が20センチほどにまで成長してしまっている椎茸がまだまだ数えきれないほどある。養分を吸い取ってしまうとのことで、少しでも早く採りきれるよう引き続きお手伝いさせていただきたい。
その後Mさんの紹介でニーズをいただいたお宅を訪問した。雨どいは息子さんが掃除されたそうだが、一面灰が固まってしまって土が見えない状態だった。状況を説明されながら、涙ぐまれていらっしゃった。一人暮らしをされており、不安もあるのであろうと感じる。この方だけでなく、不安を抱えている方は大勢いらっしゃる。力になれるよう、寄り添いたいと思う。
※ボランティア活動支援金にご協力ください!
郵便振替00920-7-75997「震災がつなぐ全国ネットワーク」
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