RSY・愛知県の大雨への対応(第7報)

みなさま

RSY事務局です。RSYは台風2号の影響で床上浸水の被害を受けた豊橋市在住Mさん宅への個別対応を継続しています。以下、RSY宇野(コープあいちより出向中)より7月5日の活動報告です。

※私たちの活動は、日本財団「災害発生前後の初動期に関する支援活動」助成のご協力を頂いています。

Mさん宅訪問

もはや常連となった「おせっかい隊」こと、RSY女性ボランティア3人の他に、今回初参加の男性(藤田医科大学准教授)含めた5人で活動しました。

到着早々、Mさんから「今日の作業のための準備が大変だった」とお聞きし、一同どうしたんだろうと思いましたが、その意味は、すぐに解りました。

今回作業内容を事前に連絡しておいた奥の6畳間と8畳間の床板の上の荷物が綺麗に床の間内に整理されており、床板の上はスッキリ。すぐに作業ができる状態になっていました。

また、洗浄後、元通りにもどせるようにと床板に番号も書いてあります。さらに、床板洗浄・消毒と根太(床板を支える木材)の清掃・消毒作業のためにと、たわしとブラシが2個ずつ用意されていました。

 

全員で床板を外に出してから、床板洗浄の屋外作業と根太等の清掃・消毒の屋内作業の2班に別れて早速活動開始です。

■屋外作業(床板の洗浄・消毒)

床板は、これもMさん所有の高圧洗浄機で汚れを落とした後、もう一度丁寧にたわしで擦って、仕上げ洗い。その後消毒し、外に立てかけて乾燥させました。この日は、曇天で風もあり、絶好の条件だとMさんもうれしそうです。

 

■屋内作業(根太等のブラシ擦りと消毒)

根太等の汚れや埃をブラシで擦り取り、その後、根太、土台、床の消毒をしました。作業中、Mさんからは「消毒液はどうやってつくるの?」「濃度が大事なんだね」などと、声がかかります。とても熱心に消毒作業の様子を見守っていました。

Mさんの事前準備のおかげで、この日の作業はとてもスムーズにすすみました。

作業がはかどることで、話も弾み、いつもの「お弁当タイム」では、息子さんとのやり取りや、家の修繕のことなど、今後の暮らし再建の計画についても前向きな話が聞けました。

最後は、Mさんのご要望で、草取りと垣根の刈り枝の処理をして、この日の作業は終了です。次週も支援に入ることを確認して帰路につきました。

■報告者コメント(RSYスタッフ:コープあいちより出向中)

「おせっかい隊」のメンバーとしてMさん宅に伺うのは、3回目でした。家の状態が良くなることで、被災者さんの笑顔が少しずつ増える様子を目の当たりにし、レスキューストックヤードの「寄り添う支援」を肌で感じています。洗浄・消毒作業も、あと2部屋で完了です。来週も天気に恵まれるといいな。

 

愛知県研修生 TTさん・NTさんの感想

みなさま
 愛知県では、2年目の職員さんがNPOや福祉施設で研修する制度があります。昨年に引き続き、RSYでも8月の3日~19日の間の6日間、計10名の職員さんが研修に来て下さいました。
 内容は、子ども防災イベントの参加や、データやバザーコーナーの整理等様々ありましたが、中でも災害ボランティア活動資器材の整理は、この暑い時期だけあって、相当きつい活動だったのではないかと思います。しかし、どんな活動にも意欲的に取り組んで下さいました。本当にありがとうございました。今後も継続的に関わって下さる事を切に願っています。
 今回は最終回で、9・10人目の研修生の感想を紹介します。
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TTさんの感想:
現場研修として6日間手伝いをさせてもらって、RSYが思っていたより遥かにエネルギッシュに活動しているのにまず驚きました。日本大震災から約半年が立って世間では落ち着いて来た感がありましたがRSYではまだまだ最前線で、職員の皆さん全員が本当に忙しい中で面倒を見て頂きありがとうございました。
今回の研修で約半分は、RSYの久屋大通事務所でデータ処理を行っていましたが、事務所には多くの人が時間の合間を縫ってボランティアとして参加していることが分かり経験がない自分としては本当に驚きました。資機材の倉庫整理を手伝わせていただきました際にも、多くの救援物資が企業や個人の寄付でした。人の役に立ちたいを思っている人がこんなにいることが分かり、まだまだこの世も捨てたもんじゃないなと知ることができました。
NTさんの感想:
6日間という短い期間でしたが大変勉強になりました。
 これまでNPOの活動には参加した事がなかったのでどのように活動をされているのかイメージが湧きにくかったのですが、
地域の人、様々な組織の方と、幅広く連携して活動を行っていることに大変驚きました。
またスタッフの方だけでなく、色々な人がボランティアとして積極的に参加しておられ、皆さんの意識の高さに感銘を受けるとともに、自分のこれまでの意識の低さを実感しました。
 研修の中で特に感じたのは、被災地支援とはただ単に支援物資を送ったり、現地で救助活動をすればよいのではなく、被災地との方との精神的なつながりが大切であるということです。
スタッフやボランティアの方々もこのあたりを特に重視していると感じられました。
 今後、行政職員として、又一人の住民として、どのようにNPO団体と関わり、何をすべきなのか又何が出来るのか考えながら行動したいと思います。
 スタッフの方及びご一緒しましたボランティアの方どうもありがとうございました。
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愛知県研修生 Yさん・つーさんの感想

みなさま
 愛知県では、2年目の職員さんがNPOや福祉施設で研修する制度があります。昨年に引き続き、RSYでも8月の3日~19日の間の6日間、計10名の職員さんが研修に来て下さいました。
 内容は、子ども防災イベントの参加や、データやバザーコーナーの整理等様々ありましたが、中でも災害ボランティア活動資器材の整理は、この暑い時期だけあって、相当きつい活動だったのではないかと思います。しかし、どんな活動にも意欲的に取り組んで下さいました。本当にありがとうございました。今後も継続的に関わって下さる事を切に願っています。
 今回は7・8人目の研修生の感想を紹介します。
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Yさんの感想:
あの震災から半年。ニュースなどで見てその被害の大きさ、被災された方の多さ、残された課題の多さに心が痛みました。
そんな中で今回、レスキューストックヤードさんに研修生としてお世話になり、本当に多くの人が震災のために自分たちでできることを考え、動いていることを知りました。
レスキューのスタッフさんやそれに協力するボランティアの方も「自分たちがやらなくてはならない」という強い使命感を持っていて、とても柔軟に動かれているイメージがありました。その柔軟さに今まで「何かしなくちゃ」と心では思っていても動けなかった自分が恥ずかしくなりました。
 研修を通して印象に残ったのは、すごくたくさんの分野の方との繋がりがあるなということです。被災された方を法的に支援する法律家の方、行政の方、物資を送るための倉庫を借してくださっている建設業の方、物流関係の方、ボランティアの方々など。それぞれが各分野を超えて、「支援」という目的のためにできることをやっていました。その中心軸としてレスキューさんがいる、という印象があります。スタッフの方々は人とかかわることが心から好きで、事務所に誰かが来ると快く迎えてくれて、その気持ちが沢山の人を結びつけるのだろうと感じました。
 私たちも普段行政という場で多くの人とかかわり、仕事をしています。「人と人が結びついて大きな力になる」という根本的な気持ちを今回の研修で改めて学ばせて頂きました。この気持ちを忘れないで、今後も仕事をしてきたいと思います。スタッフさんや、ボランティアの方々には6日間という短い時間でしたが、お世話になりました。本当にありがとうございました。
つーさんの感想:
 東日本大震災があった今年、NPO研修として、数多くある研修先の中から、このRSYに決まった事は、県職員としてのみならず、一個人としてもすごくよい経験になりました。
 NPOの仕事がどのようにして成り立っているのか?行政とはどのように連携すべきなのか?いろんな事を考え、感じながら、研修に取り組ませていただきました。
 研修の中でも印象的だったのは、スタッフのみなさんの数が限られる中で、他団体やボランティアのみなさんと実に見事に連携しながら、様々な仕事を進められているところでした。
 RSYとそこに関わる人たちが組織を超え、立場を超えて目的意識が共有されており、向かうべきベクトルが明確になっているからこそ、実現できることだろうなと感じました。
 この点については、今後様々な場面でNPOとの協働が必要となってくる県の事業においても大いに参考にすべき点だと思います。
 今回のRSYでの研修により、震災というものを今までより身近に感じる事ができました。
こちらでの研修は今日で最後となりますが、9/10に予定されております七ヶ浜の清掃ボランティアの方にも参加させていただき、今回の研修を締めくくりたいと思います。
 RSYスタッフのみなさま、どうもありがとうございました!
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倉庫整理の様子

愛知県研修生 KTさん・Nさんの感想

みなさま
 愛知県では、2年目の職員さんがNPOや福祉施設で研修する制度があります。昨年に引き続き、RSYでも8月の3日~19日の間の6日間、計10名の職員さんが研修に来て下さいました。
 内容は、子ども防災イベントの参加や、データやバザーコーナーの整理等様々ありましたが、中でも災害ボランティア活動資器材の整理は、この暑い時期だけあって、相当きつい活動だったのではないかと思います。しかし、どんな活動にも意欲的に取り組んで下さいました。本当にありがとうございました。今後も継続的に関わって下さる事を切に願っています。
 今回は5・6人目の研修生の感想を紹介します。
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KTさんの感想:
今年の5月に宮城県多賀城市(七ヶ浜町の隣)で、愛知県職員の派遣として避難所の運営支援に携わりました。その後不思議な縁でRSYに研修先が決まり、行政の視点とNPOの視点の両面で被災地支援の活動を学ぼうという思いで研修に取り組ませていただきました。
その中で感じたRSYの魅力の一つは、対面での継続的支援です。
行政では自治体全体を長期的に支援することはできますが、市民一人一人と関係を築き、足湯などの活動を通じて顔を合わせた支援を続けることができるのはRSYならではだと感じました。
多賀城市で活動した際、避難所全体のことを考えて行動を迫られることが多く、なかなか一人一人の要望まで活かしきることができませんでした。
また、意識の高いボランティアの方々がRSYに多く集まることも驚きました。
初日に事務所を訪問した際、こんな少ないスタッフ数でどうしていろいろな活動ができているのだろうと疑問に感じていましたが、その答えがこれでした。
街頭募金活動もリピーターのボランティアの方々が仕切って自立的に動いていたし、七ヶ浜町への派遣もすぐに募集人数が埋まったりしていました。
RSYのスタッフが前に出てボランティアを引っ張るのではなく、ボランティアが主になりスタッフは後方から支えるという姿勢が大事というお話を聞き、そういった姿勢があるからこそボランティアの方々に次も参加しようと思ってもらえるのかなと感じたし、そういう意識は行政にも活かせられると思いました。
今回の研修を通じ、行政とRSYのようなNPOが協力し、互いの利点を生かすことの重要性を感じ取ることができました。
RSYのスタッフの皆さん、6日間本当にありがとうございました!
Nさんの感想:
6日間レスキューストックヤードさんで研修を受けさせていただいて、
防災についての色々なことが分かり、大変勉強になりました。
これまでは、職場でも家庭でも楽観的に考えて、特に防災のための備え準備をしていませんでした。
しかし、スタッフの方達が、防災の啓発や備えのために、自治体やボランティアなど非常に多くの分野の方々と
連携して、高い意識を持って活動されている姿を目の当たりにし、防災の重要性を実感するとともに、自分自
身の防災への意識の低さを痛感しました。
また、研修を通して、被災地の方々にとっては物資や人出だけではなく、自分の話を聞いてくれる
ことやそばにいてくれること等の、人とのつながりもまた、なくてはならないものだということが
分かりました。
スタッフやボランティアの方々も、被災者の方々との繋がりを特に重視して活動されていると感じました。
これからは職場や家庭でも災害時のための備えをしっかりしておくとともに、災害発生時に
自分が県職員としてとるべき行動をしっかりと認識しておくようにしたいと思います。
お忙しい中研修生として受け入れていただき、本当にありがとうございました。
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愛知県研修生 KYさん・Iさんの感想

みなさま
 愛知県では、2年目の職員さんがNPOや福祉施設で研修する制度があります。昨年に引き続き、RSYでも8月の3日~19日の間の6日間、計10名の職員さんが研修に来て下さいました。
 内容は、子ども防災イベントの参加や、データやバザーコーナーの整理等様々ありましたが、中でも災害ボランティア活動資器材の整理は、この暑い時期だけあって、相当きつい活動だったのではないかと思います。しかし、どんな活動にも意欲的に取り組んで下さいました。本当にありがとうございました。今後も継続的に関わって下さる事を切に願っています。
 今回は3・4人目の研修生の感想を紹介します。
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KYさんの感想:
 6日間という短い間でしたが、研修に参加させていただきたくさんのことを学ぶことができました。
 名古屋市内に二ヶ所設けられた防災用備品の整理を行いましたが、災害時に必要な物資の種類の多さにまず驚きました。たくさんの備品に管理用のコードを付番する作業を通じ、物資を緊急時にすぐに取り出せるようにしておくことの重要性を学びました。
 泥出し器具や救援物資などの搬送には迅速さが求められます。必要な備品を必要な個数被災地にすぐに届けることが被災者の皆さんへの何よりの支援となります。倉庫の整理は暑い中大変な作業でしたが、将来の災害に向けた対策の一助となることができ嬉しく思いました。
 スタッフの皆さん、どんな細かな作業でもその作業のもつ意義を詳しく教えていただきありがとうございました。普段の生活では気づかない防災への意識や被災地を思う熱い気持ちを感じることができ、大変有意義な研修となりました。
 研修が終わってからも、今回学んだことを元に防災意識を持ち続けていきたいと思います。
Iさんの感想:
 レスキューストックヤードって何をしているNPO団体なんだろう・・・?
そんな素朴な疑問から始まった研修。事務所に入って周りを見渡してみると、手作りで作られた案内や小さなバザーコーナー、本の紹介や名札、そして事務局スタッフさんやボランティアさんの明るい笑顔。とてもアットホームな雰囲気を感じました。
減災を考えたり、地域で子供たちとの活動。そして多くの災害の最前線に立って活動をしていらっしゃるレスキューさん。東日本大震災からもうすぐ半年経つけれど「あれからずっと突っ走っている感じ・・・」事務局スタッフさんの言葉がとても印象的でした。写真の整理をさせていただいて、被災地での活動を知りました。表札づくりやたべさいんの活動は、現地の方への細かい心配りが感じられてすごいと思いました。いろいろ話を伺う中で、テレビで報道されないたくさんの問題がまだまだ残っているんだと感じました。
NPOの強みは、「すぐ動けること」だとおっしゃっていました。何か起こったとき、「誰がやる?」ではなく「自分がやらなくてはいけない」。そのような気持ちで動けることは素晴らしいことだと思いました。そのために、「今出来ることは何か?」しかし、1人や1か所ではなく多くの地域に広がっていくことがこれからの課題だということを知りました。
今回の研修を通じて一番感じたことは「人とのつながり」です。ボランティアや他のNPO団体、資機材置いている建設業者、また現地へ送る物資を提供してくれる業者・・・さまざまな人達の力が集まって、大きな力になっているんだと改めて気付かされました。自分1人では不可能なことも、いろんな知恵や力を出し合えばきっと可能になる。本当にたくさんのことを学びました。今後、学んだことを生かしていけたらいいなと思っています。
今回の研修でお世話になった方々、本当にありがとうございました。
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愛知県研修生 Sさん・Mさんの感想

みなさま
 愛知県では、2年目の職員さんがNPOや福祉施設で研修する制度があります。昨年に引き続き、RSYでも8月の3日~19日の間の6日間、計10名の職員さんが研修に来て下さいました。
 内容は、子ども防災イベントの参加や、データやバザーコーナーの整理等様々ありましたが、中でも災害ボランティア活動資器材の整理は、この暑い時期だけあって、相当きつい活動だったのではないかと思います。しかし、どんな活動にも意欲的に取り組んで下さいました。本当にありがとうございました。今後も継続的に関わって下さる事を切に願っています。
 今回は、10名のうち2名の感想を下記に紹介したいと思います。他の皆さんの感想も随時紹介しますので、乞うご期待!
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Sさんの感想:
 6日間にわたるRSYさんでの研修は、驚きの連続でした。
まず驚いたのは、現地スタッフとのスカイプ会議や各自の仕事の合間での話し合いで、RSYの今後の活動や方向性が次々と決まっていく様子に驚きました。現地の生の声・ニーズを取り入れ、即座に反応し対応するフットワークの軽さは、行政として見習わねばならない点だと思いました。
次に、出入りされているボランティアの方の多さ、その方たちに対する事務所のオープンさです。RSY職員の方をはるかに超えるボランティアの方たちが毎日代わる代わる出入りされ、それぞれが「自分の仕事」を率先してされている光景がとても新鮮でした。
 また、研修期間中、東日本大震災で県内に避難されている方の個別支援を考える会議(パーソナルサポート支援チーム会議)に参加させていただく機会がありました。その会議はRSYをはじめ、弁護士や司法書士、名古屋市と県の防災担当者、社会福祉協議会等、各分野のエキスパートが集結されており、それぞれの立場で知識や経験を生かして県内避難者支援のための活発な議論が繰り広げられていました。前例のない前代未聞の取り組みということで、本当に一から試行錯誤されていました。「県内避難者に適切な支援をしたい。」という思いがその会議を動かしている様子がありありと見て取れ、感銘を受けました。
このように、一人ひとりが「やらねばならない、やってみたい」と思ったことを行動に移し、それが繋がって仕事(組織)ができる。「仕事だからやらねばならない」ではなく、「やらねばならないことが仕事」「やりたいことが仕事」という点において、ここには「仕事の本質」があるのではないかと感じました。日々仕事をしている中では見過ごしがちであるため、私の大きな反省点です。
 RSYの皆様には、大災害の後で大変お忙しい中、私たちの研修を引き受け入れてくださり本当にありがとうございました。この6日の貴重な体験を、仕事の場面のみならず、私生活にも生かしていければと思います。
Mさんの感想:
 レスキューストックヤードでの研修を通して、実際に活動されているスタッフやボランティアの方々の姿を直に見ることができ、とても勉強になりました。レスキューストックヤードでは、様々な年代の方がそれぞれの得意分野を活かしながら、主体的に活動されていると感じました。活動には、被災地での支援活動から名古屋での後方支援まで様々なものがあり、自分のできることから協力していくことが重要なのだと思いました。
 研修中は、広報資料の作成や倉庫での救援物資の整理をとおして、レスキューストックヤードの活動や防災についての知識を深めることができました。倉庫の整理では、災害時にどのような物が必要となるのか、また、それらを保管し非常時に現場へ届けることがいかに重要であるのかを知ることができました。
 最後に、非常にお忙しい中受け入れてくださったレスキューストックヤードの皆様、本当にありがとうございました。
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愛知県職員 研修生Sさん・Tさんの感想

愛知県職員の研修生もついに第五弾となりました。SさんとTさんは初日、カッチリとしたスーツ姿で登場したのがとても印象的でした!11月7日のあいち防災フェスタに向けての準備を主にお手伝いいただき、当日展示するパネルの作成を熱心に調べながらやっていただきました。他にも、水害講座や本日のボランティアDAYでの『あるある』発送作業に参加してくださり、最後はRSYの事務所に設置しているバザーコーナーで楽しくお買い物もしていただきました。
これで愛知県職員の研修生は最後となり、今日までに計10名の方に来ていただきました。色々な部署の方に関わっていただき、教えていただくことや刺激も多く、このような交流ができたことを嬉しく思っています。
今後もぜひ時間の許す限り、気軽にイベントや勉強会・サロン等、参加していただければと思います。
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Sさんの感想:
以前から、レスキューストックヤードさんの活動は新聞やテレビで拝見させて頂いており、非常に感心が強かったところに今回、研修に参加できて大変貴重な経験を積むことができました。事務所へは、気軽にボランティアの方々で出入りをされて活発な意見が飛び交い活気があり大変刺激を受けました。とにかく、いろんな分野の人がみえるので、今度は誰が来たのだろうとドキドキしました。スタッフやボランティアの方々は、防災という守備範囲は広い分野に対して柔軟にかつ熱心に研究されていて、その手法は大変勉強になりました。
研修の中で特に、NHK解説者の山崎氏の講演や水害についてワークショップに参加できたことは良い経験となりました。私の住まいは、岐阜県大垣市にあり昔から水害で苦しんだ地域でした。そういった背景も踏まえ、私自身も地元の消防団で消防や水防についての訓練や点検を日頃しています。仕事を持ちながらの活動となるため、なかなか大変な部分をあります。はっきり言って、辞めたいと思っていました。だいたい、来るか来ない分らない災害のために何で、無償でこんなことしなければならないのかと思う時もありました。
しかし、この研修を通して、「防災=コミュニティ力」なんだということをなんとなく実感しました。私にも、地域の一員として、地域コミュニティや防災について考える場があることだけでも幸せだと思いました。
これらの経験を今後の愛知県行政に役立つように努めてまいります。レスキューヤードスタッフの皆様並びに、いろいろご指導頂いたボランティアの方々どうも有難う御座いました。
Tさんの感想:
6日間という短い時間でしたが、研修の中でいろいろと考えを改めさせられることが多かったと思います。
今までは正直に言って、いつ起こるか判らない不確定要素の多い災害のために、防災の準備をするのは億劫で防災対策をしたことはありませんでした。しかし研修を通じて、「もし実際に大地震等の災害が起きたら、家具が倒れて部屋から出られなくなくなるだろう」、「電話が通じなくなるだろう」、「気持ちが逸り何もできなくなるだろう」と、様々な困難が起きることを具体的にイメージできるようになったのは大きなことだと思います。
また、水害に強いまちづくり講座のワークショップでは参加者の防災に対する熱意あふれる姿にあてられて、今後、積極的に防災のボランティア活動に参加できたらよいと思うようになりました。
末筆ですが、レスキューストックヤードのスタッフの皆様、貴重な経験をさせていただき本当にありがとうございました。
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Sさん、Tさん、そしてこれまできていただいた研修生のみなさん、ありがとうございました!

愛知県職員 研修生Mさん・Wさんの感想

 愛知県職員の二年目研修の第四陣としてMさん、Wさんに6日間の研修に来ていただきました。ボランティアDAYやあるある編集会議、COP10のブース出展、東区のお祭りなどに参加していただきました。
 また、なかなか事務局で手をつけられなかったCD・DVD、展示用のパネルの整理をしていたき、今後はこれを事務局のみならず多くの方に有効活用していただけそうです!お二人より研修の感想をいただきましたので、ご紹介します。
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Mさんの感想:
 今までは親任せで、自主的に防災を意識したことがありませんでしたが、今回、防災を啓発する側としてイベントに参加して、自分の防災意識の浅さが身にしみました。知識として知っている事はあっても実践しておらず、災害が来た時には何も役立たないのではないかと不安にになりました。また、COP10では、自然と防災の関わりを意識している方が多く、いろいろな考えを聞くことができました。事務所でも避難所、災害伝言ダイヤルや防災袋など、具体的にイメージすることができました。ありがとうございました。すぐに非常持ち出し袋の中身や、災害時の行動などをじっくりと話し合いたいと思います。11月1日には171に電話します。
Wさんの感想:
 レスキューストックヤード様で6日間の研修を受けさせていただき、毎日大変刺激を受け、色々と勉強させていただきました。
 地域イベントでの防災啓発活動においては、日々の活動に熱意を持って取り組んでいらっしゃるスタッフやボランティアの皆さんの姿に感銘を受けると同時に、私自身の防災への意識が低かったと反省しました。阪神・淡路大震災以来、蓄えられてきたたくさんの経験や知恵を教えていただき、これを家族に周知しようと思うと共に、もっと大勢に広めるにはどうしたらよいのか、個人として、自治体職員として何ができるのかを今後も考えていきたいと思っています。
 研修期間を通して、オープンで明るい雰囲気の事務所に毎日入れ替わりボランティアさんがいらっしゃることに驚きました。活き活きとした雰囲気の中で一緒に活動させていただいて、有意義な時間を過ごさせていただきました。お忙しい中研修生として受け入れていただき、本当にありがとうございました。
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Mさん、Wさん、ありがとうございました!

名古屋市職員 Oさんの感想

 名古屋市職員のOさんは、9月3、4日に開催した防災フェスタの準備から、5日間の研修に来てくださり、昨日が最後の研修日でした。フェスタ当日は、RSYのデジカメを片手に記録係として会場をまわっていただき、たくさんの記録を残してくださいました。
 Oさんは、仕事と家庭を両立するお母さんでもあり、今回の研修中何度も、「この世代(小さなお子さんを持つお母さん達世代)は、実はすごく防災に興味を持っていて、色々知りたいな、と思っている世代です!」とおっしゃっていました。そんなOさんは、早速、9月25日に行ったRSYサロンにもご参加くださり、研修をきっかけに色々な活動に関わってくださっています。昨日は「なんだか名残惜しいですね~」と言いながらの最終日でしたが、いつでも気軽に事務所にお越しいただければと思います!
それでは、Oさんの感想をご紹介します。
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 5日間という短い期間でしたがお世話になりました。
 防災フェスタでは、イベントの規模やボランティアの方々の人数に対して、事務局スタッフの方が少ないことに驚きました。それなのに、準備等が短時間で進められていくのです。事務局の方でやるべきことと任せられることを即座に判断、任せられることはボランティアの方々に全部任せてしまう、その判断力が実際の救援活動で培われているのか、逆にこうした活動を通して培われ活かされているのかわかりませんが、素晴らしいと思いました。任せてしまえる信頼関係は、日々の細やかなコミュニケーションで築かれていくのだ、ということも垣間見ることができました。ボランティアデーでは被災地に送る陶器の梱包作業をしましたが、その目的等を聞くと、行政ではできないであろう、被災者側目線での活動だなあと目からウロコでした。NPOってだから必要なんだよね!と素直に感動してしまいました。
 私が行政の立場でできることは、こうしたNPOが活動しやすい環境をどうつくっていくのか、を考えていくことでしょう。すぐに何かができるわけではありませんが、この機会を大切にし、RSYさんの活動に参加しながら、ゆっくりと考えていきたいと思います。
最後に、お忙しい中受け入れてくださったRSYの皆さん、本当にありがとうございました。
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Oさん、ありがとうございました!

愛知県職員 研修生Aさん・Iさんの感想

 愛知県職員の研修生・第三陣のIさんとAさんが本日で6日間の研修を終えられました。研修生から感想をいただくのもすっかり恒例となってきました!
 お二人には、防災運動会への参加の他、ワークショップの準備、資器材の返却作業、日々事務局でなかなか手をつけられずにいる細かい作業等をやっていただきました。
 是非また気軽に事務所にお立ち寄りください。いつでもお待ちしております!
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Aさんの感想:
 今回レスキューさんで研修をさせていただくまで災害や災害救助に行かれる方の姿はテレビの向こう側の出来事でした。今回の研修では防災フェスタや岐阜県の盲学校で行われた防災運動会に参加させていただきました。6日間という短い時間の中でいろいろな立場の方にお会いすることができました。研修を通し、被災地の裏にはたくさんのつながりがあることを学びました。被災地で使えるようにとホテルのアメニティーや陶器を送っていくれる方。RSY代表理事の栗田さんが持っていらっしゃる関係先の名刺の数。レスキューの事務所で日々皿洗いや物品の整理を行っているボランティアさんの姿。いろんな場面でつながりを感じました。いろんな人達が災害に備えながら生活し、防災のためにつながっていることを知り、自分も災害について備えることでつながっていけたらいいなと感じました。短い期間でしたが色々経験させていただきありがとうございました。
Iさんの感想:
 今回、6日間という短い期間でしたがレスキューストックヤードで研修を行って「防災」の重要性を改めて実感しました。
 研修期間中、被災地からの資材の返却作業を行いましたが、その中で被災地に物資を送ることは重要だけど、多すぎる物資は逆に困ることがあるということや送った資材を次の災害時に迅速に必要なものを送れるようにしまっておくことも重要であることを知りました。また、週末に参加した防災運動会と防災ワークショップを体験して、その地域ごとで住んでいる人同士がバケツリレーや実際災害が起こった時どうするか考えることで災害時の地域のつながりの重要性を感じました。
 私自身、様々なところで「東海大地震はいつおきてもおかしくない」という話しをきいていましたが災害に対する準備や心構えが甘かったと思います。
 研修の中、スタッフの皆さんにいろいろ教えていただきありがとうございました。レスキューストックヤードで学んだ経験を今後の仕事や私生活でいかしていきたいです。本当にお世話になりました。
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Aさん、Iさん、ありがとうございました!