七ヶ浜町支援ボランティアバス・第42陣(12/9~12)活動レポート

RSY事務局です。
今日は先日のボランティアバス第42陣・七の市商店街応援隊の参加者Sさんが送ってくださったレポートをご紹介します。Sさんは、震災当初から名古屋の事務局ボランティアとして活動、第8陣として七ヶ浜での活動にも参加し、今回ボランティアバスは2回目の参加でした。
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こんにちは。ボラバス42陣・七の市商店街応援隊です。
この陣は20代から60代までの男女17名と、事務局スタッフ2名の計19名となりました。
今回の活動は、中央公民館入口に設営された『七の市商店街』の前日開店準備と、当日の
オープニングセレモニーを盛り上げるブース出店のお手伝いでした。
12月9日(金)19時からのオリエンテーション開始。自己紹介の後、ボラバスリピーター、初参加者も積極的に役割分担に立候補し、スムーズに出発しました。
翌10日(土)8:00きずな館到着。なんと気温は氷点下で水溜りに氷が張っていました。DSCN5147.JPG
現地スタッフ松永くん(現場監督)の指揮の下、七の市商店街の看板取付を行いました。
一枚一枚の看板を活かせるよう、取付もセンスが必要。道路の対角線から指示を出す松永監督の微妙な「チョイ上げ」「チョイ下げ」にみんなで対応しました。
午後からは各店舗の看板取付です。畳1枚程に描かれたベニヤ板に補強の木枠を組み付けたり、吊り看板の取付金具を工夫したり、昨夜初顔合わせしたメンバーなのに、取付が完了する頃にはチームプレーができるくらい息が合っていました。
DSCN5167.JPG
15:00から1時間ほど店主さんとの交流会をさせて頂きました。
お忙しいにも関わらず、花屋、食堂、魚屋の3名の店主さんから、仮設店舗を決心するまでの経緯を聞かせて頂き、涙ありの復帰に向けた心意気に、逆に私たちが勇気と励ましを頂きました。
夕食は具だくさんのカレーライス。キッチン担当の方々おいしかったです。
20:00からのミーティングで明日のオープニングセレモニーの説明。
私たちは出店の担当で餅つき、ぬり絵、輪投げ、かえるの的当ての4班に分かれ、それぞれの看板を手作りしました。
夜の澄み切った空にはなんと皆既月食が!!
翌朝、暗いうちに起き出し、リピーターの方を先導に菖蒲田浜へ散歩。
小一時間、日の出を待った甲斐あり、水平線から昇る太陽を見ることができました。
明るくなった浜は、海上コンテナは撤去されていて、一見何事も無かったかのようにキレイで、聞くところではで、砂もふるいにかけゴミを取り除いたそうです。少し沖合にテトラポットが一列沈められており、そう遠くない将来、白い豊かな砂浜の復活が期待できます。
また、ボードを片手にサーファー一名が浜へ降りて行かれ、海を生活の一部にされている方々の日常が戻りつつあると実感しました。
8:30からオープニングセレモニーの準備です。
テント2張、テーブル、イスを運び、セッティング。
いよいよ10:30、オープニングセレモニーです。
七ヶ浜町長による開会挨拶。汐見小学校児童による「南中ソーラン」の演舞、テープカットが行われ『七の市商店街』がオープンしました。DSCN5222.JPG
「三浦商店」「ホシ理容店」「八木原美容院」「フラワー花よし」「カイロプラクティック伊丹」「夢麺」「佐藤魚店」
それぞれのお得意様が大勢お見えになりお店に入りきれないほどの賑わいでした。店主さんとの交流会でも聞かせて頂きましたが、お店は単なる買い物の場だけでなく憩いの場を心掛けていたそうで、店主さんお客さんともに、とでも嬉しそうでした。
セレモニーは約500名の来客と大変盛況で私たちの出店の餅つき、輪投げ、ぬり絵、カエル的当ても多くの方々に楽しんで頂けました。
この『七の市商店街』が今後商売の再起を計画されている方々の良い前例となり、街が復興されることを願わずにはいられません。仮設店舗の構想、看板のデザインを考え、また実際に看板に色塗りされた方々、皆さんの想いが繋がって素晴らしい店舗となっています。これまで参加された方、これから七ヶ浜へ行かれる方、ぜひ、実際に見てお店の寄って頂けたらと思います。
今回、ボラバスメンバーに恵まれ、またオープニングセレモニーの晴れ舞台に参加出来た事を感謝を込めてご報告します。