みなさま
愛知県では、2年目の職員さんがNPOや福祉施設で研修する制度があります。昨年に引き続き、RSYでも8月の3日~19日の間の6日間、計10名の職員さんが研修に来て下さいました。
内容は、子ども防災イベントの参加や、データやバザーコーナーの整理等様々ありましたが、中でも災害ボランティア活動資器材の整理は、この暑い時期だけあって、相当きつい活動だったのではないかと思います。しかし、どんな活動にも意欲的に取り組んで下さいました。本当にありがとうございました。今後も継続的に関わって下さる事を切に願っています。
今回は5・6人目の研修生の感想を紹介します。
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KTさんの感想:
今年の5月に宮城県多賀城市(七ヶ浜町の隣)で、愛知県職員の派遣として避難所の運営支援に携わりました。その後不思議な縁でRSYに研修先が決まり、行政の視点とNPOの視点の両面で被災地支援の活動を学ぼうという思いで研修に取り組ませていただきました。
その中で感じたRSYの魅力の一つは、対面での継続的支援です。
行政では自治体全体を長期的に支援することはできますが、市民一人一人と関係を築き、足湯などの活動を通じて顔を合わせた支援を続けることができるのはRSYならではだと感じました。
多賀城市で活動した際、避難所全体のことを考えて行動を迫られることが多く、なかなか一人一人の要望まで活かしきることができませんでした。
また、意識の高いボランティアの方々がRSYに多く集まることも驚きました。
初日に事務所を訪問した際、こんな少ないスタッフ数でどうしていろいろな活動ができているのだろうと疑問に感じていましたが、その答えがこれでした。
街頭募金活動もリピーターのボランティアの方々が仕切って自立的に動いていたし、七ヶ浜町への派遣もすぐに募集人数が埋まったりしていました。
RSYのスタッフが前に出てボランティアを引っ張るのではなく、ボランティアが主になりスタッフは後方から支えるという姿勢が大事というお話を聞き、そういった姿勢があるからこそボランティアの方々に次も参加しようと思ってもらえるのかなと感じたし、そういう意識は行政にも活かせられると思いました。
今回の研修を通じ、行政とRSYのようなNPOが協力し、互いの利点を生かすことの重要性を感じ取ることができました。
RSYのスタッフの皆さん、6日間本当にありがとうございました!
Nさんの感想:
6日間レスキューストックヤードさんで研修を受けさせていただいて、
防災についての色々なことが分かり、大変勉強になりました。
これまでは、職場でも家庭でも楽観的に考えて、特に防災のための備え準備をしていませんでした。
しかし、スタッフの方達が、防災の啓発や備えのために、自治体やボランティアなど非常に多くの分野の方々と
連携して、高い意識を持って活動されている姿を目の当たりにし、防災の重要性を実感するとともに、自分自
身の防災への意識の低さを痛感しました。
また、研修を通して、被災地の方々にとっては物資や人出だけではなく、自分の話を聞いてくれる
ことやそばにいてくれること等の、人とのつながりもまた、なくてはならないものだということが
分かりました。
スタッフやボランティアの方々も、被災者の方々との繋がりを特に重視して活動されていると感じました。
これからは職場や家庭でも災害時のための備えをしっかりしておくとともに、災害発生時に
自分が県職員としてとるべき行動をしっかりと認識しておくようにしたいと思います。
お忙しい中研修生として受け入れていただき、本当にありがとうございました。
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