お世話になっております。きずな館運営スタッフの清水です。
ボランティアバス第27陣(7月19日―7月25日)からの活動報告をご紹介いたします。
今回の陣の活動期間中には、地元のお祭り”Wa-syoi”が開催されました。
浴衣を着た子どもたちの楽しそうな姿や、地元の方の笑顔とにぎやかな声が飛び交い、予想を上回る来場数となりました。そこで多くの地元の方との触れ合いがあったようです。
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6月18日以降、避難所から仮設住宅入居の新しい段階に入り、それに合わせてレスキューストックヤードは7月よりボランティアバスの内容・期間を刷新。私たち第27陣は、それが軌道に乗ってきた頃に当たったように思います。
まずは、ミニバスツアーで近くの海岸に行き、復旧具合を一望し被災状況を体感してからボランティア活動にはいる。
住居の基礎だけが残る個人宅のガレキ撤去や浜の清掃の肉体労働の他、仮設コミュニティでのオープンカフェや足湯、交流会など地域の人たちとの対話やふれあい、そして七ヶ浜の散策とマイスポット発見・発表の課題などにも重心を置き、レスキューストックヤードのボランティア活動が「まちづくりへの積極的な参加」を意図したものであることが理解できました。
7月23日(土)には国際村でお祭りがあり、準備から後片付けまで一日関わりました。あるNPOが主催し、そこに多様なNPOやグループ、個人が加わって出店、ステージ、ワークショップでお祭りを盛り上げ、多くの子どもと家族で賑わいました。
レスキューストックヤードは、輪投げコーナーを担当。行列が途切れることなく、約500名の子どもが楽しみました。
第27陣は、輪投げの他、会場の設営や清掃、場内アナウンス、フリーマーケットなど、あちこちの助っ人として重宝されました。「こういうの、いいねえ。ここでいろんな人に会えるもの。」と住民の人。出し物を楽しんでもらっただけでなく、住民間の出会いの場でもあったのですね。私たちにとっても七ヶ浜の人たちと出会えるまたとない機会でした。
お役に立ちたいと思って集まった私たちですが、なんだかボランティア活動と称する「スタディツアー」のような、お世話してもらったなあと思わざるをえません。男性の中には、ふれあいよりも精力的な肉体労働がもっとあってもいいという声や、「私たちのための」散策よりも一度だけだった足湯がもっとあってもよかったのではないか、などのつぶやきもあり、まちづくりへの参加というのは、後続の陣の人たちとともに担う大きな課題です。
(報告者: 山崎)